ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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このお話も残り数話となりました。展開は加速し、一気にクライマックスへ…果たして試合の行方は…




第2章 47話 「音ノ木坂戦 "やっと見つけた"」

 

 

 

 

 

僕たちはひとつの光

 

 

 

 

 

美奈「一人の選手に、全員の力を集める必殺タクティクス…8人は力を集めるのに集中しなきゃいけないけど、最高で最強の力を得ることが出来る…」

 

 

美奈「これが、音ノ木坂学院よ。千歌」

 

 

 

 

 

 

『止めたぁぁぁ!!!!なんと!あの強力なシュートを高坂穂乃果、足で、そして、必殺タクティクスでねじ伏せました!!』

 

 

 

絵里「流石、穂乃果ね」キラキラキラキラ

 

真姫「まぁ、私達は動けないけどね」キラキラキラキラ

 

花陽「でもおかげで、逆点を阻止できました!」キラキラキラキラ

 

 

 

穂乃果「ありがとう…みんな」キラキラキラ…

 

 

穂乃果は「僕たちはひとつの光」を解除する。完全に決まったと思っていた浦の星。ここに来て、最強の輝きが立ち塞がったのである

 

 

曜「千歌ちゃん、戻ろう!」

 

梨子「攻撃が来るわ!」

 

千歌「う、うん…」

 

 

 

北也「ここに来て必殺タクティクスかぁ〜」

 

 

北也は頭を搔いた。何度攻めても防がれる。あと一点が遠い…試合時間も少なくなってきた。あとは千歌達の根気次第だった…

 

 

北也「あとは、あれか…奇跡」

 

いつき「奇跡…」

 

 

 

しかし、音ノ木坂の猛攻は止まない。一点が遠いのは、音ノ木坂も同じ。浦の星の成長・対応力は自分達以上の力があるとは認めるがーーーー

 

 

 

穂乃果「それでも負けない!!」

 

にこ「誰かが倒れそうなら、8人が支える」

 

花陽「8人が諦めそうな時は、1人が奮起させる」

 

穂乃果「それが!!」

 

 

「「「音ノ木坂学院サッカー部!!!!」」」

 

 

 

千歌は思った。穂乃果達は自分達の"輝き"を持っている…それが何なのかは、穂乃果達は知らないかもしれない…でも、あの人達を超えれば、確実に輝きに近づける。そう思ったのもつかの間ーーーー

 

 

「「「ー KiRa-KiRa Sensation! ー!!」」」

 

 

虹色の光が高速で攻め始めた

 

 

 

鞠莉「畳み掛けて来たわよ!?」

 

ダイヤ「死守です!!絶対にシュートを撃たせてはなりませんーーーー

 

 

ーーーー撃ちますよ。絶対に」ビュン!!

 

 

ダイヤ「(海未さん!?いつの間に!!?)」

 

 

既に音ノ木坂はゴール前まて迫っていた。「KiRa-KiRa Sensation!」前では、どれほど強いチームだとしても対応は不可能。言うならば、死を待つのみ

 

 

 

絵里「決めるわよ!」

 

海未、ことり「はい!!!!」

 

 

絵里、ことり、海未がボール目掛けて勢いよく駆け抜ける。次の瞬間ーー

 

 

ルビィ「炎!?」

 

花丸「3人技!!?」

 

 

炎を纏ったボールは天へと登り、巨大な羽を開く

 

 

絵里「さあ!羽ばたきなさい!!」

 

絵里、ことり、海未「フェニックス!!」

 

 

三人の声に呼応し、不死鳥が生まれる。音ノ木坂の伝統ある必殺技。「ザ・フェニックス」である

 

 

 

 

穂乃果ママ「ザ・フェニックス!?」

 

海未ママ「あの子達…受け継いでいたのですね」

 

理事長「…いえ、まだよ」

 

 

 

 

 

穂乃果「ぶっつけ本番、ってところかな?」

 

 

そういうと、穂乃果はフェニックスのもとへと飛んだ。これは「ザ・フェニックス」ではない。穂乃果達が進化させた、音ノ木坂学院の真の必殺である

 

 

穂乃果「いっくよーーーー!!!!」

 

 

 

「「「ー ファイナルトルネード ー!!!!」」」

 

 

 

果南「4人技!?」

 

梨子「なんて…威力、なの?」

 

 

スタジアムの天井を隠すほどの巨大な炎のシュート。ファイナル…確かに、最後のシュートにはふさわしい威力である

 

 

果南「不死鳥だとしても、捻り潰す!!」

 

 

果南も空へ飛び、海竜を呼び出す。渾身の一撃が、グラウンドに、ボールに、刻まれるーーーー

 

 

 

果南「ー 海竜の逆鱗槍 ー!!!!」ドガァン!

 

 

千歌「果南ちゃん!!」

 

「「「果南(ちゃん、さん)!!!!」」」

 

 

果南「ぐっ!!(重すぎ…これが、4人技!?)」

 

 

果南の体が浮かび始める。これが決まれば音ノ木坂のリード。絶対に許してはいけないシュートであった

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

果南は悔やんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「っっっっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

自分の非力さに

 

 

 

 

 

 

『ゴール!!!!!!音ノ木坂、再び1点差でリードしましたぁぁ!!!!今大会初の4人技で、松浦果南の必殺技を撃ち破りました!!』

 

 

 

穂乃果「よっっっし!!!!」

 

海未、絵里「穂乃果!」

 

ことり「穂乃果ちゃん!」

 

 

4人は力強く、ハイタッチをした。試合はまだ終わっていないが、この技が、このメンバーで決められたことが、嬉しくて抑えきれなかった

 

 

にこ「あんた達、戻ってきなさい!!そして穂乃果!」

 

穂乃果「にこちゃん?」

 

 

にこが何かを手に持ちながら、穂乃果のもとへと走ってきた。そして、穂乃果に手渡したものは……

 

 

穂乃果「へ?グローブ…」

 

にこ「あんたは最後、キーパーよ」

 

海未「な、何故ですか!?今の流れで行けば!」

 

にこ「…見なさい。浦の星を」

 

穂乃果、海未「?」

 

 

穂乃果達は浦の星を見る。するとそこにはーーーー

 

 

 

 

 

 

 

曜「また、リードされちゃったね」

 

果南「ごめん…私、こんな大事な時に…」

 

鞠莉「何言ってんのよ果南!」

 

ダイヤ「そうですわ!元気をお出しなさい」

 

花丸「まだ試合は終わってないずら!」

 

善子「あと少しだけど、希望はあるわ」

 

ルビィ「最後まで…走れます!!」

 

梨子「ね?千歌ちゃん」

 

 

 

千歌「うん!!まだ負けてない!!勝てるよ!!私達なら!!」

 

 

 

 

 

穂乃果「ははは…まっっったく諦めてないね…」

 

海未「あの雰囲気…一筋縄ではいきませんよ」

 

 

千歌達の燃える気迫に自然と鳥肌が立つ穂乃果達…千歌達はラスト、全力で戦いにくるはず…ならばーー

 

 

穂乃果「ありがとう。にこちゃん」

 

 

穂乃果はグローブを受け取り、

 

 

穂乃果「全力で最後、ぶつかろう」ギュッ!

 

 

守護神として再び君臨した

 

 

 

 

 

『さあ!試合時間も僅かとなって来ました!!ここで音ノ木坂はキーパーを再び高坂穂乃果に戻すようです!!太陽の守護神が、音ノ木坂ゴールに帰ってきました!!』

 

 

 

北也「お前ら!!何か策はあるのか!?」

 

 

「「「無いです!!!!」」」

 

 

むつ「あっははは…」

 

よしみ「千歌達らしいっちゃあ、千歌達らしいね…」

 

 

ボールをセットし、試合を再開させる浦の星。だが…

 

 

いつき「?あれ…?」

 

むつ「どうしたの?いつき…」

 

いつき「あれぇ…?私の目がおかしいのかな??千歌達が……」

 

 

 

いつき「青く見えない??」

 

 

 

 

千歌「行こう!!みんな!!」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

負けていても希望はまだある。全力で、ぶつかってくる音ノ木坂の選手に対し、千歌達も全力でぶつかる

 

 

 

凛「行かせないにゃ!!!!」ドン!

 

曜「ぐっ…梨子ちゃん!」パス

 

 

例え、激しいタックルでよろけても

 

 

梨子「ナイスよ!曜ちゃん」

 

 

ボールを繋ぐ

 

 

 

真姫「貰った!!」ズサー

 

梨子「きゃっ!?」

 

 

例えスライディングを避けてバランスを崩しても…

 

 

梨子「千歌ちゃん!」パス

 

真姫「うそ!?」

 

 

ボール繋ぐ

 

 

 

千歌「!!(何これ…あたたかい…)」

 

 

ボールを受け取った千歌は感じる。浦の星のみんなの熱い想いを。これは、この試合だけでできた熱さではない…

 

 

千歌「私達が、サッカーを始めた時から…」

 

 

 

いや、もっと前、そう。千歌があの時、秋葉原でサッカーと出会った時から始まった想い………

 

 

 

千歌「そっか。分かったよ」

 

 

 

 

 

 

千歌「私達の輝き」

 

 

 

 

瞬間、千歌達の体が何かに包まれる

 

 

 

穂乃果「何…あれ?」

 

 

 

誰でも見たことがあるそれは、青く透き通り、果てしなく、どこまでも清々しいーー

 

 

 

 

千歌「水だよ」

 

 

曜「私達は水」

 

梨子「一見、全く違うものに見えるけど」

 

花丸「何でも、誰とでもひとつになれる」

 

善子「姿かたちを変え」

 

ダイヤ「時には降り注ぎ」

 

鞠莉「時には海を渡る」

 

ルビィ「この瞬間、重なっては」

 

果南「消えちゃうけど…消えちゃうからこそ」

 

 

 

 

 

千歌「ココロに刻もう!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「「「ー WATER BLUE NEW WORLD ー!!」」」

 

 

 

浦の星の選手達が、いっせいに走り始めた

 

 

にこ「必殺タクティクス!?」

 

花陽「あんな技、見たことがありません!!」

 

 

それもそのはず、「WATER BLUE NEW WORLD」はこの時、初めて発動した新必殺技であった。その力は、まだ誰も知らない

 

 

海未「新必殺タクティクスであろうとーー

 

 

海未「ボールを奪い取れば私達の勝ちです!」

 

 

海未が一気に千歌からボールを奪いに行くーーーー

 

 

千歌「私、分かったんです」バシャァン!

 

海未「!!」スカッ

 

海未「(消えた!?)」

 

 

ーーーー千歌がいた場所には、すでに千歌の姿はなかった。瞬間移動??いや、違う…これは…

 

 

 

 

美奈「水に…なってるの???」

 

 

 

千歌「ダイヤさん!!」パス

 

凛「にゃ!?(急に千歌さんが目の前に!?)」

 

 

凛の前には誰もいなかったはず…しかし、水が飛沫をあげたと思いきや、突然、千歌が姿を現したのである

 

 

ダイヤ「ナイスですわ!」

 

ことり「行かせません!」バッ

 

 

ことりはすぐにダイヤのディフェンスに入る。そして最強の絶対空間「ワンダーゾーン」を発動する

 

 

ことり「ー ワンダーゾーン ー!!」キラキラ

 

ダイヤ「!!」

 

 

ダイヤは迷わずワンダーゾーンの中へ。あとはことりに支配されるだけ…しかし、

 

 

ダイヤ「見えなければ、命令のしようがありませんわよね」バシャァン!

 

ことり「消えた!?」

 

 

まただ…技を放つ前にダイヤが消えた…これでは、支配するどころか下手に動けない

 

 

ダイヤ「鞠莉さん!」パス!

 

 

ことり「抜かされた!!?」

 

 

もはや、抜かされたという認識さえ出来ない…

 

 

鞠莉「あと少しよ!みんな頑張って!!」

 

 

 

 

 

 

むつ「な、なんですか…あの必殺タクティクス…私達も全く知らない技ですよね?」

 

北也「あぁ、おそらく、この状況下で初めて発動したんだろう…あいつら…」

 

いつき「水になる必殺タクティクス…」

 

 

 

ボールを取りに行っても、すぐに水になって消えてしまう浦の星。その姿をゴール下で見ていた穂乃果は思った

 

 

 

穂乃果「見える…まるで、海の上、水平線にいるみたいだよ…」

 

 

一面、果てしなく続く青い海。そして、見れば心が透き通るほど青い空。そこを浦の星は走っている。バシャバシャと、水しぶきをあげながら、裸足で、全員で、キラキラしながら走っていた

 

 

 

曜「この空、この海は、私達の味方!!」

 

梨子「曇ってても、青空は私達を待っている!!」

 

千歌「手に入れるんだ…みんなで!!」

 

 

『抜けたあぁぁぁ!!!!高海千歌、音ノ木坂の選手を全員、突破しましたぁ!!!!残すは太陽の守護神、高坂穂乃果だけです!!』

 

 

穂乃果「綺麗だね。千歌ちゃん」

 

千歌「綺麗?」

 

穂乃果「それが、輝きなんじゃないの?」

 

千歌「……」

 

 

千歌「はい。これが私達の輝きです」

 

千歌「足掻いてあがいて足掻きまくって、やっと分かりました!」

 

千歌「最初からあったんだ…初めて見たあの時から、何もかも、一歩一歩。私達が過ごした時間の全てが…」

 

千歌「輝き」

 

 

 

 

穂乃果「!?」

 

 

北也「千歌!?(あれは…!!)」

 

 

美奈「まさか、このタイミングで!?」

 

 

 

千歌「私達が探していた…輝き」

 

 

千歌は走る。ゴールまであと少し、輝きを見つけた少女は残りあと少しのゴールまで、全力で走った

 

 

千歌「私達の輝きを見てください!!穂乃果さん!!」

 

穂乃果「いいよ…凄いよ千歌ちゃん、輝きを見つけただけじゃない…千歌ちゃんはそれ以上の存在だよ…!!!!」

 

 

走る千歌の目はキラキラしていた。穂乃果や北也、美奈、そして一部の人には見覚えがある。あれは間違いない。このタイミングで発動したのは、偶然か、それともーーーー

 

 

 

 

高海千歌、ゾーン発動

 

 




僕たちはひとつの光
音ノ木坂学院の究極の必殺タクティクスです。8人の力を1人に集め、9人全員の力をひとつにします。力を出す8人はその場から動けませんが、1人は最強の力を得ることができます


ファイナルトルネード
雷門中がゼウス戦で使った技です。本来ならば、「ザ・フェニックス+ファイアトルネード」なのですが、音ノ木坂は炎の技をもつ穂乃果が蹴り込む。という形で発動しています


WATER BLUE NEW WORLD
浦の星女学院が奇跡的に生み出した必殺タクティクスです。自分たちが水になり、姿を消します。ボールも一緒に見えなくなるので、無双状態…浦の星の諦めない心がひとつになったからこそ、誕生した究極の技ですね


輝きを見つけた千歌は、ついに、ゾーンを発動。果たして穂乃果を超えることは出来るのでしょうか…

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