ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
高海千歌は考える 何もかもが普通な自分を変えたい。もっと特別な何かをやりたい。何かを全力でやりたい。じゃあ…何をするの?何をしてきたの?
私は なにができるの???
何かに夢中になりたくて
何かを全力でやりたくて
脇目も振らずに走りたくて
何をやっていいかわからなくて
燻っていた私の全てを
吹き飛ばす……ようなものと出会えないかと
そして…
出会ったんだ
穂乃果「絶対に止める!!!!」
千歌「絶対に決めます!!!!」
ゾーンを発動した千歌がゴール前まで迫っていた。穂乃果は感じていた。ビリビリ伝わる、千歌の気迫を
穂乃果「(1人技?でも、千歌ちゃんはそんな技…)」
そう。千歌は1人シュート技を持っていなかった。しかし、
今の千歌なら、何でもできる
千歌「はあぁぁぁ!!!!!!」ゴオォォォ!
千歌がボールにオーラを込め始める。新必殺技??しかし、浦の星、そして音ノ木坂の選手達には見覚えがあった
ルビィ「あの構え…ブラックアッシュ!?」
善子「動きが同じよね!?」
あれはチカの時にしか発動出来ないはず…何故、千歌がーーーー
千歌「おりゃ!!」バシュ!
穂乃果「!?」
千歌はブラックアッシュの構えでオーラを溜めたボールを、天高く、打ち上げた。空は曇っているが、千歌には関係ない
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんが言ってた!曇ってても、空は私達の味方だって!」
千歌は上空で足を振り上げる。するとーーーー
穂乃果「雲が…晴れた」
千歌の一振で、雲が晴れ、その隙間から光がこぼれる。ボールは輝き始め、グラウンドを照らす。まるで"太陽"
千歌「これが輝きの力!!!!」
千歌「ー サンシャインアッシュ ー!!」ドガァン!
千歌はかかと落としで、太陽を蹴り落とした
花丸「新必殺技ずら!!」
果南「凄い威力だよ…」
まさに、千歌は太陽を蹴った。と呼ぶのにふさわしいシュート。穂乃果に近づく巨大な太陽は、熱く、眩しい、強力なシュートであった
穂乃果「最高だよ!千歌ちゃん!でも、私の太陽には適わないよ!!」バッ
穂乃果「ー 愛は太陽 ー!!」ドン!
右手から産み出された太陽が、千歌のシュートを飲み込んだ
花陽「穂乃果ちゃん、ナイスです!」
真姫「これなら安心ね」
穂乃果の太陽は全てを焼き尽くす。今まで、愛は太陽が破られたことは一度もなかった
絵里「…穂乃果?」
今までは
穂乃果「ぐっっ…ぐぐっ…やばい…」ググググ
今回は違う。穂乃果が押されている
希「まさか…」
にこ「穂乃果の太陽が、押されてる…の?」
穂乃果「ぐっ…(穂乃果の太陽じゃ、焼き尽くせない力ってこと??)」バッ!
穂乃果は片手で止めていたのを、両手にする。両手で千歌のシュートを止めに行くが、それでもパワーは衰えていない
千歌「いっけええええ!!!!!!」
穂乃果「ぐっ…うあぁ!?」
穂乃果の太陽を、千歌のシュートが貫いた
『ゴール!!!!!!浦の星、追いついたぁぁぁ!!高海千歌の新必殺技で、4-4です!試合は再び振り出し!まだ勝敗は分かりません!!』
曜「千歌ちゃん!!凄いよ!あのシュート!」
梨子「穂乃果さんの太陽に勝ったんだね!」
千歌「みんなのおかげだよ…」
ダイヤ「まだ同点です!逆転しますわよ!!」
「「「はい!!!!!!」」」
穂乃果「っっっ!!!!止められなかった…」
穂乃果はこの試合で初めて、メンバーに悔しがる姿を見せた。自分のミスから再び振り出しへ…責任は重かった
海未「穂乃果!」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「負けているわけではありません。ラスト、私達が決めて終わりにしましょう」
穂乃果「負けてない…」
希「ウチがキーパーでも、あのシュートは止められない…こっからもう一点や!」
絵里「全員でラスト、一斉攻撃ね。勝つのは私達よ」
花陽「私も、最後まで頑張って走ります!!」
真姫「またボール取られないようにね?にこちゃん…」
にこ「だから!ぬぁんでにこだけに言うのよ!?」
凛「にこちゃんが油断するからにゃ」
ことり「ははは…」
穂乃果「…!!」
千歌が言っていた輝きとは、この事なのだろうか…みんながキラキラしていて、胸の奥が熱くなっていく…
穂乃果「みんな!!」
「「「…???」」」
穂乃果「最後!これが本当に最後だよ!私達の全てを出しきって、勝とう!!!!」
「「「はい!!!!!」」」
凛「それでこそ穂乃果ちゃんにゃ!!」
にこ「燃えてきたわよ!ガンガン攻めてやるんだから!!」
ここからが勝負。ラストプレイ、泣いても笑っても…最後である
ピーーー!!!!!!
試合再開の笛がなる。一気に走り出す音ノ木坂と、それに食いつく浦の星。どちらも譲らない攻防が続くが、音ノ木坂が仕掛ける
「「「ー KiRa-KiRa Sensation! ー!!」」」
速さで翻弄する音ノ木坂。あっという間に浦の星陣内へ。ボールは、海未へと渡った
海未「勝つのは私達です!!」バッ!
海未がラブアローシュートの構えに入る
ダイヤ「来ますわよ!!」
果南「いつでも」
果南はすぐに構える。だが、この状況下でただのラブアローシュートはありえない…来るとしたらーーーー
穂乃果「行くよ…海未ちゃん!!」バッ!
果南「穂乃果ちゃん!?」
果南は凛と海未がシュートを放つと予想していた。しかし、予想を上回る事態。まさかの、キーパーが、穂乃果が前線まで走ってきていたのだ
海未「ラブアロー……」
穂乃果「ブレイブ……」
海未が上、穂乃果が下になり、2つの技を同時に放つ
海未「シュート!!!!!!」
穂乃果「ショット!!!!!!」
ドガアァァァァァアン!!!!!!!!
2人の渾身の一撃が浦の星ゴールに迫る
絵里「行けるわよ!!!!」
ことり「いっけーーー!!」
果南「!?」
しかし、浦の星メンバーはただ見ているだけではない
鞠莉「ー グラウンドスイーパー ー!!」
花丸「ー 真 もちもち黄粉餅 ー!!」
鞠莉と花丸がシュートブロックに入る
海未「無駄です!私達の矢は簡単には折れませんよ!!」
穂乃果「そのまま貫いちゃうからね!!」
穂乃果達の言う通り、シュートはそのままブロックを突破するーーが、
ルビィ「っっっ!!!!」ドガァン!
海未、凛「!!?」
果南「ルビィちゃん!?」
ルビィ「ー Awaken the power ー!!」ゴゴゴゴゴ
花丸「ルビィちゃん、ダメだよ!!」
北也「馬鹿野郎!身体がぶっ壊れるぞ!?」
ルビィ「終わってから考える…今は…」ゴゴゴゴゴ
バキイィィィィン!!!!!!!!
ルビィ「死にものぐるいで足掻きたい!!」ドサッ!
海未「弾かれた!?」
凛「2人技を…そんな…」
穂乃果と海未の矢は折られ、ルビィは衝撃で吹き飛んだ。鞠莉と花丸のブロックがあったからこその、ルビィのスーパーブロック。ボールはラインをまだ割ってはいない。ボールを持ったのは死守を続けたーーーー
ルビィ「ルビィ達だよ」ハァハァ
果南「ルビィちゃん、大丈夫!?」
ルビィ「大丈夫です!まだ行けます!」
そう言うと、ルビィは走り出した。体はとうに限界なはず…いったい何が、今のルビィを動かしているのか…
果南「はぁ…そんなこと、分かりきってるけどね」
穂乃果達の総攻撃を防いだ浦の星は、これでもかというぐらい走る
にこ「これ以上は行かせたらダメよ!!」
絵里「えぇ!ここが正念場よ!」
しかし、浦の星は止まらない
「「「ー WATER BLUE NEW WORLD ー!!」」」
浦の星は水となり、縦横無尽に駆け回る
希「ー バニシングカット ー!」ビュン!
善子「無駄よ!」バシャァン!
希「実体が見えないから、ボールが奪えない…」
にこ「こんのぉ!」バッ
曜「絶対に繋ぐよ!!」バシャァン!
にこ「ちょっと!まずいわよ!?」
ディフェンス技が通用しないとなると、手も足も出せない…徐々に突破される音ノ木坂。確実に追い詰められていた
曜「梨子ちゃん!」パス
梨子「うん!」
ボールを受け取った梨子の前に、絵里が立ちはだかった
絵里「ここから先は絶対に行かせないわ」バッ!
すぐに絵里はディフェンス技を発動する。消える前に、それよりも早く…仕留める
絵里「ー スノーハレーション ー!!」
キラキラキラキラ!!!!!!
梨子「うっ!?眩しい…」
目を開けていられないほどの強い光が、梨子を襲った。光が収まる頃には、ボールは梨子の元からーーーー
絵里「ない…??」
真姫「え?ボールは?」
ない。どこにも。音ノ木坂の選手が奪ったわけでもなく、梨子が突破したわけでもない。しかし、ボールは梨子の元から姿を消していた
絵里「ボールは、どこ???」
「後ろですよ」
そう。後ろ
ルビィ「ボールはここです」ゴゴゴゴゴ
絵里「い、いつの間に……」
ルビィ「光が放たれる瞬間に、梨子さんからボールをバックパスで受け取って、一瞬で突破したんです」ゴゴゴゴゴ
穂乃果「…やられた」
これで、音ノ木坂の選手は全員抜き去った
ルビィ「千歌さん!」パス
千歌「ナイス!ルビィちゃん!」
あとは穂乃果を超えるだけ
千歌「今度は私達の番だよ!!!!」
穂乃果「今度は止める!!!!絶対に!!」
浦の星女学院 4-4 音ノ木坂学院
サンシャインアッシュ
ブラックアッシュがチカの技なら、サンシャインアッシュは千歌の技です。闇のチカラではなく、輝きのチカラで渾身のシュートを放ちます。愛は太陽を破ったあたり…かなり強力な技みたいですね
次回、最終話です。今日中には投稿します。最後までよろしくお願いします