ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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次で最終話です。ゾーン状態となった千歌は決めきることが出来るのでしょうか…





第2章 48話 「音ノ木坂戦 "ラストプレイ"」

 

 

 

 

高海千歌は考える 何もかもが普通な自分を変えたい。もっと特別な何かをやりたい。何かを全力でやりたい。じゃあ…何をするの?何をしてきたの?

 

 

 

 

 

私は なにができるの???

 

 

 

 

 

何かに夢中になりたくて

 

何かを全力でやりたくて

 

脇目も振らずに走りたくて

 

何をやっていいかわからなくて

 

燻っていた私の全てを

 

吹き飛ばす……ようなものと出会えないかと

 

そして…

 

 

 

出会ったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「絶対に止める!!!!」

 

千歌「絶対に決めます!!!!」

 

ゾーンを発動した千歌がゴール前まで迫っていた。穂乃果は感じていた。ビリビリ伝わる、千歌の気迫を

 

 

穂乃果「(1人技?でも、千歌ちゃんはそんな技…)」

 

そう。千歌は1人シュート技を持っていなかった。しかし、

 

 

 

今の千歌なら、何でもできる

 

 

 

千歌「はあぁぁぁ!!!!!!」ゴオォォォ!

 

千歌がボールにオーラを込め始める。新必殺技??しかし、浦の星、そして音ノ木坂の選手達には見覚えがあった

 

 

ルビィ「あの構え…ブラックアッシュ!?」

 

善子「動きが同じよね!?」

 

あれはチカの時にしか発動出来ないはず…何故、千歌がーーーー

 

 

千歌「おりゃ!!」バシュ!

 

穂乃果「!?」

 

千歌はブラックアッシュの構えでオーラを溜めたボールを、天高く、打ち上げた。空は曇っているが、千歌には関係ない

 

 

千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんが言ってた!曇ってても、空は私達の味方だって!」

 

千歌は上空で足を振り上げる。するとーーーー

 

 

穂乃果「雲が…晴れた」

 

千歌の一振で、雲が晴れ、その隙間から光がこぼれる。ボールは輝き始め、グラウンドを照らす。まるで"太陽"

 

 

千歌「これが輝きの力!!!!」

 

千歌「ー サンシャインアッシュ ー!!」ドガァン!

 

千歌はかかと落としで、太陽を蹴り落とした

 

 

 

花丸「新必殺技ずら!!」

 

果南「凄い威力だよ…」

 

まさに、千歌は太陽を蹴った。と呼ぶのにふさわしいシュート。穂乃果に近づく巨大な太陽は、熱く、眩しい、強力なシュートであった

 

 

穂乃果「最高だよ!千歌ちゃん!でも、私の太陽には適わないよ!!」バッ

 

 

穂乃果「ー 愛は太陽 ー!!」ドン!

 

右手から産み出された太陽が、千歌のシュートを飲み込んだ

 

 

花陽「穂乃果ちゃん、ナイスです!」

 

真姫「これなら安心ね」

 

穂乃果の太陽は全てを焼き尽くす。今まで、愛は太陽が破られたことは一度もなかった

 

 

絵里「…穂乃果?」

 

 

今までは

 

 

 

穂乃果「ぐっっ…ぐぐっ…やばい…」ググググ

 

今回は違う。穂乃果が押されている

 

 

希「まさか…」

 

にこ「穂乃果の太陽が、押されてる…の?」

 

 

穂乃果「ぐっ…(穂乃果の太陽じゃ、焼き尽くせない力ってこと??)」バッ!

 

穂乃果は片手で止めていたのを、両手にする。両手で千歌のシュートを止めに行くが、それでもパワーは衰えていない

 

 

千歌「いっけええええ!!!!!!」

 

穂乃果「ぐっ…うあぁ!?」

 

穂乃果の太陽を、千歌のシュートが貫いた

 

 

 

『ゴール!!!!!!浦の星、追いついたぁぁぁ!!高海千歌の新必殺技で、4-4です!試合は再び振り出し!まだ勝敗は分かりません!!』

 

 

曜「千歌ちゃん!!凄いよ!あのシュート!」

 

梨子「穂乃果さんの太陽に勝ったんだね!」

 

千歌「みんなのおかげだよ…」

 

ダイヤ「まだ同点です!逆転しますわよ!!」

 

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

 

 

 

穂乃果「っっっ!!!!止められなかった…」

 

穂乃果はこの試合で初めて、メンバーに悔しがる姿を見せた。自分のミスから再び振り出しへ…責任は重かった

 

 

海未「穂乃果!」

 

穂乃果「海未ちゃん…」

 

海未「負けているわけではありません。ラスト、私達が決めて終わりにしましょう」

 

穂乃果「負けてない…」

 

希「ウチがキーパーでも、あのシュートは止められない…こっからもう一点や!」

 

絵里「全員でラスト、一斉攻撃ね。勝つのは私達よ」

 

花陽「私も、最後まで頑張って走ります!!」

 

真姫「またボール取られないようにね?にこちゃん…」

 

にこ「だから!ぬぁんでにこだけに言うのよ!?」

 

凛「にこちゃんが油断するからにゃ」

 

ことり「ははは…」

 

 

穂乃果「…!!」

 

千歌が言っていた輝きとは、この事なのだろうか…みんながキラキラしていて、胸の奥が熱くなっていく…

 

 

穂乃果「みんな!!」

 

「「「…???」」」

 

穂乃果「最後!これが本当に最後だよ!私達の全てを出しきって、勝とう!!!!」

 

「「「はい!!!!!」」」

 

 

凛「それでこそ穂乃果ちゃんにゃ!!」

 

にこ「燃えてきたわよ!ガンガン攻めてやるんだから!!」

 

 

 

ここからが勝負。ラストプレイ、泣いても笑っても…最後である

 

 

 

 

ピーーー!!!!!!

試合再開の笛がなる。一気に走り出す音ノ木坂と、それに食いつく浦の星。どちらも譲らない攻防が続くが、音ノ木坂が仕掛ける

 

 

「「「ー KiRa-KiRa Sensation! ー!!」」」

 

 

速さで翻弄する音ノ木坂。あっという間に浦の星陣内へ。ボールは、海未へと渡った

 

 

 

海未「勝つのは私達です!!」バッ!

 

海未がラブアローシュートの構えに入る

 

 

ダイヤ「来ますわよ!!」

 

果南「いつでも」

 

果南はすぐに構える。だが、この状況下でただのラブアローシュートはありえない…来るとしたらーーーー

 

 

穂乃果「行くよ…海未ちゃん!!」バッ!

 

果南「穂乃果ちゃん!?」

 

果南は凛と海未がシュートを放つと予想していた。しかし、予想を上回る事態。まさかの、キーパーが、穂乃果が前線まで走ってきていたのだ

 

 

海未「ラブアロー……」

穂乃果「ブレイブ……」

 

海未が上、穂乃果が下になり、2つの技を同時に放つ

 

 

海未「シュート!!!!!!」

穂乃果「ショット!!!!!!」

ドガアァァァァァアン!!!!!!!!

 

 

2人の渾身の一撃が浦の星ゴールに迫る

 

 

絵里「行けるわよ!!!!」

 

ことり「いっけーーー!!」

 

 

 

 

果南「!?」

 

しかし、浦の星メンバーはただ見ているだけではない

 

 

鞠莉「ー グラウンドスイーパー ー!!」

花丸「ー 真 もちもち黄粉餅 ー!!」

 

鞠莉と花丸がシュートブロックに入る

 

 

海未「無駄です!私達の矢は簡単には折れませんよ!!」

 

穂乃果「そのまま貫いちゃうからね!!」

 

穂乃果達の言う通り、シュートはそのままブロックを突破するーーが、

 

 

ルビィ「っっっ!!!!」ドガァン!

 

海未、凛「!!?」

 

果南「ルビィちゃん!?」

 

ルビィ「ー Awaken the power ー!!」ゴゴゴゴゴ

 

 

花丸「ルビィちゃん、ダメだよ!!」

 

北也「馬鹿野郎!身体がぶっ壊れるぞ!?」

 

 

 

ルビィ「終わってから考える…今は…」ゴゴゴゴゴ

 

 

バキイィィィィン!!!!!!!!

 

 

ルビィ「死にものぐるいで足掻きたい!!」ドサッ!

 

 

海未「弾かれた!?」

 

凛「2人技を…そんな…」

 

穂乃果と海未の矢は折られ、ルビィは衝撃で吹き飛んだ。鞠莉と花丸のブロックがあったからこその、ルビィのスーパーブロック。ボールはラインをまだ割ってはいない。ボールを持ったのは死守を続けたーーーー

 

 

 

ルビィ「ルビィ達だよ」ハァハァ

 

果南「ルビィちゃん、大丈夫!?」

 

ルビィ「大丈夫です!まだ行けます!」

 

そう言うと、ルビィは走り出した。体はとうに限界なはず…いったい何が、今のルビィを動かしているのか…

 

 

果南「はぁ…そんなこと、分かりきってるけどね」

 

 

 

 

穂乃果達の総攻撃を防いだ浦の星は、これでもかというぐらい走る

 

にこ「これ以上は行かせたらダメよ!!」

 

絵里「えぇ!ここが正念場よ!」

 

 

しかし、浦の星は止まらない

 

 

「「「ー WATER BLUE NEW WORLD ー!!」」」

 

浦の星は水となり、縦横無尽に駆け回る

 

 

希「ー バニシングカット ー!」ビュン!

 

善子「無駄よ!」バシャァン!

 

希「実体が見えないから、ボールが奪えない…」

 

 

にこ「こんのぉ!」バッ

 

曜「絶対に繋ぐよ!!」バシャァン!

 

にこ「ちょっと!まずいわよ!?」

 

ディフェンス技が通用しないとなると、手も足も出せない…徐々に突破される音ノ木坂。確実に追い詰められていた

 

 

曜「梨子ちゃん!」パス

 

梨子「うん!」

 

ボールを受け取った梨子の前に、絵里が立ちはだかった

 

 

絵里「ここから先は絶対に行かせないわ」バッ!

 

すぐに絵里はディフェンス技を発動する。消える前に、それよりも早く…仕留める

 

 

絵里「ー スノーハレーション ー!!」

キラキラキラキラ!!!!!!

 

梨子「うっ!?眩しい…」

 

目を開けていられないほどの強い光が、梨子を襲った。光が収まる頃には、ボールは梨子の元からーーーー

 

 

絵里「ない…??」

 

真姫「え?ボールは?」

 

ない。どこにも。音ノ木坂の選手が奪ったわけでもなく、梨子が突破したわけでもない。しかし、ボールは梨子の元から姿を消していた

 

 

絵里「ボールは、どこ???」

 

 

 

 

「後ろですよ」

 

 

 

 

 

そう。後ろ

 

 

 

 

ルビィ「ボールはここです」ゴゴゴゴゴ

 

絵里「い、いつの間に……」

 

ルビィ「光が放たれる瞬間に、梨子さんからボールをバックパスで受け取って、一瞬で突破したんです」ゴゴゴゴゴ

 

穂乃果「…やられた」

 

 

 

これで、音ノ木坂の選手は全員抜き去った

 

 

ルビィ「千歌さん!」パス

 

千歌「ナイス!ルビィちゃん!」

 

 

あとは穂乃果を超えるだけ

 

 

千歌「今度は私達の番だよ!!!!」

 

穂乃果「今度は止める!!!!絶対に!!」

 

 

 

浦の星女学院 4-4 音ノ木坂学院

 

 




サンシャインアッシュ
ブラックアッシュがチカの技なら、サンシャインアッシュは千歌の技です。闇のチカラではなく、輝きのチカラで渾身のシュートを放ちます。愛は太陽を破ったあたり…かなり強力な技みたいですね


次回、最終話です。今日中には投稿します。最後までよろしくお願いします
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