ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
あと数話で物語は大きく変わります
脚立に乗っている千歌は、曜と梨子に見守られながら"サッカー陪"と書かれたプレートを体育館にある一室の出入口に取り付けた
千歌「これでよし!」
梨子「それにしても、まさか本当に承認されるなんて」
曜「部員、足りてないのにね」
千歌「理事長が良いって言うならいいんじゃない?」
曜「良いっていうか…ノリノリだったけどね」
あの後、鞠莉は「しょーにん!!」と言いながら部活動の承認の欄に印鑑をくれた
梨子「でも、どうして理事長は私達の肩を持ってくれるのかしら…」
千歌「サッカーが好きなんじゃない?」
梨子「それだけじゃないと思うけど・・・」
千歌「とにかく入ろうよ!」
千歌は、鍵を開け、部室に入ったのだが・・・
千歌「うぅ・・・」
曜「うわぁー!」
驚くのも無理はない…埃は凄いし、汚いし、ただの倉庫とかしている
梨子「片付けて使えって言ってたけど・・・」
千歌「これ全部ー!?」
梨子「文句言ってても、誰もやってくれないわよ?」
千歌「もー……ん?何か書いてある?」
千歌は汚い部室の中を見回すと、何かが書かれているホワイトボードを見つけた
梨子「サッカーの戦術…かな?」
曜「どうしてここに?」
千歌「もしかして…ここって…」
千歌、曜、梨子「元サッカー部室???」
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サッカー部の部室ができたと知ったルビィは、花丸に知らせようと図書室に走っていた。図書室に入ると、今週の週番の花丸がカウンターに座っている。
ルビィ「やっぱり部室出来てた!サッカー部承認されたんだよ!!!」
花丸「よかったね」
ルビィ「うん!ああ…かっこよかったなぁ…先輩達」
ガララッ
ルビィ「ピッ!!?」
扉が開き、足音が近づいていることに気がついたルビィは、花丸のいるカウンターから飛び跳ねるように扇風機の後ろに隠れる
千歌「こんにちはー!!」
千歌「あ!花丸ちゃーん」
千歌「と…ルビィちゃん!!!」
ルビィ「ピギャァ!!?」
曜「良くわかったね」
千歌「へっへーん!」
ルビィ「こ、こんにちは・・・」
千歌「可愛い・・・!!」
千歌たちは持ってきた本をカウンターに積み上げる
梨子「これ、部室にあったんだけど、図書室の本じゃないかな?」
花丸「ああ、多分そうです。ありがとうございま…」
花丸がお礼を言い切る前に、千歌はルビィと花丸の手を握る
花丸「!!!」
ルビィ「ピギィ!!?」
千歌「サッカー部へようこそ!!!」
梨子「千歌ちゃん・・・」
千歌「復活したし、部にもなったし、絶対悪いようにはしませんよー!2人がサッカーしたら、絶対活躍する!!間違いない!!!」
曜は呆れているが、千歌はそんな事も気にせず、ルビィ達を勧誘してきた
ルビィ「あ、え…でも…」
花丸「お、おら・・・」
千歌「おら?」
花丸「い、いえ…マル、そういうの苦手っていうか・・・」
ルビィ「ええ・・・ルビィも・・・」
曜「千歌ちゃん…強引に迫ったら可愛そうだよ」
梨子「そうよ。まだ入学したばかりの1年生なんだし」
梨子と曜に勧誘を止められた千歌は、やってしまった・・・と、思っているのか頭に右手を添えながらあはは・・・と笑っている
曜「千歌ちゃん。そろそろ練習」
千歌「あ、そっか。じゃあね」
曜の一言で、千歌達は図書室から出ていった。一気に図書室は静かになり、ルビィは少し寂しい気持ちになる
ルビィ「サッカーか・・・」
花丸「やりたいんじゃないの?」
ルビィ「へ?でも・・・」
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花丸「ダイヤさんが・・・?」
ルビィがサッカーをやりたくてもできない理由。それはダイヤさんが、サッカーを嫌い、ということだ
ルビィ「うん。お姉ちゃん、昔はサッカー好きだったんだけど・・・昔から一緒に、ずっとサッカーしてきた」
ルビィ「でも、高校に入ってしばらく経った頃に・・・、
片付けて…それ、見たくない
って…」
花丸「そうなんだ・・・」
ルビィ「本当はね、ルビィも嫌いにならなければならないんだけど・・・」
花丸「どうして?」
ルビィ「お姉ちゃんが見たくないって言うものを、好きでいられないよ・・・それに・・・」
花丸「それに?」
ルビィ「・・・花丸ちゃんは興味無いの?サッカー」
花丸「マル?無い無い!!運動苦手だし、サッカーは絶対に向いてないずら…」
ルビィ「じゃあ、ルビィも平気!」
花丸「…………」
花丸はルビィのこの笑顔を見る度に、胸が締め付けられる
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淡島のダイビングショップ、お客様を見送った果南は休憩に入ろうと、店内に向かっていた
果南「!!!!」
バシュ!
背後から果南に目掛けてボールが飛んできた。ボールはなかなかの威力ーーー
が、果南は焦るどころか表情をひとつも変えずに片手でボールをキャッチする
鞠莉「さっすが果南だわ〜♪ 海皇は健在かしら?」
果南「って!鞠莉!?」
鞠莉「果南ー!シャイニー!!」
鞠莉は果南に抱きつき、感動の再開…とは行かずに果南の表情は曇ったままだった
果南「どうしたの?いきなり」
鞠莉「スカウトに来たの!」
果南「スカウト?」
鞠莉は果南からボールを取ると、リフティングを始め、そのまま話す
鞠莉「休学が終わったら、サッカー始めるのよ!浦の星で!」
果南「本気???」
鞠莉「貴方の埃かぶった槍をまた、使う時が来たのよ」
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ルビィは家の縁側で、昔ダイヤと過ごしたサッカーに明け暮れる日々を思い出していた
ルビィ「……お姉ちゃん…」
ダイヤ『ルビィ! 必殺シュートですわ!』
ルビィ『行くよ!お姉ちゃん!!』
ルビィ「………(やっぱり、サッカーを嫌いになんてなれない…)」
ダイヤ「………」
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サッカー部が承認された次の日、花丸とルビィは放課後、誰も居なくなった教室で話をしていた
ルビィ「えええ!?サッカー部に!?」
花丸「うん」
花丸は、今まで興味ないと言っていたサッカー部に入りたいと、ルビィに言い出したのだ
ルビィ「どうして?」
花丸「どうしてって・・・やってみたいからだけど。駄目?」
ルビィ「全然!!ただ、花丸ちゃん興味とかあまり無さそうだったから・・・」
花丸「いや、ルビィちゃんと一緒に見ているうちに、いいなーって。だから、ルビィちゃんも一緒にやらない?」
ルビィ「ルビィも!?」
花丸「やってみたいんでしょ?」
ルビィ「それはそうだけど・・・お姉ちゃんが嫌がると思うし…」
花丸「そっか。じゃあこうしない?」
花丸は、ルビィにある事を耳元でこそこそと話す
ルビィ「体験入部?」
花丸が提案したのはサッカー部への体験入部だった
アニメ4話のルビィちゃんはマジ天使ずら