ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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あんまりダラダラとやってもアレなので、一気にお話を進めようと思います

先に言っておきます…凛ちゃん、ごめんなさい




第3章 3話 「ミニゲーム」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

記者会見を終え、完全に始動した日本代表。キャンプ地に移動し、本格的な練習を始めようとしていた。そして、監督と副監督から出された練習内容は………

 

 

 

 

 

 

 

千歌「試合…ですか?」

 

真恋「そうよ!あなた達のサッカーデータは、かなり揃ってるとはいえ、やっぱり私達、そしてあなた達も自分の目で仲間の実力を知る必要があるわ。だから、まずは試合を行います!」

 

美奈「17人だから、一人交代でまずは抜けてもらって、8人1チームで試合をやるわよ!」

 

早速、このメンバーで試合をすることになった。全員、レベルは日本トップクラス。正直、千歌はついていけるのか心配になっていた

 

 

美奈「今からポジションごとにくじ引きをしてもらいます!Aだった人はビブスを着てね」

 

こうしてくじを引き始めたメンバー達。順番は周り、千歌の番がまわってきた

 

 

千歌「(何が出るかな〜)」ゴソゴソ

 

千歌「…Aだね」

 

 

曜「千歌ちゃん、A?」

 

千歌「そうだよ!曜ちゃんは?」

 

曜「私もAだよ!頑張ろうね!」

 

千歌「うん!」

 

聖良「あ、私もAです」

 

ことり「ことりも〜♪」

 

全員くじを引き終わり、チーム分けが完了した。メンバーは以下の通りになった

 

 

 

 

ー Aチーム ー

 

FW 綺羅ツバサ、黒澤ダイヤ

 

MF 高海千歌、渡辺曜、矢澤にこ

 

DF 鹿角聖良、南ことり

 

GK 松浦果南

 

 

 

ー Bチーム ー

 

FW 鹿角理亞、渡辺月

 

MF 桜内梨子、園田海未、統堂英玲奈

 

DF 優木あんじゅ、東條希

 

GK 高坂穂乃果

 

 

 

※ビブスチームの選手の名前の横に〇をつけてあります

 

 

 

凛「凛、くじ運悪いにゃー…」

 

真恋「大丈夫よ凛ちゃん、すぐに交代するから体をほぐしておいてね」

 

美奈「ルールは延長なしの15分間!必殺技はあり!みんな、頑張ってね〜」

 

 

 

 

ピーーーー!!

最初はAチームからキックオフ。ダイヤは千歌にボールを下げ、前線に上がる

 

 

〇千歌「(よし…気合い入れていかないとね)」

 

月「もらった!」ズザー!

 

月の鋭いスライディング。しかし、千歌はそれを上手く交わし、前線にいるツバサにパスを出した

 

 

〇千歌「ツバサさん!」パス

 

月「(上手いなぁ…流石だね)」

 

〇ツバサ「いい動きね。千歌さん」

 

一気に攻め上がるAチーム。DFを抜ければゴールは目の前。しかし、Bチームもそう簡単には譲らない

 

 

希「ー バニシングカット ー!」ビュン!

 

〇ツバサ「!!(瞬間移動…)」

 

あんじゅ「希ちゃんナイス!」

 

ディフェンス技でボールを奪った希は、海未にボールを渡し、攻撃を開始した

 

 

海未「練習とはいえ、全力で行きますよ! 」ダッ!

 

理亞「(負けないんだから…!)」ダッ!

 

一気に加速するBチーム。パスをまわしながらゴール前まで迫った

 

 

美奈「(やっぱり海未ちゃんは中盤も優秀ね)」

 

 

Bチームのシュートチャンス。海未からパスを受け取ったのはーーーー

 

 

 

 

月「果南ちゃん!行くよ!」

 

〇果南「あの頃よりも強くなった私…見せてあげるね」

 

県予選以来の勝負。あの時味わった圧倒的なシュートが、再び放たれる

 

 

月「ー ザ・エクスプロージョン ー!!」ドガァン!!

 

 

穂乃果「月ちゃんの必殺シュート!!」

 

凛「ド派手だにゃー!?」

 

流れる流星。あの頃だったら手も足も出なかった…だが、

 

 

〇果南「今は違うよ!ひと味もふた味も!」バッ!

 

〇果南「ー 海竜の逆鱗槍 ー!!」ドガァン!

 

暴れ狂う海竜が流星に食らいつく

 

 

〇果南「ぐっ……」グググ

 

 

〇曜「あの月ちゃんのシュートを!?」

 

梨子「抑えてる!!」

 

月「へぇ…」

 

 

〇果南「うおぉぉぉぉ!!!!」グググ!

 

 

果南が過去の自分を超えた瞬間であった

 

 

〇果南「ふふ♪やったね」

 

月のシュートを抑えた果南。ロングスローでカウンターを仕掛ける

 

 

〇にこ「あのシュートを止めるなんて…やるじゃない。果南」

 

にこのボールさばきは世界レベル。足を出す、タックルをするだけでは、にこのボールは奪えない

 

 

梨子「え!?」スカッ

 

希「にこっちタンマ!!」スカッ

 

 

〇にこ「止まるわけないでしょ!千歌!」パス

 

ドリブルで相手を交わしまくったにこは千歌へパス。千歌はシュート体制に入った

 

 

〇千歌「ありがとうございます!にこさん!」ゴオォォ!

 

〇ツバサ「あのシュートは…」

 

〇ことり「千歌ちゃんの必殺シュート!」

 

 

〇千歌「行きますよ!穂乃果さん!」

 

〇千歌「ー サンシャインアッシュ ー!!」ドガァン!

 

かかと落としで放たれた太陽が、穂乃果へと迫っていく

 

 

穂乃果「来たね。千歌ちゃんの太陽!」

 

穂乃果は右手をボールに向ける。穂乃果の最強キャッチ技、愛は太陽が千歌のシュートを取り込む

 

 

穂乃果「でも、穂乃果もあれから、たくさん練習したんだよ!」

 

〇千歌「!?穂乃果さんの太陽が…」

 

〇果南「前よりも桁違いに…熱い」

 

 

穂乃果「うおぉぉぉぉ!!!!!!」

 

穂乃果「ー 愛は太陽 V3 ー!!」

 

千歌の太陽を穂乃果の太陽が焼き尽くした

 

 

〇千歌「凄い…穂乃果さん!」

 

穂乃果「千歌ちゃんもね!まだまだ行くよ!」

 

 

拮抗する試合。選手全員がレベルアップしているため、決めきるところでなかなか決めきれない

 

 

〇ダイヤ「ー 紅蓮 ー!」ドガァン!

 

穂乃果「ー 愛は太陽 V3 ー!」

 

 

 

理亞「ー ウルフレジェンドGX ー!!」ドガァン!

 

〇果南「ー 海竜の逆鱗槍 ー!!」ドガァン!

 

 

 

 

月「なかなか決めきれないね」

 

英玲奈「そうだな。お互い、技を知り尽くしているから…か」

 

果南と穂乃果、ここまで受けたシュートは今までに受け止めてきたシュート。ボールが撃たれるタイミングやスピードは把握している

 

 

 

英玲奈「ならば、これはどうかな。松浦果南」バッ!

 

〇果南「!?(英玲奈さん!?)」

 

英玲奈が手を払う。すると前方にバリアのような壁が出現した

 

 

あんじゅ「あの技は…」

 

〇ツバサ「みんなの前では初めてね」

 

英玲奈「行くぞ」

 

ボールをバリアに叩きつける英玲奈。するとバリアは光を放ちーーーー

 

 

 

英玲奈「ー シェルビットバースト ー!」ドドドド!

 

ーーレーザー光線に分裂し、ゴールに襲いかかった

 

 

〇果南「嘘でしょ!?これ全部…」

 

英玲奈「あぁ、全部シュートだ」

 

 

バシューーーーン!!!!!!!!

分裂したレーザーシュートが、ゴールネットを揺らす。これでBチームが先制。果南は不意な必殺技への対応が遅れ、技を放てなかった

 

 

〇果南「うわ〜…やられた」

 

〇聖良「英玲奈さんがシュート技を…」

 

 

英玲奈「初見のシュートにも対応できるようにな。松浦果南」

 

 

ここで先制したBチームに凛が入る。交代するのは月。試合時間は残り半分となっていた

 

 

 

 

凛「やーっと凛の番が来たにゃ!」

 

月「でも、お話は進むらしいよ?」

 

凛「え…?」

 

凛「そんなのないにゃゃゃゃゃゃーー………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

凛「」ズーン……

 

 

 

にこ「どうしたのよ…凛、」

 

聖良「どうやら、自分がプレーしている時間がカットされちゃったみたいで…」

 

ことり「ははは…」

 

 

凛「カットってなんにゃ…お話が進むってなんにゃ…」ズーン……

 

 

凛が落ち込むのはかなり珍しい。かなり深刻なことでない限り…しかし、いつまでも落ち込んではいられない

 

 

 

「みなさーん!昼食ですよー!」

 

 

穂乃果「お!やったーお昼だー!」

 

曜「うわ〜!おにぎり!美味しそう」

 

今日の昼食は塩むすび。山に積まれたおにぎりは、太陽に照らされ、キラキラと輝いていた

 

 

千歌「凄い!たくさん!」

 

「はい!出来たてですよ!」

 

海未「ありがとうございます…いただ…ん?」

 

千歌「ほえ?」

 

曜「ん?」

 

梨子「?」

 

にこ「?」

 

希「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

花丸、花陽「♪♪♪♪」

 

 

 

「「「花丸ちゃん!!??」」」

「「「花陽ちゃん!!??」」」

 

 

 

美奈「あ、言い忘れてたけど、2人には日本代表マネージャーをやってもらうからね〜♪」

 

 

 

「「「ええぇぇぇぇぇぇ!!!!???」」」

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

花丸「浦の星女学院1年、国木田花丸ずら!」

 

花陽「音ノ木坂学院1年、小泉花陽です!」

 

花丸、花陽「よろしくお願いします(ずら)!」

 

 

曜「花丸ちゃん、来るならそう言ってよ〜」

 

海未「驚きましたよ…」

 

花丸「マル達は言おうと思ってたんだけど…美奈さんが驚かせようって…」

 

 

千歌「またお母さんかぁー…」

 

にこ「まったく…」

 

こうして、新たなメンバーが加わった日本代表。そしてここから、物語は大きく動き出す

 

 

 

美奈「おにぎり食べながら聞いてね〜みんな!」

 

ツバサ「?監督…」

 

希「このあとの予定…ですか?」

 

真恋「えぇ!あと、練習試合のね」

 

月「昨日言っていたやつですね」

 

真恋「そうよ。まずは午後の説明…さっきのデータを元に、それぞれに組まれたメニューをやってもらうわよ」

 

凛「凛のデータって…なん、です…か」ズーン

 

花陽「り、凛ちゃん、元気だして!」

 

美奈「そして近日、練習試合がありますよ!場所はアキバスタジアム。大歓声の中で試合をやってもらうからね〜♪」

 

 

あんじゅ「大歓声…本番の空気慣れ、かしら」

 

英玲奈「だろうな。だが、試合相手とは…」

 

美奈「それはその日のお楽しみ!練習試合が終了したら、アジア予選の抽選会があるからね〜」

 

 

千歌「…抽選会」

 

 

練習試合後に抽選会、要するに世界との戦いはすぐそこまで迫っている。ということである。さっきのわいわいムードが一変、緊張感でグラウンドは静かになっていた

 

 

曜「すぐだね…試合」

 

月「そういうもんだよ。今日からひとつ上の練習をしていかないとね」

 

 

美奈「そうよ〜!みんなには頑張ってもらわないとね」

 

 

 

 

美奈「今のままじゃ、予選突破は困難よ?」

 




シェルビットバースト
イナGOで登場するキャラ、サリュー・エヴァンのシュート技です。英玲奈さんには無属性の技がピッタリだと思って、この技を採用しました。じゃあ、ほかの技も無属性??


次回から練習試合に入ります!対戦相手はいったいどこなのか…


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