ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

86 / 284
皆さん、5thライブはどうでしたか?または、2日目を楽しみにしている方、どうも!ルビィちゃんキャンディーです
え?ルビィちゃんキャンディーはライブに行ったかって?……はい。部活の最後の大会でした。まあ、こればかりはしょうがない…ですね。ただ、友達が凄いライブだったと言っていたので心残りはありますね…

さて、今回で練習試合は終了。ついにアジア予選です




第3章 9話 「練習試合 "ペンギンを継ぐもの"」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

いったいどうすればあの壁を攻略出来るのか…ベンチで考えるダイヤ。その間にも千羽山は必殺タクティクスで日本代表を苦しめるも、代表達の咄嗟の判断で湿地化したフィールドを上手く突破する。そして、月のシュートから何かに気づいたダイヤは、満を持してフィールドに入るのであった

 

 

 

 

 

『ここで日本代表、選手を二人交代するようです!!』

 

 

穂乃果「ダイヤちゃん!にこちゃん!頑張ってね」

 

にこ「任せなさい!」

 

ダイヤ「しっかりと役目を果たしてきますわ」

 

 

『交代する選手は渡辺曜と統堂英玲奈のようです!ポジションチェンジもあるようで、おそらく日本代表は無限の壁の突破をまだ諦めてはいないようだ!!!』

 

 

 

センターフォワード 黒澤ダイヤ

セカンドトップ 綺羅ツバサ

右サイドハーフ 渡辺月☆

左サイドハーフ 園田海未

トップ下 高海千歌

センターハーフ 桜内梨子

センターハーフ 矢澤にこ

センターバック 鹿角聖良

右サイドバック 東條希

左サイドバック 南ことり

キーパー 松浦果南

 

 

 

 

 

千羽山のゴールキックから試合再開。

高く蹴られたボールは湿地に落ち、再び千羽山の玉乗りドリブルが始まった

 

 

育井「ー ラン・ボール・ラン ー!!」

 

 

湿地でこのスピードは追いつけない。

日本代表は追いかけようにも上手く走れない

 

 

『さあ!千羽山の猛攻が続きます!いっきにゴール前まで来ました!!』

 

 

先程と同じ流れ。

日本代表は何も出来ずに果南に任せるのか…

 

 

 

 

 

スカッッッ!!!!!!

 

育井「あれ?」ボチャン!

 

原野「ボールが消えた!?」

 

 

なんの予兆もなく消えたボール。

育井はそのまま湿地に倒れ込む形になった

 

 

海未「あの技は…!」

 

千歌「流石です!!」

 

 

希「ー バニシングカット ー」

 

 

走れないのなら、瞬間移動すればいい。

希の強力な必殺技がチームを救った

 

 

希「にこっち!!」パス

 

 

希はにこへとボールを渡す。

にこは日本代表の陣形の中心から、全員に指示を出した

 

 

にこ「よく聞いて!にこがパスを出したらすぐ、にこにボールを戻すこと!いいわね!」

 

 

聖良「にこさんに?」

 

梨子「いったい何を…」

 

海未「何か作戦があるようです…とりあえずやってみましょう」

 

 

にこがパスを出して日本代表の攻撃が始まった。

にこが言った通りに、すぐにボールを戻す代表達

 

 

海未「にこ!」パス!

 

にこ「いいわよ!海未」

 

 

海未はダイレクトでにこにボールを返す。

ボールを受け取ったにこは、周りを見渡し次のパス相手を探す

 

 

にこ「聖良!」パス

 

聖良「はい!にこさん!」パス!

 

にこ「その調子!」

 

 

にこがパスを出し始めて、ベンチのメンバーはあることに気づいた

 

 

 

曜「にこさんの空中の滞空時間が…長い!」

 

あんじゅ「空中であんな余裕のあるプレーが出来るなんて…」

 

花陽「それがにこちゃんの武器です!」

 

穂乃果「それに…あのパス回し…」

 

英玲奈「あぁ、にこの考えが分かってきたぞ」

 

 

 

 

にこのパス回しは、自分が中継点になること

 

 

 

にこ「千歌!」パス

 

千歌「にこさん!」パス!

 

にこ「お次は…月!」パス

 

月「OK!」パス!

 

 

 

美奈「湿地を突破するのに、空中パスは素晴らしい考えよ。でも満点じゃない」

 

理亞「体力の消費…」

 

美奈「そう。あんなプレーを連続で続けていたら体力はすぐに底を突く…」

 

花陽「だから、にこちゃんが中継点になることにより、他の選手が大きく動くことなく、最低限のスタミナ消費ですむ…」

 

英玲奈「さらに、にこのあの余裕のあるプレーでパスも安定する。素晴らしい戦術だな」

 

曜「でも、それじゃにこさんに負担が…」

 

美奈「…」

 

花陽「にこちゃんなら心配はありません!」

 

美奈「にこちゃんは底なしの体力と鍛え上げられたテクニックと体幹がある」

 

 

 

美奈「日本であの子以上に中継で優れた選手はいないわ」

 

 

 

 

にこ「さあ、行ってきなさい!ダイヤ!」パス

 

ダイヤ「はい!」

 

 

『日本代表!矢澤にこが中心となり、安定したパス回しで最前線の黒澤ダイヤにボールが渡ったあぁ!!』

 

 

千歌「ダイヤさん、あの壁をどうやって…」

 

梨子「試合時間もあと少し。一発勝負になるかも…」

 

 

 

 

ダイヤ「(あの技なら可能性がある…!)」

 

 

ダイヤはこの状況下でぶっつけ本番の大勝負に出ようとしていた

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー 数日前 ー

 

 

ダイヤは自分のシュートに物足りなさがあった

 

 

ダイヤ「世界には今のわたくしのシュートは通用しない…」

 

 

ツバサ、月、理亞、凛…4人とも自分よりもインパクトあるプレーで必ず戦力になる…

 

 

ダイヤ「…」

 

 

どうにかしなければ…そう考えていた時だった

 

 

月「ダイヤさん」

 

ダイヤ「月さん…」

 

月「聞いてほしいことがあるんだ」

 

ダイヤ「聞いてほしいこと?」

 

月「僕が今プレーしているチーム。"帝国女学院"にはね、伝統があるんだ」

 

ダイヤ「伝統…」

 

月「代々、受け継いできた"ペンギン"」

 

ダイヤ「ペンギン…?あの決勝で放った3人技の?」

 

月「そう!あれは"皇帝ペンギン2号"れっきとした継がれたペンギンだよ!」

 

ダイヤ「そのペンギンが、わたくしとどう関係が…」

 

 

 

 

 

 

月「ダイヤさんには"ペンギン"を受け継いで欲しいんだ」

 

ダイヤ「わ、わたくしがペンギンを?」

 

月「そう。ダイヤさんなら完璧にペンギンを受け継いでくれる」

 

ダイヤ「しかし…それは帝国女学院の」

 

月「これは帝国女学院のメンバー、全員の希望でもあるんだ。大丈夫。絶対に日本代表の力になる」

 

 

月「なんてったって、ペンギンは最強だからね!」

 

ダイヤ「????」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ダイヤ「このボールに帝国女学院の方達の想いものせます!!」バシュ!

 

 

ダイヤはボールを天高く蹴りあげ、自分も飛ぶ。

自分のこの一蹴りには数えきれないほどの期待が込められている

 

 

ダイヤ「さあ!行きますよ!」ピィーー!!

 

 

空中で指笛を吹く。

すると地面からペンギン達が現れた

 

 

穂乃果「ペンギン!?」

 

曜「あれって、帝国女学院の!?」

 

 

バシュシュシューン!!!!!!

地面から勢いよく飛び上がったペンギンは、"皇帝ペンギン2号"と同じペンギン。

しかし、2号と違い、ペンギンは地面から垂直に。

空中にいるダイヤの元へと飛んでいく

 

 

ダイヤ「はあぁぁぁ!!!!」ボオゥ!

 

 

ダイヤは手から炎を作り出し、体を軸に一回り。

ダイヤの周りに、炎の円が出来た

 

 

ビュンビュンビュンビュン!!!!!!

炎に飛び込むペンギン達。

炎から抜けたペンギン達はまるで…

 

 

ツバサ「炎の鳥…フェニックス」

 

月「まさか、あんな技にアレンジしちゃうなんて…」

 

 

フェニックスへと姿を変えたペンギン達と共に、ダイヤがオーバーヘッドでシュートを放った

 

 

 

ダイヤ「ー フェニックスペンギン ー!!」ドガァン!

 

 

『これはぁ!!黒澤ダイヤの新必殺技だぁ!炎を纏ったペンギンが、千羽山のゴールに猛スピードで突っ込んでいきます!!』

 

 

 

綾野「流石だな、黒澤ダイヤ!しかし、あの時のようには行かないぞ!!無限の壁は壊せない!」

 

 

綾野は無限の壁を発動させる。

ダイヤの"フェニックスペンギン"はかなりの威力だが、壁を壊すほどの力は……

 

 

ダイヤ「わたくしは壊すなど一言も言っていません」

 

綾野「何!?」

 

 

間もなく壁に到達するペンギン。

しかしーーーーー

 

 

 

綾野「な!?」

 

「「「!!?」」」

 

穂乃果「壁の上!?」

 

 

ダイヤのシュートは、先程の月のシュートと同様に、壁の上を通っていた。

壁の上ではゴールの枠には入っていない

 

 

綾野「ミスキックか!?」

 

ダイヤ「ここです!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

カクンッ

 

 

 

 

バシューーーーーン!!!!!!!!

 

 

 

 

綾野「…え」

 

 

千羽山「…!?」

 

月「やった…!」

 

美奈「うん!よく出来ました!」

 

 

『ゴオォォォル!!!な、なんと!?黒澤ダイヤの新必殺技は、無限の壁を超えた瞬間に直角に曲がり急降下!!そのままゴールに飛び込んだあぁ!!!!』

 

 

凛「そんなのあり!?」

 

理亞「壁とクロスバーのあいだに、ボール一個分の隙間…あれを狙った!?」

 

英玲奈「並大抵のコントロールでは成功しないな」

 

 

月「"紅蓮"が威力重視なら、"フェニックスペンギン"はコントロール重視…凄いね」

 

 

 

 

 

 

綾野「ま、まさかそんな…」

 

ダイヤ「無限の壁の絶対防御力に任せすぎましたね。壁の後ろに、ボール一個分の隙間があったことに気づかなかった…」

 

綾野「壁の方がゴールよりも高い…直角に曲がらなければいけないぞ…」

 

ダイヤ「はい!成功して良かった」スッ

 

 

ダイヤはあの時のように、綾野に手を差し出す。

綾野の顔にはあの時以上の笑みがあった

 

 

綾野「はは…やはり流石だな」ガシッ

 

 

 

 

 

『ここで試合終了!!!!結果は2-0!!日本代表、練習試合を制し、アジア予選に向けて素晴らしい出だしとなりましたぁ!!』

 

 

花丸「勝ったずら!」

 

花陽「いい雰囲気で終わって良かったです!」

 

 

日本代表は課題が見つかった一方、素晴らしいプレーもたくさん見られた。

チームの連携力や個人技、試合前よりも磨きがかかったという手応えもあった

 

 

 

千歌「真命さん!綾野さん!練習試合、ありがとうございました!」

 

黒裂「こちらこそ。とてもいい試合だった」

 

綾野「世界にも負けるなよ?私達は全力で応援しているぞ高海千歌」

 

千歌「はい!頑張ります!」

 

 

サッカーは人を繋ぐ。

千歌はその言葉を噛み締めていた。

サッカーをしていなければ、真命や綾野とは出会えなかった。

この瞬間はかけがえのないもの、全国大会でそれに気づいた千歌

 

 

穂乃果「ついに発表だね!」

 

千歌「はい!いったいどの国と…」

 

 

スタジアムの大型画面にはアジア予選の抽選生中継が表示されていた。

間もなく、千歌達は今までとは次元の違う戦い。

世界への挑戦が始まるのである

 

 

果南「強い国はどこ?」

 

にこ「要注意は"韓国"、"サウジアラビア"。そして"イラン"、"カタール"ね」

 

花陽「カタールはブラジルとの親善試合で接戦をしたというデータもあります…」

 

穂乃果「そこ!そことやりたい!!」

 

にこ「初戦から有力候補となんて冗談じゃないわよ!!」

 

 

わあぁぁぁ!!!!!!!!!!

スタジアムに歓声が鳴り響く。

ついに、アジア予選の初戦が決まったようだ

 

 

 

千歌「来た…!」

 

曜「いよいよだね!千歌ちゃん」

 

千歌「うん!今度の舞台は…世界!!」

 

 

 

 

 

『発表します!!!!FFIアジア予選、日本代表"サニデイジャパン"の初戦の対戦チームはーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー"アラブの火の獅子"サウジアラビアだあぁぁ!!!!!!』

 

 

 

 

FFIアジア予選 ー第1試合 ー

『日本VSサウジアラビア』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……もしもし、私よ。日本の練習試合、終わったわ」

 

「日本は想像以上のレベルよ。私もこれからすぐ戻る。少し長居しすぎたようね」

 

「ツキ?あぁ、元気だったわ。相変わらずだったけどね…」

 

「…確かにツキは強い。他にも私達の脅威となる選手もたくさんいた…でも、」

 

 

 

 

 

「勝つのは私達、"スペイン"よ」

 




フェニックスペンギン
読者様からの考えを参考に作ったオリジナル技です。「ペンギン」と「フェニックス」は両方ともダイヤちゃんにはピッタリだと思います。オーバーヘッドペンギンに似ていますが、フェニックスペンギンはシュートの方向をコントロールできます。精度に特化したダイヤちゃんの新必殺技となっています

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。