ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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もう少しでビッグイベント来ます!

うゆゆのゆ


第1章 7話 「ふたりの気持ち・後編」

 

 

千歌「本当!?」

 

花丸「はい」

 

ルビィ「よろしくお願いします!!!」

 

図書室に本を届けた次の日、ルビィと花丸は体験入部でサッカー部の部室に来ていた

 

千歌「やった・・・やったぁ・・!やったああ!!!」

 

千歌のテンションは最高潮に達し、体育館の渡り廊下に飛び出した

 

千歌「これで5人だよ!!!大きな前進だ!!」

 

曜と梨子に千歌は抱きつく、しかし曜は呆れて物申す

 

曜「千歌ちゃん、待って。体験入部だよ?」

 

千歌「へ?」

 

梨子「要するに、仮入部っていうか、お試しってこと。それでいけそうだったら入るし、合わないって言うなら辞めるし」

 

千歌「そうなの?」

 

花丸「いや、まあ、色々あって・・・」

 

曜「もしかして、生徒会長?」

 

花丸「あ、はい。だから、ルビィちゃんとここに来た事は内密に・・・」

 

梨子「そっか、じゃあとりあえず、練習やってもらうのが1番だね」

 

梨子は、自作したスケジュール表をホワイトボードに貼り付ける

 

梨子「これは東京の知り合いのサッカー部の人から聞いた練習メニューと、色々なサッカー部のブログを見て作ったスケジュールよ」

 

千歌「東京の知り合いのサッカー部って、UTXのサッカー部?」

 

梨子「うーん、近い場所だけど違う高校。一緒にピアノをやっていたの」

 

千歌「へぇ…なんて名前のこうこ…」

 

ルビィ「あ!あの!!梨子先輩は転校前はUTX高校にいたんですか!!?」

 

千歌が高校名を聞こうとした時に、ルビィが

興奮気味に質問してきた

 

梨子「そ、そうだよ?そう言えば、同じ学年の人にしか前の高校、言ってなかった」

 

ルビィ「という事は、A‐RISEともあったことが!?」

 

梨子「うん。少しだけど、A‐RISEの人と話したことあるよ」

 

ルビィ「本物のA‐RISE…!!」

 

ルビィは手を合わせながら呟いている

 

長くなりそうなので曜が声をかける

 

曜「じゃあ…練習、行こっか」

 

 

 

 

 

 

 

梨子「基本的にグラウンドが使えるのは陸上部とソフト部が休みの日の月曜日と木曜日、それ以外の日は砂浜で基礎練習になっちゃうんだけど…」

 

曜「今、陸上部とソフト部に場所を分けてもらえないか相談中なんだよね」

 

梨子「そうね。できたら学校で練習場所を確保したいわ」

 

花丸「そうなんですか、それにしても日射しが強いですね・・・」

 

千歌「それがいいんだよ!太陽の光をいっぱい浴びて、海の空気を胸いっぱいに吸い込んで・・・暖かい・・・」

 

曜「本当だ」

 

千歌が地面に手をつくと、皆が次々に手を置いていく

 

花丸「んー、気持ちいいずらー♪」

 

千歌「さあ、始めようか」

 

 

 

 

 

練習は必ず基礎練習から始まる。トラップ練習、パス練習、ドリブル練習、校庭が使える日はシュート練習や2対1などもプラスで行う

 

 

 

花丸「いくよ!ルビィちゃん」

 

ルビィ「うん!よっ、うゅ、ゆ!」

 

花丸が投げたボールをルビィがトラップし、ノーバンで返す

 

千歌「ルビィちゃん上手!!」バコッ!

 

千歌「ありゃりゃ…」

 

余所見をした千歌が足でコーンを蹴っていた

 

梨子「千歌ちゃんはやり直し。最初からね?」

 

千歌「うぅ、なんかデジャブ…」

 

ルビィ「あっはは…」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

基礎練習と応用をこなしたあと、5人は淡島に移動していた。今からするのは階段を駆け上がるという、シンプルだが淡島神社に続く階段は長く、かなりきつい練習になる

 

ルビィ「これ、一気に登ってるんですか!?」

 

千歌「もちろん!」

 

曜「いつも途中で休憩しちゃうんだけどねー」

 

千歌「えへへ・・・」

 

梨子「でも、試合中最後まで走り続けるためには、頂上まで駆け上がるスタミナが必要だし」

 

梨子「必殺技にも体力使うから」

 

千歌「じゃあ、頂上目指して、よーい、どーん!!!」

 

千歌の合図でみんなが一斉に、階段を登り始めた

 

ルビィは2年生3人について行く、小中とサッカーをやっていたため、体力には少し自信があった。花丸は4人との差がどんどん広がっていく

 

花丸「やっぱり、マルには・・・」

 

花丸は息が途切れ途切れになりながら階段を上っている。ルビィは、花丸の姿を見つけた時、その場で立ち止まった

 

花丸「ルビィちゃん・・・?」

 

ルビィ「一緒に行こう?」

 

花丸「ダメだよ・・・」

 

ルビィ「え?」

 

花丸「ルビィちゃんは走らなきゃ・・・」

 

ルビィ「花丸ちゃん?」

 

花丸「ルビィちゃんはもっと自分の気持ち、大切にしなきゃ・・・自分に嘘ついて、人に合わせるなんて辛いだけだよ・・・」

 

ルビィ「合わせてる訳じゃ・・・」

 

花丸「ルビィちゃんは、またサッカーをやりたいんでしょ?」

 

ルビィ「・・・」

 

花丸「だったら、前に進まなきゃ」

 

花丸「さあ、行って」

 

ルビィ「は、は・・・でも・・・」

 

ルビィは、花丸の名前を呼ぼうとするが、躊躇していた

 

花丸「さあ」

 

ルビィ「・・・うん!!!」

 

ルビィは走り出した。花丸は笑顔で、そして、少し心残りがありそうな顔でルビィのことを見送っていた

 

 

そのまま花丸は階段を降り、ある人を呼び出していた

 

 

 

 

ダイヤ「なんですの?こんなところに呼び出して?」

 

ダイヤであった。花丸は最初からダイヤを説得、ルビィの後押しをするために体験入部をしたのだった

 

花丸「あの…ルビィちゃんの話を、ルビィちゃんの気持ちを、聞いてあげてください」

 

ダイヤ「ルビィの?あっ、」

 

花丸はそのまま走り去ってしまった。ダイヤは思う、そんなの分かっていると

 

 

 

ルビィ「お姉ちゃん!!?」

 

ダイヤ「!?ルビィ??」

 

そこにいたのはルビィであった。まさかサッカー部と一緒に練習していたとは、思ってもみなかった

 

千歌「ダイヤさん…なんでここに?」

 

ダイヤ「…これはどういうことですの?」

 

ルビィ「あの、それは、その…」

 

千歌「違うんで…「千歌ちゃん!」

 

ルビィは千歌を止めさせ、ダイヤの前に歩いていく

 

ルビィ「お姉ちゃん…」

 

ルビィ「ルビィ…ルビィね!!」

 

ダイヤ「!!!!」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

翌日 生徒会室

 

鞠莉「良かったね。やっと、希望がかなって」

 

ダイヤ「……なんの話ですの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、サッカー部部室ではルビィが入部届を千歌に渡していた

 

ルビィ「よろしくお願いします!!」

 

千歌「よろしくね!」

 

ルビィ「はい!頑張ります」

 

梨子「そういえば国木田さんは?」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

花丸「大丈夫。ひとりでも」

 

花丸「バイバイ・・・」

 

花丸は、読んでいたサッカー雑誌を心残りがある様にゆっくりと閉じようとしている。その目の前にはあの引っ込み思案の赤髪の少女が図書室に入ってきて花丸の事を見ていた

 

「ルビィね!!」

 

花丸「っ!!!」

 

花丸「ルビィちゃん?」

 

ルビィ「ルビィね、花丸ちゃんの事見てた!!ルビィに気を使ってサッカーやってるんじゃないかって!!!ルビィのために無理してるんじゃないかって心配だった・・・でも、練習の時も、校庭にいる時も、みんなで話してる時も・・・花丸ちゃん、嬉しそうだった・・・それ見て思った!!!花丸ちゃん好きなんだって!!!ルビィと同じくらい、好きなんだって!!!サッカーが!!!」

 

花丸「!!マルが・・・?まさか・・・」

 

花丸は、そう言いながらまた下を向いた

 

ルビィ「じゃあ、なんでその本そんなに読んでたの?」

 

花丸「それは…」

 

ルビィ「ルビィね、花丸ちゃんと一緒にサッカー出来たらって、ずっと思ってた!!!一緒に頑張れたらって!!」

 

花丸「それでも、オラには無理ずら。体力無いし・・・向いてないよ・・・」

 

その時、図書室のドアから3人が入って来た

 

梨子「でも、好きだった。やってみたいと思った。最初はそれでいいと思うけど?」

 

ルビィ「ルビィ、サッカーがやりたい!!!花丸ちゃんと!!!」

 

花丸「マルに出来るかな・・・」

 

千歌「私だってそうだよ」

 

千歌が花丸に手を出しながら言う

 

千歌「大切なのは出来るかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!!!」

 

花丸が千歌の手に自分の手を合わせる。ほかのみんなも手を合わせた。これでサッカー部は正式に5人となった

 

 

 

 

 

 

 

ー 放課後ー

 

花丸「さあ!ランニング行くずらー!」

 

千歌、曜「おーー!!」

 

3人は勢いよく部室から走り出す。ルビィも負けじと追いかけようとした時だった

 

梨子「ルビィちゃん、ちょっといい?」

 

ルビィ「なんですか?梨子先輩?」

 

梨子「あの…体験入部の時の練習を見てて思ったんだけど…ルビィちゃん、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨子「周りに合わせて、手加減してない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次からヨハネ勧誘、そして……
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