ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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さあ、一息回が数話続きます。

日本代表の練習風景が見れるかも?




第3章 20話 「星の下で語ろう」

 

 

 

 

 

 

ー 日本代表 キャンプ地 ー

 

 

 

 

美奈「"Awaken the power"を継承…」

 

月「はい。もう理亞ちゃんには伝えてあるみたいです」

 

 

月たちはキャンプ地に戻ったあと、すぐに美奈の元へと向かった。

ルビィの今の状態、そして継承について詳しく説明をするためであった

 

 

真恋「でも、こんな短期間で習得できるような技とは…」

 

ツバサ「私達もそう思いました。ですが、ルビィさんは言っていました。理亞さんなら絶対にできる、と」

 

美奈「…」

 

ダイヤ「これはルビィの強い希望です。美奈さん…」

 

美奈「…」

 

 

美奈「分かったわ。任せるわね」

 

 

こうして、理亞の"Awaken the power"習得の特訓が始まった。

しかし、道は遠く時間もない。

理亞には今まで以上に厳しい壁が立ち塞がったのである

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー 翌日 ー

 

 

 

☆連携攻撃練習☆

 

 

真恋「そこよ!展開早く!!」

 

梨子「はい!」パス

 

 

午前中は普通に全員で練習。

午後からは各自で練習をするため、今は戦術や連携練習に集中する

 

 

曜「でりゃあ!!」バシュッ!

 

穂乃果「っ!!」バシッ!

 

ことり「穂乃果ちゃん、ナイスキャッチ!」

 

穂乃果「まだまだ行くよー!」

 

 

 

 

 

 

☆10分間リフティング☆

 

 

真恋「ボール、落としちゃダメよ〜」

 

千歌「10分…きついよ…」ポンポン

 

穂乃果「疲れた…」ポンポン

 

海未「穂乃果!サボらないでください!」ポンポン

 

にこ「暇ね〜」ポンポン

 

果南「仰向けで寝ながら…足の裏でリフティングしてる…」ポンポン

 

凛「邪魔してやるにゃ!」ポンポン

 

にこ「ちょっ!?やめなさいよ!」サッ!

 

聖良「その体制で避けられるんですね…」ポンポン

 

 

 

 

☆セットプレー練習☆

 

 

月「この距離なら普通に狙えそうだね」

 

曜「普通に狙ったら、練習にならないよ…」

 

 

千歌「…!?希さん…どさくさに紛れて触らないでください!?」

 

希「ええやないかええやないかw」

 

梨子「あっ、希さんずるい(集中してください!)」

 

千歌「梨子ちゃん!?」

 

 

 

 

 

☆しっぽ鬼☆

 

 

真恋「ビブスを尻尾みたいに付けて、取られたら鬼交代ね!」

 

 

にこ(鬼)「待ちなさいよぉ!!」

 

凛「へへーん!鬼さんこちらー!」

 

 

海未(鬼)「狩る」

 

穂乃果「やばい。海未ちゃんガチだ」

 

あんじゅ「一人だけ本物の鬼ね」

 

ツバサ「死にたくないから全力で逃げるわね」

 

ダイヤ「…(これ、鬼ごっこですわよね?)」

 

 

梨子(鬼)「希さん!」

 

希(鬼)「よし来た!」

 

千歌「な、なんで千歌だけ狙うの!?」

 

希(鬼)「もう逃がさへんよ〜」ワキワキ

 

梨子(鬼)「大人しくしてね?千歌ちゃん♪」

 

千歌「…2人とも、目的違うくない?」

 

 

ことり(鬼)「待ってくださーい♪」ビュンビュンビュンビュン

 

月「ことりちゃん!?ワンダーゾーンはずるいよ!?」

 

曜「瞬間移動で追いかけてくる!?」

 

 

 

 

 

 

こうして、午前の練習メニューを一通りこなした千歌達は、お昼休憩を取りながら午後の練習の説明を聞いていた

 

 

美奈「穂乃果ちゃんと果南ちゃんは、シュート練習するメンバーと一緒にお願いね♪」

 

穂乃果「果南ちゃん!どっちがたくさん止められるか勝負しよ!」

 

果南「おっ!いいね。負けないよ♪」

 

 

美奈「DFの4人はシュートブロックの練習ね♪」

 

聖良「課題、ですしね」

 

ことり「頑張ります!」

 

 

美奈「MFのメンバーは、にこちゃんを中心にボールキープの練習をしてね♪」

 

千歌「にこさん直々の指導…」

 

にこ「言っておくけど、キツめに行くからね」

 

曜「よ、ヨーソロー…」

 

 

 

理亞「…」

 

月「理亞ちゃん」

 

理亞「…!月さん」

 

月「美奈監督から許可をもらったから、"Awaken the power"の練習をしよっか」

 

理亞「…はい!」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

"Awaken the power"

自身の身体能力を何倍にも向上させる、ルビィの究極の技。

ルビィ曰く、精度を上げれば"Awaken the power"はさらに強力になるらしい。

しかし、この技は代償も大きい

 

 

理亞「ハァ、ハァ…ハァハァ」ガクッ

 

月「すぐに立てなくなっちゃう…ね」

 

 

体力をいっきに消費する"Awaken the power"。

まだ発動出来ていないが、発動しようとするだけで、体力がなくなってしまった

 

 

月「ルビィちゃんによると、出来るかぎり体力の消費を最低限に抑えて、発動する必要があるって」

 

理亞「難しい…ですね」

 

月「最初だからね。休み休み確実にやっていこう」

 

 

 

しかし、この日は理亞の"Awaken the power"習得に、進展はなかった

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

ー 夜 グラウンド ー

 

 

 

理亞「っっっ!!!!!!」グググググ

 

 

理亞は夕食後も一人で練習を続けていた。

オーラを炎のように形作る…これが"Awaken the power"習得の第一歩。

しかし、現状は理亞の髪が微かに揺れるだけ。

オーラは出ているようには見えない

 

 

理亞「ハァハァ…」ドサッ

 

 

体力が持たず、座り込んでしまった。

まだ初日。

出来ないのは当然なのだが、それでも…

 

 

理亞「…悔しい」

 

 

ルビィはこんなに難しい技を、あの決勝で長時間連発…それ以前に、中学生の時にこの技を生み出した…それだけで分かる。

自分よりもルビィの才能、実力は遥か上だと

 

 

理亞「第一、ゾーンを発動してもルビィとの差はそんなに変わらなかった…」

 

 

それほどまでに自分は小さな存在だったのか…

井の中の蛙。

今の、いや、あの時の私にはピッタリな言葉だった

 

 

理亞「…何考えてるの…私」

 

 

いつからこんなに気弱になったのだろうか…

誰にも負けたくない。

その一心でここまでやってきた。

しかし、現実は厳しく、自分よりも才能ある選手達に囲まれて、今にも押しつぶされそうだった。

 

だから、だからこそ…

 

 

理亞「この技は…習得しなくちゃいけない…!!」

 

 

再び立ち上がり、発動の構えに入ろうとした時だった

 

 

 

「どうですか?調子は」

 

理亞「…!」

 

 

聞きなれた声。

理亞は発動を中断し、声の主の方へと振り返る

 

 

理亞「姉様…」

 

聖良「お話、しませんか?」

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

ドリンクを飲みながらベンチに座る理亞。

聖良もその横へ。

理亞の水分補給などが落ち着いたのを確認し、聖良が話し始めた

 

 

聖良「最初、聞いた時は驚きました。ルビィさんのあの技を…」

 

理亞「…」

 

聖良「決勝戦で見た"Awaken the power"。観客席にも伝わる、肌が痺れるほどのパワー。そして、焼き焦げそうな程の熱さ。まさに最強の技…ですね」

 

 

"Awaken the power"について語り始めた聖良。

もちろん、最強の技ということは否定しない。

しかし、他人の技をこうも熱く語られるのは、あまりいい気分ではない

 

 

聖良「そして、"Awaken the power"を目の前で見たからこそ、楽しみなことがあります」

 

理亞「それって…」

 

 

ルビィの復帰とでも言うのだろうか…

確かに、ルビィの復帰は今の日本代表の希望…

でも、胸が締め付けられる。

苦しい

 

 

聖良「それは…」

 

 

 

聖良「理亞があの技を習得して、私達を勝利に導いてくれる…ということです」

 

理亞「…!!」

 

 

顔を上げたくても、上げられなかった。

少しばかりの静寂。

聞こえるのは虫の音と、鼻の奥が痛くなる"ジーン"という音だけであった

 

 

聖良「空、綺麗ですね」

 

理亞「…」

 

 

聖良に言われ、空を見る。

見えるのは数えきれない程の宇宙のイルミネーション。

月・星・星座。

不覚にも目を奪われてしまった

 

 

聖良「あの星々のように、日本代表のメンバーは全員、キラキラしています。そんな中に、私達は選ばれました」

 

聖良「千歌さんの言葉で言うと…"奇跡"。じゃないですか?」

 

理亞「…奇跡」

 

聖良「こんな奇跡、もう二度とあるかどうか…」

 

 

"奇跡"

それは、姉様とのサッカー。

日本代表。

世界への挑戦。

人生経験。

全てに言えることであった

 

 

聖良「焦る気持ちもわかります」

 

理亞「…!」

 

聖良「まわりのメンバーが眩しい。だから自分も、負けないぐらい輝かなければ…わかります。でも、焦りは身を滅ぼします」

 

聖良「大袈裟、ですかね?」

 

理亞「いや…」

 

 

…考えてみると、ルビィを超えるために、少しでもはやく"Awaken the power"を習得しようとしていた。

でも、それは本来の試合に勝つ。

という目的からはズレた考えであった

 

 

聖良「ゆっくりでいいんです。私は信じています。理亞が、キラキラしながらフィールドを走ってくれることを」

 

理亞「姉様…」

 

 

ベンチから立ち上がる聖良。

ニコッと笑うその姿は、まさに女神であった

 

 

聖良「どうしますか?この後、練習を続けますか?」

 

理亞「…」

 

理亞「今日はもうやめる。お風呂に入らないと」

 

聖良「ふふっ、じゃあ私もお風呂に行きますね」

 

 

 

理亞は残ったドリンクを、いっきに飲み干した

 

 




ラブライブ!シリーズ9周年、おめでとうございます!
ルビィちゃんに出会えたのも運命、ラブライブに出会えたのも運命!もう、生きる希望になりつつあるラブライブです!これからも、一生、続きますように…

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