ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
日本代表の練習風景が見れるかも?
ー 日本代表 キャンプ地 ー
美奈「"Awaken the power"を継承…」
月「はい。もう理亞ちゃんには伝えてあるみたいです」
月たちはキャンプ地に戻ったあと、すぐに美奈の元へと向かった。
ルビィの今の状態、そして継承について詳しく説明をするためであった
真恋「でも、こんな短期間で習得できるような技とは…」
ツバサ「私達もそう思いました。ですが、ルビィさんは言っていました。理亞さんなら絶対にできる、と」
美奈「…」
ダイヤ「これはルビィの強い希望です。美奈さん…」
美奈「…」
美奈「分かったわ。任せるわね」
こうして、理亞の"Awaken the power"習得の特訓が始まった。
しかし、道は遠く時間もない。
理亞には今まで以上に厳しい壁が立ち塞がったのである
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ー 翌日 ー
☆連携攻撃練習☆
真恋「そこよ!展開早く!!」
梨子「はい!」パス
午前中は普通に全員で練習。
午後からは各自で練習をするため、今は戦術や連携練習に集中する
曜「でりゃあ!!」バシュッ!
穂乃果「っ!!」バシッ!
ことり「穂乃果ちゃん、ナイスキャッチ!」
穂乃果「まだまだ行くよー!」
☆10分間リフティング☆
真恋「ボール、落としちゃダメよ〜」
千歌「10分…きついよ…」ポンポン
穂乃果「疲れた…」ポンポン
海未「穂乃果!サボらないでください!」ポンポン
にこ「暇ね〜」ポンポン
果南「仰向けで寝ながら…足の裏でリフティングしてる…」ポンポン
凛「邪魔してやるにゃ!」ポンポン
にこ「ちょっ!?やめなさいよ!」サッ!
聖良「その体制で避けられるんですね…」ポンポン
☆セットプレー練習☆
月「この距離なら普通に狙えそうだね」
曜「普通に狙ったら、練習にならないよ…」
千歌「…!?希さん…どさくさに紛れて触らないでください!?」
希「ええやないかええやないかw」
梨子「あっ、希さんずるい(集中してください!)」
千歌「梨子ちゃん!?」
☆しっぽ鬼☆
真恋「ビブスを尻尾みたいに付けて、取られたら鬼交代ね!」
にこ(鬼)「待ちなさいよぉ!!」
凛「へへーん!鬼さんこちらー!」
海未(鬼)「狩る」
穂乃果「やばい。海未ちゃんガチだ」
あんじゅ「一人だけ本物の鬼ね」
ツバサ「死にたくないから全力で逃げるわね」
ダイヤ「…(これ、鬼ごっこですわよね?)」
梨子(鬼)「希さん!」
希(鬼)「よし来た!」
千歌「な、なんで千歌だけ狙うの!?」
希(鬼)「もう逃がさへんよ〜」ワキワキ
梨子(鬼)「大人しくしてね?千歌ちゃん♪」
千歌「…2人とも、目的違うくない?」
ことり(鬼)「待ってくださーい♪」ビュンビュンビュンビュン
月「ことりちゃん!?ワンダーゾーンはずるいよ!?」
曜「瞬間移動で追いかけてくる!?」
こうして、午前の練習メニューを一通りこなした千歌達は、お昼休憩を取りながら午後の練習の説明を聞いていた
美奈「穂乃果ちゃんと果南ちゃんは、シュート練習するメンバーと一緒にお願いね♪」
穂乃果「果南ちゃん!どっちがたくさん止められるか勝負しよ!」
果南「おっ!いいね。負けないよ♪」
美奈「DFの4人はシュートブロックの練習ね♪」
聖良「課題、ですしね」
ことり「頑張ります!」
美奈「MFのメンバーは、にこちゃんを中心にボールキープの練習をしてね♪」
千歌「にこさん直々の指導…」
にこ「言っておくけど、キツめに行くからね」
曜「よ、ヨーソロー…」
理亞「…」
月「理亞ちゃん」
理亞「…!月さん」
月「美奈監督から許可をもらったから、"Awaken the power"の練習をしよっか」
理亞「…はい!」
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"Awaken the power"
自身の身体能力を何倍にも向上させる、ルビィの究極の技。
ルビィ曰く、精度を上げれば"Awaken the power"はさらに強力になるらしい。
しかし、この技は代償も大きい
理亞「ハァ、ハァ…ハァハァ」ガクッ
月「すぐに立てなくなっちゃう…ね」
体力をいっきに消費する"Awaken the power"。
まだ発動出来ていないが、発動しようとするだけで、体力がなくなってしまった
月「ルビィちゃんによると、出来るかぎり体力の消費を最低限に抑えて、発動する必要があるって」
理亞「難しい…ですね」
月「最初だからね。休み休み確実にやっていこう」
しかし、この日は理亞の"Awaken the power"習得に、進展はなかった
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ー 夜 グラウンド ー
理亞「っっっ!!!!!!」グググググ
理亞は夕食後も一人で練習を続けていた。
オーラを炎のように形作る…これが"Awaken the power"習得の第一歩。
しかし、現状は理亞の髪が微かに揺れるだけ。
オーラは出ているようには見えない
理亞「ハァハァ…」ドサッ
体力が持たず、座り込んでしまった。
まだ初日。
出来ないのは当然なのだが、それでも…
理亞「…悔しい」
ルビィはこんなに難しい技を、あの決勝で長時間連発…それ以前に、中学生の時にこの技を生み出した…それだけで分かる。
自分よりもルビィの才能、実力は遥か上だと
理亞「第一、ゾーンを発動してもルビィとの差はそんなに変わらなかった…」
それほどまでに自分は小さな存在だったのか…
井の中の蛙。
今の、いや、あの時の私にはピッタリな言葉だった
理亞「…何考えてるの…私」
いつからこんなに気弱になったのだろうか…
誰にも負けたくない。
その一心でここまでやってきた。
しかし、現実は厳しく、自分よりも才能ある選手達に囲まれて、今にも押しつぶされそうだった。
だから、だからこそ…
理亞「この技は…習得しなくちゃいけない…!!」
再び立ち上がり、発動の構えに入ろうとした時だった
「どうですか?調子は」
理亞「…!」
聞きなれた声。
理亞は発動を中断し、声の主の方へと振り返る
理亞「姉様…」
聖良「お話、しませんか?」
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ドリンクを飲みながらベンチに座る理亞。
聖良もその横へ。
理亞の水分補給などが落ち着いたのを確認し、聖良が話し始めた
聖良「最初、聞いた時は驚きました。ルビィさんのあの技を…」
理亞「…」
聖良「決勝戦で見た"Awaken the power"。観客席にも伝わる、肌が痺れるほどのパワー。そして、焼き焦げそうな程の熱さ。まさに最強の技…ですね」
"Awaken the power"について語り始めた聖良。
もちろん、最強の技ということは否定しない。
しかし、他人の技をこうも熱く語られるのは、あまりいい気分ではない
聖良「そして、"Awaken the power"を目の前で見たからこそ、楽しみなことがあります」
理亞「それって…」
ルビィの復帰とでも言うのだろうか…
確かに、ルビィの復帰は今の日本代表の希望…
でも、胸が締め付けられる。
苦しい
聖良「それは…」
聖良「理亞があの技を習得して、私達を勝利に導いてくれる…ということです」
理亞「…!!」
顔を上げたくても、上げられなかった。
少しばかりの静寂。
聞こえるのは虫の音と、鼻の奥が痛くなる"ジーン"という音だけであった
聖良「空、綺麗ですね」
理亞「…」
聖良に言われ、空を見る。
見えるのは数えきれない程の宇宙のイルミネーション。
月・星・星座。
不覚にも目を奪われてしまった
聖良「あの星々のように、日本代表のメンバーは全員、キラキラしています。そんな中に、私達は選ばれました」
聖良「千歌さんの言葉で言うと…"奇跡"。じゃないですか?」
理亞「…奇跡」
聖良「こんな奇跡、もう二度とあるかどうか…」
"奇跡"
それは、姉様とのサッカー。
日本代表。
世界への挑戦。
人生経験。
全てに言えることであった
聖良「焦る気持ちもわかります」
理亞「…!」
聖良「まわりのメンバーが眩しい。だから自分も、負けないぐらい輝かなければ…わかります。でも、焦りは身を滅ぼします」
聖良「大袈裟、ですかね?」
理亞「いや…」
…考えてみると、ルビィを超えるために、少しでもはやく"Awaken the power"を習得しようとしていた。
でも、それは本来の試合に勝つ。
という目的からはズレた考えであった
聖良「ゆっくりでいいんです。私は信じています。理亞が、キラキラしながらフィールドを走ってくれることを」
理亞「姉様…」
ベンチから立ち上がる聖良。
ニコッと笑うその姿は、まさに女神であった
聖良「どうしますか?この後、練習を続けますか?」
理亞「…」
理亞「今日はもうやめる。お風呂に入らないと」
聖良「ふふっ、じゃあ私もお風呂に行きますね」
理亞は残ったドリンクを、いっきに飲み干した
ラブライブ!シリーズ9周年、おめでとうございます!
ルビィちゃんに出会えたのも運命、ラブライブに出会えたのも運命!もう、生きる希望になりつつあるラブライブです!これからも、一生、続きますように…