―――修正報告―――
本殿がないという事なので一部修正
(2/12時点)
「•*¨*•.¸¸♬︎」
アラームの音が部屋に響く。寝ぼけながら私はアラームを止める。皆は休日は平日より遅くに起きるみたいだけど私の所では毎日大体同じ時間に起きる。2人はまだは寝てるのかなと思って伸びをした後ベッドに視線を落とすけどいない。寝惚け眼で部屋を見渡しても居なかった。
「神社の方に居るのかな…」
そう呟いたあと部屋を出る。
リビングに入ると慧人はまだ寝てるらしくそこに姿は無かった。起こしに行っても良かったけど祖父に相談することがあるから起こしに行かず先に朝食を食べることにした。
ごちそうさまを言って洗面台に向かう時に慧人が欠伸をしながら階段を降りてくる。
「ねーちゃんおはよぉー」
「慧人おはよー、慧人って家を継ぎたい?」
挨拶ついでに尋ねてみる。
「ん〜わかんない」
寝起きで思考が働いていないのか簡単な答えが返ってきた。そっかと返事をして洗面台に向かった。
洗面台でやることを終えたあと祖父の部屋に向かう。
「おじいちゃん、居る?」
尋ねてみるが返事がない。
「居ないのかな…」
少し障子を開けてそっと中を覗いてみても居ないので障子を閉める。神社の方に行こうと思ったがまだパジャマ姿なので一旦部屋に戻って着替える。
靴を履いて神社に行くことを伝えて私は家を出た。
神社に到着すると
「早苗様、おはようございます」
「おはようございます。祖父は居ますか?」
「昌幸様なら神楽殿にいらっしゃいます」
たまたま来ていた神官にありがとうと言って神楽殿に向かう。
「―直き正しき真心持ちて―――」
神棚拝詞を奏上する祖父の声が聞こえてきた。奏上が終わるのを待ってから私は神楽殿に入った。
「おじいちゃん、相談したいことがあるけど良いかな?なるべく周りに聞かれたくないの」
「では奥で聞くことにしようかのう」
そう言って祖父は立ち上がり神楽殿を出る。
「今から孫の大事な相談事を受けるから誰かがワシを訪ねてきても居ないと答えてくれんか?」
「かしこまりました昌幸様」
近くにいた神官にそう言って奥に向かう。
「早苗、相談事って何かね?凪さんではなくわしに、しかも周りに聞かれたくないという事は余程大事な相談なんじゃろ?」
「うん…おじいちゃんが神様の存在を感じ取れるって聞いたけどほんと?」
「本当だとも。神官たちが言っておったのか?」
「ううん、諏訪子様達が言ってた」
そう言うと祖父の顔に驚きの表情が浮かんだ。
「早苗、もしかして見えておるのか!?いや、言ってたという事は意思疎通も出来るのか!?」
「うん」
「なんという事だ…」
祖父は私が諏訪子様達と意思疎通が出来るという事実に半ば放心している。
「昔は見えてなかったはずじゃが一体いつから見えるようになったのだ…?」
「昨日の塾の帰りから見えるようになったの」
「そうだったのか…確かにこれは周りに聞かれたくない相談事じゃな。もし神官たちが聞いておったらバカ騒ぎを起こすじゃろうな」
その場面が容易に想像出来るのか祖父は目頭を押さえながら言った。
「神奈子様も周りの神官達にバレたら強制的に位の高い神官に就かされるって言ってた」
「神奈子様…?もしや早苗は諏訪子様以外にも見えておるのか?」
「うん、諏訪子様と神奈子様が見えてる」
「おお、なんということだ…一柱しか感じ取れなかったものだから一柱だけだとずっと思い込んでおったが、二柱居たとは…」
祖父の言葉が止まり部屋に静寂が訪れた。実際はいつの間にか来ていた諏訪子様と神奈子様が先程の祖父の反応で笑っているので静かになっていないのだが2人と意思疎通が出来ない祖父にとっては静寂に包まれてるのだろう。
「本音を言うと、それほどまでの霊力があるならば継いで欲しいが早苗はどうしたいのだ?」
「やりたい事が見つかるまでは筆頭神官をしようと思ってる」
そう言うと祖父はどことなく嬉しそうな顔になる。
「筆頭神官に就く為には歴史や秘術、祝詞等を知っておかねばならぬから今度慧人を連れてわしの部屋に来るとよい」
祖父への相談が終わった私は部屋を出た。
そして夜になっても2人は朝の祖父の反応で笑っていた。
父親は数年以上家に帰ってきてないと言う脳内設定ですので出す気はないです笑
次回は洩矢の歴史の予定
祝詞を教えたり秘術を伝える描写は想像出来ないのでカットのつもり笑