少女が歩む道   作:霧熊童子

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更新が空いてすみません(〃・д・) -д-))ペコリン

内容が思い浮かびませんでした……
閑話というか昔話を書いていたんですけど結果的に没にしました。


夏休み前

「夏期補習かぁ……」

 

窓の外で蝉がミンミン鳴く中、私は机に突っ伏しながら1枚のプリントを手にする。

クーラーが付いてるから教室は涼しいが移動教室は地獄である。

 

「ホントは行きたくないんだけどなぁー」

「ホントにねー。行くくらいなら諏訪子様達と遊んでいたいよ」

 

私の言葉に前の人の席に座っている巡が笑う。

 

「進学にせよ就職にせよ、行かないといけないからね」

「そうなんだよねぇー……」

 

手にしているプリントを見ると夏期補習で行う科目や日程が書かれおり、下の方には夏期補習参加旨について書かれている。

 

「私英語は出来ないから最低限英語は受けないと」

「真面目だねぇ……」

「実は先生からも英語は絶対受けるように言われてるんだよ」

「えっ、早苗言われてるの!?」

 

突然のカミングアウトで巡が驚く。反応的に巡は先生から何も言われなかったようだ。

 

「メグみたいに英語が出来るわけじゃないし、弟は今年受験生だから教えてもらう訳にもいかないからね」

「そうなんだ。あー夏休みは家でゴロゴロしたいーー」

「クラブしてるからそういう訳にもいかないでしょ?」

 

巡の言葉を指摘すると「そうなんだよねぇ」と返す。休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り巡は自分の席へと戻っていく。

 

 

 

 

生物基礎の授業が終わり担任が教室に入ってきて、いつも通り簡単にHRをして掃除を始める。

 

「先生、これ……」

 

朝に貰った夏期補習の申し込みのプリントを先生に渡す。

 

「東風谷、考査Ⅱの英語赤点スレスレだったんだから英語の補習だけは毎回来いよ?」

「英語苦手なことくらい自覚してるんですからそんなに釘を刺さないで下さいよ…」

 

サボる気は更々ないのだが先生に念入りに釘を刺されヘコむ。前回の考査Ⅱはコミュ英と英表揃って赤点スレスレになってしまい他科目で挽回することも出来ずに巡とのケーキ奢り勝負は惨敗したのだ。

今回は私の奢りということもあって神奈子様と諏訪子様もケーキを食べることになり、神奈子様は私に気を遣って1皿だけなのに対して諏訪子様が5皿と皆で食べた中で1番多く、合計約1万8000円の支払いになってしまったのだ。

当然そのあと諏訪子様は神奈子様のゲンコツをくらったのだけれど。

 

掃除を終えて家へと帰るついでに100円アイスを3つ買う。

 

「ただいまー」

 

玄関のドアを開けると「おかえり」とリビングから母と諏訪子様達が返す。

 

「はい諏訪子様、いつものアイスです」

 

リビングでバタンキューしている諏訪子様に買ってきたアイスを渡す。

 

「神奈子様も食べますか?」

「私は後で戴くとするよ」

 

残りのアイスを冷凍庫に入れた後、かいた汗を流すためにシャワーを浴びる。

 

「ふぅ……さっぱりした」

 

シャワーを浴びた後にクーラーが効いてるリビングに居続けると風邪を引きかねないので部屋に戻って勉強をする。

 

暫く勉強をしていると巡から今年の花火大会一緒に行かないかlinnで誘われる。

 

「そういえば、友達と花火行ったことないなー」

 

一緒に行くけど他に誰か誘うの?と返信すると(めい)と風音と瑠璃と梓を誘う予定と帰ってきた。そうなんだと打ってから夕食を食べるために下に降りる。

 

それぞれがいただきますと言って食べ始める。食卓を囲む姿に祖父は居ない。以前祖父がガンで倒れてから入退院を繰り返すようになり、今は部屋で静かに寝ている。

そういうことがあって今年の御狩神事は筆頭神官補佐の親戚にあたる叔父に少しだけ手伝って貰ったのだ。

 

「お爺様のガン、治って欲しいね……」

「そだね……」

 

慧人と会話をしてふと思う。そして食べ終わったあとに諏訪子様の元に行く。

 

「諏訪子様、私には神様の血が流れてるんですよね?」

「そうだけど?」

「東風谷の秘術とお二人の力があればお爺様のガンは治せると思いますか?」

 

諏訪子様に相談してみると諏訪子様は起き上がって私の方を見る。

 

「昌幸の病気を治そうと思ったら今の私達じゃ力不足なんだよ。秘術のみで治そうと思ったら三日三晩かかるかもしれないし、実行したとしても昌幸は望まないだろうね……。あの人は早苗と慧人を大切に思ってるから」

「それでも…ッ!」

「治したいんだろう?ち……大国主と共に国造りをした少彦名命本人かその子孫が居れば早苗の負担も楽になるだろうねぇ」

 

横から神奈子様が口を挟む。

 

「けど、早苗も知ってるだろう?今のこの日本は神々の墓場だと。洩矢を治めて強大な信仰を得ていた諏訪子でさえこれなんだ。他の神々も同じような状況だし、第一少彦名命の子孫が生きているのかさえ分からないんだ。仮に生きていたとしても秘術が喪われていたら意味が無い」

 

東風谷の秘術を駆使して祖父の病気を治そうと思ったが諏訪子様達にやんわりと止められた。

 

「そうですか……」

 

放課後に買ってきたアイスを食べずに2階へ行き、自分のベッドに倒れ込む。

 

祖父の病気を治せるかもしれない手段があるのに力不足で出来ない自分が悔しい。信仰が薄れているせいで諏訪子様達にも負担をかけてしまうのが申し訳なくなってしまう。

 

結局私は何も出来ず、一人静かに泣く。




次回から夏休み編になってその後At least one wordの布石打ちになるかな……
今度は更新遅れないように努力します……(〃・д・) -д-))ペコリン

ほぼボケキャラ化しているからたまに真面目な諏訪子様を書きたくなるんですよね……笑




小人族に関してのガバ考察
※一寸法師が少彦名命の子孫という仮定で考察しています


医薬の神という事で祈病祝詞にも書かれている少彦名神ですが、子孫は小人族と人間族に分かれるのではないかと思ってます。

分かれる理由としては、一寸法師の代で人間族の血が混じるからです。
もし彼の子孫が打出の小槌を使って人間サイズになり度々人間族と結婚していれば半々の確率で産まれてくるだろうけど、その一回しか使われてないということなので人間族の血を引いた小人族が産まれたら小人族と、小人族の血を引いた人間族が産まれたら人間族と。そうやって同族同士と結婚を繰り返して一方の血の濃度が薄くなっていったんだと思います。
幻想郷にいる少彦名命の子孫は小人族の血が濃く出ていて、現代にいる子孫は人間族の血が濃く出たと考えてます。
仮に一方の血が濃く出たとしても小人族の場合は他より少し大きいくらい、人間族の場合は他より少し小さいくらいの差しか出ないと思います。


小人族に関してはこの辺にして次は少名針妙丸について少し。
針妙丸は一寸法師の子孫で、その一寸法師は少彦名命がモデルですが一寸法師が彼の子孫の場合、針妙丸も早苗と同じく神の血を引いてることになるんですよね。
針妙丸ももしかしたら早苗とはまた違った少名家の秘術が使えかもしれないですね。
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