少女が歩む道   作:霧熊童子

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時間的には御狩神事から2週間程、7月の第2日曜日


日常

「•*¨*•.¸¸♬︎」

 

この前変えたアラームが部屋に響く。アラームを止めて私は起きる。最近は上海アリス幻樂団という所の曲にハマっていて、アラームに設定した曲は明日ハレの日ケの昨日という曲である。

 

「お母さんおはよぉー」

「早苗おはよう。朝ご飯までまだかかるからその間に慧人起こしてきてくれる?」

「わかったー…」

 

リビングに行くとまだ朝ご飯は出来てないらしくその間に慧人を起こすように言われたので眠気に負けないように慧人を起こしに行く。

 

「慧人ー、起きてるぅー?」

 

反応が無いので、部屋のドアを開ける。慧人はベッドの中でぐっすりと熟睡してた。

 

「慧人ー朝だよぉー」

 

そう言って慧人の毛布をガバッと剥がして揺さぶるが中々起きない。少し疲れたのでベッドの傍に座り込んでひと休憩する。

 

 

「····ん…起きてねーちゃん」

 

私は慧人に揺さぶられて起きる。

 

「起こしに来た人が寝るとか…ねーちゃんらしいけど…」

「あはは…」

 

私達はそのままリビングに向かって朝食を食べる。

日曜日のこの時間帯は戦隊モノが放送してるからテレビをつけて観る。

 

「慧人始まったよー」

「待っへ待っへ待っへ!」

 

慧人が歯ブラシを咥えながらやって来た。そしてそのまま一緒に観てCMの間に慧人は洗面台に向かった。CMが終わる前に慧人は戻ってきてそのままライダーモノ、少女モノまで観る。

 

部屋に戻って私服に着替えて神社の境内を掃きに外へ出る。近くの小屋からほうきを取り出して落ち葉や石階段の上にある砂を掃いて取り除く。

 

「あら早苗ちゃんおはよう」

「おばさんおはようございます」

「今日も暑いから熱中症には気を付けるんだよ」

「はい、気をつけますね」

 

掃きながら近所の人達と軽く挨拶をする。

大体1時間くらい掃いて綺麗にした後箒を片付けて家に戻る。外が暑かったせいか家の中がひんやりする。私は手を洗った後部屋に戻って頑張って祝詞を覚える。

 

「掛けまくも畏き伊邪那岐大神―――」

 

祓詞を見ないで奏上できるように頑張って覚えるが…

 

「諸々の禍事、罪、穢有らんば……ええっとなんだったっけ?…………あーー出ーてーこーなーいー!うぅ…覚えるのに苦労しそう…」

 

中々覚えられず苦戦する私は息抜きにリビングに行ってお茶を飲む。

 

「友達ん家に遊びに行ってきまーす」

「遅くならないうちに帰ってくるのよ」

「はーい」

 

慧人が友達の家に遊びに行き、これからどうしようかなと考えてると、

 

「早苗ー暇ー」

 

諏訪子様が暇でやって来た。諏訪子様は暇になるとすぐ私の所に来るのだ。

 

「でしたら皆でカラオケに行きましょう!」

「いいねー」

 

そういうことで神奈子様を誘いにまずは神社に向かう。

 

「――という事で神奈子様もカラオケに行きませんか?」

「カラオケというのも良いかもしれないねぇ。よし、それじゃ行こうかい」

 

3人で――厳密には1人と二柱だけれど――カラオケに行く。店員には1人で3時間歌うのかと怪しい目で見られたけど3人分の料金じゃなくて1人分の料金で済むから私は得した気分になる。

 

最近ハマってる上海アリス幻樂団の所の曲を元にしたアレンジボーカルが沢山あり、私は曲を決める。イントロが流れ始め私はマイクを持ち、

 

「あいやこれまで〜!」

「•*¨*•.¸¸♬︎」

 

間奏に入り神奈子様が次に歌う曲を選んでいる。そして

 

「はい、はい、はいはいはいはい!•*¨*•.¸¸♬︎うーー、いぇーい!」

 

諏訪子様は私と一緒に合いの手を打っている。

 

「―――当たり前の結末がここに―――...♪*゚」

 

歌い終えて私は座ってジュースを飲む。

神奈子様が次の曲を歌うので私は持っていたマイクを神奈子様に渡す。

 

「――見捨てた、愚かな、この身を、呪えど、何も変えることは出来ない――...♪*゚」

 

私は部屋に用意されていたタンバリンを鳴らして諏訪子様は曲を選んでいた。

 

神奈子様が歌い終えたら諏訪子様にマイクを渡す。

 

「•*¨*•.¸¸♬︎そこな妖怪、博麗の巫女の御前なら...♪*゚」

 

3人で3時間はあっという間に過ぎるのが早く、コールが来た。

 

 

 

 

 

カラオケ屋を出た私達はこのままファーストフード店へ行きバーガー単品2つとセット1つを頼んで昼ご飯にする。流石にセット3つなのは不自然すぎるから2人にはバーガー単品で我慢してもらう。

 

「それにしても沢山歌いましたねー」

「そうだねぇ。次は何をしようかい」

「うーん…プリクラ撮りに行きましょう!」

「そうしよう!」

 

私の提案に諏訪子様がノッてきた。

私は片付けて店を出たあと、一緒にショッピングモールへと向かう。

プリクラを撮って加工した後は諏訪子様と神奈子様にも渡す。そしてそのままショッピングモールの洋服コーナーでファッションショーをする。

 

ファッションショーを楽しんだ私達はショッピングモールから出る。するとタイミング良く5時を告げるメロディーが流れる。

 

「今日は楽しかったですね!」

「そうだねー」

「早苗も楽しめたようで何よりだよ」

 

家に帰りながら2人と楽しく話をしていると

 

「ねえ君、今から帰り?お兄さん達が家まで送ってあげようか?」

 

若い男性2人組に絡まれた。

 

「家はすぐそこなので大丈夫です。それでは」

 

絡まれるのが面倒だったのでただ一言いって去ろうとすると

 

「そんな見栄はらなくても大丈夫だよー」

 

腕を掴まれたので振り払おうとするが強く掴まれて解けない。頑張って振り払おうとすると突然男性2人組が地面に倒れた。諏訪子様と神奈子様が相手の首筋に叩き込んでいた。

 

「早苗大丈夫かい?」

「はい、大丈夫です!ちなみに力加減の方は…」

 

この前のデコピンの事を思い浮かべながら2人に尋ねる。

 

「かなり手加減したから大丈夫だよ。私達が本気で首筋に手刀を叩き込んだら体とバイバイする事になるからね」

 

諏訪子様がかなり危ない発言をし、私の顔が若干引き攣る。その場で伸びている男性2人組にはバイバイしなくて良かったねと心の中で言ってそのまま放置して家に帰る。




カラオケでそれぞれが歌ったのが

早苗…あいやこれまで!
神奈子…Cruel CRuEL
諏訪子…心綺楼

の3曲です。他の所の曲を使うのは気が引けたので凋叶棕のタグを活用しました
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