拙い所もあるでしょうが頑張ります!
「どうなってるんだ、これ…」
辺りには破壊された跡がある街
まるで
人どころか動物の気配すらない
「今この空間は
「どういうこと?」
「つまり、この場所でなら精霊魔装で攻撃してもダメージは精神ダメージに変換されるようにできるわ」
「つまり人と戦うことになっても殺す心配はない?」
「そう言うこと」
今この2人がこんな状況になっているのか説明するには時間を遡って行くことになる
──────────
それはその日の夕方、放課後のこと
「あーあ、なんか面白いことないかなー」
などと言って歩いているのはレイ少年である
『助けて…』
「っ!?」
「(声だと!?思念を飛ばす魔術か?でも精霊魔術でも最高位に入る思念会話的な魔術使えるやつなんて…)」
たった一度、一言だけの声
助けてという、助けを求める声
「(それにしても助けてか…あの夢とも無関係ではない何かがありそうだ)」
疑問は尽きない、だけどそれでもやれることをやろうとそう思った瞬間だった
「…というわけなんだよ」
「(まさかそんな高等技術が使える輩がいたなんて)」
本来思念で会話するのは精霊刻印で結ばれた精霊と精霊使い、あるいは高位魔術を使わなければ出来ないのだ
家に帰って例の声のことを話したところ夕飯の後、禊を終えた後にじっくり聞くと言われ今こうして話し終えたところだ
「なんか魔術が発動した感じとは違った気がしたんだよね」
「私は
存在がはっきりしないものに対して対応など出来るはずがなかった
その時だった
『聞こえますか…』
「まただ」
「なにか聞こえたの?」
声が、また聞こえた
「私には何も聞こえないわよ?」
「助けに行こう」
「ちょっと本気なの?」
「力を貸してとか言ってるし行ってみないことには何もわからないよ」
もう着る機会なんてないであろう学院の制服に急いで着替え、短剣を持ち夜の街を2人で駆けて行った
そして冒頭である
「なんだあれ…!?」
動物病院の方で破壊音が聞こえたので向かうとそのにはレイのクラスメイトである高町なのはと夢で見たような異形がいた
「高町なのは!」
「ふぇ!?レイ君!?」
「そのまま走れ!」
レイは指示を飛ばしたあと腰の短剣を抜きすれ違いざまに異形に切りつける
「なにっ!?」
その刃は確かに異形を切り裂いた
しかし振り返って確認するとどうだろうか、傷は、ない
確実にわかったのは高町なのはからこちらがターゲットになったこと
一度で十分だった、この短剣では倒せないと
「魔精霊どころか精霊って訳でもなさそうだな」
「どちらでも滅ぼせば同じよ、レイ」
「分かった行くぞ」
そして唱えられる
「黒より深き夜よ、光さえ届かない深き闇よ、今ここに
詠唱なしでも出来なくはないがここは確実性を取った
詠唱が終わるとレストの身体が神威の光に包まれ虚空に消滅した
その代わりに無骨な剣があった。
大きさは片手剣サイズ、というか完全に片手剣だが本来は叩き斬ることを目的にした重量級の打撃武器なのだ
今はレイが使えるように最適化しているだけで剣形態から大型メイスに早変わりさせることも出来る
本来の形はソードメイスと呼ばれるタイプの重量で叩き斬り打撃にも使える武器なのだ
「な、なに…あれ…」
「人が…武器に…」
声がふたつ聞こえた
ひとつは高町なのはの声、もうひとつは助けを求めていた声
「まだいたんだ。逃げたんじゃないの?」
「あ、いや…その」
「早く行ってくれないかな。守りながらの戦いは出来ないから」
その直後遠ざかる気配
「行けとは言ったものの神威とはなんか違うんだよなこれ」
『とりあえず攻撃を当ててみればわかるわ』
「穿て、全てを滅する裁きの魔雷《
直後、精霊魔装
異形に直撃したのは身体の中心近くの一部が無くなっていることでわかった、がたちまち元に戻って行った
「再生力が異常だな」
「一瞬で消し飛ばせないことも無いけど今のレイでは負担が大きいわね」
「あの青い宝石が核かな」
「ならそこを潰せばいいわね」
そんなことを話しながら対応していた時だ
精霊使いとして鍛えられてきたレイの耳に声が聞こえた
頭の中に直接来るようなものでは無い、すぐ近くで、
声が聞こえる
「風は空に 星は天に」
「(これは
そんなレイをよそに続けて聞こえてきた
「不屈の魂はこの胸に!」
「この手に魔法を!」
「レイジングハート セット・アップ!」
背後から神威とは似て非なる何かを感じ取った
振り返ると一面桜色の光が
「なんだ…あれ…」
高町なのは、彼女にはこれと言ってこちら側に来るような心配はなかったはずだ
しかしどうだろうか今こうして精霊、精霊使いとは完全に似て非なるものになっていた
風属性の精霊魔術を使っている訳でもないのに空に浮かび、周りには桜色のリング
その直後彼女は私服から制服のようなものに服が変わった
「なのは…それ、なに?」
「ええええええええ!?」
なんでこの子驚いてるの
その直後ターゲットが再びなのはに移ったようだ
「っ!避けろ!」
いち早く指示を飛ばしバックステップで避ける
そしてレイはさらなる衝撃を受けた
「え──────っっ!?」
浮かんでいる
そして足に桜色の羽が出現したかと思えば自由自在に空を飛び回っているではないか
「えぇ……」
もはやレイには理解が追いつかない
詠唱もなしに浮かび空を自由に飛び回る
同じようなことは出来なくはないが詠唱無しでは無理だ
唖然としているうちに遠くに行ってしまったなのはらを追うために精霊魔術を起動する
「我は空を駆ける闇───《
レストが使用出来る翼と同じ能力を魔術として使えるように教えてくれたものだ
レストのものと同じように黒色だが鳥の翼のようなものではなく3対6枚の機械的な羽根だ
風精霊程ではないがそれに迫るスピードが出せるため簡単に追いついた
異形はいつの間にか3つに別れていた
核は光っていて気づかなかったが3つだったようだ
「どうすんのさ、あれ俺じゃ対処方法わからないぞ!」
「大丈夫!」
『No problem.』
そう言って手に持つ杖の引き金を引いた
すると桜色の砲撃が三度放たれ、先の異形を完全に消滅させた
「あの…レイ君…」
「詳しい話はまた後日ってことでいいかな。暴れたから汗かいたし禊もしたい」
「あ…うん…」
なにか話しかけてきたなのはだったがレイはそれを遮り飛んでいってしまった
「(今なのはが使ったアレはなんだ、神威とは違うしそれにあの黒いのは…)」
空を飛んでいる間レイはそんなことを考えていた
同じようなことをレストも考えていた
「(レイ君のあれはなんだったんだろう…それにあの女の人は…)」
なのはの方でも同じようなことを考えていた
しかしなのはは気づかなかった
いつも手袋をしている右手に手袋がなかったことを
その右手の甲に刻まれた紫色の三日月と剣の刻印を
この出会いは偶然か
今、物語が始まる
初戦闘しました 魔法と出会いました
データ
真実を貫く剣鎚 《ヴォーパル・バスター》
見た目イメージは鉄血メイスのソードメイス
カラーリングが黒っぽい紫色に赤が入っている
槍のような状態に変化可能
そちらは対艦ランスメイスモチーフ
名称不明の短剣
シグルブレイドモチーフ
高純度の精霊鉱石から作り出された翡翠色の刃の短剣