吾輩は北山雫である。   作:風早 海月

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お風呂は魔境

「リーブル・エペーは、イギリス発祥の魔法アリのフェンシングって思うと早いよ。ただし、バトル・ボードと同じで直接妨害は禁止なんだよ。」

「へぇー。」

「さっき私がボコスカにしたのはそのリーブル・エペーで中学時代に名を馳せた選手。1年生ながら、本戦のミラージに出る。」

「上級生を押しのけて…!?」

「うん。あともう1人もリーブル・エペーで有名な選手。四十九院沓子さんとはロアガンで戦ったことあるよね。」

「あー、あの速い人ね!うわぁー、今から気が重いよ…バトル・ボード決勝まで当たらないといいなぁ…」

 

一人用にしては大きいベッドの枕に顔を埋めるほのかに、たんたんと説明していく。

 

その時だった。

 

『ピンポーン』

 

と部屋の呼び鈴が鳴った。

 

「はーい!」

 

ほのかがインターホンのカメラ機能で相手を見てからドアを開けた。

インターホンも仮想投影型のパネルを使うから中々近未来的だよね。少なくとも私はそう思う。

 

ドアを開けると、エイミィを先頭に一高新人戦女子メンバーがぞろぞろ。

ああ、お風呂イベントですね。そんなのもありましたね。

最近ほのかと一緒にお風呂入るのは当たり前なので忘れてました。

 

―――てか風祭涼歌さん(バイアスロン部OG)みたいに、ほのかって私に『依存』してるよねぇ。あれぇ?なんでお兄様にいかないんだ?まあいっか。その方が私としては“嬉しい”し。

 

「温泉に行きたいかー!?」

「それは高〇生ク〇ズだから。古い。ニューヨークに行きたいかー!?だっけ?」

 

そう、この世界では高校〇クイ〇はとっくの昔に終わってしまっているんだ…

…もし、復活したら私とほのかと達也さんで出たいかな。あ、でも達也さんって案外魔法やCAD以外の事って知らないのかも…あ、でも、深雪は一般科目も達也さんに教えてもらってたっていうしいけるかな。

 

エイミィは改めて咳払いで場を流して、「ふっふー」と可愛らしく鼻にかけながら笑う。偉そうに腰に手を当てて、

 

「温泉に行くわよ!」

 

…エイミィって東方のレミリアに似てないかな?もしくは運命な作品のダメットさん。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

地下浴場は広大な温泉宿のような広さこそそれほどでもないが、銭湯くらいの広さはあった。

 

元々軍用施設のこの施設は、怪我や筋肉疲労などの湯治用に用意されたものだが、精神衛生的にも温泉のような景観に作られているため、一高1年女子は『おお!』という歓声をあげた。

 

「こんな所があったなんてね。」

「軍の施設だけど、頼んだら許可が出たんだよ。」

 

湯着もしくは水着が必要だが、それも貸してくれた。(ちなみに制服や普段着など普段の洗濯物も、学校での体育着や部活着などのようにクリーニングが無料で行われる。機械が発達したおかげですね。)

 

それにしても…

 

薄くて座ったらお尻も見えてしまうくらいに短い湯着が肌に張り付き、艶かしい雰囲気を醸し出している。

 

特にほのかの胸は最近さらに大きくなって、D65でも小さめだったが、D65ギリギリの大きさまで大きくなった。あんまり大きくても垂れちゃいそう…てかもしかして私がいじってるからかな?

 

そして、それは他の人もほのかの発育がかなり良いと思ったらしく…

 

「しっかしほのか、発育がいいよねえ。」

 

じっと観察していたエイミィ。

ちなみにエイミィはAなのはお察し。(あれ?Aだよね?AAじゃないよね?)

 

「揉ませろーっ♪」

「ちょっ!」

「おほー、こりゃなかなかの揉みごこち♡」

 

モミモミと音が出そうになるほどにエイミィの指の形に沈むほのかのおっぱい。

 

「やだ、エイミィがおっさん化してるよー!助けて雫!」

 

まあまあ、まだ少女同士の悪ふざけで済んでるし、いいんじゃないかな。

 

「大丈夫だよ。ほのかは…揉むところがあるから。」

「雫の許可が出たところで遠慮なく♡」

「えっちょ…っ、いやぁぁぁ―――っ!」

 

そこに、全自動人間洗濯機と揶揄される自動シャワーブースから出てきた深雪。

 

「どうしたの?大きい声で。」

 

長く艶やかな黒髪をお風呂用にアップにまとめている深雪に全員が思わず2度見。

 

「あまり騒ぎ過ぎると貸してくださった軍の方に失礼になるでしょう。」

 

シャワーを浴びた水滴が“濡れた”ようにみえて、とても色っぽく、湯船に浸かるその仕草と白い肌に思わず目がいく。

 

さっきのほのかの比ではない程に、悪ふざけですまない雰囲気になる。

 

一同はみな顔を赤くして(風呂のせいではない)、鼻息を荒くしつつ、理性を働かせていた。

 

そこでやっと視線の意味を解したのか、ハッとした顔をする。

 

「えっと、な、何かしら、ちょっと……」

 

 

確かに美少女の中の美少女と言える深雪だが、こうまでして『同性にまで惹かされる』ことはなんなのだろうか。“無意識下の情動干渉魔法”を発動しているのか、はたまたスバルのような魔法特性なのか。

 

まあとにかく、ほのかが深雪に見惚れてたことは事実である。

後でお仕置きが必要だろう。

エイミィもまた着せ替え人形に―――あ、それすると私も着せ替え人形にされたんだっけ。やめとこ。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「いやー、危なかった。深雪の白い肌の魔力…」

「あそこで我に返らなければどうなっていたか…」

 

エイミィとほのかよ。多分押し倒して、乱交に発展していただろうよ。我に返って正解だよ。何が楽しくてこんなシチュエーションで初めてを散らすのか。……いや、ある意味思い出になったかもしれないね。黒歴史化すると思うけど。

 

「と言うかエイミィはふざけすぎだよ!」

「えっ、だってほのかの胸ぽよぽよして気持ちいーもん。」

 

 

 

お風呂から出て、部屋に帰る時に、一色さんたち三高1年女子3人組がいた。

やっぱり、三校はおっぱい小さいのかな?一色さんは平均サイズちょい小さめで、十七夜さんは私より少し大きいくらい、四十九院さんはエイミィより小さいかも。ストレスでいっぱいな人生だったのかな?

 

うちは七草会長やほのかに深雪に、一高はおっぱい大きい人結構いるけどなぁ。

 

寒いところは脂肪蓄えないといけないのにね。

 

 




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