九校戦7日目、新人戦4日目。
午前中には新人戦ミラージ・バット、予選が行われた。
4人各6グループの予選で、出場者はほのかとスバル。
欠員を出すともったいないとのことで、加速魔法が得意で連続発動に耐えられる菜々美が深雪の代わりに出場。
ほのかは初動の速さで、スバルは認識阻害と跳躍への適性、菜々美の加速魔法と耐久力でそれぞれ予選を勝ち抜いた。(菜々美はギリギリだったが。)
ちなみに、ミラージの予選は朝からで、明るい時に行うことから少し暗めな色の衣装もしくはアクセントに暗い色を入れるのが伝統だ。
とはいえ、スバルのように某少女歌劇の男役のような衣装で挑む選手は稀だが。
ほのかの衣装は本当に妖精のようなかわいらしさを持っている。その衣装のまま襲ってもいいですか?
「みんな、予選突破おめでとう。」
「雫ー!」
3人が一高のテントに集まってたところに行くと、ほのかが抱きついてくる。
「うん、やっぱりあれだね。ミラージも含めてだけど、際どいユニフォームは長袖ジャージを羽織ることで強化されるね。」
「ちょ、雫!どこ触ってるの!?」
「ほのかのお尻。」
仕方ないじゃない。ほのかのプリッとしてるお尻が強調される格好なんだから。
どこぞの登山家みたいに言おうか?そこに萌えるお尻があるからだよ!
プシューと、顔を真っ赤にして精神的に気絶するほのかを見ながら、一言。
「シチュエーションって大事だね。家でほのかの胸をいじるより遥かに興奮するよ。」
「公開羞恥ぷれいでも始める気かい?」
冷静にツッコミを入れるスバルも顔を赤くしている。
おっぱいのついたイケメンの少女らしいところが見られるとは。ギャップ萌えですねぇ。
☆☆☆☆☆
森崎君たちの出場するモノリス・コードは、各校4戦して上位4校で決勝トーナメントを行う変則リーグ制を採用している。
だが、その第2試合での事故(と言っておく)が起こってしまった。
スタート地点付近で、開始直後に室内でAランクの殺傷ランクが付けられている破城槌を撃ち込まれたのだ。
どこかのタイミングで森崎に警告しようと思っていると、なかなかタイミングが無くて何も出来なかったのだ。
だって仕方ないじゃん!男の子と話す機会なんて前世ほどないんだよ!?しかも、どう話せば『誤解』されないかとか考えると話しかけられないし。
それはともかく、原作の通りに達也さんと西城くんと“ミキ”がモノリスの代表に抜擢された。
『僕の名前は幹比古だ!』
☆☆☆☆☆
夜7時、順番は逆となったけど、達也さん達がモノリスのメンバーに抜擢される前。
本来のステージとなったナイターゲーム、ミラージ・バット新人戦は決勝出場者の6人のうち3人が一高である。特に注目されているのはほのかとスバルだ。
光球の発生をいち早く分かる光への感受性の高いほのか。
いないと思っていたところから出てきて横からホログラムの光球をかっさらって行くスバル。
この2人だ。
衣装も明るい色で固められていて、本当にかわいい。
ほのか、生足ならなお良しなんだけどなぁ。
ちなみに、菜々美は急遽なため、七草会長のお下がりだ。(サイズは調整済み)
……なんか、超少女趣味だね。うん。妖精と言うより魔法少女。カードで夢幻召喚出来そう。
『試合終了!優勝、光井ほのか選手!準優勝、里美スバル選手!4位、春日菜々美選手!第一高校が得点圏3人とも入れてきました!』
☆☆☆☆☆
「ほのか!」
「雫ー!」
ジャージも羽織らないで決勝の衣装のまま駆け寄ってきてその勢いのまま、ほのかの控え室に先に来ていた私に飛び込んできた。
「優勝おめでとう。」
「やったよ!雫!」
ぴょんぴょんと跳ねるほのか。かわいい。
大きな蝶の形の飾りの付いた髪飾りやその衣装は本当に妖精に見えるくらいかわいい。来年は私とミラージにしようかな。
ほのかは嬉しそうにしながらも、飛び跳ねるのをやめて、私に抱きつきながら顔と顔が至近距離の状態にして、覚悟を決めたような表情をしていた。
「雫…私、雫の事、好き!」
「ほ、本当に?」
「いつ言おうか、言って断られちゃって離れちゃったらどうしようとかずっと言えなくて…!だから、バトル・ボードとミラージ・バットで優勝して告白しようと思ってたの…」
「ほのか…!」
私はほのかに答えの代わりに、ほのかの唇に私の唇を落とした。
ほのかの頬には涙がキラリと光っていた。
多分、私の頬にも。
あーあ。これじゃあ守りたい理由が増えちゃうよ…ほのか、大好きだよ。小学校で出会った時から。
少し短いけど、この話はここまで!
次話は九校戦が一気に進んで終わります。
深い深い裏話が少しづつ表に出てくる前兆が…!