吾輩は北山雫である。   作:風早 海月

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SSボード・バイアスロン部

魔法師だからと言って、魔法科高校に全員が全員通う訳では無い。

普段は普通科高校の生徒として、魔法競技大会などでは魔法師(見習い)としてグループを組む魔法師も若干ながら存在する。

 

 

 

はたまた魔法競技のプロなんてのもいる。

CADメーカーなどの実業団によるプロリーグである。大人版9校戦とでも考えてもらえればいい。

 

北山家…特にお父さんこと、北山潮はプロリーグの観戦が大好きでよく連れてってもらえる。それから私こと北山雫は魔法競技にのめり込んでいく。

 

今のところプロリーグが設置されているのはモノリスコード、ミラージ・バット、ロアー&ガンナー、スピード・シューティング、ピラーズブレイク、スティープルチェイス・クロスカントリー、マーシャル・マジック・アーツ、マジックバイク(自転車競技)、SSボード・バイアスロンが存在する。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「風紀委員、ですか?私と雫が?」

 

教職員推薦枠で次席だった雫が、一昨日の騒ぎの時の腕を買われて風紀委員長の手回しで部活連推薦枠でほのかが呼ばれたらしい。

 

元々、教職員推薦枠は森崎だったが、二科生に遅れを取る者はいらないと言って変更してきた、と生徒会室にて生徒会長と風紀委員長から告げられた。こちらとしては、教職員推薦枠からまともな思考を持つヤツが入ってくれたのはありがたい、とは委員長の談。

 

「でも、ほのかは荒事向きじゃないですよ?」

「光井さんにはある意味私と同じ視覚的な感覚で監視塔になってもらいたいのよ。特に魔の1週間は。」

 

小悪魔めいた笑みでほのかに微笑む。この人は恐らく無意識に相手の心の中に入り込める人種だ。さらに頭の回転も速い。

交渉ごとにはもってこいな人物だろう。

 

「分かりました。」

 

ほのかの返事に合わせてコクリと頷いておいた。

 

「それから、生徒会推薦枠で司波…兄も昨日付けで任命した。結局副会長の服部とまた模擬戦して瞬殺したことで、あいつも負けを認めて謝罪したよ。」

「自らの言動をひっくり返されて、それでも負けを認めて謝罪出来るなんて、『なかなかできることじゃないよ』。」

 

北山雫の代名詞!ktkr!やっと言うタイミングきたー!原作だと夏だけど早まったね。

 

「そうだね、服部先輩も凄い人だね。」

「まあ、ともかくだ。今日の放課後から魔の1週間が始まる。後で委員会本部で。では、よろしく頼む。」

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「すみません。遅くなりました?」

「いや、集合15分前だ。問題ない。だが、全員来ているということで始めるぞ。今日の16:00からあのバカ騒ぎの1週間がやってきた。今回は運良く補充が間に合った。紹介しよう。1Aの北山雫、同光井ほのか、1Eの司波達也だ。光井は光学系術式に優れているので監視塔としてスカウトした。残り2人は実力だな。」

 

風紀委員会本部に集まっていた7人の風紀委員。そこに私とほのかが入った時には、少しざわついた。荒事の多い風紀委員で女子が入るのは珍しいことであるからだ。

 

「使えるんですか?」

「不安ならお前が付け。実力は真由美と十文字の折り紙付きだ。」

 

そこで委員長…渡辺摩利が立ち上がる。

 

「さて、諸君、今年も魔の1週間―あの馬鹿騒ぎの1週間がやってきた。風紀委員にとっては新年度すぐにして初っ端からの山場だ。魔法の不適正使用や騒ぎを見逃さないように。また、くれぐれも、風紀委員が率先して騒ぎを起こすことの無いように。以上だ。新年度初の全員出動だ。気張っていけ!」

 

お兄様、私、ほのか以外の5人は起立して右手で拳を作り、左胸を叩いた。…宇宙戦艦ヤマト。(ボソッ

 

「さて、お前達にはこれを渡しておこう。」

 

達也に胸ポケットに入るカメラを渡した。

 

「と言いたいところなんだが、女子制服用のが出来てなくてな。今日はオフで構わない。何かあったら、腕章をつけてから介入してくれればいい。よろしく頼むぞ。」

 

これは…あのくだりをやらなくてはならないのかな?

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

やっぱりこうなったか…

 

人垣に埋もれ、逃げられなくなった、私とほのかは現在進行形でSSボード・バイアスロン部のOGの人に誘拐されている。

私を掴んでいるのが風祭涼歌さん。ほのかを抱えるのが萬谷颯希さん。共にナンバーズとエレメンツの末裔だ。

そしてその後ろには、渡辺摩利風紀委員長が鬼の形相で追いかけてくる。

 

「うちの風紀委員に手を出すなー!」

「キミたち風紀委員なの?」

「一応。」

「ひああぁぁぁぁ―――」

 

ほのかはスピードと状況把握困難で悲鳴をあげ続けてる。

 

何度も渡辺委員長とスケートボードでの追いかけっこの中でも魔法の掛け合いをしているが、この2人のスケートボードの操縦と魔法の巧みさそしてコンビネーションに渡辺委員長も差が開かないものの縮まらない。

 

てか、渡辺摩利さんってナンバーズでもないのに魔法師として強すぎぃ(人の事いえないけど)。

 

かくいう私は、OG2人の戦術性とこの高速性に原作どうのこうの関係なく憧れのようなものを感じていた。

かっこいい。元男子高校生として、このかっこよさは非常に惹かれるものがある。

 

こういうものには惹かれちゃう。だって(元)男の子だもん。笑笑

 

 

 

しかも、それを可憐な少女(大学生に少女は無いかな?)が魅せたという事に、今の自分の取り柄に出来るんじゃないかと思った。

 

 

 

 

 

その後、結局、原作通りにSSボード・バイアスロン部にほのか共々入部を約束して、サイオン酔いした乗馬部の部員を運んだ。

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