カンッカンッ
?「ふー、おーいアスナ!武器のメンテ終わったよー!ユナも防具の強化終わったよ!」
アスナ「ありがとうリズ!やっぱ武器のメンテはリズが一番だね」
ユナ「うん!そうだね。あーあリズが私たちの専属になってくれたら嬉しいんだけどなぁー」
リズ「私なんかが攻略組しかもその中でもずば抜けて強いアスナたちの専属なんて烏滸がましいよ。私はこうやって店を開いて家事をやってたほうがいいの」
アスナ「私たちなんかあの二人と比べたら全然だよ」
ユナ「うん。あの二人は私たちが一緒になって戦っても勝てないよ」
リズ「あの二人?」
アスナ「あ、そっか。リズにはまだ話してなかったね。あの二人っていうのは、オクトって人とキリトって人のことなの。オクト君に関しては私たち二人が第一層からずっと一緒にいる人なんだ」
リズ「へー・・・あ、もしかして剣神と黒の剣士のこと?」
ユナ「そうだよ。流石に名前を聞けば分かるか。あの二人攻略組のトップだもんね」
アスナ「あ!そうだ!オクト君たちにもここを紹介してあげようよ!」
ユナ「それいい考えだね!リズは腕いいしオクト君たちきっと満足してくれるよ!」
リズ「お客が増えるなら願っても無いね。私もあって見たいしね」
アスナ「じゃあ、明日二人に聞いてみるよ!」
リズ「うんわかった!よろしくね!」
ユナ「じゃあまた今度もメンテお願いね?」
リズ「任せときな!」
翌日
キリトside in
俺は今アスナとユナに紹介されたリズベット武具店という場所に来ている。二人の紹介によるととても腕がいいらしい。オクトも紹介されていて一緒に行くか聞いて見たが今は武器のメンテが必要ないと言っていた。
キリト「二人が言っていた場所はここか。よし!入ってみるか」
からんからん
リズ「リズベット武具店へようこそ!」
俺は店内に入りショーウィンドウに置かれている武器を眺めていたら奥の扉からここの店主が出てきた。この人がアスナたちが言っていた腕利きの鍛冶屋か。男かと思ったら女の子だったとは。
キリト「武器のオーダーメイドを頼みたいんだけど」
俺がそう言うと店主さんはお金のことを気にしているようなのか金属の相場が上がっていると言ってきた。俺はコルの使い道があまりないので結構な額を持っているので、心配ないことを伝えた。
キリト「お金は気にしなくていいからいな作れる最高の剣を作って欲しい」
リズ「そう言われましても具体的な数値などを申してもらわないと・・・」
キリト「じゃあ、この件と同等かそれ以上の剣ってことで」
リズ (重!?なにこの剣モンスタードロップの中では魔剣クラスのバケモンじゃない!?)
リズ「じゃあこれなんかはどうですか?私が作った最高傑作の武器です」
店主さんがレイピアの形をした武器を渡してきた。俺はその武器を振り回したり模擬スキルモーションを起こして見たりした。
キリト「軽いな」
リズ「スピード系の金属を使っているので」
キリト「ちょっと試してみるか」
俺はエリュシデータを左手に持ち自分と平行に向け右手に持ったレイピアを振りかざした。
リズ「ちょ、ちょっとなにやってんのよ!?そんなことしたらあんたの剣が折れちゃうわよ!?」
キリト「そんときはそん時さ」
レイピアを振り下ろしエリュシデータにぶつけるとレイピアが折れてしまった。
リズ「いやああああーー!!!」
リズ「修復・・・不可能」ガク
店主さんがその場に倒れ込んでしまった。と思ったら急に立ち上がって俺の胸ぐらを掴んだ。
リズ「なにしてきれんのよ!?」
キリト「い、いや俺もあんな簡単に折れるなんて思わなくて」
リズ「それは私の剣がやわっちかったって言いたいわけ!?」
キリト「ま、まぁそうだな」
リズ「言っときますけどね!金属と材料がちゃんと揃えばあんたの剣がポキポキ折れるくらいのを作れるんだからね!」
キリト「へぇーこの剣がポキポキ折れるくらいのをね。ぜひ作ってもらいたいね」
リズ「そこまで言ったからには全部付き合ってもらうからね!」
キリト「全部?」
リズ「金属を取りに行くとこから全部ね!」
キリト「いや、俺一人で行くよ。足手まといになられても困るし」
リズ「なめないでくれる?これでも私マスターメイサーなんだけど」
キリト「ふーん金属のあてはあるのか?」
リズ「55層に水晶を餌にしているドラゴンがいてそのドラゴンの体内にレアな金属が溜め込んであるって噂なの」
キリト「55層か・・・やっぱり俺一人で・・・」
リズ「金属を手に入れるにはマスタースミスが必要なんだけど」
キリト「はぁー、影で隠れてろよ」
リズ「あんたねぇ!?」
キリト「俺の名前はキリト金属が手に入るまでひとまずよろしく」
リズ「よろしく、キリト!!」
キリト「いきなり呼び捨てかよまぁいいけど、リズベット」
55層・・・
リズベットside in
リズ「ハックシュッ!寒い」
キリト「余分な服とか持ってこなかったのか?」
リズ「55層が氷雪地帯なんて聞いてなかったのよ」
私がそう嘆いているとキリトがこちらの方へコートを投げてきた。
リズ「あんたは寒くないの?」
キリト「鍛え方が違うからな」
いちいちムカつくわね!でも・・・
リズ「暖かい」
キリト「どうしたリズベットもう限界か?」
リズ「まだ大丈夫よ!」
リズ「ていうか、どうせ呼び捨てにするならリズでいいわよ」
キリト「はいはい、わかったよリズ」
リズ「調子にのるな!」
キリトside in
リズ「わぁ!綺麗!」
リズがうろちょろしていたのでフードを掴み行動を止めた。
リズ「なにすんのよ!?」
キリト「転移結晶の準備をしとけ」
リズ「わかったわよ」
キリト「あと、ここからは俺一人でやる。リズはドラゴンが出てきたらそこらへんの水晶に隠れてろ。絶対に顔を出すな」
リズ「何よ!私だって素人じゃないんだから手伝いぐらいするわよ」
キリト「だめだ!」
リズが言うことを聞いてくれなさそうなので強めに言うと頷いてくれた。
キリト「よし、じゃあ行くか」
グアアああああ!!
キリト「リズ!そこも影に隠れろ!」
リズ「うん!」
グアアあああ
ドラゴンがブレス攻撃をしてきた」
リズ「避けて!」
後ろからリズがそう言ってくるが俺はエリュシデータでブレスを切った
リズ「すごいあんな細い武器で」
ドラゴンの腕を切るとリズが影から出てきた
リズ「ほら!さっさと倒しちゃいなさいよ!」
キリト「バカ!まだ出てくるな!」
リズ「え?」
ドラゴンがリズを見つけ羽をはためかせ強風を起こした。
リズ「きゃああああああああ!!!」
キリト「リズ!!」
リズ「きゃあああ!!助けて!!!」
キリト「リズ!捕まれ!」
吹き飛ばされた先が運悪く深い縦穴でそこへ落ちて行った。
リズ「んッ・・・」
キリト「生きてたな」
リズ「うん、生きてた」
キリト「のんどけよ一応」
リズ「うん・・・」
リズ「あの、助けてくれてありがとう」
キリト「礼を言うのはまだ早いぜ。まずどうやってここから抜け出すか」
リズ「そんなの転移すればいいじゃない」
リズ「転移!リンダース!」
リズが転移結晶を使おうとするがなにも起こらなかった。
キリト「転移が無理なら他の手段があるはずだ」
リズ「そんなのわかんないじゃない!もしかしたらここに落ちたプレイヤーが100パーセント死ぬってトラップかもよ!?」
キリト「なるほどそれもそうか」
リズ「あんたねぇ!もっと元気付けなさいよ!」
キリト「一つアイデアがある」
リズ「ほんと!?」
キリト「壁を走って登る」
リズは呆れたような顔を向けてきた。
リズ「バカ?」
キリト「バカかどうか試してみるか」
キリト「ふッ!」
タタタタタタタタ
リズ「ウソーン」
タタタタツルッ
キリト「うわああああああ!」
キリト「グ、もうちょっと助走距離があったら行けたんだよ」
リズ「そんなわけねぇー」
リズ「なーんかへんな感じ。現実じゃありえないよ。こんな初めてくる場所で、初めて会った人と並んで寝るなんて」
リズ「しかも壁とか走り出しちゃうし。ほんとへんなやつだね」
キリト「悪かったな」
リズ「ねぇ、聞いていい?」
キリト「なんだよ、改まって」
リズ「どうして私を助けたの?」
キリト「誰かを見殺しにするくらいなら一緒に死んだほうがマシだ。それもリズみたいな女の子ならなおさら」
リズ「バカねほんと。そんなやつ他にいないわよ」
リズ「ねぇ、手、握って」
キリト「・・・うん」
リズ「暖かい」
キリト「え?」
リズ「私もキリトも仮想現実のデータなのに」
キリト「リズ・・・」
翌朝
リズベットside in
リズ「んーーー、あれ?」
私が起きたらキリトが地面を掘っていた。
リズ「どうしたってのよ」
キリト「ああ、ほら」
キリトが目の前に何かを出してきた。
リズ「これって・・・」ピ
クリスタライズ・インゴット
キリト「俺たちが探してたものなんだろうな。水晶を食べ腹のなかで生成する。見つからないわけだ」
リズ「やったね」
リズ「でもなんでこんなとこに?」
キリト「ここはトラップじゃなくてドラゴンの巣だったんだ」
リズ「え?え?」
キリト「つまりそれはドラゴンの排泄物だ。んこだ」
リズ「え、ひ、いやぁ!」
キリト「あとはどうするか」
リズ「ねぇ、ここドラゴンの巣って行ったわよね」
キリト「あぁ」
リズ「ドラゴンは夜行性だからそろそろ」
私たちが上を見上げると大きな影がこちらに向かってきた。
リズ「きたああああ!!!」
私が叫ぶとキリトが私を抱え壁を突っ走った。
キリト「ハッ!」
キリトがドラゴンの背中に剣を刺した
キリト「リズ!捕まってろよ!」
ドラゴンは巣の外へ向かって飛んでいく
リズ「いやあああああああ」
キリト「外だ!」
ドラゴンに振り落とされ吹き飛ばされた
リズ「きゃあああ!!」
キリト「うおあああ!!」
リズ「うわぁ、すごい!」
外の景色に感動してるとキリトが手を差し出してきた。
リズ「ふふ」
キリト「ふッ」
リズ「ねぇキリト!」
キリト「何?」
リズ「私ね!キリトのこと好き!」
キリト「なんだって?聞こえないよ!」
キリトを抱き寄せ
リズ「なんでもなぁーい!」
48層リンダース
リズ「片手直剣でいいんだよね?」
キリト「ああ」
リズ「はぁー、ふぅー」
カンッ!カンッ!
リズ(キリトの手の暖かさ、私の気持ち。錯覚なんかじゃない。満足のいく件が出来上がったら気持ちを告白しよう)
カンッ!カンッ!
キュイーーーン
クリスタルが変形し一本の剣になった。
リズ「剣の名前はダークリパルサー。私が初耳ってことは、情報屋のメーカーには乗ってないはずよ。試してみて」
キリト「ああ」
ヴォン、ヴォン
リズ「ど、どう?」
キリト「重いな、いい剣だ」
リズ「はは、やった!」
カチャン
キリト「これで依頼達成だな。お代を払うよ。いくら?」
リズ「あ、えっと。お代は、いらない」
リズ「そのかわり、私をキリトの専属スミスにさせて!」
キリト「それってどういう」
リズ「・・・フィ、フィールドから帰ってきたら武器や防具をメンテさせて!毎日これからずっと」
キリト「・・・あ///リズ」
リズ「キリト、私、私ね?キリトのことが好き。私と付き合ってください!///」
キリト「う、ああ///リ、リズ。少し考えさせてくれないか?俺、気持ちを伝えられたことなんて初めてだからまだ心の整理がついてない」
リズ「うんわかった。じゃあいつかキリトの答えを聞かせて?」
キリト「ああ。必ず伝えるよ」
私とキリトがそんな約束をしていると後ろの扉が勢いよく開いた。
アスナ、ユナ「「リズ!!」」
リズ「アスナ!?ユナ!?どうしたの!?」
アスナ「メッセージを飛ばしても帰ってこないしマップ追跡をしても反応がないし、昨日はどこに行ってたのよ!」
リズ「ちょっとダンジョンにもぐってて」
ユナ「ダンジョン?リズ一人で?」
リズ「ううん、その人と」
アスナ、ユナ「「キリト君!?」」
リズ「え?二人とも知ってるの?」
アスナ「知ってるも何もこの前ここを紹介するって言ったじゃない!」
リズ「え?ああ!?そういえばあの時キリトとオクト?って人に紹介するって言ってたわね」
キリト「そういえば今日オクトはいないのか?」
ユナ「オクトくんならなんかいい武器のクエストが見つかったからそっちへいくって言って行っちゃった」
アスナ「私たちもいくって行ったんだけどその矢先にリズがマップ追跡で反応したから急いできたの」
キリト「何!?いい武器だと!?くそう!俺も行きたかったぜ」
リズ「アスナ、ユナちょっと話したいことがあるんだけどいい?」
アスナ「ん?何リズ」
リズ「私ね、キリトに告白したの」
アスナ、ユナ「「え!?」」
リズ「昨日のダンジョンでキリトと一緒に行動してこの気持ちが芽生えたの」
ユナ「そうなんだ。それで、返事は?」
キリト「まだ返事はしてない。俺も心の整理がついていないからな」
アスナ「そうなんだ。早めに返事してあげなよ?」
キリト「ああ、なるべく早く返事をするよ」
リズ「待ってるからね。じゃあ今日はそろそろお別れしますか」
ユナ「そうだね。オクト君ももう帰ってきてるみたいだし」
キリト「帰ったらオクトから色々聞き出してやる」
リズ「アスナたちって一緒に住んでるの?」
アスナ「うんそうだよ一層からずっとね。あ!そうだリズも一緒に住もうよ!」
キリト「それいいなそうすればリズもメンテしやすいだろ」
リズ「いいの?私が一緒にいても」
ユナ「もちろんだよ!むしろこっちがお願いしてるんだから」
リズ「じゃあ一緒に住まさせてもらうね?これからよろしく」
キリト「ああ、よろしく」