俺は仮想現実で新たな本物を手に入れる   作:泉谷 晶輝

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入団

ついにこの時が来た。これからすることは初めてじゃないが、いざとなるとやっぱり緊張するな。

そう、俺は今日ある女性二人に告白をする。

なんで二人なんだ!男なら一人に絞れ!って言う人がいるかもしれないが、俺にとってはこの二人は心の支えであり、俺も二人をこれからずっと支えていきたいと思える存在だ。だから一人に絞るなんて出来っこない。

よし、そろそろ二人を呼び出すか。

 

“22層のログハウスで待ってる。場所はマップを見てくれ“

 

これでいいだろう。あとは二人を待つだけだ......

 

1時間後・・・

 

ログハウスの前で待っていると前方に二人のプレイヤーが現れた。アスナとユナだ。

アスナ「おまたせ、オクト君」

ユナ「おまたせ、オクト」

 

オクト「おう、急に呼び出してごめんな」

 

アスナ「全然大丈夫だよ!それで昨日言ってた大事な話って何?」

 

オクト「ああ、そうだな。まず一つ、俺が今から言うことはまぎれもない真実だ嘘なんかじゃない。それを踏まえた上で聞いてくれ」

 

アスナユナ「「ええ(うん)」」

 

オクト「じゃあさっそく」

「今までずっとお前たちと行動してきて最初は大事な仲間、親友と思っていたんだ。だが、昨日俺たちが命の危機にさらされて気づいたんだ。スゥ-俺は!アスナ、ユナお前たち二人とこれからもずっとこのゲームの中でもゲームがクリアされて現実世界に解放された後でもずっと一緒にいたい!だから!俺と付き合って下さい!お願いします!」

 

ついに言ってしまった。これで断られたら黒歴史史上最もやばいことになるな。

 

アスナユナ「「ふふ!」」

 

オクト「え?…」

 

アスナ「やっと言ってくれたねオクト君」

 

ユナ「どれだけ待ったと思ってるの!もう!」

 

オクト「え、え?それはどう言う…」

 

アスナ「じゃあまずは私から。ありがとう、オクト君。私もね最初は頼りになる人だなって思ってた。だけどね、ずっと一緒にいたらその気持ちがだんだん変わってきて今は

“好き”って言う気持ちに変わったんだ。だからこちらからも言わせて下さい!私と付き合って下さい!」

 

ユナ「次は私かな。私もねアスナと一緒で最初は頼りになる人だって思ってたんだ。だけど、昨日オクトがボスに挑んで行った時に気づいたんだ。私はオクトが好きなんだって。だから私からも言わせて、私と付き合って下さい!」

 

オクト「お前ら……」

 

まさかOKされるとは思わなかった。二人からも告白されたんだ、答えはもう決まってる。

 

オクト「二人ともありがとう!こんな俺でよければこれからよろしく!」

 

アスナユナ「「うん!」」

 

そうして俺たち三人は付き合うことになった・・・

 

 

アスナ「やっと私たちの願いが叶ったね!」

 

ユナ「そうだね!」

 

オクト「またせてごめんな」

 

アスナ「全然いいよ!それで話変わるけどやっぱり私としてはこの三人で一緒に住みたいなって思うんだけど」

 

ユナ「私も一緒に住みたいな」

 

オクト「そのことに関しては安心してくれ。この場所に呼んだのはそれも関係してるからな」

 

アスナ「え?それってどう言うこと?」

 

オクト「このログハウスじつは俺たち三人で住むために俺が前もって買っといたんだ」

 

アスナユナ「「え!?」」

 

オクト「だから一緒に住むとかそう言うことに関しては何も心配いらないぞ」

 

アスナユナ「「ありがとう!オクト(君)」」

 

オクト「うお!?急に抱きついてくるなよ…」

 

ユナ「いいじゃない減るものでもないし!」

 

オクト「俺の理性がゴリゴリすり減っていきます…」

 

アスナ「まぁ、いいじゃない。それより中に入ろ!」

 

オクトユナ「「おう(うん!)」」

 

オクトアスナユナ移動中・・・

 

アスナ「うわぁー!!!」

 

ユナ「いい部屋だね」

 

オクト「だろ?ここはプレイヤーも全然来ないしものすごく静かなんだ」

 

アスナ「これからここに三人で住めるんだね!今からワクワクしちゃう!」

 

ユナ「そうね。今日1日で私たちの夢が何個叶ったんだろう?」

 

オクト「どうだろうな?そうだ、この件とは別件なんだがそろそろ団長に会って話がしたいんだが…」

 

アスナ「いいんじゃないかな?団長はオクト君に会いたいって言ってたし」

 

ユナ「さっそく明日行っちゃう?」

 

オクト「俺は全然大丈夫だがお前たちはいいのか?」

 

アスナ「大丈夫だよ」

 

ユナ「私も大丈夫だよ〜」

 

オクト「じゃあ明日行くか!」

 

アスナユナ「「うん!」」

 

そうして俺達三人は無事付き合うことになった。そして血盟騎士団団長ヒースクリフに挨拶に行く予定を計画したがまさかあんなことになるとは・・・

 

翌朝・・・

 

オクト「おはよう。二人とも早いな」

 

アスナ「おはようオクト君」

 

ユナ「おはよう。ギルドではこの時間帯に起きてるのは普通だったからね」

 

オクト「そうなのか」

 

アスナ「じゃあオクト君団長に挨拶する準備してきて。そんな格好じゃ会わせられないよ」

 

オクト「お、おう」

 

オクト着替え中・・・

 

オクト「準備出来たぞー」

 

ユナ「よし!じゃあいきますか!」

 

オクトアスナ「「おう(ええ)」」

 

* * *

 

50層《アルゲード》KoB本部 団長室前

 

アスナ「オクト君って団長と会ったことってあったっけ?」

 

オクト「ああ、何回かな。でも会っただけで話はしないな」

 

アスナ「そうなんだ。団長もオクト君と話をしたがってたからそろそろ入ろ」

 

オクト「おう」

 

コンコン

 

アスナ「団長失礼します」

 

ヒースクリフ「アスナ君にユナ君か、それと君がオクト君だね?私はこの血盟騎士団の団長をしているヒースクリフだ。よろしく頼むよ」

 

オクト「ああ、よろしく。会うのは初めてじゃないが話すのは初めてだな」

 

護衛A「おい!団長に向かってタメ口とはなんだ!」

 

ヒースクリフ「やめたまえ。オクト君とは上下関係のない関係でありたい」

 

護衛A「ですが!」

 

ヒースクリフ「いいね?」ギロ

 

護衛A「は、はい」

 

ヒースクリフ「すまないね。先程行ったようにオクト君はタメ口で構わないよ。その方が気も楽だろう?」

 

オクト「ああ、助かる。正直敬語は慣れなくてな」

 

ヒースクリフ「それで今日はどう行った要件できたのかね?」

 

アスナ「それについては私から。昨日から私とユナはオクト君と付き合うことになりました。それにあたりなるべく一緒にいたいためオクト君の血盟騎士団への入団を許可していただきたいのです」

 

ヒースクリフ「ほう?君たち二人と付き合うのかね。それについては私は反対はだが入団については条件がある。」

 

ユナ「な、なんですか?オクトは私達二人より遥かに強くて団員としては申し分ないプレイヤーなはずですが」

 

ヒースクリフ「オクト君の強さに関してはある程度までなら私も十分承知している。私が出す条件はそんなことではない。条件は…」

 

「普通の団員としてではなくこの血盟騎士団副団長として入団してもらう」

 

オクトアスナユナ「「「は?(ええ!?」」」

 

ヒースクリフ「まぁ驚くのも最もだろう。だがね彼が普通の団員として入団するのはとてももったいないだから幹部である副団長として入団してもらいアスナ君とユナ君にはその補佐として働いてもらいたいのだよ」

 

護衛B「団長!このオクトというプレイヤーは汚い手を使って実力もないくせに威張り散らしてるビーター悪名高いプレイヤーなんです!その様な者を入団しかも副団長としてなんて!血盟騎士団の風格が下がりますぞ!」

 

アスナ「そんなこt…オクト「おいお前今なんてい言った?」ッ!」

 

オクト「俺の戦闘も見たことないくせに汚い手だと?実力がないだと?」

「巫山戯るのもいい加減にしろよ?」ギロ

 

アスナ(こ、怖い!オクト君今絶対に怒ってる。怒ったオクト君ってこんなに怖いんだ。でもなんで怒ってるんだろ?)

 

ユナ(オクトってこんなに怖かったっけ!?団長以外顔真っ青になってるじゃん!なんで怒ってるの!?)

 

護衛B「ビ、ビーターなんてそんな者だろう!」

 

オクト「へぇ〜、じゃあこの後俺と戦え。その戦いでお前が勝ったらお前に土下座して立ち去る。もしお前が負けたら……わかってるよな?」

 

護衛B「あ、ああいいだろう!首を洗って待っていろ」

 

オクト「ヒースクリフいいよな?」

 

ヒースクリフ「許可しよう。これを機に君の実力を知っておきたいしね」

 

所変わって闘技場・・・

 

オクト「うお!?なんでこんなに人がいるんだ?」

 

ユナ「あはは、これはダイゼンさんの仕業だね。あの人こういうところでしっかりしてるから」

 

オクト「全く緊張が解けたぜ、控え室に行くか」

 

控え室・・・

 

アスナ「オクト君さっきのことなんだけどさなんでオクト君はあんなに怒ったの?」

 

オクト「ああ、あれはな、単純に言えば俺の実力を知りもしない奴にバカにされたからだ。俺の実力はお前たち二人を守るために磨き上げてきた物なんだ。だからそれを馬鹿にされるのは我慢ならない」

 

アスナ「そうなんだ。ありがとうオクト君。私たちは君の実力を否定したりなんかしないからね」

 

オクト「ありがとな!元気付けられた。

あーあ、にしても副団長か。まぁそれでもお前たち二人と一緒にいられれば問題ないけどな」

 

ユナ「そうだね。私もこの三人でクリアまでいけたら嬉しい」

 

アスナ「私も同じ。この三人でずっと一緒にいようね」

 

オクト「ああそうだな。っとそろそろ時間んだな。んじゃ言ってくる」

 

アスナユナ「「行ってらっしゃい!」」

 

 

護衛B「よう、負ける準備はできたか?ビーター」

 

オクト「・・・」

 

護衛B「ふっ無視か。まぁいい。この最期の時を存分に味わえ」

 

護衛Bがなんかごちゃごちゃ言っているがそんなことはどうでもいい。俺はハァッと、息を吐き目を閉じる。そして試合開始のコールを待つ。

 

3

 

2

 

1

 

スタート

 

護衛B「ハァッ!」

 

護衛Bが両手剣スキルを発動させ俺に切りかかってくる。だがしかし俺と護衛Bのレベル差がありすぎるせいか護衛Bの動きがものすごく遅く見える。まるでスロウモーションかのように。

 

オクト「フッ!」

 

俺は攻撃をかわし護衛Bの後ろに素早く周り背中を剣で切りつけた。すると、先程までグリーンゾーンにあったHPバーが一瞬でイエローゾーンに入りあっけなく試合が終了した。

 

アスナ(今何が起こったの!?試合が始まったと思ったら一瞬のうちに終わった。オクト君って今まで本気出してなかったのね)

 

ユナ(はぁ、もう何があっても驚かないわ。それにしてもオクト…まだ実力を隠していたんだ)

 

ヒースクリフ(彼はまだ本気を出していない。彼が本気を出せば護衛BのHPはイエローで止まるはずがない。さて、今後に期待だな)

 

オクト「あっけなかったな…まぁこれで晴れて俺も血盟騎士団員だ。これからは気を引き締めていかないとな」




これでスタックが無くなりましたので投稿が遅くなります。申し訳ありません。
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