八幡 side in
茅場「ヒットポイントがゼロになった瞬間諸君らのアバターは永久に消滅し同時に諸君らの脳はナーブギアによって破壊される」
まさかただのゲームかと思って買ったら本当に死んでしまうデスゲームだったとは。でも俺は絶対に諦めない!やっとの思いで手に入れた本物をこんなところで失ってたまるか!
キリト「オクト、クラインちょっときてくれ」
茅場のいきなりのデスゲーム宣言によりここにいる全員がパニックに陥ってる時キリトが突然そう言ってきた。
キリト「お前らよく聞け。俺はすぐにこの街を出て次の村へ向かう。だからお前たちもついてきてくれ」
確かに茅場の言葉が本当ならこの世界で生きていくためには自分をひたすら強化していかなければならない。だから俺の答えは決まっている。
オクト「わかった。お前についていく」
そう言うとキリトは安心したかのようになり
キリト「ありがとう」
俺はついていく事にしたがクラインはどうだろうか?クラインならついてくると思うが・・・
キリト「クラインも頼む。俺と一緒に来てくれ」
クライン「だめだ」
クラインから出たのは拒否の言葉だった。
クライン「前に言ったろ?俺は他のゲームでダチだったやつらと徹夜して並んで買ったんだ。そいつらも広場にいるはずだ。おいてなんて行けねぇよ」
クラインは自分の心配じゃなく友人たちを優先に考えていた。
クライン「仲間には俺が必要だ仲間も誰一人掛けさせない。だからキリト、オクト、ここに残って一緒に戦ってくれ。俺はもうお前たちのことは仲間だと思っている」
仲間・・・か。あいつらの他にも俺のことを仲間だと思ってくれるやつは居たんだな。
クライン「もちろん強要はしない。ここに残るリスクはさっきおめぇが言言ったとうりだ」
キリト「次の・・・次の村で待ってる」
オクト「俺もそうする」
クライン「おう!それがいい!言ったろすぐに追い抜くってな」
キリト「・・・何かあったらメッセージを・・・」
クライン「キリト!オクト!」
クラインは俺たちに両手を出し握手を求めて来た。だが俺とキリトはその手を握ることができなかった。俺にはそんな資格はないと思ったから。
クライン「おいキリトよ!オメェ結構可愛い顔してんのな!それとオクト!お前イケメンすぎるだろ!今度会ったら粛清してるからな!」
キリト「お前のその山賊ヅラの方が10倍似合ってるよ!」
オクト「誰がイケメンだ!俺をそこらへんのリア充と一緒にすんな!」
そうして俺たちはクラインと別れた。
オクトside in
クラインと別れてから1ヶ月とちょっと経った日キリトとクラインと別れたときに出会ったアルゴの二人と一緒に隠しログアウトスポットのデマの根源である洞窟に来ていた。洞窟の前をウロウロしていると───
「「きゃーーーー!」」
洞窟に中から叫び声が聞こえた。俺たち3人は急いでそこに行ってみると二人のプレイヤーが大量のモンスターに囲まれている状況だった。
ほっときわけにもいかないので、周りにいるモンスターを全て倒した。
アルゴ「ビギナーさん達生きてるカー?よし生きてるな。ヨカッタヨカッタ」
アルゴ「ホレ、回復POTダ。飲め」
オクト「デマの犯人をとっちめるのは自分でやってくれよ。オレンジになるのはごめんだ」
キリト「俺も同意見だ」
アルゴ「分かってるサ」
キリト「んじゃ俺は帰る」
そして気絶してしまったプレイヤーさん達を洞窟から連れ出して近くにあった大きな岩に寄りかからせ休ませた。
30分後───
アスナside in
私は現実世界で知り合った友達のユナと一緒に街にいたプレイヤーの隠しログアウトスポットの情報を聞きこの洞窟にやって来た。でもその情報はデマだったらしく私達は運悪くモンスターに囲まれてしまった。
ユナ「ここまでなのかな?こんなあっけなく死ぬのは嫌だな」
アスナ「ごめんね。私が無理言ってついてかせたばっかりに」
ユナ「ううん。もう仕方ないよ。私も賛成して来たんだし」
そう言いながら私たちは自分の死を待っているとモンスター達がいきなり消えていった。呆然としていてあまり記憶には残ってなく気づいたら岩に寄りかかっていた。
アスナ「助けてくださってありがとうございます。あの、私ともう一人いた人は今どこに?」
オクト「お前の隣で寝ているぞ」
そう言われて目線を落としてみると確かに岩に寄りかかって寝ているユナがいた。
アスナ「質問なんですけど、なんで私たちを助けたんですか?普通の人ならほっとくと思うんですが」
私は失礼だと分かっていたけど、そのことがすごく気になったから聞いてみたら意外な答えが返ってきた。
オクト「俺はお前達を助けたくて助けたんじゃない。お前達が持っているマップデータが欲しかっただけだ」
アルゴ「相変わらずオクっちは捻くれてるねぇ」
オクト「うるせぇーよ、そんなことよりなんでお前達はあんなところにいたんだ?」
アスナ「街で隠しログアウトスポットの噂を聞いて確かめようと思ったからです」
理由を話すと男性プレイヤーは呆れた顔になり
オクト「はぁーやっぱりかお前達もデマに流されわけか」
アスナ「すいません」
オクト「いや別に怒っちゃいねぇよ。でもこれからはあまり噂とかを信じたりすんなよ」
アスナ「わかりました。ありがとうございます」
そうやって話しているとユナが目を覚ました。
ユナ「ん・・・あれ?ここはどこ?私達助かったの?」
アスナ「そうよ。この二人とあともう一人のプレイヤーの方達が助けてくれたわ」
ユナに事の顛末を話すとユナは二人のプレイヤーを見た。
ユナ「ありがとうございます。本当に助かりました」
アルゴ「いやいや、大した事じゃないゾ」
オクト「だから俺はお前達を助けたくて助けt───」
アルゴ「ハイハイわかったヨ」
オクト「おい!遮るなよ」
アルゴ「まぁまぁ、おこんなさんなって」
オクト「まぁいい、お前もそっちのやつと同じで噂に流されてきたんだな?」
ユナ「はい、すいません」
オクト「もういいって。で、お前達はこれからどうすんの?」
そう聞かれて私たちは何も考えてなかったのでうつむいて困っていると
オクト「お前達みるからにビギナーだろ?だったらこの先もどうやってやって言ったら分かんねぇはずだ。だから俺と一緒に来るか?」
私たちは男性プレイヤーの提案に納得したので了承することにした。
アスナ「はいお願いします!」
ユナ「私もお願いします!」
オクト「わかったじゃあこれからよろしくな。そういやまだ自己紹介してなかったな」
オクト「俺の名前はオクト。よろしく」
アルゴ「オレっちの名前はアルゴ。情報屋だから困った時は言ってくレ。安くして売るゾ」
アスナ「私の名前はアスナです。よろしくお願いします」
ユナ「私はユナです。よろしくお願いします!」