俺は仮想現実で新たな本物を手に入れる   作:泉谷 晶輝

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最初の一歩

オクトside in

 

オクト「そういやお前らは宿とかどうすんだ?」

 

俺は先程出会ったアスナとユナに戦闘時の基本やスイッチのやり方などを教えていた。ずっと教えてるのも飽きるだろうし休憩を取りその最中にそんなことを聞いてみた。

 

アスナ「私は、あの情報を聞いてからずっと寝ていません。死ぬつもりで戦っていましたから」

 

ユナ「私もです。私はアスナにずっと付いて回ってたので」

 

オクト「そうなのか。しかしずっと寝てないというのは良くない。俺の部屋は風呂はついているが流石に入るのは嫌だろうからなぁ」

 

俺がどうしようか迷っているとアスナとユナが目をキラキラさせながら聞いてきた。

 

アスナ・ユナ「「お風呂あるんですか!?是非貸してください!」」

 

オクト「うお!びっくりした。そっそんなに入りたかったのか」

「俺は別に貸してもいいがお前達はいいのか?俺なんかの部屋に入って」

 

アスナ「はい!大丈夫です!」

(と言うか後で頼もうと思ってたし)

 

ユナ「私も大丈夫ですよ!オクトさんは信頼できますから!」

 

二人とも俺を信頼してくれているようだ。アスナが最後なんか言ってたような気がしたが気のせいだろ。

 

オクト「わかった。じゃあ今日はもう遅いし俺の宿にいk──」

 

???「おーい!オクト待ってくれー!」

 

俺は立ち上がって、二人に呼びかけようとした時後ろから声がかかった。振り向いてみるとそこには───

 

キリト「はぁはぁ、オクト、話があるんだ」

 

オクト「なんだキリトか。そんなに急いでどうしたんだ?俺は今からこの二人と一緒に宿に向かおうとしたんだが」

 

そこにいたのはアスナとユナを一緒に助けたキリトだった。

 

キリト「ああ、ついさっき第一層のボス部屋が見つかったって情報が入って明日会議があるんだ。そのことについてお前と話そうと思ったんだが」

 

オクト「何!?ボス部屋が見つかったのか。情報源は多分アルゴだろ。で、何を話し合うんだ?」

 

キリト「パーティーのこととかボスの情報とかをお前の部屋で話そうと思ったんだ」

 

確かキリトはβテスターだったな。聞いて損になることはないだろ。

 

オクト「俺は一向に構わないが、後ろの二人も俺の部屋に来るんだがそれでも大丈夫か?二人もどうだ?」

 

キリト「俺は問題ない」

 

アスナ「私は大丈夫です。その人にも助けてもらったのでお礼をしたいので」

 

ユナ「私も大丈夫ですよ」

 

オクト「よし、みんなオッケーだなじゃあ俺の部屋に行くか」

 

キリト・アスナ・ユナ「おう((はい!))」

 

そうして俺たちは宿へと移動していった。

 

 

次の日───

 

俺たち4人は今日行われる第一層ボス攻略会議に来ていた。そこにいた人数はボスに挑むにしては消して充分な人数とは言えないぐらいの人しか集まってなかった。

 

オクト「こんな人数で大丈夫なのか?」

 

アスナ「これで少ないんですか?」

 

キリト「ああ本来はこの倍は欲しいとこだな」

 

ユナ「でもこれで頑張るしかないですよ!」

 

俺たちは会議に集まった人数に不満を覚え各々思ったことを口にしていると会議の進行役らしき人物が出てきた。

 

???「はーい今から第一層ボス攻略会議を行います!俺の名前はディアベル。気持ち的にナイトやってます!」

 

ハハハハ!!!!

 

「いいぞー!!」

 

「よっ!カッコいい!!」

 

ディアベル「みんな今回集まってくれてありがとう!こんな状況の中こんなに集まってくれたこと感謝する!」

 

うわなんかすごいリア充オーラ満載のやつが出てきた。キリトもアスナ、ユナも引いちゃってるよ。

 

ディアベル「早速だが、俺たちのパーティが、一層のボス部屋を発見した」

 

ディアベルがそういった途端あたりは静まり緊張が走った。

 

ディアベル「俺たちはこのボスを倒して始まりの街にいるみんなにいつかこのゲームをクリアできるってことを伝えなくちゃならない!そうだろうみんな!」

 

パチパチ

 

ディアベルが言ったことにみんなが賛同し拍手を送った。

 

あいつカリスマ性があるなああゆう奴が将来いろんな奴を引っ張って行くんだろうな。

 

ディアベル「そう言うわけで、6人パーティを各々作ってくれ」

 

何!?パーティだと!?ぼっちの俺が作れるわけないだろ!って昔の俺は思っていたが今の俺は違う!なぜならアスナとユナと言うパーティメンバーがいるからだ!

 

キリト「何!?パーティか」

 

そう言いながらこっちを見てきた。まっまさかとは思うが

 

キリト「おっおいオクト俺もパーティに入れてくれ!お願いだ!」

 

やっぱりかー!まぁ断る理由もないからいいんだけど。

 

オクト「わかったよ」

 

キリト「ありがとな。改めて3人ともよろしく」

 

オクト「ああ」

 

アスナ「よろしくお願いします」

 

ユナ「よろしくお願いします!」

 

ディアベル「よしもうそろそろみんな組み終わったかな?じゃあ作戦──」

 

???「ちょお待ってんか!?」

 

後ろから声がしたと思ったらその声の主は大きくジャンプをして前に飛び降りた。

 

キバオウ「わいはキバオウっちゅうもんや。ボスと戦う前に言わせてもらいたいことがある!」

 

なんだ?あのリアルモヤットボール野郎は。

なんか面倒なこと起こしそうな顔してんなぁ。

 

キバオウ「こんなかに今まで死んで行った2000人に詫び入れなあかん奴がおるはずや!」

 

ディアベル「キバオウさんそれは元βテスターたちのことかな?」

 

キバオウ「当たり前や!自分らだけポンポン強なって初心者らはほってく。こんなかにもおるんやろ!そいつらに今まで死んで行った奴らに土下座して今まで溜め込んだ金とアイテムを吐き出してもらわなパーティメンバーとして命は預けられんし預かれん!」

 

モヤットボールがそんなことを言い出した。

はぁ、待ったくあんな自己中がいるなんてな。

 

???「発言いいか?」

 

俺が論破してやろうと思っていたら、別のやつが意見を述べようとした。

 

エギル「俺はエギル。あんたは要するに今まで死んだ人たちに謝罪、賠償しろってことだな?」

 

キバオウ「そうや!」

 

エギル「あんた、これ知ってるか?これはガイドブックだ。これはあんたも持っているはずだ。これは道具屋で無料配布されていたやつだからな」

 

キバオウ「ああもろたで?だからどうしたんや!」

 

エギル「このガイドブックを作ったのは、元βテスターだ」

 

エギル「いいか!情報はすでにあったんだ!でもたくさんのプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえてこの場で議論されると思ったんだがな」

 

キバオウ「.....っく!へっ!!」

 

キバオウはエギルの言葉に言葉がでず唸りながら椅子に腰を降りした。

 

ディアベル「よし!それではいいかな?先程例のガイドブックの最新版が配布された!その情報によると──────」

 

ディアベルは一層のボスについての情報をみんなに伝えそのあとはパーティごと戦闘の練習にうつった。

 

俺たちはキリトにボスの情報を昨日より細かく聞くために俺の宿に移動していた。そうしてついた瞬間アスナとユナは風呂へ駆け込み、俺とキリトは一層のボスについて話していた。

 

キリト「ボスが使う武器はタルワールだ。範囲攻撃でスタン状態になるから気をつけてくれそれから──」

 

コンコン

 

誰かが来たようだ。こんな時間になんだ?

 

オクト「誰だこんな時間に?」

 

アルゴ「おっすオクっち。なんか二人の男が女の子二人を連れて行ったって情報が入ったから来たんだガアーちゃんとユナっちいるカ?」

 

オクト「居るが今は風呂に入ってるぞ」

 

アルゴ「お?なんだなんだ〜?オクっち女の子を連れ込んで風呂の入れるとは。オクっちも案外隅に置けないネ」

 

オクト「あーはいはい。そう言うことじゃないからな」

 

アルゴ「ちぇーつまんない反応だなぁ」

 

オクト「そりゃ悪うござんしたね。それで何の用だ?」

 

アルゴ「今日はオクっちじゃなくてキー坊に依頼の件の報告に来たんだ。お!?この部屋広いな幾らなんダ?」

 

アルゴ「ん?この部屋はバスルーム?これは女性に人気になるな。中はどうなって居るんだ?それではご開帳〜」

 

オクト・キリト「は?おい!待て!」

 

時すでに遅し、アルゴはドアを全開にしてしまった。

 

アスナ・ユナ「え?」

 

オクト・キリト「ハハハハハ....ありがとうございました?」

 

アスナ・ユナ「いやああああああああああ!!!!」

 

オクト・キリト「ちょ...まっ....」

 

ブツン───

 

そこで記憶は途絶えてしまった。

 

 

 

 

ボス攻略当日

 

ディアベル「俺からは以上だ。何か質問はあるか?・・・ないな。よしみんな勝とうぜ」

 

ディアベルは扉に手を当てこう言った

 

ディアベル「さぁ行こう!」

 

さあ、これは俺たちの最初の一歩だ負けるわけには行かない!

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