・マギルゥ「儂らの年齢を当ててみろい、ウィッチャー!」
・村人「魔女の家は(カクカクシカジカ)にあるぞ」
・アイゼン「二度と俺の前でアクスィーを使うな」
……最後辺り、ベルセリア組にゲラルトが説教(?)されます。うちのゲラルトは洗脳をよく使う方でしたけど、ベルセリアは洗脳反対派が多い……それが正しいけど。
ゲラルトとベルベットと合流する前にワイルドハントに殺されてしまった諜報員――ヘンドリック。彼が残したメモからシリの情報を握っている人物、“血塗れ男爵”と“魔女”がいることがわかった。
ゲラルトらはその一人の魔女がいると思われる村――ミッドコプスに向かうのであった。
愛馬ローチとニルフガード軍からのお古である複数の馬に乗ってミッドコプスに向かうゲラルトたち。その村に辿り着くまで、一行は会話し合っていた。
ライフィセット「ゲラルト、ちょっと気になったけど……年齢はいくつなの?」
ゲラルト「それは唐突だな。何故気になったんだ?」
ライフィセット「ゲラルトの髪が白くて、それと……皺もあったりして。でも、若々しい感じが不思議とするんだ」
ゲラルト「若々しいか……この髪色は老いではなく変異によるものだが、これでも100歳だ」
ライフィセット「へえー。じゃあ、僕らの中では三番目くらいだね」
ライフィセットの言葉に疑問を抱くゲラルト。
ゲラルト「……三番目?」
ライフィセット「そっか、知らないんだった。僕らの中で年長は――」
マギルゥ「待てい、坊」
マギルゥがライフィセットを止めてからゲラルトに問いかけた。
マギルゥ「ゲラルトよ、儂からのクイズじゃ。お主を除く儂らを下から年齢順に言うが良い」
ゲラルト「面白い。一回で当ててやろう」
全員が馬から降り、横一列に並ぶ災禍の顕主御一行の正面に立つゲラルト。全員の姿を眺め、顎に手を当てて考える。数分後、考え続けていたゲラルトは口を開いた。
ゲラルト「外見的に見れば……一番下は一目瞭然のライフィセット、その次にマギルゥ、ベルベットとエレノア、ロクロウは近い感じで、アイゼンが一番上だ。しかし、ビエンフーのような存在がは人間と同じ年齢とは限らん。魔女のマギルゥも見た目通りとは限らん」
エレノア「確かに知り合ったばかりではビエンフーの年齢はわからないと思いますが、マギルゥの点に気づいたのは流石だと思います。私も知った時は驚きました」
マギルゥ「こらあ! ヒントをバラすでない! それでゲラルトや、そろそろ答えを出したらどうじゃ?」
少々慌てるマギルゥを見つめたゲラルトは頷き、答えを出した。
ゲラルト「下からライフィセット、ベルベット、エレノア、ロクロウ、アイゼン、マギルゥ、そしてビエンフーだ。実年齢は言い当てられんが、どうなんだ?」
マギルゥ「ざーんねん、外れじゃ。確かにお主からはそう見えるのも理解できるが、外見と年齢は意外とつり合わんのじゃ」
ライフィセット「それじゃあ、答えを言うよ。僕は10歳だよ」
エレノア「私は18歳です」
ベルベット「19よ」
ロクロウ「俺は22だ。ゲラルトの答え、惜しかったな」
マギルゥ「……ほれ、ビエンフーの番じゃ」
ビエンフー「えっ? でも姐さんの――」
マギルゥ「お主の番じゃ!」
ビエンフー「ビエーン! ボクは150歳でフ~!」
アイゼン「俺は1000歳だ。ちなみにマギルゥは30歳、誓約で霊能力を得る代わりに体の成長が止まっている」
マギルゥ「お主! ついででバラすんかい!」
マギルゥのツッコミは気にせず、改めて仲間の年齢を知ったゲラルトは驚きの表情を見せる。
ゲラルト「確かに外見と年齢はつり合わないものだな。俺の年齢の10倍がいるとは驚きだ。それに……意外と若い魔女もいるものだな」
マギルゥ「ゲラルト、それは絶対褒めておらんじゃろ」
年齢当てゲームを終えた一行はようやくミッドコプスに到着した。馬から降り、村人から聞き出そうとした時だった。 ある単語が含む会話をゲラルトたちの耳に入った。
「魔女に診てもらえば、あの人の怠け癖も治るかしら」
その言葉を口にした女性に近づき、声をかけた。
ゲラルト「こんにちは、奥さん」
「あら、こんにちは。何か御用?」
ゲラルト「この村の魔女に用があるんだ。知ってるか?」
「私は知らないけど、うちの人なら知ってるわ。聞いてみて。あの人、先週腰を痛めて、動けなかったの。魔女のところに行かせたら、元気になったのよ!」
ベルベット「その人はどこにいるのよ」
「庭にいるはずよ。痛みが引いたら、今度は怠け癖が出ちゃってね。子供らのためにコケモモでも取りに行ってほしいのに……マリアンの旦那さんは素敵だわ。この前もカワネズミを捕ってきて、何日も食べ物に困らなかったって。それから――」
……旦那への愚痴が長くなりそうなので、軽く別れを告げて庭に向かうゲラルトら。そこに一人の男――旦那が休憩、というより怠けていた。ゲラルトは話しかけた。
ゲラルト「この辺に住む魔女を知っているな」
「誰に聞いた?」
エレノア「あなたの奥さんからですが……」
「あのバカ女……放っといてくれ。女の戯言を魔に受けるな。魔女なんかいねえ。猛獣を従うシャーマンも、華奢で物知りな娘もな」
魔女については知らないと言う男にゲラルトは指を上げて洗脳魔法アクスィーを使って聞き出そうとするが、アイゼンに掴まれ止められた。そして、アイゼンは男を睨みながら尋ねた。
アイゼン「本当に知らないのか? 仮にお前の発言が嘘だと分かった場合、それなりの代償を払えるだろうな」
アイゼンの鋭すぎる視線に男は慌て出してすぐに吐いた。
「わ、わかった! 本当のことを言う! 村外れに小さい池があって、そこから小道が伸びてる。その先に岩が一つある。それが見えたら右に曲がって森に入れ。古い馬車を探すんだ。そこまで行けば魔女の家が見える」
ベルベット「……何故あたしたちに知らないって言ったわけ?」
「あんたらが……彼女たちに危害を加えるかもしれなかったんだ。あんたらの噂がこの辺にも届いてる」
ゲラルト「『俺たち』の噂?」
「そうだ、魔女と異界狩りの噂さ」
ゲラルト「魔女狩りはウィッチハンターなのはわかるが、異界狩りとはなんだ?」
「同じウィッチハンターがやってることだ。魔女を狩るように、最近この世界に現れたとされる連中を狩っているんだ。魔女のところにいる異界人はいい奴らなのに」
マギルゥ「お主の目は節穴か? 儂らは異界人で、このウィッチャーと同行しておるんじゃ。例の魔女とはちょっと話すだけじゃから安心せい」
「ああ、なら安心したよ。あの魔女は少し前に来たばかりで、異界人もその後に来たんだが、どれもすごい連中だ。見た目も悪くないぞ。幼いのが多いけどな」
ゲラルト「感謝する。それでは」
情報を提供してくれた男性から離れるゲラルトら。これから魔女のところへ向かうつもりだが、その前にゲラルトがアイゼンに尋ねた。
ゲラルト「さっきの真似は何だったんだ?」
アイゼン「ゲラルト、これだけは言っておく。『自分の舵は自分で取る』、これが俺の流儀だ。混乱した人間を落ち着かせるためなら兎も角、魔法で他人を操る真似を俺の前でするな」
ゲラルト「確かにアクスィーは便利で危険だ。しかし、それで無意味な争いを起こさない場合もある」
ライフィセット「言っていることはわかるよ、ゲラルト。だけど、他の人を操るのはちょっとやめてほしいと思うよ……」
ロクロウ「仮に争いが起こったとしても勝てばいい話さ。まあ、人が第三者に操られるってのは俺も好かないのもあるがな」
エレノア「私達の世界では聖主によって多くの人々が意志を封じられ、無機質に動かされることがありました。ゲラルトのやり方は理に適っていますが……」
マギルゥ「儂は別にどうでもいいかの。情報を流しまくってたビエンフーの件を思い出すんじゃが」
ビエンフー「皆、特にエレノア様、ごめんなさいでフー!」
ベルベット「……一応言っておくけど、あたしたちは一切悪事に手を染めてないわけじゃないわ。だけど、人の意志を摘み取るような真似だけはしないわ」
ゲラルト「……それもそうだな。無闇にアクスィーを使えば、後で応報が来るだろう」
会話を終えた一行は魔女の家へ向かうのであった。
to be Continued
・Pixivとハーメルンでのアンケート結果により魔女探しルートに入りました。
・このルートでの参戦予定作品は東方プロジェクト、まどマギ、……INheritageです。
・リクエストなどがありましたら、出来る範囲でやってみます。
次のルートはどちら?
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血まみれ男爵に会う
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魔女を探す