WITCHER Ⅲ BERSERIA   作:影絵師

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今回はプロジェクトクロスゾーン設定の版権キャラが出ます。


第七話

 

 ヴェレン、またの名を主無き地。

 北方諸国とニルフガード帝国による戦火に焼かれ、統治する者を失った広大な元テメリア領の湿地帯を、人々は「主無き地」と呼んでいる。この地には在来の多種多様な怪物たちが蔓延っているだけでなく、異界から来た外来の怪物たちも暴れまわっている。

 ウィッチャーと災禍の顕主たちは、その名を隠して活躍する皇帝の諜報員、ヘンドリックとヴェレンで接触することになっていた。その諜報員は、皇帝の命を受け、シリの情報を集める任務についていた。

 

――――

 

 ローチに乗馬し、先頭を進むゲラルト。その後ろにニルフガード帝国からもらった5頭の馬に乗ってついていくベルベットたち(マギルゥは大きくした式神に乗っている)。

 ヘンドリックがいると思われる十字路に向かう中、エレノアは心を痛めていた。多くの死体を吊るした木、道端に転がっている戦死した兵士たち、家を破壊され嘆いている村人たちなど、彼女がそれらを見過ごすことは出来ない。しかし、ゲラルトの旅に同行する目的は元の世界に帰るためであり、人助けをするためではない。ベルベットにそう言われ、なるべく惨劇を視界に入れないようしていたエレノアに、隣に並んでいるロクロウが声をかける。

 

ロクロウ「エレノア、泣いているのか?」

 

エレノア「えっ? な、泣いていませんよ」

 

ロクロウ「本当か? 涙が出てるんだが」

 

 そう言われて自分が無意識に泣いていることに気づいたエレノアは慌てて涙を拭き取る。それを見たベルベットはため息をついたあとに言った。

 

ベルベット「どうせ戦争に巻き込まれた人を助けたい気持ちでいっぱいなんでしょ。全く、お人好しなんだから」

 

エレノア「わ、悪かったですね! お人好しで!」

 

ベルベット「けど、それがあんたのいい所よ。多くの人がそれを見習うべきよ」

 

ライフィセット「僕もそう思うよ。あの戦いのあと、エレノアは多くの人たちを助けてきたんだ」

 

ビエンフー「まさに、エレノア様は女神様でフ」

 

エレノア「そ、そこまで言われる程では……」

 

 顔を赤くするエレノア。それを一瞥したゲラルトはシリを探し続けるだけでなく、怪物退治などの人の役に立つ仕事をたまに引き受けようかと考えた時だった。

 突然の呼び声がゲラルトたちに届いた。

 

「下がれ、祈祷中なのか分からんのか?」

 

 見ると、二人の傭兵に護衛されている赤い格好の司祭が祈祷している。ゲラルトたちはそれに近づき過ぎていた。離れようとしたが、司祭が傭兵に言う。

 

司祭「良いのだ、ロデリック。〈永遠の炎〉の恩寵は誰でも受けることができる。こちらへ、ウィッチャー、そして異界の者たちよ」

 

 司祭に呼ばれたゲラルトはローチから降り、一緒に呼ばれたベルベットたちも馬から降りて司祭に近づく。

 

ゲラルト「何の用だ?」

 

司祭「喜べ。お前たちのように邪悪で卑しい生き物であっても〈永遠の炎〉の栄光のために働ける」

 

 その言葉にイラっとするベルベットたち。

 

司祭「誰かが戦場の死体を始末せねばならん。集団墓地でまだ朽ちていない者を、屍鬼が穢している。けしからんことだ」

 

ゲラルト「それが俺たちの一日一善か?」

 

司祭「ついでに、かなりのもうけになる。ここで異界人を引き連れるには金が必要だろう」

 

 ……人の役に立つ仕事を引き受けようと考えた矢先にこれか。かなり失礼な奴らだが。

 ゲラルトはベルベットに振り向き、許可を求めた。

 

ゲラルト「いいか、ベルベット?」

 

ベルベット「こんな態度の連中の依頼を引き受けること? ……あんたの好きにしなさい」

 

エレノア「……私は引き受けるべきかと思います。死体がそのままでは、集まった屍鬼が人々を襲うだけでなく、伝染病が広がる恐れがあります」

 

 エレノアの言葉に頷き、司祭に向かって言った。

 

ゲラルト「引き受けよう」

 

司祭「これは功績のひとつと見なされる。人生で善行を成すほど、物事は……あー……より、神聖に……なり……まあ、とにかく、これが聖油だ」

 

 大事な部分を雑に言いながらゲラルトに聖油を渡す司祭。

 

司祭「たっぷり振りまいて火をつけろ、いいな? 空高く火を上げろ。〈永遠の炎〉の栄光や、その他諸々のために」

 

ゲラルト「死体の焼却が済んだら、どこで会えばいいわけ?」

 

司祭「ノヴィグラドへ向かう橋の近くにいる」

 

――――

 

 ヘンドリックに会う前に、死体の処理の依頼を引き受けたゲラルトたち。司祭が教えた死体の場所に向かう途中、一行は会話をする。

 

マギルゥ「全く、嫌な連中じゃったわ! 儂らを邪悪で卑しいとか言いおって! あれが人に頼む態度かえ! 『業深き罪人よ、懺悔なさい』の方がマシじゃい!」

 

ゲラルト「何だ、それは?」

 

アイゼン「俺たちの世界にいるとある司祭のお言葉だ。今思えばそいつも見た目で決めつけるような奴だったな」

 

ロクロウ「そうだな。エレノアとライフィセットはともかく、俺たちのことを『悪そうに見える』って罪の告白を強要したしな」

 

ビエンフー「人として器がちっちゃい奴だったでフー。ボクが皆の代わりに懺悔しても許さなかったでフ」

 

ゲラルト「それはそれは。変な奴に絡まれて大変だな」

 

 災禍の顕主一行は1つ目の死体の山についた。四つん這いの人間に似たような怪物――屍鬼たちが死体を食べていたが、ゲラルトたちに気づくと襲いかかってきた。

 銀の剣を構えたゲラルトは飛びかかった屍鬼の攻撃を躱し、顎を切り裂く。喉元を刺突刃で貫くベルベット。二刀の小太刀で斬り裂くロクロウ。殴り倒すアイゼン。槍で突き刺すエレノア。紙葉を屍鬼に投げ、霊力を放って攻撃するライフィセット。伸ばした式神で叩くマギルゥ。

 全ての屍鬼を倒したのを確認したゲラルトは死体の山に近づき、聖油をかける。イグニを唱えて火を付けると、死体の山が燃え上がった。

 

エレノア「これで安らかに眠ってくれるといいですが……」

 

ゲラルト「それは願うしかないさ」

 

 次の死体の山に向かう一行。ゲラルトは話し始めた。

 

ゲラルト「さっきの屍鬼が、世界の役に立つと力説し続けてた魔術師の話をしたか?」

 

ライフィセット「あの怪物が……世界の役に立つ?」

 

ベルベット「それほど重要な存在とは全く思えないわ」

 

ゲラルト「死体を食うから伝染病が流行らないだとさ」

 

マギルゥ「そやつは生きた人間を襲うとは知らなかったのかえ?」

 

ゲラルト「知った時は狼狽えてた……持論が崩壊するからな」

 

 そう話しているうちに、2つ目の死体の山についた。

 そこにも複数の屍鬼がいたが、二人の人物と戦っていた。

 カメラを首にかけている一人はチェンソーで屍鬼を斬り裂き、もう一人は袖口から伸びる鋸で斬っていた。

 ゲラルトたちが武器を構えて戦いに参加しようとした時は、屍鬼は全滅していた。カメラの男がゲラルトに気づき、声をかける。

 

カメラの男「リヴィアのゲラルトだな?」

 

ゲラルト「俺を知ってるのか?」

 

カメラの男「この世界で有名だからな。怪物退治のプロフェッショナルであるウィッチャー、その中で伝説の人物だ」

 

ゲラルト「異界人のお前がそこまで知ってるとはな」

 

カメラの男「俺はフリージャーナリストのフランク・ウェスト。あんたの言う通り、他世界から来た者だ」

 

ベルベット「他世界からって、MGM社と一緒に来たわけ?」

 

フランク「正確にはそのMGM社に協力してる組織に同行してたが……この世界に来た時にバラバラになってしまってな」

 

長袖の東洋人「本当に困ったんだよ。さっきの怪物にしつこく追われるし、ここの住人にひどく言われちゃったり……これほどの世界はアタシは初めてだよ」

 

 そう愚痴を漏らす長袖の東洋人。フランクを除くゲラルトたちの視線が東洋人たちに集まり、それに気づいた彼女は聞いた。

 

長袖の東洋人「ん? どうしたの?」

 

ゲラルト「君は……死んでいるのかい? 肌が死体と同じ色だ」

 

長袖の東洋人「そりゃあキョンシーですからね。アタシはレイレイって言うんだよ」

 

ゲラルト「キョンシー……聞いたことない種類だが、動く死体であることは否定しないのか。屍鬼に襲われるのに納得だ」

 

マギルゥ「うむ、先程の怪物は死体を食うらしいからのう。動く新鮮な死体は食べたいじゃろー」

 

エレノア「シュールな言い方ですね……ゲラルト、死体の処理をお願いします」

 

ゲラルト「わかった」

 

レイレイ「ア、アタシを処理するって!?」

 

ベルベット「あんたじゃないわよ。全く、紛らわしい」

 

 死体の山を燃やしたゲラルト。残る死体の山はあと一つだ。

 最後の死体の山に向かおうとした時、フランクは聞いた。

 

フランク「仕事の途中で悪いが、少しついて行っていいか? あんたの仕事っぷりを記録しておきたい」

 

ゲラルト「どういうつもりだ?」

 

フランク「俺たちのような他世界の者にリヴィアのゲラルトを知ってもらいたくてな。もしかしたら他世界の者がお前を助けてくれるかもしれん」

 

ゲラルト「俺を助ける? 俺が助けるじゃなくて?」

 

レイレイ「まあまあ、助け合いが出来るって思ったらいいじゃん。アタシもついていくよ」

 

 ウィッチャーと災禍の顕主が主な集まりに一時的にジャーナリストとキョンシーが加わり、最後の死体の山に向かった。

 そしてそこにも、また誰かが屍鬼と戦っていた。ゲラルトやフランクと違って怪物との戦いに向いてなさそうに見える。

 

ゲラルト「今度はなんだ?」

 

 戦いに参加し、盗賊の格好をしたその人物と共に屍鬼を倒す一行。

 倒し終えたあと、盗賊が愚痴を漏らした。

 

「クソ司祭の次は、屍喰らいか……この忌まわしい街にはこりこりだ」

 

ライフィセット「司祭?」

 

「いつもの約束だった、ブツの量がやけに多かったが……『いい客』だと思った……だが奴ら、剣を抜きやがった!」

 

 司祭……そのような人物と関わったばかりな気がする。ベルベットは何かの売人に確認した。

 

ベルベット「それは〈永遠の炎〉の司祭の話よね?」

 

「そうだ! やっぱりなまぐさ坊主は信用できん! あいつは高品質のフィスティックを3回注文した。すべて順調だった……だが4回目に手下が襲ってきた。俺たちを始末するためにな。俺は死体と一緒に捨てられた。後をグールに任せたんだろうな」

 

マギルゥ「なるほど~。で、その司祭様はウィッチャーや異界人を雇い、死人を燃やして証拠隠滅するよう命じたというわけじゃな」

 

「ウィッチャーに異界人? つまりあんたらか!? 何をする気だ?」

 

アイゼン「俺たちは動かない死体以外を燃やせとは言われてない」

 

「噂が本当でよかった。変異体や異界人でも、その生き方には信念があるってな! ありがとう!」  

 

 売人は感謝し、この場を去っていった。

 ゲラルトが死体の処理を進めている中、ロクロウが尋ねた。

 

ロクロウ「ゲラルト、さっきの男が言ったフィスティックってやつ……危ないモノか?」

 

ゲラルト「中毒性が高く、体と心がボロボロになってしまう薬だ」

 

エレノア「それって、麻薬じゃないですか!? 司祭がそんなことをするなんて……」

 

マギルゥ「麻薬取引していた司祭……儂らの世界にもおったのう。そやつは死んだが」

 

 そう思い出すマギルゥ。

 フランクはベルベット達の写真を撮りながら、先程の売人の事をゲラルトに聞いた。

 

フランク「ゲラルト、麻薬を扱ってたアイツを逃していいのか?」

 

ゲラルト「生憎、俺はウィッチャーでね。怪物退治が主な仕事で、治安維持は衛兵の仕事だ。善人だと決めつけないでくれ」

 

フランク「決めつけはしないさ。俺はただ、『真実を写す』仕事をしてるだけさ」

 

マギルゥ「おおっと、儂らのような悪人共がおる真実は映さんでくれい」

 

 死体の山が燃え上がるのを見届ける一行。

 ライフィセットはゲラルトに尋ねた。

 

ライフィセット「僕たちに依頼した司祭に報告するんだね?」

 

ゲラルト「ああ。そして、おしゃべりな死体がいたことも報告する」

 

レイレイ「それって、アタシのこと?」

 

ベルベット「……もう突っ込まないわよ」

 

――――

 

 指定された場所に向かうと、司祭と彼を護衛する傭兵たちが待っていた……その傭兵の数が二人から十人程度に増えている。死体焼却に任された者たちだろう?

 司祭がゲラルトたちに気づくと、尋ねた。

 

司祭「さて、ウィッチャーに異界人共? 仕事は完了したか?」

 

 その質問に答える前に、ゲラルトは質問をした。

 

ゲラルト「なぜ今ごろになって司祭が死体に興味を持つ?」

 

司祭「〈永遠の炎〉協会の本分は生ある者の救済だ。戦の後、我々がどれだけ貢献したか知る由もあるまい……負傷者には手当をし、難民には……宗教的援助をした。礼拝では説教を行い、寄付も募った……」

 

ベルベット「そうね。あなたがいなかったら世の中は大変だったわね」

 

マギルゥ「全く全く、なんと尊い仕事をされてるんじゃ永遠の炎とやらは」

 

アイゼン「お前がいなかったらこの世界はクソになってたな」

 

 皮肉を言う三人の言葉に笑うゲラルト。彼は司祭に報告をした。

 

ゲラルト「墓地の始末をした。実に奇妙だな。死体の一つは生き生きとしてた」

 

司祭「そこにいる肌色が悪い異界人のことか? 異界は怪物共の住処だからな」

 

レイレイ「いやいや、アタシじゃなくて、フィスティックっていう麻薬の売人が生きてたんだよ」

 

フランク「そいつが面白いネタを持っていたぞ。ヤツはそれが原因で殺されそうになったらしい」

 

 その言葉を聞いた途端、剣を抜いた傭兵たちがゲラルトたちを囲み始め、司祭も悪い笑みを浮かべながらこう持ちかけてきた。

 

司祭「ほう……興味深い。そのネタは買わせてもらうとしよう。永遠に、そして独占的にな」

 

 それに対し、ゲラルトらは強気で返した。

 

ゲラルト「俺を雇うのは自由だ。だが買収できると思うな」

 

ライフィセット「こんなことをして、見逃されると思ってるわけ?」

 

フランク「悪いが、このネタは売るつもりは無くてな」

 

 それを聞いた司祭は離れながら言う。

 

司祭「手詰まりか。それでは、殺すのが一番安上がりだな。こちらの数が上回ってる。ウィッチャーだろうが異界人だろうが、なんとかなる! 殺せ!」

 

 その言葉と同時に傭兵たちが剣を振りかざして迫ってくる。

 鋼の剣を抜刀したゲラルトは傭兵の攻撃を弾き、その隙に傭兵の両足を斬り離す。

 傭兵の攻撃を避け続けたベルベットは、顔面に飛び膝蹴りを喰らわせる。

 二人の傭兵から距離をとったライフィセットは紙葉を投げつけ、霊力で吹き飛ばす。

 ロクロウは二刀の小太刀で傭兵の剣を弾き飛ばした直後、目にも留まらぬ速さで体を斬り刻む。

 重い拳の一撃を次々と喰らわせるアイゼン。

 伸ばした式神を振り回して敵を叩き飛ばすが、味方も巻き込みそうになるマギルゥ。

 殺さないよう柄で叩き、足で蹴り飛ばすエレノア。

 袖口――暗器砲から様々な物を傭兵に投げつけるレイレイと、外れた物を掴んで投げるフランク。

 一分もしないうちに傭兵たちは全滅し、それを呆然と見ている司祭にゲラルトたちは少しずつ歩み寄る。司祭は慌てて命乞いする。

 

司祭「ま、待て! このことを永遠の炎教会が知ったら、お前たちは後悔するぞ!」

 

ゲラルト「業深き罪人よ、懺悔しろ」

 

司祭「わ、私のことか?」

 

ベルベット「ええ。そもそも胡散臭いのよ、あんたが本当に永遠の炎とやらの司祭なのか」

 

司祭「当たり前だ! 私を何だと思ってる!」

 

アイゼン「だったら罪を告白しろ。偉大なる司祭様なら自覚してるだろうな」

 

司祭「あ、ああ……私はフィスティックを買っただけでなく、その売人を殺して証拠隠滅をしたことを懺悔する。すまない」

 

マギルゥ「うーむ、たらん気がするが、まあどーでもいいかのー。さて、先程の買収に使おうとした金を寄越せ、いいや、お主が持つ金をぜーんぶじゃ」

 

司祭「ざ、懺悔してやったのにか!?」

 

ゲラルト「嫌ならいい。お前を殺して奪えばいいだけだ」

 

ロクロウ「それもそうだな。また死体の山を燃やす手間が増えるが」

 

 それを聞いたエレノア、ライフィセット、ビエンフー、フランク、レイレイはゲラルトたちのことを「鬼だ」と心の中で思った。

 司祭も諦め、懐から金が入った袋をゲラルトたちに投げ渡し、その場から逃げ去った。生き残った傭兵たちも彼のあとを追って逃げる。

 

ゲラルト「とにかく、人助けの仕事を終えて金を得た。十字路の宿屋で必要な物を買えるだろう」

 

エレノア「人助け……とは呼ぶには複雑でしたがね」

 

フランク「いや、あんたたちは俺たちを助けてくれた。ありがとうな」

 

レイレイ「そうそう。あの屍鬼に襲われてた時は助かったよ。謝謝!」

 

 そう感謝し、その場を立ち去る二人にゲラルトが声をかける。

 

ゲラルト「ここで別れるのか?」

 

フランク「まあな。あくまでウィッチャーの仕事に同行しただけだ。これから会いに行く仲間たちに、そのことを教えるつもりだ」

 

レイレイ「またどこかで会えるといいね。バイバーイ」

 

 二人の姿が見えなくなったあと、ライフィセットはつぶやいた。

 

ライフィセット「あのフランクが持ってたカメラっていう道具、どういう仕組かな」

 

アイゼン「風景を記録する道具か。旅の記録も楽しくなりそうだな」  

 

 そう会話をしながら目的地である十字路の宿屋へ向かう災禍の顕主一行であった。

 

to be continued

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