デート・ア・ライブ Assassino's Bizzare Adventure   作:キミと永久にただ堕ちていく

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5部アニメ完結おめでとうございます。

何とか間に合わせたかったのですが、シャドバのグラマス到達やFGOのライダーダヴィンチちゃんにシャルロット・コルデーなどの新規低レアサーヴァントの育成などで遅れてしまいました。本当に申し訳ございません。


後書きは茶番です。


第十一話 『キャットファイト』

「どういうことだッ!! クソッ! クソッ! クソがああああああああ!」

 

 

 陸上自衛隊天宮駐屯地所属、鳶一 折紙一曹は、足元に散らばっている建物の残骸を足でバラバラに蹴飛ばして八つ当たりをしている目の前の男に向け、普段の人形のような寡黙な表情を大きく歪めた。

 

 彼女はASTの対精霊部隊の一員として空間震の発生場所に出動し、精霊との交戦を開始した。が、折紙が現場に到着した時にはすでに先客がいたのだ。

 

 彼女の通う都立来禅高校のクラスメイト、五河 士道である。

 

 それは間違いなく折紙の記憶の底に焼き付いているあのときの少年(・・・・・・・)であった。

 

 彼は折紙と忌まわしき精霊の合間に挟まるように尻餅をついていた。

 

 彼女がまず最初に引っかかったのはそこである。彼女の記憶が正しければ、彼は学校の始業式が終わった直後に鳴った空間震警報によって地下シェルターに避難していたはず。だとしたならば、何故彼はここにいるのだろう。丸腰で、学校の制服のまま。少なくともこの戦場の1人の兵士として数えられるべき存在ではない。

 

 だが、大剣を振るってくる精霊を見た折紙はその疑問を一旦飲み込むことにした。クラスメイトのことも気になるが、『精霊を殺す』ということが彼女にとっては何よりも優先されるべき事項なのだ。非武装の彼が近くにいる状態で戦うのは非常に危険だが、なるべく被害が彼に及ばないように細心の注意を払い、精霊の女に接近戦を仕掛る。ミサイルは弾かれ、一方的に斬撃を繰り出されているこの状況で中距離戦を続行するのは折紙としては避けたい状況なのだ。

 

 既に自分以外の仲間は離脱しており、それは彼女にとってより好都合であった。『仲間とのコンビネーション』が念頭から外され、目の前の敵にのみ集中することが出来るようになったからである。

 

 だが、自分と敵が渾身の力を込めて振るった一撃、その一撃を繰り出そうとした矢先。ぶつけ合う双方の剣の合間に邪魔が入り込んできた。

 

 白いスピードスケートスーツのような(そしてなぜか頭部には猫の耳のようなものが付いている)装甲を身に纏い、意味不明な言葉を喚き散らす奇怪な男である。

 

 心底どうでもいいことに馬鹿でかい声を張り上げ、近くの物に八つ当たりするその言動は、まさにガラの悪いチンピラそのものであり、いかにも短気で、低脳で、小物っぽく見えた。

 

 しかし、その男が渾身の力を込めた折紙の光の刃と精霊の大剣をその左右の手で掴んでいたのも確かな事実である。

 

 

 

「俺たちは今スゲー(・・・)混乱している」

 

 

 それまで感情に任せて喚いていた男がピタリ、と一転して静かに凄むような声を出す。

 

 

「確かに死んだ記憶も感触も残っているのにこんなどこだかもわからねー所にいるんだぜ? 誰だってそーなるわな」

 

 

 男は、そこで初めて折紙と精霊の方に顔を交互に向けた。その目は折紙の人形のような目と同じ、否それ以上に感情が読み取れない氷のような冷たい目をしていた。

 

 

 自分は精霊と向き合っている。その状況で対象から注意をそらすのは非常に危険なことなのだが、気が付けば自分も精霊も、間に挟まっている男の静かな物言いをおとなしく聞いてしまっていた。男の放つものだろうか、死んでいるかのような冷気が足元から腰、背筋から首筋にかけてゾワゾワと這い上がってきた。

 

 

「それだけでもジューブン(・・・・・)意味が分からねぇ、脳の処理が追い付かねぇ、つーのにテメーらよぉ……」

 

 

 そして突如、目をガッと見開き、喉から振り絞るような声で

 

 

「これ以上ややこしくしてんじゃあねええええええええええええええ」

 

 

「……ッ!」

 

 

 瞬間、折紙と精霊は生物としての本能的な勘で武器をつかむ男の手を振りほどき、後ろに全力で飛びのいた。

 

 

 するとパキリ、という音がして何かが……折紙の傍の何もないところにあった小さな何かが地面に落ちた。

 

 

 氷の破片だ。

 

 

 ゾクリ、と折紙の全身に冷たいものが走った。それは、冷気によるものだけではない。今折紙が男に抱いている感情、

 

 

 『恐怖』によるものであった。

 

 

 折紙は後ろに飛び退く際、一瞬だけ対応が遅れた。なので即座に全力で随意領域(テリトリー)を展開したが、ほんのわずかに男から噴出された冷気を浴びてしまった。その結果、折紙自身は無傷だったものの、随意領域の外壁の一部が空気中の水分によって凍らされてしまったのである。

 

 

 「チッ、外したか。 ゴキブリみてーにこそこそ逃げ回りやがってよォ~」

 

 

 一瞬。そう、折紙が遅れを取ったのはほんの一瞬だけだったのだ。

 

 しかし、この男はその一瞬で水蒸気を水に、氷に変えてしまったのである。一体どれほどの温度で凍らせればそのような芸当が可能なのだろうか。まともに食らっていたら、傷は負わないまでも自分の周囲の随意領域がすっぽりと凍らされて戦闘不能に陥っていただろう。

 

 

 (この男……危険ッ!)

 

 同じく彼の攻撃を後ろに飛ぶことで回避した精霊は既に消失(ロスト)しており、精霊が折紙はここにきて初めて、この男を『精霊と同等の脅威』と認識した。というのも、彼女はこの冷気と似たような能力を持つ精霊と交戦したことがあるからである。

 

 

 

 「貴方は一体何者? その能力は《ハーミット》のもののはず。どうしてあなたがその力を」

 

 「あぁ?」

 

 男が折紙の方へ顔を向ける。

 

 「『隠者(ハーミット)』だぁ? テメェは俺が『占い好きな女』にでもみえてんのかぁ? 何言ってんのかさっぱりわからねーぞオイ」

 

 男は折紙の問いかけにさも不思議そうな反応を示す。

 

 「今までに確認された精霊は全部女だった。でも貴方は」

 

 折紙が言い終わるか終わらないかのところでブチ、という音が聞こえたような気がした。

 

 「ごちゃごちゃうるせぇぇぇぇぇえええんだよぉぉぉぉぉおぉおおおお

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「チッ、ギアッチョの奴一人で突っ走りやがって」

 

 「オイオイ、どーすんだよあれ。あの銀髪の(アマ)、明らかにヤバい奴じゃねぇかぁ」

 

 「ああ、見たところスタンド能力は持ってねぇが、それでギアッチョの攻撃をギリギリのところで捌いてやがる」

 

 チームは目の前で繰り広げられる闘争に手を出すことはなかった。それは先程の空を飛ぶ兵士たちが視界から消えたことで発生した『物陰から狙撃される危険性』を警戒するため、ということもあるが、主な理由は————

 

 

 「これじゃあ、近寄ろうにも近づけねーぜ」

 

 

 と呟くホルマジオの声がすべてを物語っていた。

 

 

 ギアッチョのスタンド、「ホワイト・アルバム」は数多くのスタンド使いが存在するパッショーネにおいても一際珍しい『装着するタイプ』のスタンドである。彼の能力は『周囲の空気中の水分を極低温まで凍らせる』ものであり、それを装甲のように身に纏っているのだ。一見シンプルに見えるこの能力は非常に高い汎用性と広い応用力、すさまじい破壊力に鋼のような防御力を兼ね備えている。そのスタンドパワーたるや滴る水を凍らせてロープを作ることが出来るほどであり、触れようものなら瞬時に氷漬けにされ、粉々に砕かれてしまうだろう。

 

 強力なスタンド能力を持つ暗殺チームのメンバーの中でも、近接戦闘でギアッチョの右にでる者はいなかった。

 

 

 そのギアッチョが今、目の前の銀髪の女と互角の戦いを強いられている。それは暗殺チームのメンバーにとっては衝撃的な出来事であった。

 

 彼が一方的に攻勢に出ているのは事実である。しかし、銀髪の女はそのこと如くをまるで見えない障壁が覆っているかのように防ぎ、ホワイト・アルバムの射程のギリギリ外の距離を保ち、反撃の隙を伺っている。

 

 両者一歩も譲らず、そんな戦いをしていると当然周囲への被害も相当なものになるギアッチョの能力はあたりのものを無差別に凍らせてしまうので、迂闊に手を出しに行くことでギアッチョの足を引っ張る可能性もあった。凶暴なスタンドはそれを制御するのもまた困難だ。

 

 

 

ゆえに暗殺チームたちはそれらの巻き添えを食らわないように遠巻きに見ることしか出来なかったのだ。

 

 

 

 そんな中、

 

 「……」

 

 暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロは、この混沌とした状況下において『何もしなかった』。

 

 無論、彼が無力であるからというわけでもなければ、臆病風に吹かれているわけでもない。

 

 ただ単に、『何もしないで静観するのが最善策である』と思ったからである。

 

 彼がサルディニア島でボスと戦った時、自分は死んだと思っていた。

 ブチャラティチームの偵察であるナランチャ・ギルガのスタンド、エアロスミスによって体を撃ち抜かれており、明らかに致命傷であったはずの自分。死ぬ前にようやく掴むことが出来たボスの正体、果たせなかった仲間たちの無念、それらが目を開けてみるとまるで泡沫の夢であったかのように何事もなくなっていたのだ。死後の世界だと勘違いしてしまいそうになったが、それにしては感覚があまりにも鮮明で過敏だ。ここは間違いなく現実なのだ。

 

 

 当然、最初にそれが何らかのスタンド能力によってもたらされたものだと推測したのはプロシュートと同じではある。しかし、リゾットはその仮説に疑問を抱いていた。仮にこれがスタンドによるものならば、いくつかの謎が残ってしまうのだ。

 

 一つ目はスタンド使いの正体である。仮にこれがスタンドの能力によるものならば、一体それは誰のものなのか。ブチャラティのチームの能力ではない、それは仲間たちの死によって確認済みだ。ならば、裏切り者である自分たちの追手の能力か? しかし、仮にそうだとするとある点が非情に不可解なのだ。

 

 二つ目は動機である。彼らはパッショーネを裏切った反逆者だ。もしこれが追手の能力であるならば、殺す理由はあれど、生かす理由は万に一つもない。だが、今自分たちが置かれている状況は攻撃を受けているというよりはどちらかというと……。

 

 

 リゾットは静かに目を瞑る。何か……何か違和感がする。体をまさぐられているような、銃口を突き付けられているかのような……。

 

 

 「……!」

 

 

 ———————見られているッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 「嘘! なにあれ、《ハーミット》!?」

 

 「馬鹿な! あれはどう見ても男だ! 男の精霊が現れたでもいうのか!?」

 

 「ですが、空間震は一度しか観測されていません! あれは精霊ではありません!」

 

 「ASTの仲間割れか!?」

 

 

 

 艦内のクルーたちが悲鳴や怒号を飛び交わせているのを尻目に、司令官はモニターに映し出された映像に目を戻した。

 

 

 白の装甲を身に纏い、無秩序に、無差別に暴れるさまはさながら原始人そのものといった有様ではあったが、その実、相対するAST隊員に一方的な攻勢を仕掛けている様から、高い知性と知能を有していることが見て取れた。

 

 

 

 あれは本当に精霊なのだろうか。それとも、最新型の装備をまとった魔術師(ウィザード)なのだろうか。

 

 

 

 仮にどちらでもなかったとしても、この司令官が次にとるである指揮は同じであった。

 

 

 「神無月」

 

 

 「はい、しれぴぐうううッ!!?」

 

 

 傍に控えた長身の男の目をチュッパチャプスの棒でプスッ、と軽く突いた司令官は地面に転がりのたうち回るそれに汚物のような蔑む視線を投げつけながら、他のクルーたちにも聞こえるように吐き捨てるように命令を下す。

 

 

 

 

 「秘密兵器のついでよ。あいつらを迅速かつ正確に無力化し、《フラクシナス》に連行しなさい。3分よ、いいわね」

 

 

 「「「はい!」」」

 

 

 指示を受けたクルー達がそれぞれ作業に着手する中、神無月は

 

 

 「は、はひぃぃいい」

 

 と気の抜けた声で返答する。

 

 

 その顔はなんとも情けない恍惚とした表情で満ちていた。




↓から茶番。前回の続きです。ジョジョ5部最終話『眠れる奴隷』のネタバレ、メタ、キャラ崩壊等がありますので苦手な方はブラウザバック推奨。







(士道)
「って、ちょっと待ってくれ」

(ジョルノ)
「ん? どうしたんだい士道君」

(士道)
「さっきの話によると、スタンドっていうのはスタンド使いにしか見えないんだったよな?」

(ジョルノ)
「ええ、基本的にはね」

(士道)
「だったら、なんで俺や折紙には見えていたんだ? 俺たちはスタンド使いじゃないのに」

(ジョルノ)
「なるほど、そうですね。今回はギアッチョのスタンド能力が登場したので、それも含めてお話していきましょう」


(ちびがみ)
ズズズッ……(お茶を飲んでいる)
「ふぅ……おかわり」


(???)
「いいだろう、ミルクと砂糖はいるか?」

(ちびがみ)
「みるくおおめ、さとうはさんこ」

(???)
「三個! 甘いの三個ほしいのか? いやしんぼめ!」

(ちびがみ)
「おねがい」

(???)
「よぉ~しよしよし、もっとだ、もっとおねだりするんだ」

(ちびがみ)
「ちょうだいちょうだい、あまいのいっぱいちょうだい」

(???)
「ちゃ~んと口で受け止めるんだぞ? 手使っちゃだめだぞ?」

(ちびがみ)
「うん……あーん、ひ、ひっはいひょおらい///(いっぱいちょうだい)」

(???)
「よぉ~しよし、いいだろう。三個行くぞほら三



「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

無駄ァアアアアア」





ヤッダーバァアァァァァアアアアア」


ドンガラガッシャァァァァァアン

(士道)
「お、おい! な、なにやってんだよ!?」

(ジョルノ)
「ちびがみさんに手を出すなんて。本当、油断も隙も無いやつだ」

(ちびがみ)
「おさとう……とどかない」プルプル(角砂糖のポットに手を伸ばしている)

(士道)
「い、いや今スタッフさんが飛んでったんだけど!?」

(ジョルノ)
「いいえ、士道君。あれはスタッフではありません。スタンド使いです」(ちびがみに角砂糖を手渡す)

(士道)
「なっ、あれが!? ……っていやいやあれ大丈夫なのか!? なんか体バラバラになってんだけど!? 死んでない!? てか死んでるよねあれ絶対!?」

(ちびがみ)
チビチビ(マグカップに口をつけて飲んでいる)

(ジョルノ)
「いいえ士道君、非常に始末が悪いことに、奴はあれでもまだ生きている」

(士道)
「え、何言って」


(???)
「全く、私を殺した奴の台詞とは到底思えんな。大した外道だ」

(士道)
「へ? な、なんで?」

(???)
「何故って、それは……」


(チョコラータ)
「私が医者だから、だよ」










(ジョルノ)
「士道君、そいつから離れたほうがいい。そいつは快楽殺人者だ」

(士道)
「どういうことだ?」

(ジョルノ)
「そいつの名前はチョコラータ。僕の組織のボス親衛隊のメンバーだった奴だ。元医者で、患者を医療ミスに仕立てて何人も殺してる。どこまでも広がる殺人カビをばらまく危険なスタンド使いだ。僕たちもローマで無関係な一般人ごとこいつに殺されかけた。」

(士道)
「なっ……!」

(チョコラータ)
「はッ! 俺をだまし討ちしたやつが良くもいけしゃあしゃあと言えるもんだ」

(ジョルノ)
「そんなことはどうでもいい。何故お前がここにいる。確かにお前は死んだはずだ」

(チョコラータ)
「いやそれは、ここがギャグ時空だかr」

(士道)
「ああああああああああああああああああああ。聞こえませーーーーーん」

(チョコラータ)
「……。ふんッ! まあいい。それよりも、だ。ジョルノ・ジョバァーナ。確か装着型スタンドについての話をしていたんだったな?」

(ジョルノ)
「だからなんだっていうんだ」

(チョコラータ)
「そのタイプのスタンドについては、セッコがそうだったから私も詳しい。よって、私が特別に解説してやろう」

(ジョルノ)
「必要ない、消えろ」

(士道)
「ちょ、まあまあ。ギスギスすんなって。 よーし。んじゃあ、チョコラータ、だっけ? なんだかわからんけど、よろしく」

(ジョルノ)
「……はあ、そういえば、岡峰先生はそんな部屋の片隅にうずくまって何をしているんですか」



(タマちゃん)
「結婚できる、できない、できる、できない、できる、できない…」


(ジョルノ)
「…………」



to be continued…
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