デート・ア・ライブ Assassino's Bizzare Adventure 作:キミと永久にただ堕ちていく
原作一巻を購入したので書き進めることが出来そうです。
士道達の両親は二人とも大手のエレクトロニクス企業に勤めており、たびたび一緒に家を空ける。
その際、料理当番は士道が担当しているので、士道には母よりも腕には自信があった。
士道が朝食の準備をしていると、背中からテレビをつける音が聞こえた。琴里が電源を入れたのだろう。
毎朝星座占いと血液型占いをチェックするのが琴里の日課なのだ。
テレビから、男性キャスターがゲフンゲフン、と大きな咳ばらいを繰り返している映像が映る。そしてカメラの方向とは違うところに視線を向け、ギクッと目を見開いた。
『え!? もう放送始まってる!?』
……。
士道は背中越しからでも「きっとスタジオもお茶の間もすっげえ気まずくなってんだろうなー」という空気が伝わってくるのを感じた。もっとも、そのチャンネルに変えた琴里は大笑いをしていたのだが。
『えー、おはようございます。午前6時、朝のニュースをお伝えいたします……』
何事もなかったかのように仕切りなおすキャスターに思わず士道も吹き出してしまいそうになった。
報じられているのはいつもと何も変わらないありきたりな内容。BGMくらいにしか役割を果たしそうにないそれを聞き流しながら、朝食の準備を進めていく。
と、その時。
『———今日未明、天宮市近郊の———』
「ん?」
聞きなれた町の名前に、士道の手が止まる。
「うん? なんだ、こっから結構近いじゃあないか。何かあったのか?」
目を細め、カウンターテーブル越しに画面をのぞく。
そこに映し出されたのは———
建物や道路がめちゃくちゃに崩落し、瓦礫の山と化した自分たちの町。隕石の衝突か、空襲だろうか……。
あまりの惨状を前に、士道はというと、
「ああ……空間震か」
うんざりと首を振り、息を吐いた。
空間震、それは『空間の地震』と称される、広域振動現象である。
まるで、大怪獣が気まぐれに現れ、大暴れをしたかのような理不尽の塊のような現象。
およそ30年前、ユーラシア大陸中央部でソビエト連邦、中国、モンゴルを含んだ一帯が消失した「ユーラシア大空災」を皮切りとして、世界各地で似たような現象が多発。死傷者の数は一億五千万人以上にも及ぶ、最大最悪の大災害となった。
日本においては、東京都南部から神奈川県北部における一帯、士道たちが今住んでいる天宮市を含んだ一帯で発生した「南関東大空災」が最も有名なものである。
しかしその南関東大空災以降、空間震は発生しなくなった。
だが5年前、復興した天宮市で再び空間震が発生、その後も空間震は不定期に確認されている。
では、人類はなすすべもなくその災害に蹂躙されているのかと言われれば、それは違う。
世界各国の地下シェルター普及率の上昇。空間震の予兆の観測方法の確立。被災地に向けた災害復興部隊。人類は30年という長い年月をかけ少しづつ、だが確実にこの天災に順応していった。
「なんか、ここら辺一帯って妙に空間震多くないか?」
「……んー、そーだねー。ちょっと予定より早いかなー」
「早い? 何がだ?」
「んー、あんでもあーい」
士道は訝しむ。
妙だ、何かが引っかかる。琴里の声は若干くぐもっていた。何故? ひょっとして、
「琴里、ちょっとこっち向け」
だが、琴里は口を隠すかのようにそっぽを向く。
「てい」
「ぐぎゅ」
背後から手を回し、頬を抑えて無理やり琴里の顔を振り向かせた士道は、やっぱり、とつぶやく。
琴里は好物のチュッパチャップスを口にくわえていた。
「こら、飯の前だぞ!」
「んー! んー!」
取り上げようと飴の棒を引っ張るが、琴里はぎゅっと口をすぼめて離さない。
たとえ手足をちぎられたとしても、決してこのチュッパチャップスを離さない。
今の琴里にはそんなイタリアのギャングのような決意と覚悟を持った目をしていた。
「はぁ……しょ~がねぇなぁ~。ちゃんと飯も食うんだぞ」
こうなったからにはもう何をしても無駄だろうと士道はあきらめ、台所へ戻っていく。
「愛してるぞおにーちゃん!」
「へーへー」
妹からのラブコールにやれやれと手を振り答える。
二人きりにもかかわらず、五河家の朝はいつもと同じように騒々しくて、平穏だった。
TVアニメの方はついに兄貴&ペッシ編も終わっちゃいましたね。プロシュートとペッシとブチャラティが命がけの覚悟で繰り広げる攻防は5部の名バトルの一つでしょう。
次の刺客はいよいよこの十香デッドエンドの主役、メローネになりそうですね。
正直彼のスタンド能力は地上波で流していいのだろうかと思うんですが、やっぱりモザイクかけるんですかねぇ……
ちなみに暗殺チームで一番好きなのはギアッチョで、デートアライブだと四糸乃です。