デート・ア・ライブ Assassino's Bizzare Adventure 作:キミと永久にただ堕ちていく
今回は友情出演として、国内外で人気を誇るあのゲームのキャラクターがちょっとだけ出てきます。
朝食は簡素にトーストとスクランブルエッグにした。
「そういえば今日は中学も始業式だよな?」
「そだよー」
スクランブルエッグを皿に盛りながら答える琴里。
「じゃあ昼には帰ってくんだな……昼飯何かリクエストはあるか?」
士道がそう聞くと、琴里は目を輝かせ、シャキッ、と姿勢を正し、
「デラックスキッズプレート!!」
と答えた。
「ファミレスのメニューじゃあねぇか! 当店ではご用意できかねます」
「ふぇぇー、いーじゃん! お願い! お願いぃ~!」
おねがいするのだ、おにーちゃん。
きらきらした上目遣いで懇願してくる妹というのは実に恐ろしい。まるで断るというコマンドを三叉槍でぶち壊されるような感覚だ。しかし決意を抱く気にはなれなさそうだ。
士道はトーストをかじり、嘆息しながら肩をすくめた。
「デラックスキッズプレート~♪ ファミレスでお昼~♪」
「ファミレスでそんな浮かれるなよ」
ぴょこぴょこ、と白いリボンを揺らしながら嬉しそうにスキップを踏んで前を歩く琴里にやれやれと頭に手を当ててたしなめる。
午前7時40分。
未だに春休み気分が抜けない学生に、いそいそと通勤する新社会人、連日の残業でくたびれているサラリーマン等が行きかう時間だ。
「それじゃ、おにーちゃん。学校終わったらここで待ち合わせね」
「わかったよ」
ファミレスの前で、琴里は念押しするように約束を主張する。
「絶対だぞ! 絶対約束だぞ! 町中に殺人カビがまき散らされても絶対だぞ!」
「カビ生えてたら飯食えねえだろ」
そういって、士道は琴里の頭をなででやる。
「いいから、気を付けていくんだぞ」
「あれ五河君じゃない?」
都立来善高校の新2年生である山吹 亜衣は、仲良しの友達である葉桜 麻衣と藤袴 美衣と共に通学している途中で、同級生である五河 士道が妹の頭を撫でている場面を目撃した。
「仲良さげ…ロリコンって噂マジなんだ…」
亜衣の声でファミレスの方に視線を向けた葉桜 麻衣は、五河 士道にまつわる噂話が真実であることを知り、顔をしかめた。
藤袴 美衣は、その光景を眺め、ただ無表情に、
「マジ引くわー」
と呟いた。
「絶対の絶対、約束だぞ! 空間震が起きても絶対だぞ!」
「ああ、わかったから早く行け」
何度もこっちに手を振ってくる妹に応じ、角を曲がるところまで見届ける。
「おはよう、五河」
すると、背後から突然エジプトの牛飼いのような声で耳元で囁かれ、手首を掴まれる。
その聞きなれた声に、士道は「めんどくさいやつが来たー」とため息をついた。
「お、おう。殿町」
「新学期早々元気そうで何よりだ」
掴まれた手を振りほどき、後ろを振り向く。
立っていたのは髪をワックスで逆立出せた、がっしりした男子高校生。
名は
しかしそれでも士道にとっては唯一無二の友達である。
「ま、
手を取り、お互いを見つめあう士道と殿町を見て、山吹 亜衣は呆れたように呟く。
「殿町君、両刀って話だし……」
葉桜 麻衣は二人を半眼で見つめる。その声は明らかに二人に対してドン引きしている。
藤袴 美衣は、その光景を眺め、ただ無表情に、
「マジ引くわー」
と呟いた。
あい、まい、みい。名前が似通っていることから仲良くなった姦し三人トリオは、高校二年生初日である今日も仲良く通学中なのである。
不思議な光が部屋を満たす。
黄昏が結界の向こうから照らしている。
あなたの旅はついに終わるようだ。
あなたは胸に決意を抱いた。
殿町 宏人はアニメの声優が勝杏里で、3部のチャカとおなじ声優です。