本当にもうしわけない
第9話どうぞ!
「死ぬかと思った・・・」
忘れていたリンダは助かった
ただ・・・ネプビタンと言う錠剤を飲ませただけだというのに起き上がって、のたうち回り続けるという、薬のヤバさを身をもって教えてもらった
私は飲まないぞ。仮にも女神ですから自分の体は自分で治す。むしろ治させてください、あんな危険な薬物飲みたくもないです!
「まったく・・・無茶するからだ。言っただろう、ヤバくなったら白状しろって」
「・・・かっこつけたかったんすよ」
「何がかっこつけたかったんすよ、だ。仮にも私は神だぞ、そんじょそこらの奴らに負けはしないさ」
なんて、清々しく言ったけど実際は滅茶苦茶やられてたけどね。主に自分の攻撃で
「それにしても大丈夫なんすか・・・?女神と一緒にいて」
そう言われ、後ろをちらっと見るとこそこそ話している三人の女神
リンダを助けてもらったのはよかったのだが「見逃すわけにはいかない」とのことで、外でリンダを安全な場所に置いてから決闘とのこと
正直女神化したし、女神ライドで召喚した誰かを三人に差し向けて逃げればいいな、と考え中
だって、戦うのは面倒だし。連戦はちょっと無理です
「大丈夫だ。それに今のこいつらは女神化できないようだし」
「へ?そうなんすか?」
「ああ、お前に拷問した奴らが偽者らしくてな。おまけにそいつらに力を奪われて常時パワーダウン状態なんだと」
たぶん、お前でも勝てると告げ口するとリンダは苦笑した
「そんなことはないっすよ。そんな状態でも、こいつらが勝利を逃す事はないっすから」
「敵なのに随分、女神の肩を持つんだな」
「そりゃあ、何度も戦ってますから」
そういえば、女神を引きつける時もリンダは女神が相手だというのに勇敢だった
あれは何度も戦っているからできた事なんだな。・・・・・・私にはまだまだできない芸当だ
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「ん?おー、生きて戻ってきた「クロムちゃーん!」ぐへっ!」
おークロワールの奴、突き飛ばされて盛大に地面に突っ込んだな
まぁ、心配しなくても大丈夫だろう。こっちは胸に向かって飛んできた少女を抱きしめて、そのままぐるぐる回る
回されて、きゃーとか言って喜んでる。やっぱり子供は純粋でいいなー、あんな小娘共より何倍も輝いて見えるよ
ちなみに私はロリコンではないぞ。本当に
「ちゃんと大人しく待ってたかー?」
「うん!」
「そうか。じゃあ、あとで大人しく待っていたご褒美を上げないとな」
「本当?!じゃあ、じゃあ!」
「ちょっと待ったぁ!」
仲良くしている最中に紫小が異議の声をあげた
「なんだ?戦うなら、もうちょっと待て」
こっちはつい先程、死闘繰り広げてたんだ。少しは癒させてくれ
「誰、その子?!まさか、犯罪神の子供?!」
「犯罪神に子供・・・?」
「なんて可愛らしい・・・」
「いや、違うからな!?」
こいつは赤の他人だし、もし何かしらの動機で暴れられたら軍隊でも引っ張ってこなきゃ勝てない子なんだぞ
それに犯罪神の子供なんてレッテル貼られたら、周囲から酷い目にあって孤立してしまう。それだけは避けなければ
「こいつは・・・・・・ついさっき保護したんだ。なぁそうだろ、リンダ」
「はい、仰る通りです。組織全員で取り押さえた子供なんて口が裂けても・・・・・・」
「「「・・・えっ?」」」
「あっ・・・」
「馬鹿野朗ーっ!!何で言ったぁー?!」
普通に「はい、仰る通りです」で終われば良いだけだろぉ!?なんで余計なことまで喋ったぁ!
「組織全員で取り押さえた子供なら、犯罪神の子供だね」
「いや、違うから!それによく見ろ、こんな可愛い子供が私の子供のわけないだろ!?」
「私がクロムちゃんの子供・・・それ、いいかもしれないわね!」
ナニイッテンダ!フジャケルナ!
「本人が自白しちゃったのでー。では、判決は有罪ってことで」
早いよ!紫小はそこまで・・・ってか、めんどくさいからそうしようって魂胆だろ!?
「異議あり!明らかに証人は私の子供ではありません!」
「では、弁護人。その証拠を提示してください」
「誰が弁護人だ。証拠を提示するまでもなく、先ほど彼女が言った発言にある」
「その子の発言に?そんなのあったかな?」
紫小・・・本気で言っているなら一度、耳鼻科に行って来い
「この子は『私がクロムちゃんの子供・・・それ、いいかもしれないわね!』と言った。私がクロムちゃんの子供・・・つまり、本人は自分が犯罪神の子供であると認識していなかったという事になる」
「だとするなら、自分が犯罪神とは何の関わりのない人間だと証言している、という事だ!」
「ねぷぅ!」
「罪のない少女を落としいれようとするお前こそ」
有罪だ!!!
「ねぷぅうううううう!!!」
そんな奇声を紫小は発し、倒れた
相手が小娘だとは言え、論破したのは気持ちが良かった。ここにコーヒーがあったら、ぐいっと飲みたいぐらいだ
「・・・・・・真面目に話そうか」
真面目に考えたら、普通に話せばわかる話だ。なんでこんなことやったのだろうか
「そうですわね」
「こいつ、どうする?」
「放っておきましょう。勝手に起きるでしょうし」
「そうだな。放っておこう」
紫より緑の方が話をわかってくれそうだ。
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「つまり、犯罪組織で保護していた子が懐いただけ・・・ですか」
「ああ、なんで懐かれたのかはわからないがな」
そう言ってチラッと彼女・・・いやフィリンのほうを見る。名前がないのは流石に不味いと女神に指摘され、とっさに思いついたのを採用した
そんなフィリンはあの紫長と追いかけっこ・・・あっ、長が吹っ飛ばされた。おまけに落下地点が小の上
「ぐへぇっ!!!」
「・・・」
「・・・」
「あの・・・」
「私達は何も見なかった」
「でも」
「何も見なかった、いいな」
「そうですわね」
「それでさっきの話、あいつら・・・偽者が現れたのが私とお前が戦った後、各国に現れたのは本当なのか?」
「ええ。ちょうどあなたが川に落ちて数分後に。一瞬の隙をつかれ、あの時計型の物で力を奪われたのですわ。その後、どうにかして各国に連絡したのですが応答がなく」
「状況が同じ、もしくはより最悪だとお前は考えたのか」
その言葉に緑、いやベールが頷く
「どうにかネプギアちゃんが持っていた無線機に繋がり、話し合った結果、一緒に行動したほうがいいとなりまして、手始めに私の力を取り返し各国の偽物を倒すことにしましたの」
まぁ、その方が妥当だろうと思った
力を奪った奴らの力は女神そのものだと感じたし、それぞれの長所を生かすだけではなく、欠点もカバーしていた
あの時は不足の事態に対しての焦りで仕留める事ができたが、今度会うときはそんな事は起きない。よって仕留めるのも難しくなるだろう
まったく・・・
めんどくせぇ!し最悪だぁー!
鉱山の解放の依頼を受けて、必要のない戦闘して、あげくのはてには女神の偽物の相手、今度は何かしらの発言次第で戦闘になりそうな事になっているこの状況!
まったく一体どうしてこうなった!ここまでくると私の不運を呪いたくなってくる
「それで・・・・・・話を聞いていましたか?」
ヤバい、考え事してたせいで聞いてなかった
どうしよう、聞いてなかったって言ったら・・・いやいや、そんな理由で殺そうとしないだろう・・・・・・たぶん
「すまない、考え事していて聞いていなかった。もう一度言ってくれないか?」
「はぁ・・・・・・、今は休戦して偽物とそれを操っている黒幕を倒しませんか?」
「そうか、休戦・・・・・・え?」
休戦だって?休戦って言ったのか?
「先程話し合ったのですが現状、偽物に対抗できるのはあなたとネプギアちゃんしかいません。ですので、偽物を倒し各国の女神を助けてはもらえないでしょうか?」
「・・・・・・私に対してのメリットは?」
この提案は女神に好印象を与えるチャンスなんだが、私にとっては最後に最悪の展開になりそうだ。一例としてあげるなら『力を取り戻した、じゃあお前は用済みだ』みたいな
「犯罪神としての危険性がないと判断し、全女神があなたに対し敵対行動は出来る限りしないと約束します」
うーん・・・良いような悪いような、微妙なところだな。ちょっと条件足して完全にしないようにしとこうか
それにうってつけのやつはあるし
「悪いがそれだけだと駄目だな。女神だけではなく国民全員が完全にしないようにしてもらわないと安心ができない」
「そうですか・・・で「だが」」
「条件に『偽物を倒した後、犯罪組織を解体し、それらに関する事件が発生したら即刻解決する事』を付け加えろ。それなら、お前達女神も国民も安心できるはすだ」
「!確かにそれなら敵対行動をしなくてもいいですが・・・よろしいのですか?組織を解体するということはあなたのシェアがなくなるということですが」
「なんだそんな事か。別に構わん、悪人に支持されるなんてこっちから願い下げだ」
シェアがなくなるとまずくなるとクロワールから聞いているが多分大丈夫だろう
「・・・・・・」
・・・なんでジッと見つめてくるんだこいつ。もういいだろう、犯罪組織の解体はこいつら女神にとって良い条件のはずだ
「まだなにかあるのか?」
「いえ。あれほど打倒犯罪神と考えていたのですが、聞いていた話とは違い、悪を許さない人物だとは思わなかったので」
「・・・お前、何年女神やってるんだ?それだけで善人だと思うんだったら、結構な甘ちゃんだな」
あっ、こいつ言われてちょっと怒ったかも
「・・・先ほど言った言葉を撤回したいところですが、その条件であなたの今後を約束しましょう」
「ああ、少し落ち着いたらちゃんとした契約書を用意してくれ。後でないことにされたら困るからな」
「女神グリーンハートの名において、もちろん用意いたしますわ」
こうして、三人の女神との休戦協定は締結されたのだった・・・・・・・
あれ?よくよく考えてみたら、休戦内容を他の女神達にどう説明するのだろうか?
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「戻ってきたぞ。リーンボックス!」
「・・・なにいってんだこいつは」
読者の皆様に残念なお知らせです。先程、帰還宣言をしたのは紫小です
「だから、紫小じゃなくてネプテューヌだってば!」
あー、うるさいうるさい。え?なんで紫小がいるって?ベールが言うなら各国を代表する女神達に顔が利くのはこいつだけなんだと
正直、ネプギアの方が良かったのだが・・・当の本人は力が戻っている為、この国の偽者を倒せるのではないかと思ったので俺がベールに提案した。ベールの奴もネプギアのことを相当気にいっているようなので戦力、やる気UPも見込んでのことだったのだが
「失敗だったな・・・」
「失敗だな」
「失敗ね」
どうやら二人とも同じことを思っていたらしく同時に口に出していた
とある場所にて
「・・・・・・それで?女神ウォッチの一つを奴らに奪われた・・・そういう解釈でいいんだな?」
「は、はい」
ある人物が座る玉座の前に跪く5人の人物、そのうちの二人が声を震わせながら言った
「はぁ・・・お前らふざけてんのか!」
「い、いえ!そのようなことはまったくありません!」
「だったら、なぜ回収せず撤退した!!それぐらい出来ただろうがぁ!!!!」
怒りと共に片足を地面に振り落とすとそこからひびが発生し、辺りの壁や地面に広がった
「もうしわけございません!ある女神に邪魔をされ、回収が困難だと判断し撤っ!」
紫の首を片手で持ち上げ、締め上げていく。紫は振り解こうともがくがさらに力が加わり
ゴキッ
そんな鈍い音と共に紫の手足は力なく垂れさがった。その目にはもう、あるべきはずの光がなかった
そんな彼女をゴミを捨てるかのように放り投げる。その光景を見ることができない四人はただ震えるだけだった
「そんな弱音をはく奴なぞ、手駒にいらぬ。グリーンハート」
「はい!」
「お前はこいつとは違うはずだよなぁ?」
「も、もちろんですわ」
「じゃあ・・・これから言う事を復唱しろ」
「は、はい」
「『どうか』」
「どうか」
「『私を』」
「私を・・・」
「え・・・・」
それを聞いた緑は困惑した。頭の中は『なぜ』『どうして』の疑問が走り回る
「どうした?言えないのか」
そう言いながら、緑に近づいていく
「こ、殺してあっ・・・」
ドサッと音が聞こえたと同時に雨が降り注ぐ
「よかったな、願いが叶って。さて・・・お前ら」
「はっ、はい!!!」
「このゴミを例の場所に置いて来い。適合した素体だ、いい餌になる」
「わ、わかりました」
「お前達もこうなりたくなかったら・・・・死ぬ気で抗う相手を潰して来い!!!!!!」
「はっ!!」
出口まで素体を運ぶ三人を見ながら手についた液体を一舐めする
そして・・・捨てられた彼女の最後に見た顔を思いながら笑みを浮かべるのだった
お気に入りが51件になっていたぜ。ヤッター!!でも正確には50件なんです
なぜかって?私のが入っているからです。一体、いつお気に入りボタンを押したんだろう
でも、それ以上に嬉しいのは投稿がストップしたというのにUAがあまり0にならなかったことです
皆様が評価、お気に入りをつけて下さったり、感想を投稿してくださった結果によるものです。本当にありがとうございます
これからも遅くなりますがよろしくお願いします!
御視聴ありがとうございました!
ちなみに最後のネタ、わかる人はいるかな?
ヒントは携帯野球ゲームです