転生先が犯罪神になるのは聞いてない!   作:飽き性なSS作家

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うー、就職してから進みが遅くなった気がする

それでも、ガム(もしくはお菓子を少々)とジュース一杯、そしてバンドリの音楽を聴きながら、寝る時間までがんばっています

それでは第七話、どうぞ!


第六話 下っ端?ああ・・・いい奴だったよ

決めたわ!私、この人について行く!

 

って聞こえてはいたが・・・

 

「すぅ・・・・すぅ・・・」

 

おぶってそのまま寝ちゃうとか、ここまで簡単に懐くか?普通

 

「スゴイすっね。始めて会ったってのに懐くなんて流石、犯罪神様」

 

「犯罪神じゃない、クロムだ。まったく・・・しかし、本当に大丈夫なのか?いくらこいつが、シェアエネルギーの放出が収まったとはいえ、また暴れだすかもしれんぞ」

 

そうなった場合は止めるが・・・できれば戦いたくないなー

 

「そうなったら、クロムさんがガツンとやっちゃってください!。ガツンと!」

 

リンダ(名前を教えてもらった)が拳骨をする動作をするが、組織の連中全員を使ってやっと止めたやつにそんなんで止まるわけないだろ!?

 

「お前・・・。仮にこいつが暴れた時はまず、お前を犠牲にしてやろうか・・・」

 

「ごめんなさい。悪気はなかったんです。本当です」

 

はぁ・・・。にしても、女嫌いだった俺がこんな小さな女の子と一緒に旅する事になるとは

 

「んぅ・・・クロムちゃん・・・・」

 

まったく、夢の中でなにを見てるんだか。愛い奴め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこ・・・地雷原・・・・」

 

マジでなんの夢見てるんだこの子!?

 

「なぁ、クロワール。一応、歴史を記録してきたんだろ?こいつが女神なら、どこの女神なんだ?」

 

確か、歴史を記録する使い魔って第二話で言ってたよな。ついさっきまで忘れてたけど

 

「それがなー。幾つか思い当たるキーワードで検索しても、どれも引っ掛からねぇんだよ。出てくるのはどれもバラバラの検索結果。まさに突然現れたunknown(アンノウン)だぜ、こいつは」

 

「突然現れたか・・・」

 

それを聞くとあいつ(戸山 香澄)も同じような事を言っていた事を思い出す

 

『私、家族に看取られながら意識がなくなったと思ったら、この場所にいて・・・』

 

ん?よく思えば俺もそうか。死んで神様のいたずらに巻き込まれて、こうして犯罪神の器に入ってるんだから

 

まったく、あの神様もなにが『人生やり直してきてねー(^^)』だ。人生やり直す以前の問題が最初から・・・

 

「ストップ」

 

「え?」

 

「は?」

 

二人が私の制止を聞き、その場で止まる

 

「なにか「シッ!」」

 

「耳を澄ませてみろ。なにか聞こえないか?」

 

クロムに小声でそう言われて、二人は耳を澄ませてみる

 

「・・・・・・が」

 

確かに誰かの声が聞こえてきた。それも方向からして、入口の方から

 

「あの岩の陰に隠れろ」

 

ちょうど都合のいい大きな岩がそこにあった。急いで四人?で隠れる

 

「まさか、つけられていたのか?」

 

「いや、『まさか』じゃねぇだろ。お前、リーンボックスで大きな声を出して、鉱山に走って行ったから、女神の関係者に見られてたんだよ」

 

あっ・・・

 

それを聞いたリンダが私の事を白い目で見る

 

ごめん!だってうれしかったんだもん!うれしかった事があれば、誰だって声をあげるだろう!?

 

「で?どうする?打って出るか?」

 

「なに最初から物騒なこと言ってんだ」

 

「え?でも、相手は女神かもしれないんですよ。そんな簡単に」

 

「それでも駄目に決まってるだろ。女神だって死ぬ時は死ぬんだ。絶対に闇討ちとかするなよ」

 

第一、女神と戦うこと事態、評価が下がる。そんなことは絶対避けたい

 

「いいか。とにかくやり過ごすんだ。そうすれば、無駄な体力を使わずにすむ」

 

「りょ、了解しました」

 

悪いリンダ、でもな。こっちは今後の生活が懸かってるのもあるが、本当に無益な殺生はしたくないんだよ

 

そう思ってるうちに、声がはっきり聞こえてきた。三人とも本格的に息を殺した

 

 

「ずいぶん奥まで来ましたわね」

 

「そうですね。でも、まさかここの最深部にこんな通路が隠されてたなんて・・・」

 

「そんな隠し通路を見つけた私の第六感。流石は主人公!」

 

「といっても、ネプテューヌが転んだ先にドアがあっただけなのですが」

 

「あはは・・・」

 

 

声からして三人、足音からしてあの時、私が殺されそうになった少女の仲間。って事は女神の連中か!

 

それに、ひとりはあの緑の痴女えっ?ウォオオオッ!?

 

痴女って言った瞬間、隠れている岩に槍がすごい勢いで刺さる

 

「え!?ベールさん、なんでなにもないところに槍をなげたんですか!?」

 

連れの誰かもその行為に対して、まったく理解できないようだ

 

「いえ、どうも私に対する暴言が聞こえた気がするのですが気のせいでしたわ」

 

そんなやり取りを見ていた二人はハンドサインで意思疎通を図る

 

『どうだ?これを見て、まだ闇討ちしようだなんて考えてないよな?』

 

『もちろんです!あそこまで怒った女神は見たことないです!』

 

『って言っても、ああなった原因はお前にあるけどな』

 

そんな事はどうでもいいから、とっとと下に下りてくれ頼む!

 

しかし、女神に意識を集中していたことが失敗だった

 

天井から滴った水滴が落ちてくる。一度通ったこの場所は水滴が滴るとわかっているから反応する事はないだろう

 

しかし、それは一度通った人にしかわからない。つまり・・・

 

「ひゃっ!」

 

「え?」

 

あ・・・ああああ!?

 

幽閉されていた少女が反応するのは必然である

 

「今、女の子の声がしませんでした?」

 

「確かにしましたわ」

 

やべぇ!位置はばれてなさそうだけど、確実にこの周辺を探すに違いない

 

戦うって選択も、この子がいるから今はできない!

 

「クロワール。テレポートで移動できないか?」

 

「無理だ。ここでテレポートなんてやったら、岩の中に入っちまう可能性がある」

 

「・・・俺が行きます」

 

「なに?」

 

「俺が囮になって奴らを引きつけます。女神といえど所詮は子供、簡単に引っ掛かりますよ」

 

「だが、お前が」

 

おそらく、今まで女神を相手にしてきた彼女だからできることだが・・・ここは一本道で逃げ場がない

 

つまり、こいつが力尽きた場合、捕まるか、その場で死刑が確定することになる可能性がある

 

「それに、クロムさんにはまだやる事がたくさんあるはずです。だったら、俺なんか気にせずに逃げてください」

 

頼もしい言葉だと思うが・・・思うのだが、負けフラグが立ってる&体が震えているのを見て、駄目かなって思えてくる

 

「・・・ヤバイと思ったらすぐに本当の事を言え。これは冗談じゃないからな」

 

「わかりました。じゃあ、クロムさん。お元気で」

 

そう言うと岩の陰から出て行き、三人の女神の前で彼女が叫ぶ

 

「ちっ!ばれちまったならしかたねぇ!」

 

「下っ端!やっぱりここに犯罪神がいるんですね!」

 

「ああ、そうだ!だがな、ただで会わせるわけにはいかねぇな!」

 

そう言って、ポッケから白いボールを取り出す。あれは私が買ったスモークボールだ。あいつ、いつの間に獲っていったのだろう

 

そう思ってるうちにリンダがボールを地面に叩きつけた。瞬間、その場に煙が立ち込める

 

念のため、少女の鼻と口にハンカチをあて、煙を吸わせないようにした

 

「おらぁ!」

 

「きゃっ!」

 

煙の中で誰かが倒れる。おそらく、リンダが女神の一人に不意打ちを食らわせたんだろう

 

「へっ、どうだ!付いて来れるもんなら付いて来やがれ!」

 

「くっ・・・!待ちなさい!」

 

リンダと三人の足音が遠ざかっていく。行くなら今しかない、私達は後ろを振り向かず出口に向かって走った

 

 

 

 

 

______________________

 

「はっ、はっ、はっ」

 

この子を背負いながら走ったせいで苦しいが、なんとか鉱山の入口にまで戻ってこれた

 

「大丈夫?」

 

そんな苦しそうにしている私を心配して、私の背中をさすってくれた

 

「ああ・・・ありがとう。ちょっと楽になったよ」

 

「なら、早く行こうぜ。もたもたしてるとあいつら戻って来ちまうぞ」

 

「・・・・いや、クロワール。逆だ、私があいつらの所に行く」

 

「・・・はぁ!?」

 

うん、その反応は予想してたよ

 

「バカかお前!女神化もできない、女神も呼べない、おまけに人すら斬れないお前が女神の所に行ってなんになる!殺されちまうぞ!」

 

「そうだろうな。だが・・・、あいつを助けに行かないと」

 

「は?」

 

「あいつはおそらく、本当の事は言わない。たとえ、死ぬ状況になったとしてもな」

 

「なんでそう思う」

 

そう聞かれる前から、私は脳裏に前世の妹の事を思い浮かべていた。ワンパクな奴だったが、誰かを守るためなら自分が傷ついても構わない、そんな信念を持っていた

 

姿も性格も違うが、そんな妹と同じ感じがあいつからした。だが

 

「ただの勘だ」

 

それで片付けた。そんなことを言ったって理解できないはずだ

 

「はぁ・・・だがどうする?戻ったとして生きて帰ってこれるのか?」

 

「さぁな・・・でも」

 

自分でも、何でこんな事を思ったのか不思議に感じるがつい言ってしまった

 

「私は『()()()()()』だからな。こんなところで死ぬ器じゃない」

 

私は屈んで、少女の肩に手を置いて、やさしく言った

 

「いいか?私が帰ってくるまで、こいつと一緒にいるんだぞ。できるな」

 

「うん・・・」

 

私が離れることが悲しいのか少女はうつむく。そんな姿を見て私は、気休めになるかどうかわからないが片方の膝をついて、右手を握ってから小指だけだした

 

「?」

 

「お前も真似てみろ」

 

少女は私に言われたとおりに真似をした。私は右手の小指を少女の小指に絡み合わせた

 

「これは『指きり』と言ってな。誰かと約束したときに行うんだ」

 

「約束?」

 

「ああ、もしくは『誓い』と言ってもいい。私は必ずお前の前に戻ってくる、その誓いをを守る証だ」

 

「・・・本当に戻ってくるの?」

 

「もちろん。だから、お前は私を信じて待っていてくれ」

 

「うん・・・わかった」

 

「じゃあ、仕上げに「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます」」

 

言い終わり、少女に笑顔を見せてから小指を離し、立ち上がる。そして、クロワールに少女を頼むと洞窟の最深部に向かって走った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が行くまで死ぬなよ・・・リンダ!




第六話で実施したアンケートに回答してもらいありがとうございます!

今後は、アンケートの回答に沿って、クロムを作っていきたいと思います


視聴者様、御視聴いただきありがとうございました!
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