校門で自分のクラス分けの紙を西村先生から貰った後にクラスによってクラス設備が違う事を思い出した俺は自分のクラスが最下位クラスという事もあって最高クラスの設備がいかなる物か見に行って見る事にした
「……マジかよ。」
Aクラスを廊下の窓から覗いてみて俺は絶句した。 普通の教室の四倍はある広さに、リクライニングソファーとシステムデスク、卓上におかれているのはつい先日発売されたばかりのお化けスペックのノートパソコンが全員分にドリンクバーとお菓子と軽食が完備されていてさらにはスクリーン等もあるという本当に教室かと疑いたくなるような教室だった
???「あら、貴方もこのクラスなの?」
そういう声がして振り替えるとそこには去年隣のクラスだった木下優子さんが立っていた
「いや、この教室が成績最高クラスの教室なんだなぁと、見てただけだよ。 本当に教室なのかって疑ってた所だよ。」
優子「そう。 ならあの噂は本当なのかしら。」
「あの噂?」
優子「ええ、紅条 龍牙はテストを受けれずにFクラスに入る事になったっていう噂。」
「ああ、その噂だったら本当だ。」
そう言って俺は、クラス分けが書かれていた紙を開いて優子さんに見せた
それを見た優子さんが
優子「噂は本当だったのね。ただ、何で貴方もみたいな人がテストを受けれなかったの?」
俺はかいつまんでなぜテストを受けれなかったかを木下さんに説明をした
優子「そうなんだ。なら仕方なかったのかもね」
「あぁ、俺も仕方ないと思ってる。けど、後悔はしていない。 俺はやるべき事をやっただけだから」
優子「確かに貴方はそういう人だったわね」
「んじゃ、俺は自分のクラスの方に向かうわ」
優子「ええ、またね」
そうして木下さんとわかれた俺は自分のクラスがあるという旧校舎に向かった。
「……マジっかぁ…」
旧校舎の自分のクラスの前で俺はAクラスの前でした絶句とは別の意味で絶句した。腐りかけの畳にちゃぶ台に、綿のほとんど入って無いような座布団。少し手を置くだけできしむ教台にチョークの支給無しという勉強をさせる気があるのか?ていう劣悪な環境の教室で悪い所を上げたらキリがないという凄まじい教室だった
「仕方ない、諦めるか。」
考えても仕方ないので比較的ましなちゃぶ台と座布団を確保してからもっとも窓側の列の真ん中辺りに席を取ることにしてから飲み物を買いに教室から出た
自販機で自販機限定のMetsを発見した俺はそれを買い、教室に戻ると俺が選んだ席のある列の一番後ろに赤ゴリラが寝ているのを発見した俺は、そいつを蹴飛ばした
???「いってぇじゃねぇか! 何すんだよ、このやろう!」
「バーカ、俺の目の前で悠長に寝てるからだバカ雄二」
こいつは坂本 雄二、去年同じクラスで、よくつるんだ悪友のうちの一人だ
雄二「ほう、俺に正面から喧嘩を売ってくるたぁいい度胸じゃねぇか」
「そうか、喧嘩を売ってるなら買うぞ? それに俺は知っているからな。」
雄二「うっ!それを言われたら俺は抵抗出来ねぇじゃねぇか! 卑怯だぞ!」
「何を言う。卑怯、汚いはお前のお得意様だろ。 勝負に勝つためならどんな手でも使うと言うのがお前の特徴なんだし。 それに俺たち二人だけなんだからたいした問題ではないだろうが。」
雄二「それもそうだったな。ただ、お前がいてくれて良かったな、いろいろ出来る事が増える。」“ニヤリ”
「おいおい、黒い笑いが漏れているぞ。」
雄二「わりぃわりぃ、いろいろ考えているもんでな」
「お前がいろいろ考えるのは別になまわないがほどほどにしとけよ。後、どんな事を考えていたのかは後で聞かせてくれ、他の奴らが登校して来たみたいだ。」
雄二「そうだな。 昼にでも話そう。」
そして、俺は自分の席にしたちゃぶ台に戻り『アリエナイ科学ノ大事典』を取り出して読み出してHRが始まる時間まで読んでいる事にして時間を潰してたら、もうそろそろHRが始まるという時に雄二が席を立って教台の所に立った
「雄二、何でそんな所に立ったんだ?」
雄二「あぁ、俺がこのクラスの代表だからな。クラスの奴らの顔ぶれでも見ておこうかと思ったもんでな。」
どうせ雄二の事だから、使える駒がいるのかどうかの確認だろうがそれを自然にやるとはさすがだな
???「すみません、遅れちゃいました。」
雄二「とっとと座れや、この糞やろう。」
たった今入ってきたと同時に罵倒されたのは雄二と同じく俺の悪友である吉井 明久である
明久「ひどい!雄二!」
「明久、雄二の罵倒もわからなくはないぞ。 明久の後で先生が通れなくて困ってる。」
先生「すみませんねぇ、通してもらえれますか? 後、坂本君は席に戻って、通り道を塞いでいた君は空いている席についてください。」
雄二 明久「「わかりました。」」
二人が席に着くと入って来た先生が教台の所で話を始めた
先生「みなさん初めまして、みなさんの担任になりました福原と申します。まずは備品の確認をしたいと思います。全員にちゃぶ台と座布団は行き渡ってますか? 不備があるかたは申し出て下さい。」
Fクラスa「先生、俺の座布団に綿がほとんど入ってないんですけどー。」
福原先生「我慢してください。」
Fクラスb「俺のちゃぶ台の足が折れそ “ボキッ”折れましたー。」
福原先生「我慢してください、とは言えないので木工ボンドが支給されているので自分で直して下さい。」
さすがにすぐに壊れると思うので自分の分を直すついでに直しておこうと考えた
Fクラスc「先生、窓ガラスが割れていて風が吹いて来て寒いです。」
福原先生「ビニールとガムテープを申請しておくのでそれで直して下さい。」
窓ガラスが直すと言う選択肢は無いのか
福原先生「後は特にないですね? では、廊下側の生徒から自己紹介を始めて下さい。」
先生のその一声で自己紹介が始まった
Fクラスα「Fクラスαです。よろしくお願いします。」
「――――です。よろしくお願いします。」
俺の所に来るまで待つことにした所で…
「―――です。趣味は、吉井を徹底的に(抱き)絞めることです。」
明久「命の危機!?」
裏で明久が飛び起きたみたいだが、来て早々寝るとかそういうやつなんだが、アホだな
明久「なんだ、島田さんかぁ。」
明久の言う通り、彼女は島田 美波 昨年度同じクラスで明久に好意の照れ隠しでよくプロレス技擬きをかけていた記憶がある
美波「ハロハロー」
島田さんはのんきに手を明久に振っている
明久「僕の骨は大丈夫かなぁ」
明久は明久で別の心配をしていたがそんなのは無視をしてついには俺の番になった
「紅条 龍牙だ、一年間よろしく」
武骨な自己紹介だが特に問題ないだろう
福原先生「次の人お願いします。」
明久「吉井 明久です。皆気軽にダーリンって読んでください。」
「「「「「ダーーーリーーーーン!!!!」」」」」
野太い男達の声が響き渡った
明久「失礼、忘れて下さい。」
明久もなごませるために言ったのだろうが、逆効果だったみたいだ、あの人数からダーリン叫びをされたら気分が悪くなるだろう。 後なぜか島田さんの顔が赤いような気がするが気のせいか
そんな明久の自己紹介が終わった所で教室の扉が空いて一人の女子生徒が入って来た
???「すみません、保健室によってたら遅くなっちゃいました。」
そう言って入って来た人を見て驚いた
福原先生「ちょうど良いですね。今、自己紹介の途中なのでそのまま自己紹介をお願いします。」
???「はい、姫路 瑞季と申します。 よろしくお願いしますね。」
Fクラスd「はい!質問です! 何でこのクラスにいるんですか?」
あいつの質問は急な物だが、あいつがそう思うのも仕方ない。 彼女は去年度は定期テストのトップテンの常連なのだ。 普通ならこのクラスにいることがおかしい成績なのだ
瑞季「えっと、実はテスト最中に熱が出てしまって途中退席してしまって。」
Fクラスe「俺も熱(の問題)が出たからなぁ。」
Fクラスβ「あぁ、あの問題は難しかったよな。」
Fクラスδ「妹が熱を出して心配でさ。」
Fクラスs「黙れよ、一人っ子。」
Fクラスm「彼女が前日寝かさせてくれなくってさ。」
Fクラスω「今年一番の大嘘をありがとう。」
ワイワイガヤガヤ
一人が話し出してから収まりがつかなくなってクラスが騒がしくなった所で福原先生が
福原先生「はいはい、皆さん静かにしてください。」
“バンバン”
こうした事によってクラスの全員が静かになった
静かにならざるをえなかったといった方が正しいが、福原先生の叩いた教台が瓦解したのだ そうなった事によってクラスは静かになった
福原先生「おや、壊れてしまいましたか。 Fクラスで使える教台の中でも比較的ましな物を選んで来たのですが仕方ないですね、新しいやつを持って来るので皆さんは待っていて下さい。」
教台が壊れたのを見た俺たちは福原先生が戻って来るまで静かに(何故か)待っていた
福原先生が戻って来てから残りの自己紹介が始まり、最後に坂本の番になった
福原先生「最後にクラス代表の坂本君、前に出てきて自己紹介と、抱負発表をお願いいたします。」
坂本は素直に返事をした後、少し笑いながら教台の所に出てきた
雄二「クラス代表の坂本 雄二だ、呼び方は代表でも何でもいいから全員が呼びやすい名前で呼んでくれ。」
明久「赤ゴリラ!」
「生物坂本!」
雄二「お前ら、呼び方は何でもいいと言ったがそれはないだろう」
まぁ、青筋を浮かべているから後で何かしらやって来るだろうがそれは別にいいか
雄二「ふざけた奴らはほっとくとして、クラス全員に問いたい、Aクラスはリクライニングソファーにシステムデスクらしいが俺たちはちゃぶ台に座布団だ、お前ら、文句はねぇか?」
「「「「大有りじゃぁぁぁぁーーーー!!!!」」」」
雄二「よし!ならば戦争だ!俺達はAクラスに試験召喚戦争を挑む!」
Fクラスw「勝てるはずがない!」
Fクラスn「これ以上悪くなるのは嫌だ!」
Fクラスγ「姫路さんがいれば何もいらない!」
クラスの奴らが反対するのも無理はないだろう。俺達のクラスは成績最下位のクラスで、Aクラスは成績最高クラスなのだから、戦力差は明確。クラス単位でぶつかれば勝てるはずがないだろう
確か、試験召喚戦争ってのは、
“ 説明しよう
試験召喚戦争とはこの文月学園が採用している試験召喚システムを利用した模擬戦争の事である
試験召喚戦争中は召喚獣という自身の分身ともいえる物を操作して戦う そして召喚獣の強さは最後に受けたテストの点数に既存するので、点数が高いほど強く、点数が低いほど弱いが、確かに操作技術等で上まれるのもあるが、基本的には点数が高い方が強いのだ
また、点数はHPの役割もしており、点数は攻撃を受けると減っていき、点数が0になると戦死する 戦死した生徒は西村先生と試験召喚戦争が終わるまで補習室で補習である 現在紅条 龍牙はテストを受けていないので0点扱いで戦闘には出れないのである
試験召喚戦争の勝敗は基本的には相手のクラス代表を先に撃ち取った方の勝ちである
以上が基本的な試験召喚戦争のルールである ”
また、誰かが説明してくれたみたいだがこのルールがあるかぎり真っ向からではAクラスには勝てない 雄二の事だから何かしらの策はあるのだろうが、それに期待するとしよう
雄二「まぁ、待て。 勝算がないわけではない。このクラスの主力メンバーを紹介しよう!まずは木下 秀吉!」
あいつも居たのか、木下 秀吉 教室に来る前に話した木下 優子の双子の弟で顔などはよく似ているが、性格等は全く別で男の娘と言われるような男だ。去年はあいつと明久達を止めるのに苦労したなぁ
秀吉「わしかの? どれだけ役に立てるかわからぬが、一所懸命頑張るとしようかの」
秀吉は演劇部に所属しており、源氏物語を演技のためだけに原文のまま読むなど古文のテストはなかなか高かったはずで、確かにこのクラスの主力にするならちょうど良いだろう
Fクラスi「木下だって!? あの才色兼備の弟なら、期待出来るぞ!」
雄二「続いてムッツリーニ!姫路のスカートを覗こうとしてないでこっちに来い!」
姫路さんがあわててスカートを押さえてムッツリーニはあわてて畳の痕を消そうとしている
Fクラスl「ムッツリーニ!? あいつがムッツリーニなのか?」
ムッツリーニ 本名 土屋 康太
去年の定期テストの保健体育で全て一位を取った奴で、
全教科合計の八割強が保健体育という極端な成績をしている奴だから一点突破なら役に立つだろう
ちなみにムッツリーニという名前は男子からは畏怖と尊敬を、女子からは軽蔑を向けられる名前である。
裏で様々な女性の写真を売っているらしく、一部の男子の写真も売っているらしい。 ちなみに、俺は買ったことはない
雄二「それだけじゃないぞ! 学年トップクラスの姫路 瑞季と紅条 龍牙がいる!」
雄二は俺を、クラスメイトのモチベーションアップに使うみたいだから何かしらの見返りを求めるか
Fクラスo「そうだ! 俺達には彼女がついているんだ! 恐れる事はない!」
Fクラスr「彼女だけでいいからイケメンはくたばれ!」
あいつは見捨ててもかまわないかな
雄二「俺も、もちろん全力を尽くそう。」
Fクラスg「坂本って昔神童って呼ばれてなかったか?」
Fクラスj「って事は、Aクラス並みが三人も居るって事になるのか?」
Fクラスk「勝てる、勝てるぞぉ!」
雄二「最後に、特記戦力を発表する!」
Fクラスw「特記戦力って誰だよ!」
Fクラスy「もしかして俺とか!」
雄二「それは吉井 明久、お前だ!」 シーン
明久「何で僕?! せっかく盛り上がったのに、静かになっちゃったじゃないか!」
明久の本当の実力を知ってる俺からしたら確かに特記戦力になるのだが、雄二が明久を指名した理由は、別の物が理由だろう
雄二「何を隠そう、吉井 明久は観察処分者だ!」
Fクラスα「観察処分者ってあの?」
Fクラスb「観察処分者って言ったらあのやつしかないだろ。」
Fクラスδ「一体、あいつはどんな事をしたんだ?」
観察処分者とはこの学園内でとんでもない事をやらかした生徒につける称号で、別名バカの代名詞と言われている
雄二「うちの秘密兵器だ、期待しているぞ。」
明久「任せてよ、こう期待されたらやるしかないね。」
雄二「これだけ手札が揃っているんだ! Aクラスにだって勝てる!勝たして見せる! まずは、手始めにDクラスに宣戦布告をする! お前ら、戦闘準備だ!全員武器(ペン)を持て!さぁ、やっちくぞ!」
「「「「オォォォォーーーーー!」」」」