きららファンタジア 魔法工学教師は八賢者 作:伝説の超三毛猫
“私の人生は二つに分けられる。
それは、アルシーヴ様に出会う前と出会った後だ。”
…八賢者 フェンネル・ウィンキョウ
賢者就任演説より
小さな頃に見ていた、父や兄の姿が憧れだった。
神殿の近衛兵や衛兵として働く家族を真似して、騎士ごっこをして遊びまわったのも、その憧れから来る自然なものだった。
だが、最初の方こそにこやかに見守っていた父も兄も、成長していくにつれ、剣の道へ進もうとする私にあまり笑いかけなくなっていた。
気付いた頃には、「ウィンキョウ家の娘として、偉い所の嫁へ行け」と言ってくるようになった。
当然私はそれに反発した。
繰り返すようだが、私は、誰かを守るために剣を振っている二人に憧れたのだ。誰かの元へ嫁ぐといった、そういう方向の『女の幸せ』には興味なかった。
私の幸せとは、仕えるべき主に仕え、その主を守ることにある。そう信じていた。今もそうだ。
そう親に宣言した次の日、私にとって衝撃的な宣告を下された。
“お前の縁談を纏めておいた。いい加減、現実を見ろ。”
父からの言葉に私は目の前が真っ暗になった。いくら親とはいえ、望まぬ結婚を無理矢理させるとは思えなかった。そんな中での一方的なこの
無力な子供だった私は、家を飛び出し、ひたすら走り続けた。
家、地位のしがらみ、婚約という名の呪い……そして、あんなに好きだった剣の鍛錬からも、逃げ出したかったのだろう。
その時だった。
『どうしたんだ、そこの君?
……何故、泣いているんだ?』
『……あなたは?』
『私は―――』
私の神に出会ったのは。
それは、桃色の髪を後ろでまとめ、魔術師を目指していると思われる服を着ており、吸い込まれそうな緋色の目をした、私と同い年くらいの、少女だった。
私から事情を聞いた彼女は、黙って私の手を引いて、私の家まで行くと、
『ウィンキョウ家の当主よ、フェンネルの未来を賭けて私と戦え!』
高らかにそう言い放った。
明らかに無茶で、無謀で、傍若無人な行為。私はそれを止めようとした。父も、子供の戯れ言と取り合わなかった。しかし、彼女は『子供に負けるのが怖いか』などと挑発を続け、一対一で闘う流れとなった。
はっきり言って、最初は彼女が勝てると思っていなかった。私ですら、当時は未だに父に勝ったことがなかったのだから。
だが、私は信じられないものを見た。
年齢も背丈も私と同じくらいの彼女が、あらゆる魔法、見たことのない魔術を使って、父を翻弄していたのだ。まるで……そう、猫が死にかけの鼠を転がして遊んでいるかのように。
その光景を見ていた私の心は今でも覚えている。
初めて見た時から美しいなと思っていたが、彼女の秘めたる強さに、私は間違いなく惹かれていた。
やがて決闘に勝った彼女は、私の元へ来てこう言った。
『これは私の我が儘から始まったものだ。だが、賭けには勝った。お前は未来を自分で切り開けるようになったのだ。
さて、どうしたい?どの道を行っても、私としては悪くないと思うのだが……』
その様子は、今まで父を翻弄していたのが嘘であるかのような、垢抜けた少女のそれだった。あの時の彼女も、可愛らしいものだった。
どうしたい、と聞いてきたが、私の心は決まっていた。
『あなたに、
彼女の闘う姿を見たときから感じていた、支配者……いや、英雄としての才能。
私はそれを、側で支えたいと本気で思った。
恋愛物語にありがちな「運命」という言葉を、私はこの日から信じることにした。
なるべくしてなる、主と従者。
私はこの人に仕えるために、今まで剣を振っていたのだ。この主に仕え、主をお守りすることこそ、我が誇りであり、幸せだ。
これが、私と
ただし、この3年後、私の機嫌はどん底に落ちることとなる。
◇◇◇◇◇
「うん、この前よりも大きくなってる。将来は国宝級の隠れ巨乳になるな……5、6年後に口説かせてあべしっ!!?」
「ローリエのエッチ!
いきなり何をするんだ!」
その会話は、礼拝堂の外で剣を振る私に突然聞こえてきた。
話の内容からして、男がアルシーヴ様に淫らな行いをしたとわかる。
到底許せるものではない。
すぐさま礼拝堂に入り、アルシーヴ様の近くにいる男に向かって走ったままレイピアを構える。
「アルシーヴ様に手を出したのは貴様かアアァァァ!!!!」
怒りの突進は件の男が飛び退くことで失敗に終わったが、奴とアルシーヴ様の間に私が入れた。
「あっぶな!?何今の!!?
当たり屋にしては殺意高過ぎない!?」
「とぼけても無駄よ……アルシーヴ様の悲鳴を聞き逃すほど、このフェンネル、未熟ではないわ!
私と勝負しなさい。そして、私が勝てば、もう二度とアルシーヴ様に近寄らないと誓え!」
アルシーヴ様に手を出したであろう、ぼさぼさな緑髪の男に決闘を叩きつける。これは、近衛兵を目指すもののプライドである。アルシーヴ様に仕える人間たるもの、礼節は守らなくてはならない。例え、相手が目の前の男でも。
だが、そのプライドは、
「嫌だよ」
たった一言で壊された。
「貴様!何故勝負を受けないんです!馬鹿にしてるのですか!」
「馬鹿にするもなにも、いきなり決闘とか無理に決まってるだろう?それに……」
「私が、女だから!決闘を受けないと言うのか!!」
「違う。戦う意味がないからだ。」
戦う意味がないと言いつつ、バカにされてる気がする。目がなんというか、かつての父や兄に似ている。私を女として見ている目だ。変な意味はありませんよ。
だが、似ているだけだ。同じではない。まるで、私を見定めているかのような目をしていた。それが、冷静さを失っていた私を更に苛つかせた。周りが何か言っているが、この際どうでも良い。
「フェンネル。気持ちはわからんでもないが、怒りで決闘を申し込むな」
「申し訳ございません……」
だが、怒りに任せた私が何か言う前にアルシーヴ様が仲裁に入った。この緑髪の男とは何か縁があるらしい。私は、すぐに武器を収めた。
「そして……ローリエ」
「ん?俺?」
「お、女の子の……その、む、胸は……乙女の宝物なんだ。だから……あまり何度も触るな……」
「「ふぁっ」」
アルシーヴ様の普段は見せない乙女のテンションと言葉に肺の奥から変な声が出る。その声は、礼拝堂に見事にハモって響いた。
いや、問題はそこじゃない。
「可愛い……」
「何度も…だと……?」
「何度も」と言ったということは、アルシーヴ様を可愛いと言ったこの男は、何度もアルシーヴ様に対して暴挙を働いていた事に他ならない。アルシーヴ様の可愛さに萌えるだけなら構わないが、何度も前科があるとなったら話は別だ。
「貴様……やはりアルシーヴ様のために斬った方が良さそうだな……!!」
「待て、ウェイト。それはダメだぜ?止めた方が良いと思うなー?さっきのアルシーヴちゃんの言葉覚えてる?感情に任せて決闘すんなって……」
「問答無用ッ!!!」
「うわあああああッ!!?」
これ以上アルシーヴ様が汚されないためにレイピアで斬りかかったのはいいが。
アイツの逃げ足には遅れをとった。
これが、私と
◇◇◇◇◇
その日、私は騎士科の教室の隅でイライラしていた。
私は現在、神殿にて兵隊のいろはを学んでいる訳だが、騎士科の連中の民度というか、授業態度というか、そういったものが低すぎたのだ。本当に衛兵になる気があるのか、と一人一人問い詰めたくなるほどに。
だがまぁ、それはいつものことだ。
それより、あの男だ。
アルシーヴ様がローリエと呼んだあの男、アルシーヴ様の胸を揉んでいたそうではないか……それも一度や二度ではない。そうなってくると、アイツはアルシーヴ様に日常的にセクハラをしている確率が高い。
私にとっての希望をやすやすと踏みにじる男に、殺意さえ湧いた。
その時だった。
「なぁウィンキョウ、この後ヒマか?」
不良のリーダー格の男に声をかけられた。こいつは、いつも授業態度について私に注意されている奴だ。
「……何の用だ?」
「俺と決闘しろよ。……連れがこの前世話になったみたいだからな。」
下卑た声と舐めまわすような視線、馬鹿にしたような言い方で決闘を誘ってくる。
この前犯罪に走りかけたコイツの手下を成敗したお礼をしに来たとのことだ。
だが不良たるコイツの事だ、まともな決闘などやる訳がない。
「いいだろう。場所は?」
「裏庭だ。ついてこい。」
だが、私は乗ってやることにした。むしゃくしゃしていたから、八つ当たりしたかったのかもしれない。だが、それよりも、いい加減こいつらの不真面目な言動を叩き直そうと思っていた所だ。
◇◇◇◇◇
「構えろ。」
「………。」
不良のリーダー格は、裏庭に着くなり、私に向き直り、気持ち悪い笑みをしたまま剣を抜いた。私も自分の得物を抜く。
「来い!」
「……ッ!!」
私はそいつの言葉を聞き終える前に、レイピアを突き出して突進した。目の前の男は、剣を正面に構え私の一撃を受け止める。
だが、私はそこで終わるほど甘くはない。
次々とレイピアを振り、突き、男のガードが及ばない所を攻撃していく。奴は、私のスピードについて来れていない。まともに授業を受けていれば、こうはならなかっただろうに。
「………っらあ!!」
「ふっ!」
男が乱暴に剣を振ると同時に、私は距離をとる。
「うおおおおおお!!」
「……!!」
男が雄叫びをあげて私に斬りかかると同時に、茂みから男が数人、飛び出してきた。
……やはりこれくらいしてくるかと思っていたが、いざやられてみると、逃げ場がなくなり少し焦った。
だが、所詮は有象無象。数に頼ることこそ、こいつらを雑魚たらしめる証明。一人ずつ突破すれば、活路はある。
「はっ!」
「ゲッ!?」
「…邪魔!」
「…ッ、くらいやがれ!」
「きゃっ!!?」
だが、最初の一人に斬りかかり、剣を弾き飛ばした瞬間、顔になにかを浴びせられた。
やられた、と確信した。
全身から力が抜け、手からレイピアが滑り落ちる。ついに立てなくなり、膝が、肩が、背中が地面についていった。
「……ったく、焦ったぜ、この女……」
「貴様……なにを………!」
「囲むだけじゃ不安だったからな。即効性の麻酔液を全員に持たせたんだよ。
……さて、いつも舐めた態度とってくれやがった礼をしてやらねーとなぁ…!!」
私の正面で剣を受けていた男がそう言うと、他の男たちにまで気持ち悪い笑みや不快な視線が伝染し、動けない私ににじりよってくる。
「なぁ、誰からヤる?」
「俺からだ!」
「いや俺だ!」
「馬鹿言うな。正面立ってこの女と闘ってたのは俺だぞ?」
お前がやったのは闘いじゃない。そう言いたかったが、口や舌まで麻痺してきた。どうやら、さっきの液体が口に入ってしまったようだ。
男たちのうちの一人の手が、私の鎧に伸びてくる。
……私の脳裏に、最悪の展開が浮かんだ。
「や……め…………たす‥……………!!」
助けて、アルシーヴ様―――
そう思った時。
バアァァァン!
耳を
「ぎゃああああああ!?目がああああああああ!!!」
下劣な男の悲鳴と。
「戦い方も女の子の抱き方もなってないぜ。落第点代わりに鉛玉でも欲しいか?」
忘れるはずのない、憎たらしい声が聞こえてきた。
◇◆◇◆◇
準備を終え、裏庭に駆けつけた時、フェンネルが襲われそうになっていた。
女騎士の同人誌での「くっ、殺せ!」は一時期「くっころ」と略されて愛されたが、
「ぎゃああああああ!?目がああああああああ!!!」
まぁ、非殺傷性とはいえ、当たれば超痛いし、今、目にあたったがその場合、余裕で失明する可能性もある。
「戦い方も女の子の抱き方もなってないぜ。落第点代わりに鉛玉でも欲しいか?」
ついでに決め台詞もカッコ良く。騎士科崩れ共が戸惑っている隙に、もう一人の助っ人の走る足音が近づいてくる。
「フェンネル!無事か!?」
アルシーヴだ。彼女に、コリアンダーと集めた情報を教えると、こちらが頼むよりも先に協力を申し出てくれた。
彼女の騎士科の男どもを睨む目は味方なのに恐ろしいと思うほどだ。
「さて、てめーら、武器と隠し持ってる瓶を置いてとっとと失せな。こっちに向かってきた奴から撃つぜ」
「ただで済むと思うなよ、貴様等……」
俺とアルシーヴは、奴らにそう警告する。
フェンネルが動けていないということは奴らに何かされたということだ。フェンネルの傍らに転がってる瓶の中身こそその正体だろう。
「ど、どいつもこいつもなめやがって!お前ら!やっちまえ!!」
リーダー格らしき男がそう吠えると、他の男達が俺達に向かってくる。
だが、そいつらが近づく前に行動不能にしていく。俺は『パイソン』で一人ずつ狙い撃ちにする。敵は被弾した部分を抑え丸まっていく。そこをグーパンチで意識を刈り取った。アルシーヴも魔法で一人も漏らさず吹き飛ばす。
俺は、あの事件から、銃の腕は地道に上げていた。その結果、動く敵の体になら大胆当てられるようになった。距離によっては狙い撃ちすら可能だ。
やがて、リーダー格の男以外の奴らを戦闘不能にした俺とアルシーヴは、
「さぁ、あとはお前だけだな。」
「この事は上層部に報告させてもらう。観念しろ。」
「あ…あぁ………か、か、
勘弁してくれぇぇぇーーーーーーッ!!!」
仲間が蹂躙されていく様を見たからか、そいつは情けない声を出して泣きながら逃げていった。ああいう手合いは、自分が有利ならとことん調子に乗るが、不利になった途端弱気になるものだ。
「まぁ逃げてもコリアンダーが撮った証拠があるからもう駄目だろうけどな」
「手回し完璧だな……」
「……アルシーヴ、様……」
弱々しい声と、ゆっくり起き上がる音で俺達二人は振り返る。
「大丈夫か、フェンネル?」
「はい……貴女のおかげです……」
フェンネルを抱き上げるアルシーヴは、まるでヒロインを救った主人公で、フェンネルの表情も、アルシーヴの腕の中が、世界で最も安心できる場所であるかを語るかのように穏やかになっている。
そうして二人を見ていると、フェンネルの視線が俺に移る。表情も、心なしか厳しくなった。
「あなたに、助けは頼んでいません……!」
「フェンネル!!」
フェンネルの言葉にアルシーヴは声を張り上げるが、俺は気にしてはいない。
フェンネルのプライドのために、俺は気になることを一つ聞いてからさっさと去ることにした。
「そうだな。俺は勝手に巻き込まれに行っただけだ。
……あ、そうだ。ここには、決闘の申し込みを受けたから来たんだろ?」
「……?そう、ですが」
やはりそうだ。
フェンネルは
俺の思った通りの人で良かった。
「フェンネル・ウィンキョウ。
……君は、俺が知った中で最高の騎士だ。」
そうはっきりと伝えて、俺は裏庭から離れた。それで、今日のドタバタは終わり。
……のはずだったのだが。
「……ローリエ?」
「!!!
………ソラちゃん……!」
思わぬ人物に出会ったことで、まだ終わりじゃないことが判明した。
◇◆◇◆◇
「ええ、3年ぶりに会ったあの日も、本当に偶然だったんです。後から聞いた事なんですが、フェンネルの事件のタイミングが一日ずれていたら、ローリエと会うこともなかったでしょう。」
女神ソラは、盗賊事件後のローリエについて、こう語っている。
「その時のローリエは、フェンネルを襲っていた騎士科の生徒たちと戦った後で疲れてたのか知らないけど、不穏な空気を纏っていたんです。
その違和感の正体は分からなかったんですけど、確実に彼が変わったという確信は得られました。」
『久しぶりだね、ローリエ……
あの日から、私に…』
『ッ!
ソラちゃん、悪い!俺、急いでるから……』
「初め、彼は逃げようとしたんです。
――まぁ、今になって思えば、男の人が苦手な私を彼なりに気遣った結果なんでしょうけども……
その時の私には逃げてるように見えて……だって、私を見るなり『急いでる』なんて言うんですもの…他にやりようはあったと思いますよね?」
『待って!ローリエ!!』
『………。』
『どうして、そんな事言うの……?』
『いやぁ、本当に急いでて……』
『ウソ。私を見るまで、「やっと仕事が終わった」みたいな顔してたくせに』
『……まともに会ってないのに、何でそんなん分かるんだよ…』
『女神たるもの観察力が必要だからね♪』
「彼が冗談を言ってる時も、私の冗談を聞いてる時も、何というか、笑ってはいるんですけど、心の底から笑ってなかったんです。
どうにかしなきゃと思っている内に、自然と言葉が出てきたんです。」
『ねぇローリエ。
私、怖いよ……』
『怖い?』
『うん。小さい頃は、私とアルシーヴとローリエで、沢山遊んだじゃない。今のままじゃ、三人ともバラバラになりそうで……』
『………そっか。また、怖がらせちゃったか』
『また?』
『初めて盗賊を
『ウソだよ!私に話しかけてくれないくせに…』
『俺に話しかけようとするとき、全身が委縮するんだよ、君は。』
『!!』
ソラは、この時自身のトラウマに気づいたという。ローリエが話しかけようとしなかったのは、ソラが『男と上手く話せない』ことを気遣った結果なのだと。
「その後、彼は『守ってあげられなくてごめんね』って言って部屋の方へ去っていったんです。
……はい。私もあの時言えば良かったんです。そうすれば、あんな怖い思いをせずにすんだのだから。
―――当時の私には伝えられませんでした。
『独りにしてごめんね、助けてくれてありがとう』って。」
キャラクター紹介&解説
ローリエ
ハードボイルドさを出した(気がする)主人公。
今回はフェンネルメインの回だったので登場は控えめ。
フェンネル
アルシーヴ大好きウーマン。
その原点は、目指したい騎士の道が閉ざされようとした時、アルシーヴがその道を切り開いてくれた事、そこで仕えるべき主がアルシーヴだ、と思った事である。
というのがここでの設定よ。後に公式設定が出ませんように……
ローリエとは馬が会いません。だってアルシーヴとの接し方が
アルシーヴ
モテモテウーマン。フェンネルが危機的状況に陥っているとローリエから聞かれた時、本気で助けに行きます。こういう気遣いこそが、上司の鑑であり、フェンネルに慕われる理由なんじゃないかなと。
ソラ
今回も語り部として登場。前回とほぼ同じなので、語ることはあまりないが、彼女のお礼が言えなかったことが、ローリエにどんな影響をもたらすのか、それは誰にも分からない。
△▼△▼△▼
アルシーヴ「無事にフェンネルに向けられた悪意を打ち破った私達。次は休息回を挟んだ後で、あの飄々としていて、掴み所のない、でも変態な私の友人にフォーカスしてヤツの日常を見ていこう。」
次回『ローリエの華麗なる日常』
フェンネル「見なくてもいいですよ」
ローリエ「おいコラ!」
▲▽▲▽▲▽
あとがき
バレンタインデーまでに間に合わせたかった理由は、特別編を書きたかったから。明日全力出せば間に合うかな…?
ろーりえ「はぁーあ、今日はリゼちゃんとバレンタインチョコと誕生日プレゼントを交換っこしたいマンだよ僕ぅ!」
こりあん「お前は何を言ってるんだ」
きららファンタジアに登場する作品群の中の、次の作品の中で、最も皆様が好きな作品は?
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ブレンド・S
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NEW GAME!
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ひだまりスケッチ
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がっこうぐらし!
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Aチャンネル