きららファンタジア 魔法工学教師は八賢者   作:伝説の超三毛猫

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“平凡な私が、ちょっぴりはみ出した気分になれる。”
   ……ゆの


第12話:ローリエとシュガーとゆのっちと

「ブーッブーッチッ、ブーッブーッチッ、ブーッブーッチッチッ、」

 

 俺が出す低いビートに合わせて、クロモン達がゆっくり回りながら情けないポーズをとる。

 

「テーテテテテーテテテテーテテテテーテテテテー」

 

 かと思えば、曲調を変えた途端に、クロモン達がゆっくり回るのはそのままに、今度は全身の筋肉に力を入れ、その小さな体から力がみなぎるかのようにマッスルポーズをとる。

 

 

「ブーッブーッチッチッ、ブーッブーッチッチッ、ブーッブーッチッチッ、テーテテテテーテテテテーテテテテーテテテテーテテッテテッテてっ痛ぇ!!!!!?」

 

「クロモンに変なことを教えないでください」

 

 

 ソルトにチョップで叩かれ、ライ○ップが中断された。IQが2ほど減った気がした。

 だが、俺の周りにいたクロモン達は、よほど俺が教えた「ライ○ップごっこ」が気に入ったのか、ソルトによってBGM(という名の俺のアカペラ)がなくなると「もっとやりたい」と言わんばかりに俺に集まってくる。

 

 

「ローリエのその知識はどこから来るのですか?」

 

「あぁ、これ? たまたま見つけた市立図書館の書庫にあったぜ。『クロモンにストレスを与えないトレーニング』って本でな」

 

 

 ソルトの情報源についての質問には、流石に本当の事を言う訳にはいかないので、クロモンを撫でながらあらかじめ用意していた超大嘘をつく。

 

 

「そうなんですね。ところで、アルシーヴ様がお探しでしたよ」

 

「アルシーヴちゃんが?」

 

 

 おっと、そんな時間になってしまっていたか。それじゃあ、ライ○ップ式訓練はソルトに任せて、アルシーヴちゃんの下へ行くとしますか………え? やらないのソルト? そんなこと言うなよ~、クロモン達も見たがってるぞ!群がってるぞ!期待してるぞ! そら、ソルトのいいとこ見ってみたい! あそーれソルト!ソ・ル・ト!!ソ・ル・ト!! ソ・ル………あ、ちょっ、待て!ハンマーをこっちに向けるな!!そしてにじり寄ってくるな! 悪かった!冗談だから!だからやめろォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………いい加減にしろローリエ」

 

「反省はしている。後悔はしていない」

 

「余計にタチが悪いわ」

 

 あの後、ソルトを煽りすぎた結果始まった大人気ない鬼ごっこをシュガーに目撃され、鉢合わせたジンジャーに顔面パンチを食らわされ、それがアルシーヴちゃんに伝わったことで、しこたま怒られていた。俺だけが。解せぬ。

 

「まったく、指令を通達するだけのつもりだったのに……何がしたいんだお前は」

 

「指令? 早速か?」

 

 ああ、とアルシーヴは指令について話しだす。

 なんでも、近々オーダーを行うらしいので、シュガーが行うクリエメイト及び彼女らのクリエの回収の補佐をして欲しいとのことだ。シュガーは詰めが甘いところがあるので補佐役をつけた方が良いと判断したとのこと。

 ……そして俺に下された指令はそれだけじゃあなかった。

 

 

「あの夜の襲撃者の、手掛かりがあれば探してきて欲しい。」

 

 

 シュガーに感づかれないようにな、と付け加えてアルシーヴちゃんは去っていく。きっとオーダーの準備だろう。俺も早くシュガーちゃんと合流してゆのっち達を保護しに行こう。

 

 

「あぁそうだローリエ、最後に頼みを一つだけ。」

 

「?」

 

 そう思ったらアルシーヴちゃんに某刑事みたいな引き留め方をされる。

 

「お前の武器……ケンジュウとかいったか。アレは…シュガーの前では使わないでくれるか?」

 

「そんな事か…当たり前だろ? 子供に残酷シーンは見せられない。」

 

 ただでさえソルトは俺には超塩対応なのに、シュガーに何かあったりトラウマ植え付けちゃったりしたら、俺はソルトの目の前で切腹でもして詫びるしかなくなるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に俺がやらないといけないのか?」

 

「ああ。どうしても写真解析の暇がなくって、俺の次に俺の発明に詳しいお前にしか頼めなくってな。分からない事があれば取扱説明書を読んでくれ。」

 

「仕方ないな……」

 

 

 そう言うと俺の唯一の男友達は頭をかきながら呟く。これからはオーダーを行うアルシーヴ&賢者達ときらら&ランプ&マッチの戦いが始まる。賢者たる俺は確実に忙しくなる。

 ソラ襲撃事件に備え神殿中に仕掛けたカメラに何かが写っていれば、それは大きな手がかりになる。しかし、俺は暫く神殿を空ける。だから今のうちに比較的手の空いているコリアンダーに頼む、というワケだ。もしコリアンダーでも分からないことがあっても、連絡手段は用意してある。

 

 

「連絡が必要なら、この()()()()に連絡してくれ。」

 

 

 そう言ってスマホの形をした金属製の板を見せる。そう、この携帯電話があれば、迅速な連絡ができる。まぁさすがに前世(現代)のスマホみたいに万能なものは作れない。できたのはせいぜい通話機能だけ。いわばスマホ型トランシーバーといった方が正しいか。

 

 

「分かった。こっちは任せて欲しい。そっちこそ、無茶するなよ。なにかあれば、連絡する」

 

「おうよ」

 

 

 何だかんだ言いながら、コリアンダーの姿は神殿内へ消えていった。

 

 

 

「さぁおまたせシュガーちゃん!

 行こっか!」

 

「もー、遅いよローリエおにーちゃん!

 アルシーヴ様のおーだーに遅れたら大変なんだよ!早くしないとおにーちゃん、置いていくよ!」

 

 

 ゴメンゴメン、と謝りながら俺はシュガーと手を繋ぐ。これから、オーダーされる舞台で何をするべきか考え始めるうちに、俺とシュガーは神殿前から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 気がついたら、私は森にいた。

 

 

 さっきまで、ひだまり荘にいたはずなのに、光に包まれたと思ったら全てが変わっていた。

 

 

 光が遮られた薄暗い森の中でひとり。

 

 沙英さんも、ヒロさんも、乃莉ちゃんも、なずなちゃんも、宮ちゃんも、みんないなくなっていた。

 

 いきなり一人ぼっちになって、訳がわからなくって、森が不穏なざわめきさえ、恐ろしく感じた。でも、更に恐ろしいものが現れた。

 

 

「グルルルル………」

 

 

 茂みをかきわけて現れたのは、いままで見たことのない、茶色の狼のような動物。それが、私を見つけると餌と認識したのか、喉をならして、鋭いキバを見せながら少しずつ近寄ってくる。

 そのキバとツメをもってすれば、私など容易く引き裂かれてしまうだろう。あまりの恐怖に視界が滲み、木にもたれかかった体が竦んで身動きがとれない。

 

 こんな森の中で、わけもわからないまま死んでしまうのだろうか。

 

 一人ぼっちのまま、目の前の恐ろしい狩人に殺されてしまうのだろうか。

 

 怖い。

 

 怖い。怖い。

 

 助けてという声さえ出せない。

 

 今にも私に飛び掛からんとする狼を前に、もうだめだという絶望とこれは夢だという思い込みから目をぎゅっと瞑った。

 

 

 

「ギャンッ!!?」

 

 

 

 ……予想していた痛みは、襲ってこなかった。

 犬の悲鳴のような声におそるおそる目を開けてみると、そこにいたのは……

 

 

「あっ、クリエメイトのおねーちゃんだ!! だいじょーぶ?ケガはない?」

 

 私と同じくらいの身長の、動物の耳を生やしたピンク髪の女の子と。

 

「間一髪だったな……。よくやったシュガー、ゆのっちを安全なところへ避難させよう。」

 

 周囲を警戒する、緑髪のたくましそうな男の人だった。

 

 

 

 ……というか今、私の事を「ゆのっち」って言った?この男の人……??

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 転移からわずか数分でゆのっちを確保。

 

 これほど重畳なことはそうそうないだろう。

 

 景色が変わったと思ったら、シュガーがいきなり「すごく甘い匂いがする!」と言って走り出したから、追いかけてみたらゆのっちが狼に襲われかけていた場面に遭遇して驚いた。

 

 シュガーはあっという間にカスタードパンチで狼をぶん殴って追い払うと、ゆのっちに人懐っこく話しかけていた。

 

 俺は俺で、少し()()()()()()を感じたもんだから、「シュガー、ゆのっちを安全なところへ避難させよう」と言いつつ周囲を警戒した。

 

 

 ………。

 

 

 やはりというべきか、俺達が助けに入ったと同時に逃走したようだ。もしかしたら、あの夜に襲撃した呪術師の仲間か何かかもしれない。そうなったら、そいつらを見つけて、尋問する必要がある。

 そこで気をつけるべきはシュガーの嗅覚だ。さっきもその嗅覚を目の当たりにしたが、彼女は「甘い匂いがする」とかいってクリエメイトをある程度探せると考えるべきだろう。となると、俺がもし拳銃で敵を蹂躙した場合、ほんの少しの返り血や、拳銃を発砲した時の焦げた臭いを嗅ぎつけられる可能性がある。

 成る程……アルシーヴちゃんが言っていたのはこういうことだったのか。シュガーのことを考えると、今回は拳銃が使えないな。ジンジャーから教わった体術だけで何とかするしかないようだ。まぁ元より子供にグロテスクなものは見せないつもりだけど。

 

 

「おにーちゃん! 本当においてくよ!」

 

「…! あぁ、ごめん! 今行く!」

 

 

 とりあえずは、先頭を行くシュガーとそれについていくゆのっちと共に、事前にアルシーヴちゃんから聞いたアジトを目指すとしよう。森を抜けたらある村の、一番大きな屋敷がそうらしいから。

 

 

「あの……」

 

 ゆのっちが俺達に話しかけてくる。

 

「どーしたの?」

 

「何だい?」

 

「どうして私の事、知っているんですか?」

 

 

 ○澄さんの声で至極当然な質問を投げかけてくる。まぁ知らん奴からいきなり名前を呼ばれたら「なんで俺(私)の名前知っているんだ!?」ってなるわな。俺でもそうなる。

 しかも、今のゆのっちは、異世界召喚されて超戸惑っているし、心細いことだろう。歩きがてら、ではなく腰を落ち着けて筋道立てて話した方がいいだろう。

 

 

「クリエメイトは捕まえてこいってアルシーヴ様から命令されたんだよ!」

 

「………???」

 

 

 ……あのなシュガー。いきなりその説明で解る奴はまずいないぞ。いるとしたら、そいつは多分盗聴(タッピング)の能力者かスタンド能力者だ。まぁそいつら右ストレートでぶっとばされるかオラオラされるけどね。

 

 

「シュガーちゃん、捕まえるなんて言い方はよせ。

 実はこの世界は、君たちがいた世界とは違うんだ。」

 

「違う世界……!?」

 

「そう。エトワリアって言ってね、君らで言うところのファンタジー世界だ。信じられないと思うけど……」

 

 そうして俺はゆのっちにこの世界のことを軽く説明した。剣と魔法のファンタジー世界であること、この世界に『聖典』という教科書のようなものがあること、その『聖典』は、女神という別世界を見ることができる人物が見たものを書いた書物であること……その「別世界」にゆのっちがいた世界があることも。

 

「証明する手段はいくらでもある。少なくとも俺達は敵じゃない。」

 

「……分かりました」

 

「……え?」

 

「何というか、この子を見ていればわかる気がするんです。」

 

「……そうか。」

 

 ……なんということだ。まさかゆのっちが俺の言葉を信じてくれるとは。シュガーの無自覚な警戒心を煽る言い方をカバーできたのは良かった。だが、ここまで素直だと、「敵じゃない」といった合理的な嘘が俺の罪悪感を掻き立てる。

 

 

「……申し遅れたね。俺はローリエ。目の前のキツネ耳のお嬢さんはシュガーちゃんだ。」

 

「シュガーだよ! よろしくね、おねーちゃん!」

 

「ゆのです。知っているみたいですけど……」

 

 

 自己紹介を通しても、まだゆのっちの作り笑いを見るに緊張と警戒は解けてないだろうなと思いながら、屋敷へ向かう。さて、どのタイミングで「あと五人のひだまり荘の住人が召喚されている」ことをゆのっちに伝えるべきか……

 そして、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()をいつ、どうやってシバき倒すべきかも考えておかなくてはな………。

 

 

「シュガーちゃん。さっさと屋敷ん中に入って、優雅なティータイムと洒落込もうぜ?」

 

「いいねー! 甘~いお菓子も紅茶も用意しよう!

 ゆのおねーちゃんも、お菓子と紅茶いる?」

 

「う、うん……じゃあ、お言葉に甘えて。」

 

「これで綺麗なお姉さんもいたら文句なしなんだけどな。」

 

「もー! ローリエおにーちゃんはそういうことばっかり! シュガーやゆのおねーちゃんの何が駄目なの!?」

 

「二人とも子供だろうが。そういう台詞(こと)はゆのっちは5年後、シュガーちゃんは10年後に言うんだな!」

 

 

 何はともあれ、まずは屋内に入ろう。盗賊の殲滅はそれからだ。

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 ()()()から教えてくださった情報通り、三人の男女が現れた。やはり()()()に間違いはなかった。ボスは「胡散臭いから信じるな」と言っていたが、これは一攫千金のチャンスだ。

 

 しかも、八賢者のうちの二人が直々に守るように一人の少女と歩いている。フードを被った少女が何者か知らんがこれじゃあ俺達盗賊にとっては「重要人物です、攫ってください」と言っているようなものだ。

 

 更に、その守っている賢者がよりにもよって最弱と噂されている二人だ。

 

 小さな女の子はシュガーという賢者。フレンドリーな性格は愛されるとともに大きなスキを生む。しかも本人にその自覚がない。そして男の方はローリエとかいうただの神殿の教師だ。しかも、女にうつつを抜かしている大間抜けでもあるらしい。

 そのバカ二人をかわしてあのお嬢さんを攫うなんて、赤子の手をひねるよりも簡単とみた。

 

 

 ……この仕事、楽に終わりそうだぜ。

 

 さて、もう少ししたら奴らがどこにアジトをつくるかわかるはずだ。このまま、隠密を続けるか。

 

 

 

 この時の俺達には分かるはずもなかった。

 

 

 

 

 この時の判断が………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達盗賊団を破滅に追い込むことに。




キャラクター紹介&解説

ローリエ
 シュガーの補佐(というのは建て前で本来は女神ソラ襲撃犯の手がかり調査)に指名された八賢者。常に飄々とした立ち振る舞いで、ソルトに追いかけられたりジンジャーにパンチされたりした。観察眼は二回の人生で培った『周りを見る力』のなせる技だと思って頂ければ幸いです。まぁ、ローリエ本人は「魂だけが古ぼけて錆び付いている」程度にしか思ってないかもしれないが。

シュガー
 第1章ボスの賢者。彼女の耳はキツネ耳らしいので、キツネの性質をある程度受け継いでいる……という設定。キツネはイヌ科の動物なので、鼻が利くという設定を生やし、速攻でゆのっちを見つけて貰った。彼女のおかげで、1章でローリエは拳銃を安易に使えません。彼の本気を早く書きたい。

ゆの
 「ひだまりスケッチ」の主人公にして、今回のとらわれのお姫様。アプリ版ではシュガーしかいなかったので、現状の把握が全くできておらず、シュガーに対しても戸惑う描写があったが、解説役のローリエのおかげで、より早く打ち解けられたという違いが生まれる。

コリアンダー&アルシーヴ
 神殿居残り組。と思ったらアルシーヴが様子を見に来た描写がアプリ版であったので、次回も出番が貰えます。コリアンダーは神殿内の調査のため、工夫して出す必要が出てくるが。


ひだまりスケッチ
 蒼樹先生による、4コマ漫画。やまぶき高校美術科に合格したゆのが、アパート『ひだまり荘』にて、宮子や沙英、ヒロやなずな、乃莉たちと日常を送るゆったりとした物語となっている。
 ちなみにうめ氏の他の作品として「魔法少女まどか☆マギカ」「こみっくがーるず」等があるが、ソラがまどマギの世界を観察しようものなら、ソラのSAN値は激減するだろう。

ライ○ップごっこ
 2013年頃から流れた独特なCMに出てくるモノマネをする、CMを見た者なら一度はやったことのある遊び。前半の低音ベースでだらしなく演じ、後半の「テーテテテテー」で全身に力を入れ、マッチョやスリムなボディを演じる。

盗聴(タッピング)の能力者かスタンド能力者
 元ネタは『幽遊白書』の室田と『ジョジョ』三部のテレンス。程度は違えど心を読む能力者は、その能力に依存する戦い方をする。能力自体が強力なこともあり、苦戦を強いられるが、能力に依存するが故に思わぬ作戦に敗れるのがテンプレ。この作品にゃ関係ないけど。

携帯電話
 ローリエが作った携帯電話は、皆さんが想像するような高性能なものではなく、見た目はスマホ・機能はトランシーバーと考えれば分かるだろうか。電気を帯びた鉱石を整形・充電し、電池代わりにすることで、電源のオンオフができるトランシーバーを開発した。


△▼△▼△▼
ローリエ「ゆのっちを確保できたシュガーは気づいていないみたいだけど、村に着いてからゆのっちを狙っている連中がついてきているみたいだ。多分村に巣食う盗賊だと思うんだけど……虫ケラにしてはあまりに持ってる情報がピンポイント過ぎて……?」

次回『Fighting Moon』
シュガー「見てくれないとおこるんだから!」
▲▽▲▽▲▽


あとがき
 次回から、次回予告を編集します。その都合上、ちょくちょく過去作をテコ入れします。

きららファンタジアに登場する作品群の中の、次の作品の中で、最も皆様が好きな作品は?

  • きんいろモザイク
  • ステラのまほう
  • ゆゆ式
  • うらら迷路帖
  • 夢喰いメリー

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