きららファンタジア 魔法工学教師は八賢者   作:伝説の超三毛猫

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“ウチらのことが聖典に描かれてるなんて、ちょっと変な気分やね。”
 …西由宇子


第33話:セカンド・エンカウント

「……ありがとうございました、ローリエさん。後はご自由にどうぞ。」

 

 

 自然に満ち溢れた田舎の村に降り注ぐ日差しの下、るんちゃんのそっけない声を聞き、俺は両手を組んでそのまま伸びをした。

 それと同時に、るんちゃんの姿がどんどん縮んでいき、ソルトのそれへと変わっていった。

 

 

「……うん。あとはアドリブ次第で上手くいくだろう。」

 

 

 るんちゃんにハンバーグを奢った後、俺は流れでそのまま村の外に出ることを計画していたが、ソルトに捕まり結局ソルトの変身チェックに付き合わされた。

 

 ソルトの変身は、見た目は完璧。瓜二つ。るんちゃんを一目見ただけでそんな風に変身できるあたり、分かっていたとはいえ、流石は八賢者だ。

 俺が懸念していた演技に対するチェックは、基本的な会話ばっかりで、俺の記憶でトオルちゃんが言ってた「お肉もいいけど、たまにはさっぱりとしたものはどう?」という質問も、「そうだね~、たまにはお野菜も食べないとね~」という答え(誤答)をスルーしたら上手くいった。

 

 むしろ、変身チェックを終えて俺がより不安になったのは、その前のソルトとのやりとりである。

 

 

『ローリエが魔法工学に手を出し始めたのはいつ頃ですか?』

『その時、なにを作ったんですか?』

 

 

 急に黙り込んだと思ったソルトからそう尋ねられた時は、一瞬頭が真っ白になり、神経が凍ったような心地になった。

 そんな事をこのタイミングで聞かれるとは思っておらず、もし聞かれた時のカモフラージュを用意してなかったからだ。

 

 一応、「7歳ぐらいの頃に、オモチャを自作したのが最初だった」と答えておいたが、それをソルトがそのまま信じたのかは怪しい。

 

 何度も言うがソルトは作戦を練るのが得意な策士だ。同じCVと言えども、シノとくっつければ丸め込めそうなアリスとはわけが違う。俺の小手先の嘘をそのまま信じるなんて寝ぼけてるか熱でもないとありえない。たちまち本当の事を吐かなければいけなくなっていたかもしれない。

 

 その直後の俺の出身を聞かれた時に、「聖典からやってきた」という超大嘘を思いついていなければ、どうなってたか想像したくはない。もっとも、その嘘のおかげでソルトが呆れたことから、命拾いしたと考えるべきか。

 

 

 これ以上考え事をしてソルトに怪しまれまいと、俺は早足に村の出口へ向かっていった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 掛け慣れないメガネにちょっと困惑しつつも、俺は村を出て、周囲の捜索に踏み出している。

 

 呪術師の隠れ家はまだ見つかっていない。だが、開始してからまだ十数分しか経っていない。この程度で見つかるのなら、それはもう隠れ家じゃあない。隠れ家(笑)だ。古くから、どのRPGでも、ダンジョンの奥へ行くには謎解きやレベル上げが必要であると相場が決まっている。まぁ、某○をみるひとみたいに隠れ家が鬼畜仕様並みに隠蔽されてたら俺では手も足も出ないのでそうでないことを祈るばかりだけど。

 

 

 ―――それにしても。

 

 

『――――()()()()()()()()()って言ったら信じるか?』

 

 

 なんであんな嘘が真っ先に思いついたんだろう。

 ()くにしたって、もうちょいマシというか、別の大嘘があるだろうに。

 それとも、俺の魂の出身―――つまり、()()()()()()()()()()()()()()()()を考えてしまっているのだろうか。

 

 魂の出身自体は分かっている。聖典に描かれていた都会のような、『現実世界』だろう。普通に生まれて、普通に生きて、普通に死ぬ。そんな人間しかいない世界。

 ひだまり荘も、イーグルジャンプも、ランダルコーポレーションも、金髪美少女留学生も、情報処理部も、迷路帖も、スティーレも、魔法少女やまぞくも、まんが家寮も、キャンプするJKも、天之御船学園も、うるま高校ビーチバレー部も、魔法も……すべて、創作のものでしかないとされてきた世界だ。

 それでも“俺”は、不満じゃあなかった。数々のきらら作品は、一つの例外もなく俺の心を躍らせた。理不尽な仕事に追われ、無味乾燥な生活を送っていた俺の生きる糧となった。そして、その心躍った作品がギュッと集結したスマホアプリが出ると聞いた時は、迷うことなく事前登録をしたものだ。

 

 

 そして。何の因果か、エトワリアに生まれ直したと知った時は1ヶ月以上心の中で狂喜乱舞したものだ。

 更に、一度見たことのあるキャラクター達と出会ってからは、俺は積極的に仲良くなろうとした。まぁ、エトワリアはモブの女の子もカワイ子ちゃんが多かったから手当たり次第に声をかけてしまったけど。

 

 ただ、楽しいことだけじゃなかった。

 ソラちゃんとハッカちゃんを助けるためとはいえ、この手を血で汚してしまった。元の世界では殺人罪で逮捕・起訴・有罪確定の事案だ。たとえ正当防衛が認められても、周りの人々は人殺しと関わろうとしないだろう。今でもあの血の広がる光景を思い出すだけで吐き気がしてくる。

 ソラちゃんに呪いがかかるのも防げなかった。あの時、彼女がどうなるのかを知っていたのは俺を除いて他になかった。救うことが、できたはずだと思っていたのに。

 サルモネラ?知らん。学園生活部の命を狙った輩に慈悲はない。

 それと―――

 

 

『ローリエは……機械の心を、魔法工学で作れるの?』

 

 

 ―――不可解なこともできた。

 カルダモンが砂漠の教会から帰ってきた直後に俺を訪ねそう訊いてきたのだ。質問の意図がどうにも理解できず「ちょっとなに言ってるかわかんない」状態のまま、「作れる訳がない」と答えてしまった。そういう発明品を作ってほしいのかと思ったが、トレードマークの緑のマフラーで口元を隠す仕草と、陰の差したとも言うべき雰囲気、そして見事なまでのポーカーフェイスが妙に引っかかる。

 ……結局、あの時のカルダモンは何が言いたかったんだ?

 

 

「………あの、すみません。大丈夫ですか?」

 

 

 ……声をかけられる。どうやら色々考えすぎたせいで顔にまで出ていたようだ。

 

 

「――あっ、はい! すみません、ご心配をおかけしたようで……」

 

 それに答えようと顔を上げた所で。

 

 

「………? な、何ですか?」

 

 その見覚えのありすぎる顔と目があった。

 明るいオレンジヘアーを星の髪飾りでツインテールにした、たれ目の女の子。黒いローブを身に纏い、片手に特徴的な星の杖を持っている。

 

 

「な………ぁっ………!!?」

 

「ど、どうなさったんですか!?」

 

 

 そう。

 俺と目があったその女の子こそ。

 紛れもない、『きららファンタジア』の主人公。

 きららちゃんその人だった。

 

 

「きららさん、その人、村人ですか?」

 

「いや、彼の格好……白衣だね。」

 

 

 ……おまけにランプとマッチまで来た!?

 

 マズい。もし、ここで俺が八賢者ローリエだってバレたら、彼女たちがどのような行動に出るか分からない。

 純粋なきららちゃんに根は良い子のランプ、常識的なマッチならそこまで非道な手に出ることはないだろうが、正体がバレないに越したことはない。

 

 

「……すみません。雰囲気が少し…知人に似ていたもので。そんなわけはないと思ってはいたのですが……つい。」

 

 

 声を低めに出したのと、きららちゃん一行にいきなりエンカウントした動揺で、声が中○譲○さんみたいになる。

 これで様子見といきたいところだが……

 

 

「そ…そうですか?」

 

「はい。」

 

「…………。」

 

 少し戸惑いながらも、きららちゃん自身は信じてくれたようだ。

 

「……きららさん?」

 

 だが、妙な事に、きららちゃんは俺から目を逸らそうとしない。足も一歩も動かず、ランプの呼びかけにも反応していない。マッチも困惑しているようだ。

 

 

「……まだ何か?」

 

「あ、あの………

 あなた、私達とどこかで会いませんでした?」

 

 

「はい?」

「え、きららさん?」

「きらら??」

 

 きららの予想外の質問に、俺だけでなく、ランプとマッチも声をあげる。

 何それ、新しいタイプの逆ナン? でもきららちゃんって何歳なんだろう。15~17歳くらいだろうか? もっと若いかもしれないし、大人かもしれない。デートはしても良いけど、それ以上となるとあと2、3年の辛抱が必要そうだな……

 ……じゃなくて! 「初対面です」って言わねーと!!

 

 

「……他人の空似だと思いますよ。

 私は言ノ葉の都市から出たことはありませんし、ここに来たのも、今回の調査で初めてきたのですから。」

 

「……港町に行った事は?」

 

「…ありませんよ。いつか行ってみたいと思いますがね。」

 

「そう……ですか。

 すみません。変な事を訊いてしまって。」

 

「構いませんよ。

 では、私はこの辺で。」

 

 

 そう言って、きららちゃん達とすれ違うように森の奥に入っていくフリをして。

 

 

「あぁ、そうだ。出会いついでに一つだけ。」

 

「「「???」」」

 

「ここに来るまでに、森の中で小屋や不自然な結界の跡を見かけませんでしたか?」

 

 

 本題の質問をぶつける。

 きららちゃん達は不思議そうな顔でお互いを見合わせると、

 

 

「いいえ。そういったものは見かけなかったと思います。」

「ええ。もし見かけていたら、覚えていますから。」

「まぁ、わけあって僕たちも急いでいるから、そんな余裕なかっただけかもしれないけど。」

 

 

 三者三様の答えを返してくれる。

 「ご協力ありがとうございます」とひとこと言い、きららちゃんたちが見えなくなるまで距離を取る。

 

 ―――きららちゃんの能力からして、俺のパスを読み取れるのであれば、怪しまれるかもしれないけど、さすがに俺が八賢者ローリエだとまでは見破られなかったようだ。ランプも、まだ自身が女神候補生だときららちゃんに打ち明けていないから、見覚えのあるパスから八賢者ローリエまではたどり着けないだろう。

 大きく息を吐く。超ドキドキした。きららちゃんってあんないい声してたんだ。流石楠木と○りさんやでぇ。

 

 なんて中の人談義は置いといて。

 

 

 ワンチャンきららちゃん達が隠れ家を見かけてないかなー……って思ったけど、流石にそこまで甘くはないか。

 

 仕方ない。

 

 

 周囲に誰もいないことを確認すると、白衣の前を開いた。

 

「……出てこい」

 

 

 その声を皮切りに、懐から…G型魔道具がカサカサと這い出てくる。それは次から次へと湧き出てくるかのように現れ、はたから見れば俺はテラ○ォーマー○か全身がGでできているやべーやつに見えることだろう。こんなことを神殿内でやろうものなら、全ての女性から絶交される。

 だが、そういうリスクを負ってでも、俺は呪術師の隠れ家を探し当てたかった。ソラちゃんの呪殺未遂には、ほぼ確実にこの辺りに住む呪術師が関わっているだろうから。というか黒幕だと踏んでいる。ミネラさんの情報が裏付けしている。

 そこで俺がとるのはサーチ機能がついているG型魔道具による物量作戦だった。眼前を埋め尽くす黒い塊のようになるまで膨れ上がった数ならば、ローラー的に探し当てることもできるだろう。G自体が魔道具なので、魔法の結界もある程度探せる。

 

「…お前ら、ゴー」

 

 そうして、俺の号令とともに渓谷の村周辺の森に、黒い群れが波のように舞った。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「……きらら、なんでさっきの男にあんなこと聞いたんだい?」

 

 

 眼鏡をかけた研究員風の男が見えなくなった後。

 マッチは、きららにふと尋ねたのだ。

 理由は、ひとつ。

 

「ちょっと不用心だよ…どう見ても初対面の男に対して、『どこかで会わなかったか』なんて聞くなんて。あの人は紳士的だったから良かったものの、変な勘違いをされていたかもしれないぞ?」

 

「マッチ!」

 

 贔屓目(ひいきめ)なしに見ても、きららは顔立ちの整った美少女である。そんな彼女が、もし初対面の男性に透き通るような声で「どこかで会いませんでしたか?」などと訊いたらどうなっていたことか。

 思春期の男子だったならば、間違いなく「彼女は自分に気があるのかもしれない」という思い込みを生むだろう。それが盛大な勘違いであることに気付く由もなく。

 そういった危惧をマッチがやんわりと指摘するが、ランプにはそれがいささかデリカシーに欠けているように見えたみたいだ。

 

 

「ううん、違うの……ランプ、マッチ、私、あの人のパスには見覚えがあるの」

 

「パスに……」

 

「見覚えがある、ですか?」

 

 

 きららは、そう言ったマッチに対して根拠があると言い、それについて話し始める。

 

 

「パスの力が、人と人との間にある繋がりや絆だって話は、ランプからしてくれたよね?」

 

「はい………ってことはさっきの方は…?」

 

「港町で同じパスの持ち主を見かけたんです……!

 その人と、よく似ていました。……同一人物かと思うくらいに」

 

 

 きららの確信を持った言葉にランプはなるほどと頷く。だが、マッチはそれだけでは「同じパスの持ち主だ」と断定できないと察したようだ。

 

 

「きらら、パスは絆のようなものだ。誰にでもある。

 その中から同じパスの持ち主だって気付くのはなかなか難しいと思うんだけど……?」

 

「わかるよ、マッチ。あの人のパスほどアンバランスで……悲しいパスは見たことがない…」

 

「え………?」

 

「……どういうことかな?」

 

 きららの発言があまりに意外だったので、ランプは呆気に取られる。マッチはきららの言葉の意図を知るべく話を進める。

 

 

「あの人は……誰かを想う力が誰かに想われる力よりも圧倒的に強いんです……!」

 

 

 マッチの質問に悲しそうにそう答えるきららに対して、ランプはきららの言葉の意味をいまいち量りかねていた。

 

「マッチ、どういうこと?」

 

「人は助け合って生きている。誰だってそうだ。ランプだって、勉強はあまり得意じゃあないだろう? 僕がいなかったらどうなってたことやら。」

 

「ちょっと!それ今言う事じゃないでしょ!!」

 

「でも、さっきの男の人はそうじゃなかった。つまり……」

 

 ランプに尋ねられたマッチは、身近な例えをもって人々の助け合いの生き方を説いた。しかし、ランプにとってそれは若干触れて欲しくない部分だったようで、顔を赤らめ声を荒げる。しかし、これに反応していたら話が進まないと判断したマッチによってそれは無視される。

 きららの言う『想う力が想われる力より圧倒的に勝る』(パス)……

 そのパスが意味するところは……

 

 

「―――()()()()()()()()()()()()()()()()()()……なおかつ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()人物………!」

 

 

 マッチの答えは、的確に……残酷なまでに的確にとある人物を指していた。

 

 

「き、きららさん、ど、どうすれば……!」

 

「どうすれば、って聞かれても……」

 

「ランプ。僕たちが彼に出来ることは何もないよ。」

 

「……マッチ?」

 

「……何を、言っているの…? もっと話せば、何か分かるかもしれないじゃん……」

 

「そうは言ってもね。見ず知らずの他人だよ?

 それに、僕達は急いでいる。クリエメイトなら兎も角、ただすれ違っただけの人をカウンセリングしているヒマなんてない。そんなことをしてソラ様が助からなかったら本末転倒だ。」

 

「マッチ、あなたって人は!!!」

 

「なんだよ、僕は間違ったことを言っているか!?」

 

 

 男の人を助けようとするランプと、本来のソラ救出のために先を急ごうとするマッチ。白衣の男の人物像がある程度判明した途端、あっという間に口論に発展した。

 ランプの顔を見れば、その破滅的な人物を何とかしたいという焦燥にかられていることは明白だった。

 だが、きららは困惑していた。

 マッチの言っていることは正論である。男の人は、きらら達とは先程出会ったばかりなのだ。お互いの名前も知らない。知り合ったとも言えない間柄なのだ。しかも、何か困っているようには見えなかった。

 ましてや自分達は女神を救うため、一刻も早く神殿に行かなければならない。

 だが、ランプの困った人物を見過ごせない性格は、これまでの冒険の中で分かってきているのだ。きらら自身も、このままあの男を忘れてしまったら、寝覚めが悪くなりそうだった。

 

 迷った末に、きららが取った行動は。

 

 

「落ち着いて、二人とも。」

 

「「!」」

 

「ランプ、確かにあの人は私も気になるよ。いやな予感もする。

 でもね、マッチの言うとおり、私達はソラ様を助けるための旅をしているの。だから――――

 

 

 ―――あの人とは、言ノ葉の都市で会えることを祈ろう?」

 

 

 旅の先を急ぐことだった。

 しかし、マッチのようにストレートに先を急かすことはせず、再び会える可能性に賭けることで、ランプの機嫌を損なわないまま急ぐ選択肢を取ったのだ。

 

 

「それにね……今、クリエメイトのパスを感じたの。」

 

「クリエメイトのパスですか!?」

 

 駄目押しに、今見つけたクリエメイトの反応を二人に伝えれば、ランプの目の色が変わる。心優しいランプといえども、クリエメイトの窮地は見過ごせず、最優先で駆けつけようとするようだ。

 

 

「なんでやのー!?」

 

「………声も聞こえる。確かに、クリエメイトは近くにいるのかもね。」

 

「そうだ………ね?」

 

 声のする方へ視線を向けると、そこにいたのは……

 

 

「うぅ……なんでみんな逃げてまうのやろ……

 やっぱり、この格好のせいやろか……

 もう、ほんまどうなっとるん……気づいたら知らん場所やし……」

 

 

 一人の少女がいた。黒い長髪につり目で、青と黄色、裏地に紫の魔女帽子とマントを着ている。マントからのぞくビスチェは、露出が多めで、彼女のプロポーションの良さを際だたせている。

 

「トオル……るん………ナギ………お願いやから誰か出てきてー。」

 

 

 だが、漂わせる雰囲気は妖しさや大人っぽさからは程遠く、むしろ迷子の子供のようであった。

 

 そんな少女にランプは……

 

 

「ユー子さまあああああああああああああああああ!!」

 

 

 後ろから急に抱きつこうとし……

 

 

「ひっ……いやああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 

 ユー子様と呼んだ少女に思い切り逃げられた。

 

「あ、逃げた。もの凄く速いね、彼女。」

「なぜですかァァーーーーッ!?」

 

 逃げ出したユー子を追いかけたきらら達は、あの奇妙な男と再び出会う時が、案外すぐやってくることを、未だ知らない。




キャラクター紹介&解説

ローリエ
 前世に思いを馳せる八賢者。今回は彼自身の行動の整理回も兼ねていたので、話に進展があまりなかったかもしれない。また、禁止されていたハズの魔道具も『バレなきゃ犯罪じゃないんですよ』の精神で量産していた。きららと出会った時の声のモデルは、とある声優のモノマネから。

きらら
 中の人が○サシンズ○ライドでヒロインを張っていたきららファンタジアの主人公。パスを感じる能力については、今回で言及した以上のことを深く掘り下げると頭がおかしくなって死ぬので注意する所存。

ランプ&マッチ
 男の人の異常に気づきつつも、先を急ぐか否かで喧嘩した二人。なお、きららから男のパスが誰に似ていたかを聞いて固まった模様。

らんぷ「ところで、男の人のパスは港町の誰に似ていたんですか?」
きらら「えーっと…」
まっち「どうしたんだい?」
きらら「……神父さん」
らんぷ「え」
きらら「…せーぶとか言ってた神父さん」
らんぷ&まっち「」
ゆーこ「???」

ユー子
 本名、西由宇子。関西弁で話す、長身の女の子。基本的にいい子なのだが、ホラー耐性ゼロの弱気さと不幸体質のせいで誤解されやすい。女子高生にしてはプロポーションが良く、トオルによく弄られている。



Aチャンネル
 2008年末からまんがタ○ム○ららキャラットで連載されている日常系作品。るん、トオル、ナギ、ユー子の四人を中心に描かれており、るんが放つ天然ボケに、周囲の人間がツッコむギャグが主な内容となっている。



△▼△▼△▼
ローリエ「さぁ、たどり着いたぜ、呪術師の小屋!そこに住んでいたのは二人。大怪我している男とその身内らしき女性………どうやら、ビンゴのようだ。ソラちゃんを呪った報いをくれてやるぜ……!」

次回『呪術師』
ローリエ「お前らの企みを……潰す!」
▲▽▲▽▲▽

先日のフェンネルのイベクエにて、フェンネルの出自に公式と拙作で違いが出ました。公式は流浪の剣士。拙作は騎士の家の令嬢です。この違いはもうこのままでいきたいと思います。それは兎も角、皆様はどっちのフェンネルがお好みでしょうか?

  • 流浪の剣士フェンネル(公式設定)
  • 騎士の家の令嬢フェンネル(拙作設定)
  • どっちも好き。上下などない。
  • むしろ差を作りまくれ!
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