きららファンタジア 魔法工学教師は八賢者   作:伝説の超三毛猫

81 / 131
ゴールデンウィークも自粛が続く中、お元気ですか?
私は、執筆が遅れることもありますし、生活リズムの調整が大変ですが元気です。決して、中古で買った世界樹の迷宮Ⅴが面白かったからとか、モンストのエヴァコラボに向けて気合いを入れてたからとかじゃあないですからね?






“そこには、私の理想があった。
呪術の有無に関係なく、人の賑わう都市で友達と他愛のない話題で笑いあう。こんな非常時でなければ、もっと楽しみたい。”
 …アリサ・ジャグランテ


第54話:しろいろメット・アゲイン

 言ノ葉の都市・とある高層建築物の一室にて。

 

 

「チッ……つくづく、悪運の強い奴らよ」

 

 

 怒りを募らせながら呟く青年がいた。部屋は魔導書で乱れ、服装も髭も雑さや無頓着さが伺える。

 青年の名はセレウス。ドリアーテに頼まれて、召喚士とクリエメイト、賢者の暗殺を行おうとしている者である。

 

 彼は先程、市長官邸前に集まった八賢者ジンジャー、召喚士、クリエメイトを一網打尽にするべく霧の魔法で強襲した。しかし、召喚士の「コール」とジンジャーの圧倒的パワーを前に撤退せざるを得なくなったのだ。

 

 

「やはり我が魔法、風に弱いのが唯一の難点か……

 おまけに、ターゲット共を見失うとは…」

 

 

 セレウスの魔法。

 それは、霧を生み出し、操り、分身を生み出す魔法である。

 こう表現すれば、魔法としては破格なものに思えるかもしれない。しかし、実際のところはそうもいかない。有り体に言えば強力だが使い勝手は悪い方だ。欠点らしい欠点もいくつかある。

 

 まず一つ、霧を操るには相当の集中力が要ること。

 霧を濃くしたり薄くしたりする事は動きながらでもできるが、自分そっくりの分身を形作るまでいくと、動きながらでは不可能だ。故に、彼は街の建物の中の部屋に鎮座し、目を閉じて集中力を極限まで研ぎ澄ます。

 

 二つ、自然の天候に極端に弱いこと。

 そもそも魔法に霧という性質をもつ以上、強風や必要以上に暖かい気候などの霧が蒸発しそうな高温下では本領を発揮しにくい。故に、先程ジンジャーと召喚士に奇襲をかけた時、ジンジャーのパンチの風圧に撤退せざるを得なかったのだ。

 

 三つ、範囲が広い半面、消費魔力(クリエ)が多い。

 セレウスは、本気を出せば魔法の霧で言ノ葉の都市を覆い尽くせる。しかし、それではあっという間にセレウスのクリエが尽きてしまう。標的の命を狙うことはあっても、自分の命を危険に晒そうとは微塵も考えていない地味に姑息なセレウスである。

 

 

 一撃入れてはすぐさま撤退を繰り返したのには、理由がある。

 霧が出て、(セレウス)が現れては不意打ちをかまし、すぐに消えるように逃走する。こんな事が続けばどうなるか?

 答えは単純明快。狙われた方は『霧が出ている間はいつセレウスが現れてもおかしくない』という結論に至り、いつ狙われるか分からない恐怖に神経をすり減らす。セレウスは、己の魔法の弱点が露呈しない限りはこの戦法が続くと確信を得ていた。そして、その弱点が露呈する時は永遠に来ないと。

 

 

「まぁ、よい。召喚士達は次の機会に襲えば良いことだ。まだ私が優位に立っている。

 ジンジャーの方は、正面から戦うなど考えない方が良いな。目の前に出る度に風圧で散らされてはかなわん」

 

 魔力の回復薬をあおる。聖典でのクリエの回復が何故か出来なくなっていたが故の代行措置だ。まぁ、セレウスという男は聖典はクリエを得るためだけに本を開く程度しかしないが。

 

「さぁ、霧の恐怖に怯えるがいい……!!」

 

 再び、セレウスは虚空に向かって笑いかける。そこに標的がいるかのように。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 言ノ葉の都市に、新たな政令を発令した。

 内容は、指名手配。ローブをまとい、髭をはやした男・セレウスを見かけた方はこのジンジャーか市長官邸まで。

 いま、この内容をクロモン達を使って都市中に発布している最中だ。こんな事をしているのには理由がある。

 

 あの男。名乗りを上げたのを遠目に聞いていたのだが、クリエメイトのアリスに襲いかかっていたようなのだ。私に攻撃してきたのもあり、ローリエから事前に話を聞いたのもあり、このセレウスっつー男がアルシーヴから聞いた「第三勢力」なのは間違いないと思っている。

 

 クリエメイトは、捕まえればいい。なにも殺す必要はねぇ。なのに命を狙おうとするアイツを野放しにはしておけねぇからな。忍や穂乃花を悲しませたくはねぇし。それを抜きにしても、私の街にあんな危ねえ奴はいらねぇ。

 というか。

 

 

「『おっしゃる』とか『お答えになる』とか自分に使う言葉じゃねぇだろ……」

 

 アイツの言動はどこかしらおかしい。言葉遣いの節々から感じる人を見下す態度。

 こんな奴が生まれる温床を放っておいた私の責任も少なからずある、ってことかな。

 

「ジンジャー様」

 

 声がかかる。私のメイド長のものだ。

 

「最後のクロモンから指名手配発布完了の報告がありました」

 

「そうか……市民の反応はどうだ?」

 

「金髪令の時以上に動揺が走っています」

 

「そうだろうな……皆には悪いことをしちまうな」

 

 報告をしてくれるメイド長。お辞儀をする金髪からアリスとカレンの金髪を連想してしまう。忍に金髪について力説されたことといいさっきのことといい、金髪に影響を受けすぎなのだろうか?

 

「ところで、お前はどこに行ってたんだ?」

 

「……ローリエ様に、街中へ連れ出されておりました」

 

「何やってんだアイツは!!!」

 

「面目次第もございません」

 

 クリエメイトを集めるって任務を受けてる最中でセレウスという第三勢力の人間も現れたというのに、ふざけてんのか、アイツは。

 

「いや、いい。後であのバカをはっ倒せばいいだけだ。

 それで、何か変なことはされなかったか?」

 

「いえ、怪しいことはほぼ何も。

 私や街中の人々に、階層の高い建築物や髭の生やした不審者について聞き出したことくらいでしょうか。その後、彼とはここに来るまでに別れましたが」

 

「なんだそりゃ」

 

「それと、ローリエ様からジンジャー様に伝言がございます。『霧の男が再び現れたら信号弾を撃ち上げてほしい』とのこと」

 

「……???」

 

 

 「これが信号弾です」とスイッチのついた丸いものを渡されたが、意味が分からん。セレウスが現れたらこれを撃ち上げろって、どういう事だ? 加勢する、って事だとすると駆けつけるまでの時間がかかりすぎる気もするが。

 そもそも信号弾(これ)の使い方がわからんと呟けば、メイド長から紙を貰う。ローリエから預かった信号弾の説明書のようだ。ボタンを押してぶん投げるだけらしい。使い方が分かりやすいというのは有り難い。

 

 

「よく分からんが、アイツなりに霧の男(セレウス)を探しているって事でいいんだよな?」

 

「断言は出来ません。ですが、サルモネラを逮捕し、ビブリオを排除したその実力は認めてもいいかと存じます」

 

 

 サルモネラとビブリオについてはアルシーヴとカルダモンから聞いている。何か隠してるみたいだが、捕まえた・捕まえようとした点は事実だろう。だから、ローリエを信じて信号弾を上げるくらいはしてもいいだろう。

 賢者になる前は稽古をつけた仲だ。弟子の頼みの一回くらいは、聞いてやってもいいだろうな。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 言ノ葉の都市、北の市場。

 霧の男の襲撃からヨーコさんとアヤさんを守った後、この世界のことについて教えた。ローリエさんから『召喚(オーダー)されたばかりのクリエメイトは見知らぬ世界に戸惑っているから、出会ったらまずその部分を説明しろ』と言われたので、アドバイス通りエトワリアについて話せば、二人ともある程度の理解を示してくれた。

 

 

「……へぇ! じゃあ、さっきのスゲェスピードも魔法なんだ?」

 

「はい。私は風魔法と炎魔法が得意なのです。魔法については、話しましたよね?」

 

「クリエ?とやらを使うんだよな。いいなぁ私も使ってみたい!」

 

「他にも呪術と呼ばれる魔法も得意ですよ」

 

 

 私に積極的に話してくるのは、くせのついた茶髪のお姉さんのヨーコさんだ。彼女は物怖じしない性格なのか、私の説明に早めに適応した。彼女達の世界には魔法というものがないらしく、魔法について強い興味を示している。

 

 

「じ、呪術………!?」

 

「あ、呪術といっても、イメージされるような怖いものじゃあないんですよ。包丁と一緒です。正しく使えば人の役に立つことが出来るんです」

 

「そ、そうなの……? 呪術と包丁を一緒にするなんて初めて聞いたわ……」

 

 

 いま話したのは、紺色の髪をツインテールにまとめたお姉さんのアヤさんだ。彼女はヨーコさんとは違って、口数が多い方ではなく、人見知りするような印象を受ける。『きっと陽子と一緒じゃなければ綾は心が折れてただろう』とはローリエさんの言だが、慣れない世界で無理をしているのだろうか?

 

 

「お二人の世界の話も興味深いです。『コウコウ』の話や、ご友人である『リューガクセー』の話などは、とても」

 

「そうかぁ? 私達にとってはありふれた話なんだけど……あ、留学生はあんまありふれてないか」

 

「アリスとカレンが二人して留学してきて、そのうち一人がしのの家にホームステイ、みたいな事なんて本来珍しいことなのよ」

 

 

 私の魔法の話のお返しに語ってくれた、ヨーコさんとアヤさんの友人のシノさん・アリスさん・カレンさんの話はとても興味深い。別々の国の人が親睦を深める様子を直接見てきたのだろう二人の話に引き込まれていく。こんな様子を「聖典」で分かるというなら、もうちょっと真面目に読むべきだったかな。

 

 

「そういやさ、今私達はどこへ向かってるんだ?」

 

「もう、陽子ったら話を聞いてたの? 市長官邸に向かうって言ってたじゃない」

 

「市長官邸にはジンジャーさんがいます。あの方ならば、お二人の命の保証をしてくれるはずです。」

 

「あぁ、ジンジャーさんか。どんな人なの? 綾と二人きりだった時から名前くらいは聞いてるよ。評判はかなり良さげだったけど」

 

「そうですね……私もあまり関われていませんが、情に厚い方だと聞いております。」

 

「情に厚い……あー、この間見たドラマの主人公みたいな!」

 

「どらま?」

 

「そうそう! こうやってヒロインを気遣って二人の世界を作り上げてさ」

 

「二人の世界!!?」

 

 ヨーコさんがアヤさんの腰に手を回して自分に引きつけると、アヤさんの顔がみるみるうちに赤くなる。まるであっという間のスピードで果実が熟していくかのように。

 しかし、ヨーコが言ってたどらま、とは何だろう。主人公とかヒロインとかいう言葉から察するに何かの物語なのかな。

 

 

「ねぇヨーコ―――」

「陽子様! 綾様!!」

「……」

 

 何者かの大声で聞きたいことを阻まれてしまった。

 

「アヤヤとヨーコ見つけたデス!」

 

 それに続いて、知らない声がカタコトじみた言葉でヨーコさんとアヤさんを呼ぶ。ヨーコさんは声の主を見つけるなり、「カレン!アリスも!無事で良かった」と顔を綻ばせている。

 

「お知り合いですか?」

 

「知り合いもなにも、さっき話してた友達、留学生だよ。いやー良かった良かった。ここに来てたのはやっぱり私達だけじゃあなかったんだなー。」

 

 なるほど。金髪の少女が二人、ヨーコさんと仲良さげに再会を喜んでいる。二人を連れてきたと思われる、召喚士さんとランプ、空飛ぶ猫さんも嬉しそうだ。アヤさんはというと―――

 

「……………………アリス?

 ……………………カレン?」

 

 二人を見つけた瞬間から直立不動で、呆然としていた。かと思えば、目がうるみ、それはやがて涙となってポロポロと溢れ始めた……ってどういうことなの…??

 

 

「……気づいたらいきなり、よく分からない所に陽子と二人でいて……なんだか服も着たことのないものになってて……怪しい不審者には襲われて……

 私、本当に不安でどうしたらいいのか分からなくて…」

 

 ――やっぱり、不安だったみたいだ。

 アヤさんは二人の金髪少女に会う前から、必要以上に警戒している節があった。もうちょっと気遣うべきだったのかな?

 気付けなくてごめんなさい、と声をかけようとして…アヤさんがなにか続けようとしているのに気づき、口を閉ざす。

 

「それなのに……陽子はいつも通りで…」

 

「え? 私、怒られてるの? でも怒られるようなこと―――」

 

「違うわよ! ぐすっ……褒めてるのよ!!」

 

「ええっ、泣きながら!? え、私どうしたらいいの!?」

 

 困惑しているヨーコさんにしがみつき、アヤさんが人目も振らずに泣き始める。その様子にどうして声をかけたものかと考えていると、肩を叩かれた。

 

 

「あの……アリサさん、でしたよね?

 イモルト・ドーロでローリエさんと一緒にお会いした」

 

「あ、はい。アリサです。

 皆さんは召喚士さんとランプさん…」

 

「きららです。」

「ランプで結構ですよ。」

 

「それと、ええと…空飛ぶ猫さん……タッチだかグッチだかみたいな名前の」

 

「マッチね!!」

 

 

 あ、そうだマッチだ。名前が思い出せなかったのは正直悪かったと思います。

 やれやれと軽く悪態をつくマッチを見て苦笑いしながら、私に向き直る。

 

「アリサさんは、どうして陽子さんと綾さんと一緒にいたの?」

 

「それがですね……」

 

 私は、ヨーコさんとアヤさんと出会ったいきさつを話す。霧の男について話せば、3人……いや、2人と一匹の顔が徐々に曇っていく。

 

「………どうかなさいましたか?」

 

「…陽子さん達の所にも現れたんですね。実は……私達も一度、霧の男―――セレウスに襲われたんです」

 

「なんですって………!!?」

 

 

 このタイミングで、二人の金髪少女――アリスさんとカレンさんと言うらしい――とヨーコさんと泣き止んだアヤさんが話に合流し、すぐさま情報共有の時間となった。

 

 私達は、セレウスに一度襲撃されたこと・私の呪術のおかげで怪我人が出なかったことを。

 きららさん達は、ジンジャーと相対している時にセレウスに襲撃されたこと・アリスさんを庇ってランプが傷を負い、麻痺毒を盛られたことをそれぞれ交換した。

 

 ランプに「傷と毒、大丈夫なんですか」と聞いてみれば、「麻冬様が治してくださったから大丈夫」という。しかし、足元がまだおぼつかず、治療があったとはいえ麻痺毒が抜けきっていないようだった。よほど強力な毒を盛られたに違いない。セレウスの容赦のなさが伺えた。

 

 

「アリサさん。陽子様と綾様を守っていただき、本当にありがとうございます」

 

「お礼はいりません。私は仕事をしただけです。クリエメイトからクリエをいただくにしろ、クリエメイトを帰すにしろクリエメイトの生存は絶対条件です。私は、賢者からの命令でそれを守ったにすぎません」

 

「それでもです。綾さんと陽子さんが助かっていますから」

「そうそう。アレは流石にビックリしたよ。まさかかなり危険なヤツだとは思わなかったけど」

 

 

 ヨーコさんはともかく、きららさんとランプまでお礼を言う。本来ならば、オーダーを阻止してクリエメイトを帰す立場だというのに、神殿側にいるはずの私に対する接し方がなんか優しい。イモルト・ドーロでの共闘の件が会ったからか。ちょっと安心した。

 

 

「な……なんなのその男…聞けば聞くほど、敬語の使い方がなってないじゃない!!」

 

「え、綾?」

「アヤヤ、落ち着くデース」

 

 アヤは―――何してるんだろう? アリスとカレンからセレウスについて聞いていると思ったら、何かに憤慨している。

 

「アヤさん、どうしたんですか?」

 

「どうした、というより……間違った敬語は見逃せないの…」

 

「オゥ、それは…信じられナス、デスね!」

 

「それは掘り返さないで!!」

 

「? セレウスの特徴として、嫌な敬語を使うとランプから聞いてはいましたが……その『間違った敬語』とは何か関係が?」

 

「敬語は正しく使えば人を敬う表現が出来るんだけど、間違って使うとかえって失礼な表現になっちゃうんだよ」

 

「しかもそのセレウスって男が喋っていた、あらゆる敬語が間違って使われてるのよ!

 尊敬語と謙譲語を逆転させるとか初歩的なテキストの『正しい敬語に直せ問題』にしか出てこないわよ……」

 

「よくよく考えてみると、『賢慮』って自分に使わないし、『愚考』って自分以外に使っちゃダメなんだよね」

 

 

 日本語について話を深めるアリスさんとアヤさん。

 詳しいことはよく分からないけど、要するにセレウスは言葉の使い方を間違えてるってことなのでしょうか。

 

 

「つまり……セレウスは『正しい敬語を覚える事も正しく敬語を使うことも出来ない馬鹿』ってことですか?」

 

「ばっ!!? あ、アリサさんって結構辛辣よね……」

 

「てっきりこっちを見下しているのかと思ったけれど……」

 

「なるほどデス! 正しい言葉が分からないのなら納得デスね!」

 

「いや、アリスが正しいだろ……」

 

 アヤさんから辛辣と評価された。不服である。

 この後、ヨーコさんが参加した事で―――

 

 

「え? ヨーコ、いまどっちが正しいって言ったデース?」

「いやだから、アリスのほうが正しいって……」

「アリサ?」

「アリス!!!」

「ひゃいい!!?」

「あ、ごめんアリス、呼んだ訳じゃあ……」

「アハハハ、アリスとアリサって、発音がソックリデスね!!」

「そ、そうかもしれないけど……」

「―――ふふ。呼び間違いに気をつけてくださいね?」

「アリサさん!?」

 

 

 ―――話は、もう一度盛り上がる。

 そこには、私の理想があった。

 呪術の有無に関係なく、人の賑わう都市で友達と他愛のない話題で笑いあう。こんな非常時でなければ、もっと楽しみたい。

 

 

 ―――その為には、セレウスを倒し……ひいては、このオーダー事件を、女神ソラ様の呪いを、何とかしなくちゃ。

 

 

「……アリサさんって、意外といい人ですね。」

 

「賢者の助手って思い出して、身構えちゃったけど杞憂だったかな?」

 

「きららさんほどじゃあありませんよ。

 あと、マッチは見た目の割りにあんまり可愛くないですね」

 

「君のその僕への当たりの強さはなんなんだい!!?」

 

 




キャラクター紹介&解説

ジンジャー&メイド長
 セレウスを指名手配した市長官邸組。2020年5月2日現在開催中のイベントクエスト『メイドは見た!金髪館怪人事件』では、ついにメイド長の名前が出ることはなかったが、今作では派手に名付ける予定。

アリサ
 きらら達と合流した八賢者の助手。きらら達の人の良さを知り、綾とアリスから敬語の基本を軽く教わる。クリエメイトとの交流を通してセレウス打倒の意志を固めたが、『ドラマ』については聞きそびれてしまった。

きらら&ランプ&マッチ
 原作通り、陽子と綾に無事合流を果たした3人組。賢者の助手ということは知っていたが、『イモルト・ドーロ』での共闘もあり、態度はやや柔らかい。

猪熊陽子&小路綾&アリス・カータレット&九条カレン
 原作同様、きらら達と行動しているもえぎ高校JK。綾は典型的な優等生なので、あからさまな間違いには敏感な模様。アリスも、忍や陽子よりも四字熟語や日本文化に精通している日本人らしさがあったため、綾の敬語の悩みについていけている。

セレウス
 失礼の呼吸の使い手。彼の魔法について少々説明する回でもある。前回の襲撃により、ジンジャーへの厄介さを知る。だが、逆を言うとそれ以外はまったく学んでいない。この事が今後のセレウスの運命を決める。



失礼の呼吸
 日本人が最も重んじていると言われている「礼」を、極限まで削ぎ落とすことによって完成する呼吸法(笑)。相手に心理的不快感を与え、戦闘への集中力をじわじわと削っていく。相手はキレる。

壱の型・尊譲逆転(そんじょうぎゃくてん)
 そのまんま、尊敬語と謙譲語の対象を意図的に入れ替えること。

弐の型・空嘉賞(うつろかしょう)
 まったく褒めていない文言を、あたかも褒め称えるかのように言い換えること。

参の型・浅学踊(さいがくとう)
 己の行動を棚に上げ、相手の威嚇・暴言をマナーと受け取り、自分の浅学未熟さを恥じる演技をすること。

 なお開発者曰く、発展の余地アリとのこと。迷惑千万な話である。



△▼△▼△▼
ジンジャー「先の襲撃以降、鳴りを潜めていたセレウス。だが突然、街の衛兵から連絡が入った! 『ローブを着た髭面の暴漢が市民を脅迫してる』だと…!? 私の市民に手出ししやがって、絶対に許さねぇからな! というか、信号弾上げたのに、ローリエはどこだ!!」

陽子「その頃私達は、しの達を取り戻すためにジンジャーさんの屋敷へ潜入! したんだけど……わあぁっ!やっぱりセレウスが出た!! アリサさんときららが召喚した人が時間稼ぎしてくれてるけど……私達、超ピンチじゃねぇ!?」

次回『エトワリアのジャック・ザ・リッパー』
陽子「しーゆーねくすとたいむ!」
ジンジャー「また見てくれよな!!」
▲▽▲▽▲▽

きららファンタジアに登場する作品群の中の、次の作品の中で、最も皆様が好きな作品は?

  • まちカドまぞく
  • 球詠
  • アニマエール!
  • 幸腹グラフィティ
  • 落ちこぼれフルーツタルト
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。