提督になってしょえりを刻むんだが?   作:えぬろくよん

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モチベ維持と艦これ熱の燃料に書き始めました。
投稿間隔は書け次第なのでまばらです。というかもう片方がエタらないように書いてるのでこっち優先になることは(多分)ないです。

でもって設定も何も無いので勝手に設定とか伏線とか増えます。(断定)

そんな見切り発車な作品ですが、楽しんで貰えたらと思います。


ぬいぐるみカッコカリを拾ったんだが?

────海軍・大本営

 

「おいィ? 本当にここで合ってるんですかねぇ…?」

「だいじょうぶです」

「もんだいないです」

「…全然大丈夫に思えにぃんだが…。」

 

一般人が近寄ることがほとんどないこの場所に、1人の青年が訪れていた。一般的な日本人と比べ背は非常に高く、足も長いため本来の身長よりも高く見える。また体格も鍛えているのかしっかりしている。髪の色は黒ではなく眩い銀色、その髪の色と対になるかのように黒い肌。燃えるような赤い瞳を鋭くした成年───ブロント。彼の知己からは「ブロントさん」と呼ばれている。

さて、そんな青年、ブロントさんが何故海軍の大本営に訪れているかと言うと、数日前に話は遡る…

 

 

────数日前

 

 

「…ん?こるは、寝っ転がる的なヌイぐるむなやつではにぃか…?」

 

たまたまできた暇を潰すために街中を歩いていたブロントさんは、道端に少し大きめなぬいぐるみが捨ててあるように見え、ポイ捨てであればちゃんと分別をして指定の場所に捨てようと思い、それに近づいた。

 

「随分としっかりとした作りに思わず感心が鬼なるな。…と、ム?ぬいうgるみにしてはやけにすべすべしてる気がするんだが…?」

 

持ち上げてみると手触りはぬいぐるみによくある布地のそれではなく、もっと柔らかい感触だったことに訝しむブロントさん。

さらに言うと、捨てられていたにしては随分と綺麗な状態であることに疑問を抱く。が、

 

「…あまり考えても答えがわからないという意見。リサイクルショプに持っていけば誰かの手に渡ってくれるだろうな。まあ一般論でね?」

 

と、ひとまず考えることをやめ、誰かほかの人の手に渡ってもらおうと1度自分の家に持ち帰ろうとするブロントさん。しかし、

 

「…なんでぬいぐむみがこんなに重いんですかねぇ?」

 

そう、このぬいぐるみ、見た目よりも重いのだ。それが3つもあるから余計に重く感じてしまう。とは言え日頃から鍛えているブロントさんは

 

「まぁ、いい筋トレにはなるかも知れにぃな。とりあえず家に持ち帰って状態でも見て見うrか」

 

と特に何を思うでもなく持ち帰るのだった。

…これが彼のこのあとを左右すると知らずに。

 

 

────ブロントさん宅

 

 

「ただいま。…ム? あいつはもう帰ってきているのか。なら欲しがるようならあげるのも大人の醍醐味という意見。」

 

ぬいぐるみ(仮)を持ち帰ったブロントさんは、玄関の様子から「ある人物」が帰宅していることに気づく。この時間なら恐らくリビングだろうと当たりをつけてそちらへ向かう。そしてやはりというか、そこには一人の少女がいた。

 

「ただいまなんだが? …やはりここにいたかというか鬼なるが、用事は済んだのか?」

「んー? あぁお兄ちゃんかー。そだよー、そんで暇してたからリビングで暇潰してたのー。ね、ハムハム♡」

「なるほどな。あんまりホムホムに構い過ぎないようにすろ、ゆきの?」

 

と、妹と取り留めのない会話をする。このことからわかる通り、リビングにいた少女の名はゆきの。ブロントさんの妹である。

 

何故ブロントさんに日本名の妹がいるのかと言うと、ブロントさんはこの家の養子だからである。幼い頃に両親が行方不明になり、その際に両親と交流のあったゆきのの両親が彼を引き取ったというわけである。父は飼い主のいない捨てられた動物達を保護、里親を探すことをしごととしている。尚、里親が見つからない場合は自らが里親となっている。母の方は配達業を営んでいる。個人経営であるが評判は高く、収入には困らないようだ。

 

「わかってるよー。で、お兄ちゃんはどうして帰ってきたの? 家にいても暇だってゆきのと同じくらいに家出たじゃん。」

「ム、そうだった。ゆきの、ぬいぐるみ拾ったんだが、おもえいるか?」

「え、ぬいぐるみ拾ったって…。それ大丈夫なの? 呪いの人形みたいなやつなんじゃない?」

「むいぐるみにしては思いが呪い的なサムシングは無さそうだぞ。…っと、これがそのぬいぐるみなんだが?」

 

と、ブロントさんがぬいぐるみをゆきのに見せる。が、

 

「…お兄ちゃん、ゆきのでからかうなら、ゆきのにも考えがあるんだけど」

「…? ゆけのが何を言ってるのか理解不能状態。ぬいぐるみ見せるのはそんなにおかしいですかねぇ…?」

 

と、何故か話が噛み合わないふたり。そして、

 

「だから、ぬいぐるみなんでどこにもないじゃない。ゆきのでからかうのも程々にしてよね。」

 

と、ブロントさんにとって衝撃の一言が飛び出すのだった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「……おいィ…、ゆきお、おもえほんとにコレが見えにぃのか?」

「…?だから、なんのことよ? お兄ちゃんもしかして暇すぎて頭やられちゃったの?」

「「」いや、何でもにぃ、俺はちょと部屋に戻る。悪かったな、ゆきの」

 

と、少し整理しようと思い、部屋に戻るブロントさん。

 

部屋に戻ってベッドにぬいぐるみを並べる。やはりしっかりと見えていのだが、ゆきのには見えていなかったようだ。しかも見えないふりをしているのではなく、本当に何も見えていないようだった。

 

「…コイツはホントにぬいぐるみなんですかねぇ…? そうじゃにぃならちょとsYレならんしょ…? こるも忍者の仕業か…? 汚いなさすが忍者きたない」

 

どうやらブロントさんは思ったよりテンパっているようだった。

しかし、ゆきのに見えていないなら、恐らくリサイクルショップに持ち込んでも同じ結果になるだろう。証人が少ないためなんとも言えないのだが。

 

「コルはいったいなんなんですかねぇ…。ぬぅぐるみにしては重いし、何よりゆんきおに見えてにぃってのが不自然すぐる。…こいつはほんとにぬいぐるになのかと疑問が鬼なるんだが?」

 

と、あれこれ考えていると、ブロントさんを本日何度目かの衝撃が襲った。

 

 

 

「うーん。よくねたです」

「なんかふかふかです」

「ここどこです?しらないあいだにまよいこんでたです」

 

ぬいぐるみだと思っていたものが動き始めただけでなく、目の前で喋り始めたのだ。

 

 

 

 

「お…オイィィィィィィィイイイィィイイ!!?」

 

あまりの出来事に叫んでしまったのは仕方ないことだろう。




新年のピックアップで北斎さんをお迎え出来ました。(FGO並感)去年と合わせて130連くらいですかね?
なおまだキャメロットで止まってる模様
あとは季節復刻でランスロット当てたくらいですかね(モンスト並感)欲しかったので嬉しかったです(KONAMI)

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