拾われ人形45姉 作:UMP364364
気が付けば私は、暗闇の中にいた。
光すら感じさせない此処はなんとも筆舌しがたい所であるが、私にはただただ暗い場所としか認識できなかった。
ふと頭に何か這いずり回っている感覚がして掻こうとしたが、そこで私には腕がないことに気が付いた。ついでに足もなかった。
身じろぎすらできずにいて、どういう事か訳がわからなかったが取り敢えずじっとしていることしかできないので、誰が来るかもわからないがひたすら待つことにした。もしかしたら待つという表現は的確ではないかもしれないが、それでもただじっとしていた。
私は誰だったであろうか、私にはこの暗闇に到るまでの記憶がない。
だが、何故か様々な知識が備わっていた。
それは言語から宗教、世界の歴史まで、まるで頭にインプットされているかのように。
その知識から私は何者か、この状況はどういう事か把握しようと思ったが、それほど便利ではないようでなにもわからなかった。
そんなことを考えていると、頭になにかが這いずり回っていたような感覚は消え、今度は左肩の辺りからまるで骨が切断されるような痛みを感じた、痛くて痛くて叫ぼうとしたが声は出ず、やはり身動きのひとつもできなかった。
暫くすると痛みは消え、なんと少し違和感があるが腕がある感覚がした、別に動かせやしなかったが。
今度は反対側からさっきと似たような痛みを感じた、どうやらまだこの拷問のような痛い時間は続くらしい。
私は足にも同じような事をされるのではないかと何となくわかった、これはどうやら手足を付ける為にやっているらしい。
手足の感覚がはっきりとして、漸く馴染んできたかと思ったが案の定まだ手足は動かせなかった。
私はいつまで此処に居続けなければならないのであろうか、気が付けば此処にいて、腕と足が付けられた、それはわかるが、それ以外がよくわからない。
そこで思考にブレが生じた、なんだかフワフワ浮くような沈んでいくようなそんな感覚がした。
意識は段々と落ちて行き、気が付けば私は━━━━━━
「人形になっていた……と」
*
ペルシカリア、と名乗る白衣を羽織った女性から私は修復され、再起動されたらしい。
私はこの女性の部下達の手によってぼろぼろになって打ち捨てられていたのを拾われ、修復されていたらしい。
なぜ記憶が無いのかは彼女にもわからないらしいが、恐らく自己防衛機能が働き、一時的に思い出せなくなっているだけだろうと言っていた。
私は私が何者かわからなかったがペルシカリアに聞くと直ぐに私が何者かわかった、いや、どちらかと言えばわからなかったが、その名前を聞かされた瞬間、何故かストンと頭のなかで落ち着いた。
私は、『UMP45』と言う戦術人形だ、それも違法改造されているらしい。
(淫夢は関係)ないです
次回から45姉しゃべるかも
短めですみません!許してください!416がなんでもしますから!(何でもするとは言ってない)