ぐだ男・マシュ「「サーヴァントリリィ化症候群?」」ダヴィンチちゃん「うん」   作:海・海

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よければどのサーヴァントのリリィ化が見たいのかリクエストも送ってください。

この話の次は白神鈴夏さんのリクエストのエミヤ・リリィを書くつもりです。


アストルフォ(小学生くらい)

「さて、次はどのサーヴァントを見に行くかな」

 

「そもそもどのサーヴァントがリリィ化したのかわからない以上、闇雲に探すしか手はありませんね」

 

ぐだ男もマシュも正直この事件は手を焼いている。それはやはり情報不足のせいだろう。

どのサーヴァントがどのくらい若返ったのかさえ分からないのだ。しかも若返りの影響で精神まで変化していたらそのサーヴァントに対するイメージや認識を改めて接する必要性が出てくる。

だが、マシュはともかくぐだ男はもう少しこのままでもいいかな~と、リリィ化症候群に対して前向きになってきている。

だがそれは今までの過酷な特異点の修復により鍛えられたメンタルのおかげであって、断じてスカサハのセーラー姿が楽しみだからではない。ないったらない!

 

 

 

「あっ、やっほーマスター!マスターとマシュは小さくなってないみたいだね」

 

「「この声はアストル……フォ(さん)?」」

 

そこにいたのはアストルフォだった。だったが、年齢は小学生ほどの姿となっており、その姿に合わせて小さくなったピポグリフに乗っている。

 

「いや~カルデアの中を散歩していたら急に小さくなってさ~。ピポグリフまで小さくなってるし。なんか面白いことになってるね」

 

もう少し慌ててもいいだろうが、真っ先に面白いという発想が出てくるあたり、小さくなってもアストルフォはアストルフォなのだろう。

 

「なんだろう。スカサハの時は見た目と中身のギャップで驚いたけど、こっちはむしろ年相応っていうか、すごくしっくりくる」

 

「同感です。普段の精神年齢と何ら変わりありません。違和感(ゼロ)です」

 

「あはは、も~う。褒めても何もでないよ~」

 

念のため言っておくが、断じて褒めていない。むしろけなしている。普段から頭が子供だと言っているのだから、それを褒めていると解釈できるのはアストルフォくらいだ。

 

「あっ、でも、ピポグリフをなでなでする権利をあげる。小さくなって可愛いでしょ~」

 

確かに、普通の状態では厳つい印象を受けるピポグリフだが、この大きさだとマスコットキャラに見えなくもない。

 

「では失礼します」

 

マシュが頭に手を置いてなでる。次いで背中、お腹と、徐々にスキンシップが激しくなっていく。ピポグリフはくすぐったそうに身をよじるが、にやけている顔を見る限りまんざらでもないらしい。いつの間にかアストルフォも参加していた。髪の色が似ているからだろうか?今の二人は動物と戯れている姉妹に見えなくもない。

 

(動物と戯れる美少女二人(うち一人は男の娘)……すごく絵になる!)

 

ぐだ男はこの光景を作り出した若返りの薬に感謝した。もうずっとリリィ化症候群が収まらなくてもいいとさえ思っている。

 

 

 

この至福の光景はその後十数分は続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、僕は散歩の続きに行ってくるよ。頑張ってねマスター達」

 

アストルフォはピポグリフに乗って去っていった。廊下では騎乗動物の使用は禁止なのだが、この大きさなら通行人の邪魔にならない程度に飛行してもいいと職員さんに許可をとったらしい。

 

 

 

「先輩。スカサハさんの時の先輩の気持ちが、少しわかりました。小さいピポグリフ。可愛かったです」

 

「俺としてはアストルフォのほうが可愛いと思うけど、なぜか普段とあまり変わらない感じだったな~。子供になったらもっとこう、印象とか感じ方が変わると思ったのに」

 

「アストルフォさんは普段の行動が子供っぽいうえに、見た目も美しいというより、可愛いの部類に入ります。精神は常にリリィ状態のようなものですし、顔もそこまで大げさに変わったわけではありません。見た目だけの変化ではそうそう印象は変わらないということでしょう」

 

「ちょっと面白くないけど、それでこそアストルフォって感じがするな~」

 

「そうですね。彼はきっと、天変地異が起きようと世界が滅ぼうと、何が起きても変わらずにいるのでしょう。陽気に、無邪気に、子供のように」

 

「それがアストルフォ……か」

 

人間は、何かが起きれば変わるものだ。喜劇にあえば明るくなり、悲劇にあえば暗くなる。その劇の規模次第では、遭遇した本人にとって一生残るものとなるだろう。いい思い出としても、深い傷としても。

だが、アストルフォは決して変わらない。喜びも悲しみも彼にとっては一時のもので、たまに思い返して懐かしむものでしかない。そして、最後には結局笑うのだろう。理性のない彼は、感情のままに動く彼は、自分が後悔しない選択しかしないのだから。

 

 

 

 

 

ドンッ!!

 

 

 

「うわぁっ!ぶつかっちゃった!」

 

「ちょっと!飛ぶときは通行人の邪魔にならないようにって言ったじゃない!」

 

「えへへ、ごめんなさ~い」

 

 

 

通行人にぶつかり、笑顔で謝罪するアストルフォ。

 

 

 

「ああいうお転婆なところは、変わってほしいですね」

 

「アハハ……でも、そういうお転婆なところもアストルフォだから」

 

「フフッ、そうですね」

 

 

 

 




子供にしたアストルフォの性格が変わったところを、想像できなかった。

でもアストルフォは今のままでいいから問題なし!!(開き直り)
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