数の暴力で神殺し   作:十六夜やと

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この作品には以下の内容が含まれております。

・昔の作者の妄想から生まれた作品
・痛々しいまでの中二病表現
・拙い文章力
・リソースは原作とwiki
・絶対コイツは何も考えてない(確信)

以上の要素が苦手な方はブラウザバックすることをお勧めします。
それでもよろしければ、ゆっくり楽しんで逝ってくださいm(__)m


そして物語は動き出す

【二十一世紀初頭、新たなカンピオーネとして確認された日本人についての報告書より抜粋】

 

 

 北欧神話において神フレイヤは様々な属性を有する神です。

 北欧神話における女神の1柱。ヴァン神族出身で、ニョルズの娘、フレイの双子の妹とされ、『ヴァンたちの女神』を意味するヴァナディースとも呼ばれます。生と死、愛情と戦い、豊饒とセイズを司り、美の神としてギリシャ神話のアフロディーテと同一視される神であり、オーディンやニョルズとは対概念的な存在として崇拝されました。

 その役割の一つとして、死者を迎える女神としての一面を持ちます。

 『古エッダ』や『ギュルヴィたぶらかし』では、戦場で死んだ勇敢な戦士を彼女が選び取り、オーディンと分け合うという記述があります。

 櫻木桜華(さくらぎおうか)は、この豊饒の神を殺害し、カンピオーネとなった少年であると推測されます。

 

 

 

 

 

 

 

【グリニッジの賢人議会により作成された、櫻木桜華についての調査書より抜粋】

 

 

 前述した通り、櫻木桜華の所有する権能には不可解な点が多い。

 現段階で賢人議会で把握されている権能は、フレイヤより簒奪した、数百のワルキューレを召喚する『黄昏の主(load of Valkyrie)』。時間の神クロノスより簒奪した、周囲の時間を止める『時間神殿(Chronus)』二つである。

 しかし、彼の所有する権能は、我々でも把握していないものが存在すると推測する。

 彼の権能を全て把握しているのが欧州の狼王だけであり、彼の御仁と敵対以外の関係を築いていることから、彼のカンピオーネとしての能力はヴォバン侯爵と盟友に値する実力を持つとされている。

 尚、櫻木桜華は当時も今も魔術/呪術の知識を持たない。これは魔術師とカンピオーネが異なる存在であることの証明にも──

 

 

 

 

 

 

 

【正史編纂委員会より作成された、櫻木桜華に関する資料】

 

 

 彼が所有する権能の第一権能とされている『黄昏の主(load of Valkyrie)』は、他の王が持つ第一権能と比較し、応用の効かない権能とされています。

 

 神フレイヤが死者となる英雄をワルキューレに運ばせる逸話が由来とされる権能は、自身の配下たる戦乙女を使役する能力を持っております。数百のワルキューレそれぞれに独自の意思を持ち、まつろわぬ神や他の王を殺傷しゆる武具を所持することで、後のまつろわぬ神を殺害したとされています。彼の権能はワルキューレの限定的な召喚が可能で、王の伝令役としての側面を持つと推測されます。 

 

 そして、櫻木桜華は他の王とは違い、まつろわぬ神以外への周囲の破壊を行わない王です。彼の第二の権能『時間神殿(Chronus)』の特性ゆえの副産物だとは考えられますが、彼の性格上温厚で友好的な王であることは、カンピオーネの中で唯一誰とも敵対しないカンピオーネという事実から明確なものであるとされています。しかし、忘れてはならない。彼もまた神を殺害した王であることを。まつろわぬ神を数の暴力を以て弑逆する姿は、冷徹かつ知的な将を彷彿とされ、私達はこれを──

 

 

 

   ♦♦♦

 

 

 

 俺は読んでいた資料から目を離す。

 そして、資料を読み始める前に取ってきたドリンクバーのコーラで喉を潤し、もう一度読もうとしたが、なんか面倒になって諦める。ここのファミレスはチーズハンバーグが至高であり、よく同年代の馬鹿共と飯食いに来るときに頼むのだが、今回は友達というにはよそよそし過ぎる人間が合席しているため、至高の一品を口に入れることを断念する。

 人によっては喉から手が出る程欲する資料で、俺にとっては路傍の石程に価値のない資料を、前に座って居るサラリーマン風の男性に返した。

 

 どうでしたか?と、男性は微笑む。

 分かっているくせにとは思わなくもないが、ここで怒鳴り返す理由もない。俺は皮肉半分で肩を落とす。

 

「もしかして他のカンピオーネに関する報告書もこんな感じなん? これ教主とか伯爵のじーさんが目にしたら、魔術結社そのものが終わるんじゃないかな。文字通りに」

 

「確かに信憑性という点であれば、貴方の報告書と古参のカンピオーネのそれは、似たような出来栄えではありますね。逆に正しい情報を寄越せと口にできるような相手ではありませんし、少しぐらいは目を瞑って頂けないでしょうか? 完全無欠な報告書が出来上がるのならば、我々も協力は惜しみませんが……」

 

「……いや、まぁ、それもそっか。俺だって教主とはできれば二度と会いたくないし、夫人探しの旅とか二度と御免だぜ」

 

「おや、全員のカンピオーネと友好関係を築く櫻木さんらしくない発言ですね」

 

「俺だってカンピオーネの中には苦手な相手もいるさ。全員が全員の手て繋いで仲良くしようとか出来るんなら、そもそも神様なんざ殺してないよ。特に他称・永遠の美少女のせいで、俺は教主関連がこじれたんだぞ? やっぱ神殺しってクソだわ」

 

 数世紀前から分かり切っていたことを改めて認識する俺に、男性──甘粕さんは苦笑いを浮かべる。盛大かつ特大なブーメラン芸を見たからだろう。

 だが、全てのカンピオーネと出会い語り合い殺し合った俺は断言できる。やっぱ気の合わない同胞は存在するし、苦手な相手もやはり存在する。そんな目を血走らせるレベルで嫌な相手ではなかったものの、俺自身が神殺しの本質とは噛合わない性格をしているため、外面上の友好関係を築くにとどまっている。

 なら会わなきゃいいじゃん……とはいかないのが悲しいところ。

 歩く厄災同士は惹かれあうのだ。

 

 げんなりとした表情をしているであろう俺に、正史編纂委員会のエージェントをしている男性は、俺がうっかり零した発言を目ざとく拾ったようだ。

 さすが人類史最大の化物と会う人である。素人同然のカンピオーネとじゃ経験が違う。

 

「その中国の教祖様との話は興味がありますね」

 

「俺は絶対に言わないからな? 絶対だぞ? そんなに聞きたいなら二番目の王様から情報を搾り取れ。協力はしないけど、応援はする」

 

「できれば苦労はしませんよ」

 

 せやな、と俺は相槌をうつ。

 あの絶世の美女から情報を絞り出すぐらいなら、まつろわぬ神を相手した方がずっと楽だ。人間側からしてみれば難易度は団栗の背比べだろうけど。

 

「この報告書も矛盾してるよなぁ。カンピオーネとの対立を防ぐために存在する機関が、俺のことを『温厚』と言い切るのはおかしくないか? そりゃ、伯爵のじーさんと比べたら生易しいかもしれないが」

 

「賢人議会は魔王の脅威を正確に伝えるための存在なので問題ないんでしょう。第一、貴方のように神との戦闘で周囲を極力破壊しない、まつろわぬ神の討伐に協力的で、意思疎通が容易かつ比較的常識を持ち合わせているカンピオーネは貴重なんですよ。それに関係者が資料を読めば、『時間神殿』の権能を知るだけで軽率な真似はしません」

 

「……あの権能、俺が持ってる権能の一部と相性が悪いんだよな」

 

「……櫻木さんの権能って『黄昏の主』と『時間神殿』だけって設定じゃありませんでしたっけ?」

 

「おっと口が滑った」

 

 わざとらしい俺の誤魔化しに甘粕さんは特に追及はしなかった。王相手に大きく出られない背景もあるだろう。まぁ、資料の出来栄えが中途半端な理由の大部分が、俺の黙秘にあることは周知の事実なのだから。

 というか()()()()()()()()()()()()()()()し。

 現在俺の所有している権能は合計五つなのだが、世界に公開していない三つの権能には個人的な事情がある。一つはアメリカのカンピオーネの『超変身』のように、能力が複雑かつ制限が多く、二つ目はフレイヤのアレと似たような性質を持っている。どうせ知られていないのなら教えなくても良くね?と思っているので言っていないだけだ。それに第一権能は純粋に隠しておきたい類なので言ってない。

 

「んなことはどうでもいい。ぶっちゃけ俺が聞きたいのは日本から生まれた噂の八人目のこと。ドニさんから聞いた感じマジっぽいからさ、少し知っておきたくて九州最南端から東京に来たんだよ」

 

「やっぱり同じ出身地のカンピオーネは気になります?」

 

「良くも悪くも『知る』ってことは大切だからね」

 

 甘粕さんは納得した様に、鞄から新しい資料を取りだす。

 俺はそれを受け取り、たぶん大事な資料だから持って帰れないことを考慮して、なおかつ甘粕さんが退屈しないように質問を交えながら速読する。

 

「ほうほう、草薙護堂くん……16歳で神様殺したの!? こりゃまた随分と若いカンピオーネが生まれたもんだ。そんで転生した後に神様と戦闘……うわ、早々にドニさんに目つけられとるやんけ。しかもコロッセオで赤銅黒十字の騎士と決闘? 運がないなぁ。波乱万丈にもほどがあるでしょ。そんで殺した神様は……ウルスラグナ? え、誰それ」

 

「古代ペルシアの十の化身を持つ軍神です。西洋ではビックネームですよ? ゾロアスター教の神で、主神ミスラに仕える中級神(ヤザタ)だと言われていますね。勝利を神格化した存在であり、有名どころだとギリシャ神話のヘラクレスと習合してます」

 

「へぇ、そんな神様もいるんだ。勝利を具現化した十の化身を持つ軍神とか、俺なら絶対に戦いたくないわ。良く殺そうって思ったな。神殺しとか殺そうって思ってできるもんじゃないけどさ……って、へ? 愛人?」

 

 後輩のカンピオーネである草薙護堂くんの経歴を読み進めると、目を疑うよな報告が目に入った。最初は古戦場17時間コースした後だから疲れているのかと思ったが、付属されている金髪美女の履歴書もあるため、間違いではないと現実を見せられる。

 しかもコロッセオで戦ったのはこの少女とらしい。

 

「う、うわー……最近の高校男児って進んでんのねー。え、もしかして20歳で童貞してる俺って相当やばいんじゃねぇの……?」

 

 新たなカンピオーネとの圧倒的な差というものを資料だけで見せられ、神殺しはやっぱり常識で測れるような存在ではないことを再度認識する。同時に、イタリアの魔術師が草薙護堂の庇護を受けようとしていることも、何となくではあるが理解する。

 確かにイタリア周辺を行動範囲とするカンピオーネがドニさんなら、他のカンピオーネとも繋がりを持ちたいと考えるのは当然の流れだろう。あの人自由奔放すぎるし、お隣のイギリスに本拠地を持つ黒王子は文字通り腹黒い。伯爵のじーさんは論外。なら経歴的に普通であり、新米であるがゆえに女で懐柔しやすい草薙護堂くんを狙うのは賢い選択だ。

 ……どうして俺にはそんな話がなかったんだろう。

 

「こちらの事情も察していただけたら嬉しいです。確かに最初は櫻木さんを篭絡するために、各地の候補を集めようと計画していました。何せ日本人に生まれた初めての神殺しですからね。皆必死でしたよ。……まさかイギリスの黒王子に匹敵するレベルで底の知れない人間だと知るまでは」

 

「遠回しに腹黒言ったな、オイ。つかアレクさんに失礼だろ。前に会話する機会があったけど、あの人の腹黒さは筋金入りだぞ? 成人したばっかのガキと比較するような人じゃないって」

 

 もし俺の言葉をイギリスのカンピオーネが聞いたのなら、「戦闘中の貴様ほど腹黒くはない」と遺憾の意砲を発射してくるだろう。当の本人が居ないので好き放題である。

 いい人だってのは知ってるけどね。

 

「その話は一旦置いておこう。つまり八人目のカンピオーネは本物であり、日本人に見られる年相応の男の子だと。好戦的ではないが、飛んできた火の粉は払うタイプ。んで、赤銅の連中が繋がりを持とうと考える一方、色仕掛け云々が効くかもしれないと判断されている。ここから推測するに、もしかして日本側の長老たちは彼を日本の王として担ぎ上げるつもりか?」

 

「えぇ……その通りですね。そのような動きであることは否定できません。ただ、西日本側の勢力は、新米の魔王より貴方を仰ぐべき王として考えているようですが」

 

「たかだか二年そこらの経験がものを言うとでも思ってのか? 魔王が経験則や実績で語れるような埒外の存在だって、そろそろ老害の方々には気づいてほしいんだけどなぁ。俺の活動圏が九州中心だから、西日本側の勢力が言いたいことも理解できるけどね」

 

 草薙くんのことも確かに知りたかったが、わざわざド田舎から都心まで北上してきた最大の理由は、新たに生まれたカンピオーネが俺との殺し合いを求めているのかという点と、日本の魔術結社が俺と草薙くんのどちらを主として認識するのか。その二つである。

 そのために来たのだ。秋葉原に寄るついでとか考えてない。

 

 新たな魔王が俺との死闘を望んでいるのならば、俺も先達者として相手をすることも考慮する。そういう関係が今後あるかもしれないと、前から諦観していたし、伯爵との関係と大して変わらんからな。だが、幸いにも八人目は形だけの常識を弁えているようにも思える。とりあえず口では死闘そのものに否定的だし、見方によっては彼の戦闘全てが専守防衛であるとも捉えられる。実際に会ってみないと分かんないけど。

 俺が他のカンピオーネと友好関係を築こうと努力するのは、単純に神と戦ってる最中に後ろから刺されるのが嫌だからだ。味方の中にも敵がいるとか、考えただけで最悪のシナリオじゃないか?

 自分自身ですら当てにならないのに。

 

 それに比べたら後者の目的はそこまで重要じゃないが。

 ただ、いきなり出現した八人目と俺、国の連中がトップとしてどっちを仰ぐのかを知りたかった。主君面してお偉いさん方に会いに行って「お前俺等の王じゃねぇから」とか吐き捨てられたら涙モノである。正直言えば彼が日本の魔王として君臨するなら別にいい。神殺しに共通して王としての素質があるのは、他の先輩方を見てきて体感したし、俺はどちらかというと上に立つような人間じゃない。そもそも俺は人間じゃない。

 今まで俺が日本の魔王として働いてきたわけじゃないしね。

 

「何なら新しく現れた草薙くんを日本代表にして、俺がその傘下に出も入ってみようか? さすがに、トップが二人いる状況は、内部分裂を引き起こす要因にもなりかねないし。暴君や暗君じゃなきゃ何でもいいわ」

 

「え? 櫻木さんはそれでいいんですか?」

 

「俺に神殺す以外の王様は務まらないよ。第一、俺が楽でいい」

 

 聞きたいことは聞けたので、俺は立ち上がって背伸びをする。

 ただでさえ『まつろわぬ神をシバき倒す』という、重要で重大で難解で困難な仕事を請け負っているのだ。それに日本のお偉いさんをまとめ上げたり、裏での根回しなど、誰がするかって話だ。

 まったく、神殺しになんてなるんじゃなかった。

 

「まずは赤銅の天才から主導権を握り返すことが先決だね。というか日本に彼女以上に有能な美少女がいるとは到底思えないんだけど……そこんところ大丈夫なの?」

 

「候補はいくつか挙がってますが、恐らくは大丈夫かと」

 

「へぇ、羨ましい限りだ。端から見てる分には」

 

 ハーレムって響きは素敵だよね、うん。

 この前ハーレムルートありのエロゲやってて思ったことは、自分だったら絶対に無理だって現実だったのは、記憶に新しい。それに近い受難が待ち受けているであろう後輩に同情する。

 

「まぁ、そこら辺の話は今度当事者を交えた上で行おう。本人の居ないところで話が進むのは、いくら何でも可哀想だからさ。近いうちに草薙くんには会いに行くわ」

 

「できればその前に連絡を一報頂けると幸いです」

 

「そりゃ、当たり前よ。そっから大乱闘スマッシュブラザーズになるかは彼次第だけど」

 

 でも彼とは一度戦ってみるべきだろうか?

 好戦的な洗礼はドニさんが既に行っているし、そこら辺は微妙なところだ。

 

「そんじゃ、また来るわ。生きてたらな」

 

 神殺し特有のブラックジョークを交えつつ、俺は店を離れて聖地(秋葉原)へと旅立つのだった。

 

 

 

 




【主人公紹介(wiki風)】

櫻木 桜華(さくらぎ おうか)

 この二次創作の主人公。七人目のカンピオーネ。基本的に温厚で面倒臭がりの黒髪の青年。鹿児島出身の20歳。現段階で5柱の神を弑逆しており、経歴だけ見れば原作主人公の先輩。
 特出した能力や経歴は持っておらず、最初はカンピオーネの中で最も『普通』と評価されていた。しかし、彼が全世界に『七人目』として周知される、ヴォバン侯爵との戦闘において、尋常ならざる戦術眼を全魔術師に知らしめる。そのため、最古参のヴォバンからは「闘争本能を満足させてくれる青二才」と認識され、似たような戦闘スタイルの黒王子からは「あれとの戦闘は泥沼化する。先に罠にはめたほうが勝つ上に、逃げ足だけは一級品」と評される程。カンピオーネと敵対行動を取らない唯一のカンピオーネと資料に記されているが、本人はまつろわぬ神との戦闘で背後を刺されないためのものなので、戦闘狂な他のカンピオーネとの決闘は受けることが多い。特に、ヴォバン侯爵に定期的に会いに行っては、彼の闘争心を満足させるための戦いを行っている(プリンセス・アリスはこれを「老介護」と呼んでいる)。
 他のカンピオーネが『絶対的一による無双』を旨とする戦い方に対し、『数の暴力』を最大限に利用した戦闘を好む。彼の所有する《黄昏の主》で無数の戦乙女を召喚し、《時間神殿》でフィールドを固定したゲリラ戦を得意とする。事前の準備を念入りに行い、常に自分の優位な状況下で戦闘を行うことから、『司令官』の通称で知られており、同じような戦闘スタイルを持つヴォバン侯爵から目をつけられている。すっごい簡単に言うと、『集団戦に特化したカンピオーネ』。環境破壊を極力行わないため『最善の神殺し』と呼ばれる。これは《時間神殿》の『一定範囲内の物質の時間を止め、あらゆる外部的要因から干渉させない』能力で守られているだけであり、必要であれば他のカンピオーネにも引けを取らない災害を引き起こす。
 性格は温厚にして友好的だが、戦闘では狡猾で冷徹な判断で敵を追いつめる。他の同胞とは違ってカンピオーネの闘争本能を理性で押さえこんで物事を考えるタイプ。集団戦に特化した権能を持ち、本能でなく理性で戦うことから、神殺しらしくない一面を持つ一方、使えるものは何でも使う神殺し特有の思考を誰よりも活用するため、ある意味『カンピオーネらしいカンピオーネ』とも言える。なので、神殺しというものの異常性を最も理解している一方、自分もその一人だという自覚を持っている。しかし、基本的に面倒臭がり屋で『楽をして勝ちたい』の本音を持ち、自分の心情と戦闘スタイルの矛盾に悩むこともしばしば。
 所有している権能は《初原の英雄》《黄昏の主》《時間神殿》《見張りの者たち》《千差万別の武具》の5つ。他のカンピオーネが持つ『身体強化』の権能を一切持っていない。
 このキャラのコンセプトは『カンピオーネらしくはないけど、ある意味カンピオーネらしいカンピオーネ』。どちらかと言えば人間らしい神殺しを目標としている。モチーフは『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーだが、あの知将と比較したら、この主人公が下位互換にしかならなさそう。
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