悠一side
「あれはちょっとヤバイな。」
空から落ちてきた黒い影は人であった。
しかし少しだけ違う部分がある。それは背中に羽があることだ。
「まぁ、助けないわけにはいかないな。トリガーオン。」
そう言うと、自分の体が徐々に変化していく。
その姿は、迅悠一の服装そのままだった。
「グラスホッパー」
足元に、グラスホッパーを展開し、それを踏み空に跳んだ。
浮かび上がった身体のバランスを保ちながら、落ちてくる人を、受け止めた。
その時、俺の視界に入った光景に驚いた。
そこには、大高原が更地とかし、そこの真ん中に大きな2体の龍が争っていた。そして、ほんの少し離れた所に沢山の人がいた。
その人たちを見たとき、俺の頭にある映像が流れた。
そこには、全員が倒れており、2体の龍が更に暴れ回っている映像だった。
地面に降り、受け止めた人を寝かせ、容態を見た。
あまり外傷がないので安心し、やがて彼女が目を覚ました。
??「ここは?」
悠一「大丈夫かい?お嬢さん。」
??「誰!?」
悠一「君が空から落ちてきた時、受け止めた人だよ。」
??「そうですか。ありがとうございます。では、」
悠一「ちょっと待った。」
??「何ですか?私は早く戻らないといけないのですが?」
悠一「今、君が戻っても、巻き込まれて死ぬだけだ。」
??「そんな事が、何で言えるんですか?」
悠一「俺には未来が見える。」
??「!!!」
悠一「但し、その未来は一つに過ぎない。」
??「じゃあ、どうすれば良いのですか?」
悠一「俺があいつらを止める。」
??「出来るのですか?」
悠一「ああ。」
??「では、お願いします。」
悠一「それと君にお願いがある。」
??「何ですか?私に出来る範囲ならやりますよ。」
悠一「君たちの仲間に俺の事を伝えといてくれ、それとお前らの主に俺の所に来るよう言っといてくれ。」
??「分かりました。」
そうして、彼女は翼を広げ飛び立って行った。
悠一「さて、やるか。」
そして俺も、グラスホッパーを展開し、2体の龍へ向かって行った。
??side
私は、二天龍との戦いに巻き込まれて、遠くのほうに飛ばされてしまった。意識を失ってこのまま落下死をするのだと思っていた。
でも、それは覆った。
私は一人の、青年によって助けられた。
そして、青年は私にある頼み事をした。それは
「君たちの仲間に俺の事を伝えといてくれ、それとお前らの主に俺の所に来るよう言っといてくれ。」と言われ、今私は、仲間の元に向かっている。
??「父上、ミカエル」
仲間「ガブリエル!?」
ミカエル「大丈夫何ですか?貴方?」
ガブリエル「はい。先ほど助けてもらいました。」
ヤハウェ「誰に助けてもらったのですか。」
ガブリエル「名前は聞いていませんが、気配からして人間だと思います。」
サーゼクス「人間だって?!」
アザゼル「おいおい。大丈夫なのか?」
ガブリエル「大丈夫だと思いますよ。むしろ私たちが介入すると全滅します。」
ミカエル「なぜそう言いきれるのですか?」
ガブリエル「彼には未来が見えるそうです。」
全員「!!!」
サーゼクス「それは本当かい?」
ガブリエル「ええ。」
アザゼル「マジかよ。」
ガブリエル「後、父上。彼からの伝言で、今から彼の元に向かってください。」
ヤハウェ「分かりました。」
迅side
迅「さてと。始めますかね。」
俺はグラスホッパーで2体の龍の元へ向かっている。
それは、あの争いを止めるためだった。
そしてようやく今2体の元についたのだ。
??「なんだ?」
迅「どもども。争ってるとこ悪いけど、そこで止めてくれない?」
??「何故だ?」
迅「これ以上暴れると困るから。」
??「ふん。そんなこと知った事か。」
迅「やっぱり無理か。なら実力行使だな。」
??「ほう。我らを相手にするとは愚かなものだな。」
迅「それはどうかな?」