初めてなので暖かい目で見てくでさい。
昔中国で光る赤子が誕生し、それ以降触れずに物を浮かす者、火を噴く者、獣に変化する者、水を操る者等。
常識ではあり得ない超常現象が出来る人間が生まれ世界に溢れ、そして超常現象はいつしか“個性”と呼ばれ、超常は日常になった。
だけど世界は超常が日常になっただけでは終わらなかった。
個性が生まれた事により個性を使った犯罪が世界各地で発生し、
だが世界は不思議な仕組みで出来ていて『光と闇』と正反対の意味が存在するように
ヒーローが誕生し混沌とした世界に光が差し、世界は平穏を取り戻した。
しかし、平穏を取り戻しても『悪』は無くならない。
混沌とした時代の頃より過激では無いものの少なからず
政府も馬鹿ではなく直ぐに行動に移し新たに法律を見直し、そして空想の存在であるヒーローを認め免許化し一つの職業にした。
たちまちヒーローは脚光を浴び、今やなりたい職業一位を独占しヒーローが溢れた。
空想は夢に、夢は現実に、これはヒーローを目指す物語である・・・・・。
とまぁ偉くご高説してみたけど、よく考えてみるとこんなにヒーローが溢れていると脚光を浴びるのも一苦労だしそれに脚光を浴びるのは一握りの人間だと思うんだよね~。
それに今のヒーローは、注目されたいやモテたいやただ暴れたい等々上げたらきりがない理由でやっているプロがいるから何が正義で何がヒーローたらんとするのか解らなくなってきてるし誰もそこに疑問を持たない。
これじゃヒーロー飽和時代じゃなくてヒーロー迷走時代だよ(笑)
え?だらだら喋ってる俺が誰だって?
そりゃあアレだ。
この物語の主人公です♪
とある町のとある廃工場、そこは昼だと言うのに暗い雰囲気が漂い善良な市民なら近づかない。そう善良な市民はね…。
「ヤロウ!待ちやがれ!!」
「ボコボコにしてやる!」
「数はこっちが多い、追い込んで袋叩きにしろ!!」
廃工場に響き渡る怒声。ドタドタと廃工場内を駆け回る。
その数は2~30人を超える。そのほとんどは学ランを着ているが髪は金髪に銀髪や刈り上げていて、何より手に持っているのは鉄パイプ・木刀しまいには個性で拳に棘を生やした奴や指をカッターにしている。
ここまで言えば分かるだろうが不良集団だ。
その不良集団が殺意むき出しで追い回している学ランを来た一人の人物と言うのは
「誰が待つかよ!バーカバーカ!!こんな勝ち目のない喧嘩逃げ一択だ!!このハゲ!クズ!!単細胞!!!」
そう俺である。
不法に投棄されごちゃごちゃに散らかった廃工場内をパルクール (自称)を駆使しながら逃げ回っている最中である。俺の幼稚な挑発に「調子のんな!!」「ぶっ殺す!!」「俺はハゲじゃねえ!!元々タコだ!!ハゲじゃねえぞ!!」と律儀に返してきた。最後に怒鳴ってたタコの異形型はハゲじゃない事を二回言ったな。大事な事は二回言わないとね♪
なぜ俺が不良集団に追いかけられているのには深くそして長~~い理由がある。
我が壬生浪中と敵対している逢魔中には切っても切れない因縁があるのだ。
それは俺が入学した頃で・・・・って長くなるならその話しいらない?それより早く雄英行け?おいおい物語には順序っていうものがあって、早々に雄英に行く訳にはってちょいちょいちょい!!!どこ行くの!?待って待ってェ!!!!お願いだから!!!お話しきいてぇ!!!!因縁の話だけでも聞いてって!!え、興味ないから他の二次創作読みに行く?分かった!分かったから!!短く分かり易く話すから行かんといてぇ~~~!!!!
コホン、少々取り乱したが気を取り直して逢魔中との因縁を端的に言うと、当時逢魔中の番長の女が俺に一目惚れをし、彼氏と別れ俺の所に来たがその女の告白に俺はNOと答えた。フッた噂が番長の耳に入り「俺の女を奪った挙句、惚れた女を傷つけやがって絶対に許さんッ!!」となり以後この抗争は三年続いている。因みにその番長は俺をぶっ倒すため二回留年してます。
え、思ったこと言っていいかって?どうぞどうぞ
・・・・・・・・・・・・・・・・。
『すげぇくだらない』と。うん、俺もそう思う。
逆恨みだし、俺を倒したいからって二回も留年するかね普通?どんだけ命燃やしてんだよ。その意欲を他にぶつけなさいよまったく。
おっと、読者に説明しながら逃げ回っていたらとうとう壁際まで追い詰められてしまった。
逢魔の連中は弧を描くように俺を囲みじりじりと迫ってきた。
「へへっようやく追い詰めたぜ」
「今日がテメェの命日だ!」
「覚悟しろよ」
いや~よく三下みたいな台詞ポンポン言うね~恥ずかしくないのかね?
あ、そもそもこいつら三下だから問題ないか。
ニヤニヤと汚い笑みをしながら距離を詰めてくる。
笑みをこぼすのも無理はない。数はそっちの方が上でしかも敵を壁際に追い込めば誰だって顔がニヤける。だからと言って野郎のニヤケ顔なんて見てても不愉快でしかない。誰得だよ。
まぁ絶体絶命のピンチの俺だが奥の手がある!
その奥の手とは!?
「おねげぇしますだ!!いいい、命だけは命だけは!!た、助けてくんろぉ~~~!!!」
ザ・命乞い!!
え?ダサい?主人公なのにそんなことしていいのかって?
良いんだよ。それにこんな命乞いすれば相手は引く、その隙に何人かのせば勝機はある(ドヤァ)
ザ・命乞いをしながら作戦を練ってる中、三下集団の後方から野太い声が響く。
「その白々しい三文芝居はやめろ!!テメェの魂胆なんて分かりきってんだよ!」
三下どもは後方を向き、声の主に道を開けてく。
現れたのは、身長180㎝位で筋骨隆々で学ランはパンパンに張っている。いつもどうやって着てんだろ。そして一番目を引くのが頭。正確には髪型なのだが・・・モヒカンだ。
そうもう一度言おう。モヒカンだ。
俺も目を疑ったよ。今の時代モヒカン?って。
最初ネタかと思って爆笑したらめっちゃ怒った。あれトレードマークなんだって。
「お前はモヒ・カンダ!!」
「誰がモヒ・カンダだ!俺は
「すまねぇ噛んだ」
「一文字も掠ってねえよ!!」
「噛みまみだ!!」
「ワザとじゃねぇ!?」
「まみまみたん☆」
「土倉さんアイツのペースに乗せられています!」
「は!?またいつものパターンかぁぁ!!!」
モヒ・カンダ改め土倉は頭を抱え悲鳴を上げている。三下達もそんな土倉の気を持ち直そうとアタフタしてる。もう少しアイツで遊ぼうとしたのに残念だ。
このやり取りも三年も続ければ定着もする。いやぁ時が経つのは早いね~~(笑)
「クソがいつもふざけやっがって!」
「いやいや、学習しないお前が悪いんだろ」
「ぐっ…!だ、だが今日でその悪ふざけも最後だ!!テメェも一人じゃこの人数は勝てねえよな?」
両手を広げ自分のチームの自慢をして勝ち誇った表情を見せる。
10人程度だったら姑息な手を使いつつやれば勝てるが流石に30人弱となると俺でも死ぬ。てゆうか俺一人に30人がかりって確実に殺す気だよね?そんな恨まれることしたかな?
ん?してるように見える??
え~~侵害だな~~(スットボケ)
「つか、テメェも案外間抜けだったんだな」
「んだと!?モヒカンに言われたくないわ!!」
「モヒカンは関係ねえだろ!!」
「絶対あるだろこのプロテイン馬鹿!!」
「テメェ!プロテインを馬鹿にすんな!!」
「突っかかる所そこかよ!?」
ぎゃあぎゃあと小学生並の口喧嘩をする俺と土倉。
チームの奴らも「土倉さん・・・・・」と呟き可哀想なものを見る目で口喧嘩を観戦中。誰だって慕ってた人が小学生並の喧嘩してたらそんな目になるよ。
長々としてしまったが、何故一人で廃工場に来てたのか読者に分かり易く説明すると、俺の元に果たし状が届いたんだよ。しかもご丁寧に和紙と筆を使った奴だ。
今時古風だなぁと思いつつ内容を読むと、日時と場所が書いてあり最後に『必ず一人で来い、決着をつけよう』と。
こんな事書かれちゃテンション上がる訳であって書かれた場所にノコノコ来たら、まぁご覧の通りですよ。
だってしょうがないじゃん!?古風な果たし状が来て決着付けようなんて書かれれば厨二心くすぐられるやん!?そりゃノコノコ来ますよ!!読書も分かるだろこの気持ち!!
おいコラ目を反らすな。お前もこっち側なんだろ?大人しくゲロッちまいな。楽になるぜ?
「だあああッ!!話が進まねえぇぇ!!!」
「全くだ。いい加減にしろよ」
「お前のせいだろ!?」
「俺なの!?」
「白々しいにも程があるわ!!」
だって弄るの楽しんだもん。
「ともかく!ここがテメェの墓場だ」
パキパキと指を鳴らしながら俺との距離を詰めてくる。
絶体絶命のピンチとは正にこの事。後ろは壁、前は30人弱の集団。
こんな状況に置かれれば顔に焦りが出るか恐怖に染まるかのどちらかだが、俺はそのどちらではない。
「はっ!やってみろよ…!」
笑顔
強がりでもない、虚勢でもない、恐怖のあまり笑ったわけでもない。
では何故笑顔なのか?
それは・・・・・
ドガァァアアンッッッ!!!!
「な、なんだぁぁ!?!?」
「何が起こった!!!」
「正面のドアがブチ破られました!!!!」
「はあ!?!?阿保かテメエ!!くそデケェドアが破られるかよ!!」
「い、いや一人だけ馬鹿げた事出来るやつ壬生浪中にいるぞ・・・」
「まま、まさか・・・・!」
「おい
頼もしい仲間がいるからだ。
「ナイスタイミング♪
さぁこっからは俺達のターンだ。
ご愛読ありがとうございます。