異世界で勇者の護り人になったんだが、、 作:ポケモンっぽい人
此処からが本編と言っても過言では有りません
かるーくキャラ説明
アリシア=エルアレス
17歳 158cm 50kg
エブンリカのギルドに所属する魔法使い、ギルドから問題児認定されている、
ヴェルとは何かと縁がある
正直で無邪気な性格で、無意識に人を振り回すタイプ
細身の体に、フリフリの服を着ている、胸は控えめ
ヴェル=シュトルム
24歳 179cm 72kg
ユウヤ曰く『甲冑』
若くして衛兵隊長で、アリシアとは腐れ縁、
外に居る時は常に甲冑を纏っている為、素顔を見た者は少ない
―エブンリカ入り口前通り―
ワイワイガヤガヤ
ユウヤ「、、凄いな」
中々、、いや、かなり大きな町だ、、ざっと、大きな国一つ分位はあるのかもしれない、
それに、かなり賑やかだ、、
ユウヤ「・・・」
、、賑やかなのは良いんだが、、この広さだと確実に迷うな、、、
「あっ!ユウヤさ~ん!」
賑やかな町の中で、響く声が俺を呼ぶ
ユウヤ「、、アリシアか?」
アリシア「良かったぁ~!まだこんな所に居たんですね!」
案の定、アリシアが手を振りながら走ってきた、
、、しかし、連れて行った筈のユウが居ない
ユウヤ「、、ユウは如何したんだ?」
アリシア「一足先に、ギルドに預けてきちゃいました!」
ユウヤ「ギルド、、、信用しても大丈夫なのか?」
アリシア「はい!大丈夫ですよ!」
ユウヤ「、、そうか、、君がそう言うのなら、信じるよ」
アリシアは、話した感じ無邪気であけっぴろげな性格だ、
だから嘘偽り無く話せるし、信じる事が出来る
アリシア「ユウヤさん、今来たばっかりなんですよね?
だったら、私が案内してあげましょうか?」
ユウヤ「、、悪い、、構うなと言った矢先だが、頼らせて貰っても良いか?」
アリシア「はい、勿論ですよ!」ニコッ
ユウヤ(、、、本当に、屈託の無い笑顔をする子だ、、、)
<「ユウヤさーん!如何したんですかー?
ユウヤ「、、今行く」コツコツコツ
綺麗に整地された石造りの地面を歩き、アリシアの後を追う
―――――――――――――――――
―商業区 果物屋前―
診療所へ向かうまでの道のりには、沢山の店があった、
そして、その数々の店の商品のどれもが、元の世界では見た事の無い物だった
ふと、目に留まったリンゴの様な形をした果実が気になり、手を伸ばす
ユウヤ「これは、、リンゴ、、、なのか?」
その果実は、見た目はリンゴなのだが、色は葡萄という、
何とも不思議な物だった
店主「おっ!良いのに目を付けるな異国の兄ちゃん!
その<リベリ>は、今日一番の出来だぜ!」
ユウヤ「リベリ、、」
見れば、他にも見知らぬ果実が幾らかあった、
しかし、今は気に留めず、手に取ったリベリを置いて、再び歩き出す
ユウヤ(、、怪しまれると面倒だ、
また、落ち着いたら色々と調べてみよう、
、、長い付き合いになるだろうからな)
―――――――――――――――――
―血液診療所 エデン―
ユウヤ「、、風俗店みたいな名前だな、、
それに、自動ドアもある、、、凄い現代的だな」
ここで、アリシアの言葉を思い出す
(この道(商業区)を真っ直ぐ行けば、診療所が有りますよ!
私は、ちょっとお買い物を頼まれていたのを思い出したので失礼します!)
、、恐らく、此処であっている筈だ
ユウヤ(、、まぁ、入ってみるか)
ウィーン スーッ、、、
―エデン 受付―
ユウヤ(、、内装は、打って変わって妖しい雰囲気だ、、、それに、薄暗い、、
、、此処は、本当に診療所なのか?)
「こんにちは、、今日は、、、どのようなご用でしょう、、?」
中に入ると、俺と近い身長で、
漆黒の黒髪をナース服の胸元まで伸ばしている看護婦が現れた、
、、、薄暗いこの空間の中なのに、目が隠れているが、、大丈夫なのだろうか?
ユウヤ「、、輸血をさせて貰いたい、、」
メカクレ看護婦「、、、では、同意書に、サインを、、」
ユウヤ(、、たどたどしいな)
俺は、特に警戒もせず、同意書にサインをした
メカクレ看護婦「、、、サトウ、、ユウヤ様ですね、、、で、では、、診察室にどうぞ、、、」
―診察室―
ユウヤ「、、、」
コンコン <どうぞ~
スー、、、 ヒュッ
スライドドアを開けた時、疾風が抜けた、、気がする
、、女医さんは、俺の身長よりもほんの少し小さい位で、
紅髪に緋色のつぶらな瞳、そして、モデル体型の美人、、なのだが、
似合わないぐるぐる眼鏡のせいで、所謂残念美人だ、、
、、勿論、彼女もナース服を着ている
ユウヤ「、、初めまして、サトウ ユウヤです」
紅髪女医「こちらこそ、サトウ ユウヤさん」
紅髪女医「、、では、服を脱いで下さいね~」
、、聴診か、、
紅髪女医「、、あら、こんな所に掠り傷が、、」
そう言うと、女医は俺の首筋に舌を這わせた
ユウヤ「ッ、、、」
、、嫌な記憶がフラッシュバックする、
もしかしたら、また噛まれるのではないか、、と、体が無意識に拒否反応を示している
紅髪女医「!、、、噛んだりなんて、しませんよ」
、、どうやら、それは杞憂らしい
ユウヤ「、、、舐め取る必要が、、有るのですか」
紅髪女医「これは、、、、あ、えぇ、勿論有りますよ、
、、こうすると、ハッキリ分かるんです」
ユウヤ「?、、何が」
紅髪女医「血肉の味が、です」ニヤリ
ユウヤ「!」
ガタンッ!
咄嗟に、後ろに下がろうとする、が、
椅子に引っ掛かり、地面に倒れてしまった
紅髪女医「ちょ、ちょっと待って下さい!
驚かせたのは申し訳有りません、、ですが、<血>に関しては本当に分かるんです!」
ユウヤ「、、いや、反射的に逃げてしまった、、済みません」
紅髪女医「、、安心していただく為に説明しますが、、
私は、血液の「適正」を、その人の血を舐める事で判別するんです」
ユウヤ「、、、」
ユウヤ(jojoのブチャ○ティみたいなものか、、
けれど、血液型程度なら教えても問題ないと思うが、、、)
ユウヤ「、、、俺の血液型は、A型です、、その程度、言ってくれれば教えます」
紅髪女医「エー、、型?申し訳無いのですが、それは一体、どのような意味何ですか?」
ユウヤ「・・・」
紅髪女医「あ、もしかして、貴方の血の事でしょうか?」
ユウヤ「、、まぁ、、」
紅髪女医「、、申し訳有りませんが、貴方の言うA型の血液という物は、有りません、、
私も、今初めて知りました、、」
ユウヤ(失敗した、、、と言うか、想定外の事だった、、
、、、まさか、この世界に『A型』が無い何て、、、)
、、勿論、B型やO型も無い、下手をすれば、血液型という概念すら無いのかも知れない、、
恐らく、この世界の人間のDNAは、俺やユウとは違うのだろう、
つまり、この世界の血液は、俺達には合わないという事、、
そして、、
紅髪女医「、、ほんの少しで良いんです、
どうか、もう少しだけ貴方のを頂けませんか?」
、、、俺の血液は、この世界にとっては「未知」の物だという事、、
だからこうして、女医に採血をせがまれているのである
ユウヤ「、、これ以上血液を失えば確実に死ぬであろう人間に、
採血を強請しないで下さい、、、」
紅髪女医「でも、、初めて何です、貴方みたいな方は、、」
ユウヤ(、、何故だろうか、、この人が言うと、何処となく卑猥な響きがする)
ユウヤ「ともかく、輸血が出来ないのであれば、失礼します」
スー、、
スライドドアを開け、診察室を出る
紅髪女医「、、、」
、、、何だ?今、目付きが鋭くなった気が、、
―受付―
ユウヤ「、、、」
輸血も出来なかったし、気になる事はあるが、今はギルドに向かうか
メカクレ看護婦「、、もう、、お帰りになりますか、、?」
ユウヤ「、、あぁ、有難う御座いました」
俺は、出口の前に立った
ユウヤ「、、、?何だ?」
出口が開かない、、
「、、私の名は、ウェルゼ=アルフェルス10世、
この血液診療所 エデンの管理者にして責任者、
そして、血液に関する事ならば、私以上の者は居ないと自負しているわ」
振り返ると、先ほどの女医が立っていた
よく見れば、その足は地に着いていない
ユウヤ(何だ、、?)
アルフェルス「その私のプライドにかけて、貴方には必ず健康になって頂きます」ゴォォォォ、、、、
話し終えると、彼女の体は部屋の闇に紛れ、消えた
バサバサバサバサッ!
そして、、次の瞬間、彼女は多数の蝙蝠と共に、
赤のゴスロリ服に身を包み、俺の前に降り立った、、
先ほどまでのぐるぐる眼鏡も蝙蝠となり、飛び去った、、
その中のつぶらだった瞳は、キッとつり上がったキツネ目になっている
ユウヤ「、、アンタは、、」
アルフェルス「<
ヴァンパイア、、これも、メジャーな存在だ、
、、しかし、ノヴェルヴァンパイア、、これは聞いた事が無い、、
ユウヤ「、、、俺を、どうするつもりだ?」
アルフェルス「勿論、輸血をしてあげるわ」
ユウヤ「何、、?だが、さっきは、、」
アルフェルス「えぇ、確かに普通の方法では貴方の血液を用意する事は出来ない、、
、、けれど、『何か』を媒体にして、作り出す事は出来るのよ」
ユウヤ「、、!まさか、、!」
アルフェルス「、、察しが良いわね、
私は、血液を変化させる事が出来るの、
、、それも、一度飲んだ血液ならば幾らでも、、ね」
ユウヤ「、、だが、それならさっき、、」
アルフェルス「あんなの飲んだ内に入らないわ、良くて味見よ、味見」
ユウヤ「、、、」
、、確かに、『舐める』のと『飲む』のじゃ違うな
ユウヤ「、、、精々50mlが限界だろう」
アルフェルス「十分ね、、、マリエス」パチン
ウェルぜが指を鳴らすと、メカクレ看護婦、、マリエスが現れた
マリエス「はい、ウェルゼ様」
彼女も、つい先ほどまでとは打って変わって、
漆黒のメイド服を身に付け、長い髪は後ろに結んでいる、
声はハキハキと、しかし、感情を感じさせない、無機質な声だ
マリエス「、、、動かないで下さい」
ユウヤ「、、、」
ヒュッ スパッ、、、ブシュッ
ユウヤ「ッ、、、」
首筋に、生暖かいものが流れる、、、如何やら、切られたみたいだ、、
、、、けれど、不思議な事に、痛みは無い、、代わりに、痺れるような感覚が体に回る、、、
、、何故か少し、それが心地良い、、
ユウヤ「、、、首を切る必要は、、有るのか、、?」
マリエス「アルフェルス様の好みです、
、、それと、喋らないで下さい、一滴も無駄には出来ません」
、、彼女は、俺の首筋から出る血液を、グラスを使って綺麗に採り、、
そして、それをアルフェルスに渡した
アルフェルス「コクコク、、、」
、、、何とも、上品な飲み方だ、、
マリエス「、、、
アルフェルス「、、、少し薄いけれど、ま、十分ね」
ユウヤ「、、、」
正直ついていけていないが、、これで輸血が出来るのなら、まぁ良いだろう
ユウヤ「、、どれ位掛かる?」
アルフェルス「そうね、、数分あれば」
ユウヤ「そうか、、、なら、、後は頼む、
流石に、、、血が足りない、、」グラッ、、
元々、いつ倒れてもおかしくない体から更に血を抜いた事で、俺の体は限界だった
バタン
俺はそのまま床に崩れ落ち、気を失った、、
嘘です、やっぱりまだ始まりません
町の中が上手く表現出来ない、、、、
因みに、店はマーケットのような感じです
風邪っぽくて、ちょっと布団の中で弱ってたりもしました(語彙力消滅)