続・二人の魔女   作:ADONIS+

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※14~18は、『オーバーロード』の世界が舞台になっています。


■オーバーロード
14.ミサカシスターズ(ユグドラシル編)


『オーバーロード』という作品は多種多様な位階魔法が存在しており、その種類はかなりのものがある。超位魔法は色々と厳しい制限があるので今一であるが、第一位階から第十位階魔法だけでも十分使える。

 

 また、世界級アイテムを含めた強力なアイテム群などもエリーゼたちにとってもそれなりに興味深いもので、この世界はそれなりに有益な世界と言える。

 

 しかし、それらを得る為とはいえ、モモンガのように直接自分がプレイヤーになってユグドラシルをやるというのは少々問題がある。というのも、そもそも体感型RPGであるDMMO-RPGはサイバー技術とナノテクノロジーを用いている関係でプレイヤーは体の一部を機械化していないとゲームをプレイできないのだ。

 

 この時代の人間は極度の環境悪化によりアーコロジーの富裕層を除いて人工心肺を使わないと生きていけないディストピアとなっていた。それだけに体の一部を機械化することは抵抗ないのだろうが、私たちはこの体を安易に手を加えることを極度に嫌っていた。

 

 前世とは異なり現世の私たちの身体は転生特典にとって優れた物なっている為に体のバランスを崩しかねないことは避けたかったのだ。

 

 ましてや、モモンガのようにリアルでの身体を失いゲームで作り上げたアバターの肉体になるなど論外である。まあ、トリッパーの特性からそもそもそれは無理なのでそれは考慮する必要はない。

 

 つまり自分たちでユグドラシルをプレイするわけにはいかないので、人工的に人間を作り出してそいつにゲームをやらせることにした。具体的には『とある魔術の禁書目録』の妹達を元にしたクローン人間だ。原作では単価18万円で製造できるだけあって、それ自体は簡単にできた。

 

 最も原作のように二万人もいらないから100人だけ製造した。後はその100人にDMMO-RPGができるように少々体に手を加えて、ユグドラシルをやらせればいい。

 

 もちろん、戸籍や資金などは解決している。というのも、この世界はディストピアだけあって貧困層の戸籍を100人分程度なら簡単に入手できるのだ。科学技術が進んでいる癖に本当にディストピアだね。後は適当な人間を使って貴金属類を現金に換えて資金を確保した。

 

 ただこの世界は他に類を見ないほど汚染された世界だけに、その手の活動はバリア系の装置を使って一々酸素や二酸化炭素以外の物質を吸い込まないように手間をかけないといけない為、嫌気がさしたのは言うまでもない。

 

 それだけに資金調達が終わると地球上ではなく、宇宙船の中で生活する事にした。正直こんな汚れた星に長居したくないのだ。

 

 

 

 100人のミサカたちはユグドラシルでミサカシスターズというギルドを設立した。そしてギルド拠点でもあるファルコン号は移動可能な大型飛空艇になっている。ユグドラシルではこういった飛空艇型ギルド拠点は手軽に移動できるという利点はあるが、着地できる場所が限られている事や原作のナザリック地下大墳墓のような大規模な拡張は不可能なので大規模なギルドでは避けられていた。

 

 しかし、後の異世界転移の事を考えると拠点を移動できるという利点は非常に大きいだろう。何せプレイヤーや竜王たちが存在する大陸から遠く離れた僻地にギルド拠点を移動させることも可能なのだから、無用な抗争を未然に防ぐことができるのだ。

 

 ちなみにミサカシスターズはプレイヤーは全員が人間種で統一されている。ユグドラシルをプレイするにあたって他のプレイヤーとの敵対を避ける為と、転移後の世界で異種族になることで肉体だけでなく精神まで変質してしまうことを避ける為だ。更に傭兵NPCや拠点NPCまで人間種で統一されている為、人間種オンリーのギルドになっていた。

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