27.悪魔との契約(世界神話編)
前回の『魔法少女リリカルなのは』の世界がいまいちだったので私たちは今回は成果が見込める『ハイスクールD×D』世界に転移していた。
この世界で最初に試みたのは悪魔との取引で、原作でも主人公たちが人間と契約を交わしていたことから悪魔が人間と契約するのがこの世界の常識だった。
そこで、アントニオに大量の金塊に物を言わせて悪魔からこの世界の悪魔や魔法使いたちの知識や技術などの書物をかき集める活動を定期的に各地を転々としながらも250年程させていた。
アントニオには各地を移動させていたのは、流石に一か所に居続けていれば表向きただのオカルトマニアの人間にすぎないアントニオが不老長寿であることが悪魔たちにばれてしまうからだ。
場所を変えれば契約する悪魔が変わることから悪魔にばれることがないという判断で、実際アントニオは最後まで金払いのいい上客としか悪魔たちに認識されなかった。
しかし、悪魔と契約させるとなると原作のようにはぐれ悪魔祓いや教会勢力や堕天使勢力に攻撃される恐れがあったため、アントニオには人造人間19号を護衛につけておいた。
19号は『ドラゴンボール』の代物と全く同じで強さのインフレが激しすぎるあの世界ではザコになってしまっているが、この世界の三大勢力の下っ端辺りを相手にするならば過剰すぎる位であった。
実際、この250年間はアントニオははぐれ悪魔祓いたちに襲撃されることが何回もあったらしいが、19号に例外なく排除されていた。
某貴族悪魔side
とある貴族悪魔の青年にとってアントニオは変わった顧客だった。通常、悪魔の人間の契約は悪魔が人間の願いを叶える代価として金銭、物品、寿命などを悪魔に支払うが、アントニオは湯水のように金塊を投入してひたすら悪魔の知識をかき集めていた。その様は思わず「お前はどこの石油王だよ」と突っ込みたくなるほどだ。
勿論、その貴族悪魔は過去にも人間の富豪と金銭を代価にした契約をしたことはあるが、ここまで金塊を大量に使用した契約はしたことがない。
アントニオはオカルトマニアで魔法技術や冥界の知識が欲しいといっているが、節操なしに知識をかき集めていた。
そのことに不信をまったく抱かなかったといえば嘘になるが代価として提供される金塊は偽物ではなくすべて本物であり、相場の倍以上の代価を要求してもあっさりと渡してくるアントニオは正に金蔓であった。
その為、知らず知らずの内に契約はエスカレートしてしまい、いつのまにか人間に教えるのは好ましくない知識まで売ってしまっていたのだった。
貴族悪魔は知る由もないがこれはアントニオの話術によるもので、彼はアントニオに乗せられる形でそんな契約を結んでしまっていたのだった。
その後、正気に戻った貴族悪魔であったが、取引自体は正当なものなため今更どうこうすることもできなかった。また、そうこうしている内にアントニオはすでの彼の領地から離れてしまいアントニオとの関りがなくなった貴族悪魔はアントニオのことを忘れることにしたのだった。
しかし、彼は予想だにしなかったことであったが、同じような事例が世界各地の悪魔の領地で起こり、すべての悪魔が自分の評価が下がることを恐れて問題をもみ消していたため、その事実は悪魔政府は把握することはできなかった。
あとがき
悪魔との契約の代価で金銭を支払うのは普通の人間には大変な事ですが、金塊や貴金属類などをいくらでも精製して用意できるエリーゼたちならそこら辺の土砂と大してかわらない価値しかないという罠だったりします。正に悪魔もびっくりな取引です(笑)