3.完全体セル(人造人間編)
カンピオーネ世界から引き上げた私は、ドラゴンボールの世界に来ていた。この世界は全王を頂点に12の宇宙から成り立っており、物語の主な舞台となるのは第7宇宙の地球である。
そこで、その地球にて人造人間セルを作り上げることにした。このセルは原作ではドクター・ゲロが格闘の達人たちの細胞を用いてバイオテクノロジーで作り上げた代物である。
監察軍では以前ドクター・ゲロの研究所を調査して人造人間などの技術を回収している。勿論、セルに関する技術も回収済みであるが、実際に作られることなく廃棄されていた。とはいえ、技術は回収済みなので作ろうと思えば作ることは可能であった。
何故わざわざセルを作るのかというと、それはある程度の力を持つ戦士を用意しておいた方がいいと判断したからである。
実はトリッパー仲間でも最強を誇るミズナがまともに戦える敵やライバルがいなくなり修行の効率がかなり悪くなったことから、千年以上前に時間凍結によって眠りについていたのだ。
ミズナとしても超サイヤ人ゴッド超サイヤ人4という超サイヤ人ブルーすら遥かに凌駕する強大な力を手に入れてしまった為に、修行のモチベーションを保つことができなくなったのだろう。そこで新たなライバルもしくは強敵の出現を待つべく時間凍結に入ったが、ベヅァーに対抗できうるミズナが行動不能なのは監察軍としても地味に痛手だった。
幸い私とアイシャがベヅァーに対抗できるだけの力を手に入れていたから第二次ベヅァー戦争でもミズナを起こす必要はなかったが、いつまでも放置するわけにもいかない。
いい加減、ミズナの相手を用意してやったほうがいいし、それ以外にもベヅァーとの戦いで足止め役になる戦士を用意する目的もあった。
勿論、セルでは例え完全体でもベヅァーどころか魔人ブウにすら太刀打ちできないのは分かっているが、それはオリジナルをそのまま作らず改良すればいい。つまりもっと強力な完全体を作り上げ、それを更に強化して究極体にすればいい。
しかし、完全体の次に究極体となるとまるでデジモンである。タマゴ状態で未成熟の時は幼年期、タマゴからふ化したら成長期、第一段階になったら成熟期、という感じで当てはめればデジモンみたいと言えるかもしれないが、その辺りはどうでもいいでしょう。
監察軍ではセルのデータがあるので材料には事欠かない。フリーザたちフロスト一族、ナメック星人、サイヤ人などの細胞は手に入るので、コンピュータにセルを作らせればいいだけだ。
とはいえ、オリジナルのセルをそのまま生産しても意味はない。セルを強化すべくセルに組み込むサイヤ人の細胞をブロリーのものに変更しておいた。
ブロリーは無限に戦闘力が増大するのではないかと思えるほどの化け物じみたサイヤ人で、そのスペックは孫悟空やベジータの比ではない。試算によるとブロリーの特異な細胞であればセルが大きく強化できる。
更にセルの餌となる17号と18号もより上質な糧となるように改良しておいたので、これなら完全体セルのスペックは魔人ブウすら凌駕するだろう。
勿論、そのまま作らせるなら時間がかかり過ぎるからダイオラマ魔法球の中で作らせればいいでしょう。それなら時間加速で完成までの時間を大幅に短縮できる。
そんなわけでコンピュータにセル、17号、18号を二体ずつ作らせた。何故二体づつ作るのかというと私の構想上完全体セルがどうしても二体必要だからだ。
私は完成した二体のセルにそれぞれ17号と18号を吸収させた。この17号と18号はオリジナルではなく監察軍のデータからつくりあげたコピーであるが、改良によって大幅なバージョンアップがなされている。といっても最初から糧として用意されているからあっさりとセルに吸収された。
私はこうして誕生した二体の完全体セルにそれぞれセルワンとセルツーという名前を便宜上つけることにした。そう長く使う予定ではないが、流石に全く同じ名前の者がいると紛らわしいからね。
解説
■ミズナ
『超戦士伝説』に登場するサイヤ人のトリッパー。超サイヤ人ゴッド超サイヤ人4という超サイヤ人ブルーすら遥かに凌駕するとんでもない強い存在になれる。
■時間凍結
天地無用の世界から回収した技術。対象の時間を止めることで半永久的にそのままの状態で保存できる。ぶっちゃけると冷凍睡眠の上位互換。