続・二人の魔女   作:ADONIS+

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※35は『転生したらスライムだった件』の世界が舞台になっています。


■転生したらスライムだった件
35.フルポーション(魔物の国編)


『東方Project』から引き上げた私たちは『転生したらスライムだった件』の世界に来ていた。

 

 この世界に来た目的はフルポーションを得ることである。この世界のフルポーションは肉体の欠損すら回復するトンデモな魔法薬だ。勿論、私たちなら肉体の欠損など治療用ナノマシンを用いたり、メディカルマシーンを用いれば可能であるが、科学技術を用いずに使用するだけで即座に回復可能なアイテムは仙豆ぐらいなものなのだ。

 

 この世界では原作初期ではリムルだけが精製できて、後にリムル以外にもそこそこ量産できるようになるが、やたら高い高級品であった。ついでに言うとフルポーションを解析するためにも直接肉眼で見る必要がある。

 

 そこで原作初期のリムルがゴブリンに接触するのに合わせてリムルに会うことにした。人間である私たちがリムルと友好的に接する為にも魔物の国が建国される前に接触して建国を手伝えばいいのだ。幸い長い年月をかけて知識を収集しているだけあって建築や農業など各種技術に関しても精通しているし、教えることもできる。

 

 その甲斐あってフルポーションは解析に成功して再現も可能になったが、いくらなんでも私とアイシャ二人だけでは手が回らないから原作通りドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」にいって技術者をスカウトすることにした。

 

 最も原作のように往復に何日もかけたくないのでアイテムボックスから航空機(垂直離着陸機)を取り出して使うことにした。この航空機はオスプレイの系譜から進歩している機体だが、常温核融合を搭載している為、燃料不要で使用可能だ。

 

 当然ながらこんなものを取り出して使用したことからリムルたちにこの世界の人間ではないことがバレてしまったが、そこは地球とは異なる異世界から来た人間というシナリオで押し通した。

 

 そうして到着したドアルゴンでは原作よりも早く着いたが、概ね原作通りにドワーフたちを勧誘できた為、一同航空機で帰還したのだった。

 

 その後は、原作通りリムルがなろう作品らしく内政チートに励んで魔物の国を作り上げる一方で、どんどん強くなって原作が終わることになった。

 

 ただ私たちが強くなり過ぎたせいで普段魔力を抑えているにもかかわらずミリムに強大な力があることを見破られて戦いを挑まれる羽目になったのは計算外だった。

 

 その結果はどうなったかというと引き分けに終わった言っておきましょう。正直勝つことはできたが、そんなことをすればあまりにも悪目立ちしてしまうから引き分けにもつれ込むしかなかったのだ。

 

 ちなみに原作では魔物のスキルなどが重視されていたが、さすがに人間である私たちがスキルを得るのは容易ではない上、わざわざ手間をかけてまで得る価値はないのでスキルに関しては放置している。

 

 

 

 そんな魔物の国であるが、最近ではヴェルドラたちが地球とも違う異世界に転移するうことに成功したらしい。といっても別の原作の世界に行ったわけではない。

 

 この『転生したらスライムだった件』の世界は『魔法少女リリカルなのは』や『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』のように一つの世界が数多の世界を内包している世界だ。その手の世界はその範囲内の世界には比較的容易に行き来できるのだ。

 

 その手の技術が発達すると異世界間の交流が盛んにおこなわれるようになるのだが、その反面『魔法少女リリカルなのは』のように複数の世界をまたにかけた犯罪者などが現れて治安維持に問題が発生するようになる。

 

 更に世界間の対立や紛争も当然起こるようになるから外交がややこしくなるなどいい事ばかりではないが、そんなことは私たちの知った事ではない。

 

 なにはともあれこの世界で得るものはなくなったので、私たちはこの世界から引き上げることにした。




解説

■治療用ナノマシン
『BLACK CAT』のゴッド・ブレスを初めとして監察軍では医療用ナノマシンが存在している。

■メディカルマシーン
『ドラゴンボール』でフリーザ軍が使用していた医療機械。特に監察軍で使用されているのは『ドラゴンボール超』の肉体の欠損すらも再生可能にしたメディカルマシーンを更に改良発展させたものである。

■仙豆
『ドラゴンボール』で登場する回復アイテム。食べるだけでどんな怪我でも即座に直し体力も全回復する。
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