続・二人の魔女   作:ADONIS+

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※38は『ゴブリンスレイヤー』の世界が舞台になっています。


■ゴブリンスレイヤー
38.冒険者(四方世界編)


 ゴブリンというのはファンタジーにおいてザコ扱いで、それはこの四方世界でも変わらないが、『ゴブリンスレイヤー』ほどゴブリンの厄介さを描いた作品はそうはないだろう。

 

 しかし、そんなゴブリンたちは現在異形の三体の人型たちによって駆り立てられていた。それは全身を緑に塗装されて鉄でできた人形なようなもので、それが持っている筒状の何かが音を出すたびにゴブリンがバタバタと倒れていく。更にその奥に隠れていたゴブリンの子供も仕留めてしまう。

 

 実のところゴブリンを掃討したのは、私たちがこの間制作した人間サイズのリーオーで、実戦テストとしてこの世界のゴブリンを狩らせたのだ。

 

 私たちはこの『ゴブリンスレイヤー』の世界に来てこの世界の呪文や奇跡は、力のある文言によって世界の法則を改変したり、精霊に呼びかけて超常現象を引き起こしたり、神々や祖先に嘆願して奇跡を起こしてもらうなど様々な形式が存在する。

 

 最も精神力や体力、触媒などを消耗するため、多くても一日に数回しか行使できないやたら使い勝手の悪い代物である。その為、基礎研究に留めており、魔法技術の習得は早々に打ち切ることにした。そういった意味ではハズレの世界であるが、前回制作したMSの実戦テストとしてはそれなりに使い勝手は良い世界だった。

 

 この世界には冒険者という制度があり、それに登録すれば魔物の討伐依頼を受けることができるのだ。そこで私たちはゴブリンスレイヤーと同じように冒険者になるとゴブリン討伐を率先して受けることにした。

 

 このゴブリン討伐依頼は依頼料が安く労力とリスクに合わないことからベテラン冒険者ほど避けるためにかなり残っていたので、依頼を受けることは簡単にできた。

 

 ゴブリンは雑魚扱いだけにまともに戦うなら大した武装はいらない。レーザーライフルどころか自動小銃ですら過剰火力なので、MSにはサブマシンガンを装備させてゴブリン掃討をさせた。というか、洞窟内に潜むゴブリンの集団を掃討するなら小回りが利いて弾丸を大量にばら撒けるサブマシンガンの方が使い勝手がいい。

 

 洞窟や迷宮を住みかとしているゴブリンにはリーオーを使い、放棄された砦などを住みかとしているならリーオーだけでなくエアリーズも使って空と陸からゴブリンを掃討した。 

 

 ゴブリンたちも無抵抗ではないが、如何せんMS相手では無力に過ぎた。そもそもゴブリンは人間の子供程度の身体能力しかなく、毒を塗り込んだ短剣や弓矢、もしくは投石ぐらいだ。ゴブリンシャーマンのような魔法が使える個体にしてもショボい魔法しか使えない。それでは生身の人間ならともかくチタニュウム合金の装甲で守られたMSに通用しない。毒に至っては機械なので論外である。

 

 更にMSは各種センサーにより洞窟内でもゴブリンの位置を正確に把握できて、機械ゆえの正確無比さでサブマシンガンを打ち込んでいくのだ。また人間と違って命令されたことを忠実に実行するために命乞いなど通用しない。つまり、いろんな意味でゴブリンにとってはMSは最悪の相手だった。

 

 そんな機械でできた人形のようなものを大量投入する戦いぶりから、私たちは他の冒険者から人形使いとして恐れられるようになった。また、神々もサイコロを振らせないどころか機械を使って一方的な蹂躙をする異邦人の冒険者を苦々しく感じたのであった。

 

 当然ながら私たちは今更ゴブリンのような雑魚の相手をしたくないので戦いはMSにやらせている。というか、ゴブリンに凌辱された娘たちの救出まで自分でやるのはあまり気分がいいものではないからだ。

 

 勿論、長年生きてきただけに今更そんなことでうろたえる程やわではないが、好ましくないことは確かだしね。まあ、そんな悪質なゴブリンたちだからこそ容赦なくMSで駆逐できるわけだが。

 

 そんなこんなでMSの実戦テストを終えて、私たちはこの世界から引き上げることにしたが、次はどこにするか悩みどころだった。今のところ新たに行きたい世界がないから、以前行ったことのある世界にまた行くのもいいと考えて二つの世界を思いうかべた。

 

Aルート Fateシリーズの世界

 

Bルート ランスシリーズの世界

 

 どちらも悪くないので後で決めるとしよう。




あとがき

 次はAルートのFateシリーズの世界に行く予定です。またBルートのランスシリーズの世界はお蔵入り作品集で掲載します。
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