究極体セルを完成させた私は監察軍本部で時間凍結に入っていたミズナを起こしてセルを紹介した。
最初はミズナもセルが自分に対抗できるか不信に思っていたが、セルが究極体としての力を知るや積極的にセルと訓練を行うようになった。やはりミズナは自分に対抗できる存在を求めていたのだろう。
ミズナはトリッパーとはいえその身に流れる戦闘民族サイヤ人の血はセルという強力なライバルの出現の喜んでいるはずだ。
セルにとっても強化し過ぎた関係でミズナとライバル関係になるのは大いにプラスになるでしょう。何物にも太刀打ちできない最強というのもいいかもしれませんが、戦士にとって自分とまともに戦える存在がいないというのはつまらないものです。
ちなみに私やアイシャの場合は強敵やライバルを求めたりはしません。そもそも私たちは戦士ではなく魔女にして研究者ですからそういう好みはないんです。
こうなるとこの世界で得る技術はこれといってありません。そもそもこのドラゴンボールの世界の技術はすでに監察軍があらかた回収済みであり今更技術回収の必要がないからです。
そうなると、現地の魔法術式でも学習するすればいいと思うでしょうが、この世界は剣と魔法の世界ではなく、格闘漫画の世界なので魔法に関わる存在は非常に少なかったりする。唯一、バビディという魔導師が出ていますが、あいつは非常に性格が悪いから関わらない方がいいでしょう。
勿論、ドラゴンボールの世界は多種多様な宇宙人たちが存在しており、中にもまともな宇宙人の魔導師もいるかもしれませんが、一々そんな者を探すのは面倒ですし、地球人ならともなく宇宙人とのコミュニケーションにはかなりの不安があるので、これは避けたい。
何か価値のあるものはないかと考えていた私は、この世界に存在する超ドラゴンボールの存在を思い出した。普通のドラゴンボールはブリタニア帝国に保護されたナメック星人のものを解析済みですが、そのオリジナルである龍神ザラマによって作り出された超ドラゴンボールは未だに見たことがなく、当然ながら解析などしたことがありません。
超ドラゴンボールならば他の神龍と異なり、叶えられる願いに際限がないという特注は、ある意味究極の願望器と言えます。私たちにとってそれは非常に興味がそそられるもので、手間をかけて第6宇宙と第7宇宙からわざわざ探し出す価値は十分にあった。
とはいえ、非常に広い第6宇宙と第7宇宙全部を一々地道に探すなどやってられないから、ドラゴンボール超のブルマのように両宇宙の中心で特性のドラゴンレーダーを使って集めた。ただ超ドラゴンボールの惑星にも匹敵する大きさから普通の方法では回収できないので、わざわざ亜空間収納で格納する羽目になってしまうのだか。
しかし、超ドラゴンボールは本当に集めるのが大変ですね。私は監察軍の技術を用いて力技で解決していますが、普通なら無理ですね。まあ、だからこそ破壊神シャンパでも超ドラゴンボールの回収にかなり手間どったわけなんでしょうが。
こうして七つの超ドラゴンボールを一か所に集めて解析してみたが、やはりオリジナルだけあってナメック星人のドラゴンボールとはレベルが違っていた。というか大きすぎて解析だけでも一苦労だったのは言うまでもないだろう。
それでも解析に成功して願いを叶える願望器を作り出すノウハウを得たのは大きな収穫でした。まあ、この超ドラゴンボールは惑星クラスの玉を七つも用意しなくてはいけない上、神の言語で願いを言わないといけないから使い勝手は非常に悪いので、超ドラゴンボールをそのまま複製するつもりはありません。
どうせ作るならもっと使い勝手の良い願望器を作ればいい。というか道具というのは使う者の事も考えて使いやすさも追及しないと駄目でしょう。さて、もうこの世界にいる用もないので立ち去るとしますか。
ちなみに私は超ドラゴンボールを第7宇宙のある宇宙空間に集めましたが、願いを叶えることはしていません。大した能力もない者なら叶えられない願いがあるでしょうが、私程の存在になると大抵の事は自力で何とかなるから神龍に叶えてほしい願いなどなく使う必要がありません。その為、超ドラゴンボールは集めて解析が終わったらその場に放置しておきました。
もしかしたらそのうち破壊神シャンパと付き人のヴァドスがこの超ドラゴンボールを回収しに来るかもしれませんが、それはどうでもいいことです。
あとがき
超ドラゴンボールはあの世界では特殊な存在なのでエリーゼたちであっても興味深い物だろうと思い、あの二人に解析させてみました。とはいえ、二人にとってはもっと手軽に過程を無視して結果を引き出すことができる使い勝手の良い願望器の方が有効だろうと思いますが(笑)