あれから数週間ほどがたった、病院は診察や検査で何も問題なかった為一週間ほどで俺も母親も退院することができた。
病院に居た間たくさんの人がお祝いに来てくれてた、どうやら母親の人望は厚いらしい。
しかしお祝いに来てくれたほとんどの人が女性だった。
そう言えばこの病院でほとんど男性を見たことがないのだ。
さらに父親らしき人物を見たことがなかった、その時は出張にでも行っていてたまたま帰って来れないだけだと勝手に納得していた。
男性をほとんど見たことがないのも偶然だと思い、それほど気に止めなかった。問題はないと思っていた。
そう、何も問題はない、そう思っていた、母親は見た目どうり優しく、家も大きく、生活も安定している。何も問題ないと思っていた。
この家で暮らし始めてから5日がたったちょうどその時だった二つの大きすぎる問題が発覚してしまったのは。
母親はあまりテレビを見ない、見るのは精々天気予報の番組を時々見るときぐらいである。必然的に俺がテレビを見る機会もなくなる。しかしその日は違った、母親にしては珍しく、テレビをつけっぱなしにしながら、いつもよりご機嫌そうに鼻歌を歌いながら部屋の掃除をして料理をしていた。
そのおかげでテレビを見ることができていた、しかし今は休日の昼時だやっているものはニュースぐらいだ、しかしそのなんでもないニュースが俺に今世紀最大の衝撃を与えることになる。
「今日、十一時ごろ三十代の男性に猥褻な行為いたとして………」
「男性用車両をさらに増やすべきだという声が………」
………………………………………………は?なんだこのニュースは偶然か?いや、でも男性用車両ってそれにまるで普段からそういうことがあるかのような言い方だ。
その後も流れ続ける女性から男性に対するセクハラや痴漢(ここでは痴女と言うらしい)に関するニュース。
さらに衝撃のニュースに俺は認めざるおえなくなった、なんとこの世界の男女比は1:9らしい俺は目の前が真っ暗になったように感じた。
そんな俺にさらに追い打ちをかけるように天気予報のニュースへと変わり。
「見滝原市の天気予報は…………………」
……………………………………………………………………………………は?MI☆TA☆KI☆HA☆RA☆SHI?イヤイヤイヤイヤたまたまこっちの世界に見滝原っていう市があるってだけで______
─────ピンポーーーン
家のチャイムの音だ、母親がスリッパでパタパタと玄関へ駆けていくのがわかる。なるほど朝からいつもより機嫌が良かったわのはお客さんが来るからか。
「は~い今でるわ〜〜」
母親のよく透き通る声がここまで聞こえてくる、そう言いながら玄関へと向かい内側にあるかぎを開けガチャリと扉を開けた
「いらっしゃい絢子、知久さん、まどかちゃん」
「こんにちは、おじゃまします」
「おっじゃましま〜す♪ほら、まどかも」
「キャ♪ キャ♪」
礼儀正しく落ち着いた挨拶をする男性の声。まるで慣れ親しんだ自分の家のような雰囲気を出しながら挨拶をする女性の声。その女性の言葉に応えるように、ご機嫌そうに声を出すまどかと呼ばれた赤ちゃん。
そして男性と女性どちらの声にも聞き覚えがあった。
神は死んだ
今わかった、ここは魔法少女まどか☆マギカの世界だ。
説明しよう!魔法少女まどか☆マギカとは!?
・主人公が少女でピンク髪(ここ重要)
・魔法少女もの
・タイトルに☆が付いている
という、どれか一つでも当てはまっていればグーンと危険度が跳ね上がるものすべてにドストライクな作品なのだ!!!
そして見滝原市とはまどマギの舞台となる場所であり、魔女と呼ばれ人を襲う化物がそこら中に存在する魔境なのだ!!
いや待て、早まるな、まどマギの世界だと決めつけるのまだはやい!たまたま見滝原市という場所があり、たまたま名前が同じ夫婦がいて、たまたま声が似ていて、たまたまその娘がまどかという名前というだけの可能性もあるんだ。まだ焦るときじゃない。
「お!今回はちゃんと起きてるな!」
「この前来たときは寝ていたからね」
どうやら色々考えているうちに家に上がりリビングまで来ていたようだ。ベビーベッドで寝転がっている俺を覗き込みながらそう言った。
はい、完全に鹿目さんご夫婦ですね。ありがとうございます。
まどかと主人公は同い年です。