ー明久サイドー
明久「(くそ!こんな度数の高い飲み物しかないテーブルなんて嫌だ!)」
伊織「(どうやって逃げ出してやろう?)」
隣に居る男性(元変態)も同じことを考えている顔をしている
明久「ねーキミ 一緒に逃げない?」
僕は小声で逃亡案を出してみた
伊織「いいな 流石に1人で逃げるのは難しいから協力者が欲しいと思ってたんだ」
どうやらこの男性も同じことを考えていたようだ
伊織「自己紹介がまだだったな 俺は北原伊織だ よろしく それで逃げるのはいいが何かいい案でもあるのか?」
明久「僕は吉井明久 こちらこそよろしく まずは状況を整理しよう」
簡単に名前だけの自己紹介をする
伊織「そうだな 今いる敵は5人」
明久「雄二と先輩達4人だね」
伊織「なんだ?雄二のこと知っているのか?」
明久「高校が同じだったんだ 秀吉とムッツリーニも同じ学校だよ」
伊織「そうなのか なら協力してもらうことは出来ないか?」
明久「うーん ちょっときついかな」
雄二の事だ 多分策を練っているだろう
秀吉とムッツリーニは雄二と一緒にいるため説得が出来ない
伊織「なら俺らで逃げるしかないか」
明久「そうだね タイミング良く逃げたら何とかなるかもしれないからね」
伊織「なら 乾杯のタイミングとかどうだ?」
確かに乾杯の時ならみんな話してる人の方向いているしいいかもしれない
明久「いいね そのタイミングで逃げよう」
時田「えー今日は集まってくれてありがとう」
どうやら乾杯の音頭は角刈りの先輩が取るようだ
時田「しっかり楽しんでいってくれ では乾杯!」
「「「「「「乾杯!!!!」」」」」」
明久・伊織「「((今だ!))」」
完璧なタイミングで走り出そうとした瞬間
ガシッ
ガシッ
僕の肩に雄二の手が、北原君の肩に金髪の人の手によって捕まってしまった
明久・伊織「「なんだと!?」」
雄二「俺がお前の考えを読めないと思うか?」
流石は元神童、僕の考えを読めるなんて!
雄二「まータイミングなんて誰でも読めるがな」
しかし甘いな 今の僕には仲間が居るんだ!
明久「きt」
名前を呼ぼうとした瞬間
伊織「吉井!この場は任せた!」ドン
そう言って北原は先輩の手を振りほどいて僕を押して逃げ出していた
伊織「悪いな 吉井!」
明久「貴様ああああああああぁぁぁ!」
あの野郎裏切りやがったな!
周りには雄二と金髪の先輩を含めた4人に囲まれた
雄二「まー明久 そう逃げるなよ」
雄二の笑顔がめちゃくちゃ怖かった
明久「北原の方追いかけなくていいの!?」
雄二「バカか明久?俺が何も策を考えていないわけないだろ?」
そう言って直ぐに
伊織「ぐあああああああああああ」
明久「え?」
振り返るとムッツリーニと秀吉が2人で北原を抱えて帰ってきた
ムッツリーニの手にはスタンガンが握られていた
雄二「明久用が役に立ったな」
明久「あれ僕用だったんだ」
TITAN-GB8って書いてある
確か国内最強のスタンガンじゃなかったっけ?
雄二「さー落ち着いたことだし飲み物でも飲もうか」
僕らの逃走劇から少しして北原が起きたので飲み会が開催してしまった
明久「ならウーロン茶を貰おうかな」
ウーロン茶なら多少お酒が入ってもウーロンハイ位で済むだろう
伊織「あっ なら俺にも同じのを」
どうやら北原も同じ考えのようでウーロン茶を頼んだ
雄二「先輩方ウーロン茶2つお願いします」
先輩D「よし わかった」トクトクトク
ウオッカ・・・9
ウイスキー・・・1
先輩D「ほい ウーロン茶」
明久・伊織「「これは俺の知っているウーロン茶じゃない!」」ドン
雄二「何言ってんだお前ら?ウーロン茶と同じ色をしているだろ?」
明久「見た目が同じでも中身が全然違うじゃないか!」
先輩C「そうだぞ新人 しかも色だけじゃなくて火までつけられるんだぞ?」
伊織「火がつく時点でそれはもう大部分がアルコールだ!」
そんなやり取りをしていると角刈り先輩と金髪先輩がこっちやってきた
時田「おいおい お前らあんまり新人を苛めるなよ」
寿「ほら二人とも水だ」
明久・伊織「「ありがとうございます」」
僕は貰った水を飲む
明久「ブハッ!」
なんなんだこれは!?
僕が吹き出したのを見た伊織は貰った水?に火を近づけた
シュボッ
ボウッ
着火してしまった
伊織「・・・どうしてこの水 火がつくんですかね」
時田「可燃性なんだろ」
寿「色はきちんと水なんだ 気にするな」
伊織「貴方がたは飲み物を色でしか識別出来ないんですか!?」
明久「(一体どんな生活をしたら飲み物を色で識別するようになるんだ?)」
先輩達の異様さを実感しながら周りを見渡すと
CテーブルとBテーブルでは合コンのような所から女子会のような華のある飲み会が開かれていた
その風景を神速の如きスピードで撮影するムッツリーニ
そして自分の居るAテーブルを見直すと
時田「"杯を乾す"と書いて!」
寿「"乾杯"と読む!」
先輩一同「「「「「せーのーかんぱーい!!」」」」」
飲み会が始まって1時間ほどしてから
僕はその雰囲気が遠ざかるように茂みの方へと逃げた
すると近くで北原と古手川さんが話していた
伊織「なー千紗 さっき俺をシバいた奴知らないか?」
千紗「知らない」
そんな会話が聞こえてきた
後ろからシバいたやつを探してるみたいだ
明久「(よかった 顔は見られてないみたいだな)」
安心した僕は2人に近づき
明久「2人ともここで何してるの?」
伊織「あー俺はあの人らと距離を起きたくてな 吉井もだろ?」
明久「僕もそんな所かな 所で何か大切な話でもしてたの?」
伊織「いやーガイダンス終わって千紗と歩いていたらシバかれたんだよ そいつすぐ走って逃げていったからどんな奴か分からなくて 吉井何か知らないか?」
明久「さー知らないなー」
ここはシラを切っておいた方が良さそうかな
明久「それにしてもいきなり後ろからシバくなんて最低だね」
伊織「ホントそうだよな」
明久・伊織「「ハハハハハ」」
ガシッ
いきなり伊織が僕の手首を握ってきた
明久「どうしたの?」
伊織「いやー 俺の勘違いだったら悪いんだけど俺いきなり後ろからシバかれたなんて言ったっけ?」
明久「言ってたよー」
僕は笑いながら嘘をつく
冷や汗で背中はびっしょりだ
伊織「俺言ってないよな?」
やばい 多分これ僕って気づいてる
手を振りほどこうにもこいつめっちゃ握力強い
こうなったら
明久「チェストー!」
狙うは急所の喉!
右手が封じられていたので左腕で喉を狙うが
伊織「な!」
北原は咄嗟に体を右側に倒し避けたが僕の右手も離してしまった
伊織「しまった!」
走って逃げるのもいいが北原はかなり足が速いため逃げ切れるかは五分五分だ
そんな時
雄二「お前ら何してんだ?」
酒瓶を両手に持ち雄二がこちらに歩いてきた
明久「助けて雄二!いきなり北原が襲ってくるんだ!」
伊織「何言ってやがる!元はと言えばお前が殴ってきたのが原因だろうが!」
雄二「まーまー落ち着け2人とも こういう時は勝負で決めたらいいんじゃないか?」
伊織「ほう」
明久「勝負?」
雄二「丁度今酒があるから早飲みでいいんじゃないか?」
そう言って雄二は酒瓶を見せてきた
明久「それはいいね」
伊織「やってやろうじゃねーか」
そう言って雄二から酒瓶を貰い構えた
雄二「準備出来たか?じゃーよーいドン」
明久・伊織「「ゴクゴクゴク」」
明久「(これやばい!思ったより量が多い!)」
伊織「(このくらいなら昨日散々飲み散らかしたわ!)」
10秒後
伊織「ぷはー!」
雄二「伊織の勝ちだな」
明久「ちょっと待ってよ!誰も一本勝負なんて言ってないよ?」
伊織「往生際の悪いヤツめ」
雄二「まー明久は今日が初めてだ 昨日飲んでた伊織よりも条件が悪かったのは確かだな」
そう言って雄二は少し考える
雄二「じゃー3本先取ならどうだ?」
明久「(勝つには少なくとも3回飲まなくちゃいけないのか)」
僕が考えていると
伊織「俺はいいぜ まー吉井がやめて欲しいって言うなら辞めてやるがな」
明久「何を言っているんだい やるに決まっているじゃないか!」
雄二「ちょっと待っとけよ 酒を持ってきてやるよ」
そう言って雄二は酒瓶を取りに行ってしまった
明久「(缶ビールとジョッキでも良かったんじゃ?)」
明久「しゃー!これで2勝目!」
あの後3回飲み2勝2敗まで繋げることが出来た
伊織「くそ こいつ段々早くなってきてやがる」
追いついたはいいが正直もう飲めない
多分これは北原も同じだろう
雄二「じゃー5本目いくか」
明久「ちょっと待ってよ 雄二 流石にお腹が」
伊織「なんだ吉井?ギブアップか?」
明久「なんだと!?やってやろうじゃねーか!」
僕が北原の挑発に乗った直後
寿「なんだお前ら?こんな所で飲んでたのか?」
集団の中から先輩がこちらに歩いてきた
雄二「実は」
雄二が先輩に事情を説明をしている
寿「なんだそんな事か それでビール瓶を何本も持って行ってたんだな」
雄二「そういうことです」
寿「しかし 喧嘩は良くないな せっかく勝負しているんだ これで勝負したらいいじゃないか」
そう言って先輩は持っていた酒瓶を渡してきた
テキーラ・・・40度
明久「馬鹿じゃないですか!?」
伊織「なんですかこれは!」
雄二「まーとりあえずこれで決着を付けたらいいんじゃないか?」
明久「ぐっ やってやる」
伊織「やってやろうじゃねーか」
雄二「なら早く準備をしろよ」
ゆっくり時間をかけながら準備をする
雄二「じゃースタートするぞ よーいドン」
僕達はテキーラを飲みだした
その目の前で金髪オタクの今村が変顔をしていた
明久・伊織「「ブハッ!」」
伊織「耕平何やってやがる!」
明久「そうだよ!せっかくの勝負が!」
耕平「いやなに 面白そうなことをしていたからな」
雄二「あーあ せっかくのテキーラが これじゃ飲み直しだな」
寿「テキーラが嫌なら俺のとっておきを持ってきてやる」
そう言いながら寿先輩が酒を取りに行った
明久「(流石にこれ以上テキーラはヤバい)」
伊織「(いくらなんでもこれ以上は飲めない)」
勝負を有耶無耶にする策を必死に考える
明久「(くそ!アルコールのせいで頭が回らない!)」
必死に考えようとするも
寿「酒あったぞ~」
そう言って先輩が戻ってきた
明久「(これは諦めるしかないのか)」
伊織「(腹を括るしか・・・)」
寿「ほれ」
そして先輩が渡してきたのはテキーラ
ではなくスピリタスだった
スピリタス・・・アルコール度数96%
明久・伊織「「((これはダメだ!))」」
瞬時に伊織にアイコンタクトを送る
伊織は頷いたので意思が通じたのだと思う
明久「いや~先輩!実は」
伊織「俺達もう仲直りしたんですよ!よし・・・明久!」
明久「めっちゃ仲良くなったんですよ!きたは・・・伊織!」
寿「なんだ 仲直り出来たのか?」
明久・伊織「「((危なかったー!))」」
何とかスピリタスを飲むのは避けられそうだ
寿「じゃー仲直りの印に乾杯だな!」
明久・伊織「「え!?」」
僕の今日の記憶はここで途切れてしまった
耕平「誰かを潰して逃げようと思ったがバカ2人のおかげで逃げられそうだな」
雄二「なんだお前?せっかく来たんだから飲んでいけよ」
耕平「うっ ま、まーしゃないか」ゴクゴクゴク
耕平「ウオッカァァああああ――!!」
雄二「良い飲みっぷりだったな」
耕平「貴様!騙したな!」
雄二「悪い悪い ほら これはウオッカじゃないぞ」
耕平「初対面でいきなりウオッカなんて飲ませるなよ」ゴク
雄二が耕平の手を固定し強引に中身を口に入れる
耕平「おま!何しやがる」グラ
雄二「すまんな 2人入会させたらテーブルを交代できてな」
雄二は悪びれもなくテーブルを移動して行った
ー講堂ー
ガヤガヤガヤガヤ
僕は何とか授業に出席が出来た
隣に伊織、耕平も座っている
3人ともパンツ一丁で
教員「では授業を始めるぞー」
《やはりスルーする教員》
本作に出して欲しいキャラ※やってみたかったのでやってみます
-
久保くん
-
玉野さん
-
根本くん
-
清水さん
-
鉄人又は高橋先生かババ長