バカとお酒とダイビング   作:群武

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2杯目

「あー疲れた」

雄二と別れて部屋に戻った僕は荷解きをしていた

「結構時間かかっちゃったな」

スマホで時間を確認すると18時を回っていた

そろそろ晩御飯の時間だが食材がないので来る前に買っておいた弁当で済ますことにした

晩御飯とお風呂を終えると19時を回っていた

「寝るには少し早いかな 少し散歩でも行こ」

そう思うとすぐに外靴に履き替えて外に出た

「思ったより寒い」

流石に4月の夜で海沿いだと肌寒い

「やっぱりランニングにしようかな」

お風呂に入ってしまっていたが後で入り直したらいいか

ランニングウエアに着替え直すと来る時通った道を少し走った

走っている時これからお世話になるグランブルーの前を通ったので挨拶だけでもして行こうかと思ったがドア越しにもバカ騒ぎが聞こえてきたので後日に回すことにした

走り出して少しするとショートカットの美少女とすれ違った

文月学園にはいなかったタイプの子だったので少し目を奪われてしまった

「(ダメダメ 僕には姫路さんがいるんだから)」

そう思い直すとまた走り出した

 

「疲れたー」

流石に1時間近くしっかり走るとかなり疲れる

元々は30分くらいで戻る予定だったのが道に迷って帰ってくるのが遅くなってしまった

部屋に戻ると早速シャワーを浴びてテレビを見ているといつの間にか23時になっていた

「そろそろ寝ようかな」

布団を用意して寝る準備を終えて寝付こうとして違和感を感じた

「なんでこんなに静かなんだろう?」

その静かな原因を探すとあることに気づいた

「雄二の部屋から何も音がしない?」

防音性の低いアパートなのに隣から物音ひとつしないのはおかしい

「もしかしてまだ寝てるのかな?」

そんなことを考えていると段々眠たくなってきたので考えることをやめ寝ることにした

 

 

ジリリリリリリリリリリ

目覚まし時計が大きな音で僕の眠りを遮った

7時を指している目覚まし時計を止めた

初日のガイダンスから遅刻する訳にはいかないので早めに設定していたのだ

時間に余裕がある上に学校まで徒歩15分程で着くためゆっくりと準備をすることにした

「(流石に高校の初日みたいにセーラー服を間違って着ていかないようにしないと)」

仕度が整い時計を見ると8時30分になっていたので家を出た

学校までの道のりに不安があるので隣の部屋に居るはずの雄二に連れて行って貰うことにした

ピンポーン

部屋のチャイムを鳴らすが反応がない

もしかしたら寝ている可能性があるので待って遅刻したくないので先に出ることにした

 

特に道に迷うことなく大学に着くことが出来たので予定通りのガイダンスが始まる15分前だ

ガヤガヤガヤ

「(どうしたんだろう?)」

講堂の前に人集りが出来ていた

近づいて見ようと思ったけど僕の直感が警報を鳴らしているためスルーすることにした

 

少し道に迷ってしまったが何とか講堂に入ることが出来た

とりあえず席の指定はなかったので後ろの方の席に座ることにした

すると直ぐに後ろから声をかけられた

「よう明久 迷わずこれたか」

「(この声は雄二かな?)」

ちょっとしんどそうな声だが多分雄二だろうと思い後ろを振り返った

「おはよう 雄二!?」

なんと後ろに立っていたのは筋肉質で180センチを越える雄二がパンツ一丁で立っていた

「なんで雄二は原始人に退化しているの!?」

「さっきまで寝ててな 急いできたんだ」

「流石の僕でも服を間違えることはあっても着るのを忘れたことは無いよ!?」

「大きな声を出すなバカ 頭に響く」

「今の雄二にバカとは言われたくないよ!あれ?まだ二日酔い続いてるの?」

「いや また二日酔いになっているだけだ」

そうしんどそうに雄二は言う

「(2日連続二日酔いって雄二は一体どんな生活を送っているんだろう?)」

そんな疑問を思いつくと新しく声をかけられた

「お主らは大学生になってもかわらんな」

「・・・少しは成長するべき」

「(あれ?この声は)」

その声の人物はよく見覚えのある2人だった

「秀吉とムッツリーニ!なんで2人共ここに居るの?もしかして秀吉に会いたい僕の願いがかなったの?」

「何をバカな事を言っておるのじゃ ワシらも伊豆大学生じゃ」

「そうだったの!?なんで教えてくれなかったの!?」

「その顔を見たいために黙っておったのじゃ」

秀吉はとてもいい笑顔でそう言った

うん やっぱり秀吉は可愛いね!

「・・・海の近くだと商売が儲かる」

「ムッツリーニは相変わらずだね」

「・・・商会をよろしく」

「よろしく!」

2人で熱い握手をしていると後ろからかなりの美形が歩いてきた

髪の長さは昨日ランニングの時に見た美少女と同じくらいでこちらは金髪だ

見た目はかなりのイケメンだがキャラクターの描かれたTシャツにどうしても気になる

そのイケメンは僕達の横を通り過ぎると真ん中の方の席に座った

隣の列に裸の男性が寝ていることに気づかずに

「なんでこの部屋に変態がいるんだ!」

「この部屋に姿鏡なんてあったか?」

「僕のことを言っているんじゃない!まず雄二は自分の姿がどうなっているか確認するべきだ!」

「明久よ 訳の分からないことを言ってるでない」

「僕がおかしいの!?もしかしてパンツ一丁が今の流行りなの!?若者の考えがわからない!」

「・・・明久うるさい」

「(なぜだ!僕がおかしいのか?それとも皆にはこいつらは服を着ているように見えるのか!?)」

周りを見てみるとみんな笑っている

「(これ絶対僕の感覚があっているはずだ!一体何が彼らを変えてしまったのだろう)」

雄二はともかく秀吉は僕と同じ常識人になってほしい

そんなことを考えているとガイダンスが終わった

今日はガイダンスだけなのでこれで終わりだ

「そういえば明久はサークルに入らないのか?」

「サークルかー何も考えてないかな」

「そうか」

雄二はそういうと何か考え出した

秀吉とムッツリーニは後ろで僕を憐れむような目線で見てくる

その目線に気がつけたら僕の大学人生は壊れなかっただろう




明久と伊織の出会いは次話する予定です

本作に出して欲しいキャラ※やってみたかったのでやってみます

  • 久保くん
  • 玉野さん
  • 根本くん
  • 清水さん
  • 鉄人又は高橋先生かババ長
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