ー明久サイドー
ムッツリーニの騒動が起きてから約3週間が経とうとしていた今日、僕は珍しく1人で帰宅していた
いつもはみんなも居るんだけど帰る時間が少しズレて1人だけになっていた
明久「久々にゆっくり帰れる」
いつも雄二や伊織と本気の追いかけ合いをしているため歩いて帰る機会は滅多にない
歩いて帰っていると見覚えのある後ろ姿が視界に入った
明久「ん?あの後ろ姿」
僕は前を歩いているスタイルがいいショートカットの女性に声をかけた
明久「古手川さんも今帰り?」
千紗「あっ吉井」
この女性は僕がお世話になっているグランブルーの店長の娘さんで伊織のいとこの古手川 千紗さんだ
明久「古手川さんは学校生活には慣れた?」
千紗「ボチボチかな、後苗字だとお父さんもお姉ちゃんもいるから下の名前でいいよ」
明久「そうしたいんだけど、あんまり女性を下の名前で呼びなれてないからちょっと恥ずかしいかも」
千紗「そっか、別に無理して呼ぶ必要はないもんね」
明久「また慣れてきたらそう呼ばしてもらおうかな」
今まで下の名前で読んだことがあるのは小学校の頃の姫路さんと美波、後は美波の妹で今年から中学生になった葉月ちゃんだけだ
ちなみに葉月ちゃんは小学六年生になってからかなりの告白をされているらしい
葉月ちゃんは可愛いし元気もあるから好きになる気持ちは分からなくもないけど
元クラスメイトが告白し出した時は本気で殺しにかかった
文化祭の時の発言は冗談じゃなかったのか!
千紗「吉井は学校には慣れた?」
明久「学校生活には慣れたんだけど勉強がね」
千紗「そっか、教えてあげれたらよかったんだけど」
明久「流石に違うコースだとキツイよね」
僕と雄二、秀吉、ムッツリーニは同じコースで、古手川さんと伊織、耕平が同じコースと言う感じに分かれている
いくつかは同じ授業は取ってるけどほとんど違うため勉強を教えて貰うことはあんまり出来ないんだよね
明久「そう言えば伊織の特訓は順調?」
千紗「それがあんまり芳しくないかな」
明久「・・・そっか」
伊織はあの日以来、時間のある日は1人でプールに行って水に慣れる練習をしているらしい
成長はしてないみたいだけど
千紗「まだ水の中で目が開けれないみたい」
明久「そっか、途中で諦めないか心配だね」
正直ここまで進歩がないと諦めてしまうのではないかと心配してしまう
千紗「それは大丈夫」
以外にも古手川さんは心配していないみたいだ
明久「その心は?」
千紗「水の中に興味があるから」
明久「? どういうこと?」
千紗「伊織は海の中を見て興味持ったから、その世界を見るまでは諦めないと思う」
明久「そんなに凄いの?」
千紗「控えめに言っても最高」
明久「古手川さんがそこまで言うなら本当なんだね」
千紗「ダイビングだと水族館よりも近くで魚とか見れるから迫力が凄いよ」
それから古手川さんは海の良さについて熱く語ってくれる
そんな古手川さんはいつものクールな表情と違いとても楽しそうに話していた
千紗「どうしたの?」
どうやら僕は楽しそうに話している古手川さんに見惚れていたみたいだ
明久「海の話になると古手川さんってイキイキするよね」
僕は思ったことを素直に伝える
千紗「変?」
明久「ううん、楽しそうに話してる方が可愛いなって」
千紗「・・・・・・・・・」
古手川さんは顔を赤くし俯いてしまった
明久「(僕何か悪いこと言っちゃったかな?)」
僕は何で黙ってしまったのか分からないまま帰ることになってしまった
古手川さんが黙ってしまい無言のまま帰っているとグランブルーに着いてしまった
ガチャ
明久「お邪魔します」
千紗「ただいま」
僕と古手川さんは店の中に入る
寿・時田「「おかえり」」
先輩2人が迎えてくれる
そこで僕と古手川さんは女子高生の制服を持ってブツブツ言っている伊織と耕平が目に入る
明久・千紗「「・・・・・・変態」」
伊織「違うぞ!?」
耕平「これはダイビングに使うと渡されて!」
こいつらは何を言っているんだ?
ダイビングに女子高生の制服を使うなんてありえないでしょ
千紗「ダイビング・・・・・・?」
ほらやっぱり!
古手川さんでも頭にハテナを浮かべているじゃないか!
千紗「ああ、そういう事」
なのに何故か納得してしまう古手川さん
明久「どういうこと!?」
伊織「それを俺達も今考えていたんだ」
明久「ちなみにどんな案が出たの?」
耕平「これだ」
そう言って耕平は女子高生の制服を着せた抱き枕を渡してきた
僕がプリントされた抱き枕を
明久「何やってんだこんちくしょー!」ブン
耕平「ゴフ!」
僕は渡された抱き枕を思いっきりフルスイングし耕平の顔をジャストミートする
フルスイングした勢いを殺さずに一回転しそのまま伊織を目掛けて投げる
伊織「やめろ明久!」ボフ
抱き枕は伊織の顔面を直撃し床に落ちる
明久「それで変態2人はその抱き枕で何をしようとしてたの?」
抱き枕なのでダメージが少なかった2人は直ぐに立ち上がる
耕平「あーそれはだな、サメ除けになるんじゃないかと思ってな」
明久「君達はバカかい!」
伊織「明久にバカ呼ばわりされるなんて心外だ!」
耕平「そーだそーだ!」
明久「僕がプリントされた抱き枕に制服を着させたくらいでサメが逃げるか!するなら雄二だろ!」
伊織・耕平「「!?」」
伊織と耕平はその考えはなかったと言いたげな表情になる
寿「突っ込むのはそっちじゃないだろ」
時田「少し俺らと思考回路が違うみたいだな」
何か失礼なことを言われているような気がするが無視をする
明久「だから早くカバーを雄二に変えるんだ!」
雄二「バカはお前だ明久」ゴス
するといつの間にか来ていた雄二に後ろから殴られる
明久「何をするのさ雄二!」
雄二「壊れた頭を叩いて直してやろうとしただけだろ」
明久「ドラム缶テレビじゃないんだから治るわけないよ!」
雄二「そうだったな、お前のバカは壊れてるんじゃなくて常にそれだもんな」
その瞬間僕は雄二に飛びかかろうとするが
寿「そろそろ説明してもいいか?」
寿先輩に止められる
伊織「他のメンツには声かけなくていいんですか?」
ここに居ないメンツとは秀吉とムッツリーニの事だろう
時田「あの2人は急用で休みだ」
寿「だから今日は4人に説明するぞ」
そう言って先輩達は何やら準備をしだした
寿「ダイビングで使う器材は大体こんな感じなんだが」
テーブルにいくつかの器材が置かれる
フィン&マスク&シュノーケル
スーツ
ウェイト
レギュレーター
BCD
ダイビングコンピューターetc…
もちろん制服はどこにも見当たらない
明久「制服ないじゃないですか!」
伊織「制服は必要ないじゃないですか!」
耕平「やっぱり嘘か!!」
寿「黙って聞け」
異議を申し立てる僕達を黙らせて説明を続ける
寿「これらを揃え空気の入ったタンクを借りてようやく始められるんだ」
時田「レンタルもあるから買う必要はないがな」
明久「・・・?」
伊織「はあ・・・」
耕平「それで?」
何が言いたいかわからない僕達3人
寿「つまり、ダイビングというのはな」
時田「割と金がかかるんだよ」
そんなにお金がかかるんだろうか?
伊織「ああ、それは少し予想してました」
耕平「見るからにそんな感じだもんな」
明久「全部レンタルしたらどのくらいかかるんですか?」
千紗「お店にもよるけどだいたいこのくらい」
そう言って古手川さんはグランブルーのメニュー表を見せてくれた
僕達は器材を1つも持っていないのでフルレンタルの欄を見る
フルレンタル+ビーチダイブ2本(ガイド料・タンク代込み)=11,000円
僕はその値段を見た瞬間携帯を取り出しあるサイトを閲覧する
明久「肝臓なら200万で売れるか」
千紗「バカなこと考えてない?」
隣に来ていた古手川さんに釘を刺される
明久「ぞ、臓器を売ろうなんてしてないよ?」
千紗「はぁ〜、普通バイトを探すところでしょ」
明久「そうか、その手があった!」
千紗「最初に出て欲しいわ」
古手川さんがため息を吐く
伊織「それにしても結構高い・・・」
耕平「社会人ならともかく俺達には」
確かに1回潜るのに1万円かかるとなると学生には結構きつい
時田「とまあ、ここまで話せばもうわかるだろう?」
時田先輩は何が言いたいのだろう?
伊織「へ?何が?」
どうやら伊織も分かってないみたいだ
時田「そいつの使い道だ」
明久・伊織・耕平「「「ふむ」」」
耕平「(まずは学生服を着て渋谷を歩く。そして芸能プロダクションのスカウトの目に止まる。歌手デビューを果たし大金を手にすると)」ムフフ
伊織「(まずは男の娘ヘルスに伊織ちゃん(大学生)B76/W61/H80AAカップで登録。そっちの趣味の人に指名してもらいホテルへ。そしてやる所までやってお金を貰う)」ズーン
明久「(制服が男女共にあるってことはレンタル彼氏・彼女の両方に登録したらいいんじゃないか!?そうすれば指名の確率は2倍!しかも給料も2倍でいい事尽くめじゃないか!いや、でも待てよ。もし客に須川くんや横溝くんに指名されたら僕の社会的信用がなくなってしまう。それに姉さんにバレたら両方で指名されて下手したらホテルまで連れ込まれてしまう!そんな事が周りにバレたら僕は女装趣味があっただけでなく同性愛な上にシスコンという取り返しのつかない事になってしまうじゃないか!)」ガクブル
雄二「(こいつら一体何考えやがんだ?耕平はニヤニヤしてるし、伊織は両手で顔を隠してる、明久は最初名案を思いついた様な顔をしたと思ったら次は地獄でも見たような顔になってやがる)」
千紗「なんだか凄い想像をしてるみたい」
時田「たくましい想像力だな」
寿「本当に面白い奴らだ」
先輩達はお金があるからそんな余裕なんだ!
僕らは必死にお金を稼ぐ方法を考えていると
時田「お前ら"伊豆春祭"って知ってるか?」
そんなことを言い出した
伊織「やっと2巻か」
明久「原作の2巻ってどんな内容なの?」
伊織「伊豆春祭と新キャラの登場がメインだな」
明久「まだキャラ増えるんだ」
群武「この作品の予定では新キャラ以外にもあのキャラ達も出てくる予定だぞ」
明久「どのキャラ?」
群武「それは出てからのお楽しみ」
本作に出して欲しいキャラ※やってみたかったのでやってみます
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久保くん
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玉野さん
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根本くん
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清水さん
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鉄人又は高橋先生かババ長