バカとお酒とダイビング   作:群武

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群武「お久しぶりです。皆様お忘れかもしれませんが『 バカとお酒とダイビング』の作者の群武です。2ヶ月半ぶりに投稿する事が出来ました。何とか就活も終わりやっと話をかけると思い夏休みを過ごしていたのですが、今度は卒論に追われています。少しは投稿頻度を上げれるように頑張りたいと思います。」


27杯目

ー明久サイドー

僕達は今伊豆春祭で出店する為にお好み焼きを作る練習をしていた

ジュージュー

梓「2人ともいい感じに出来てきたね」

明久「ありがとうございます」

伊織「そろそろ慣れて来ました」

僕と伊織は現在3枚目のお好み焼きを作っている

1枚目と2枚目は梓さんほどの出来ではなかったのでやり直しになってしまった

はたから見たらお好み焼きを作るのに集中しているかに見える僕達だが頭の中では全く別のことを考えていた

明久「(どうやって古手川さんにミスコンに出て貰えるかな?)」

相手が雄二や伊織なら騙したり実力行使で強引に参加させればいいんだけど古手川さんにそのような手段は出来ない

僕1人の思考ではいい案が出ないので2人にアイコンタクトを送る

明久⦅どうやって古手川さんに参加してもらう?⦆

するとすぐに2人から返事が来る

伊織⦅普通なら千紗は絶対にミスコン出場なんて承諾はしないだろう⦆

明久⦅やっぱり、そうだよね⦆

耕平⦅ならば、普通じゃない状態にしてやればいいだけの事⦆

一体耕平は何を言っているんだ?もしここで実力行使をするようなら流石に止めなくてはならない

明久⦅一体どんな方法を使うの?⦆

伊織・耕平⦅千紗を酔わせて判断力を奪いミスコン参加の言質を取る!!⦆

明久「なんてゲスなんだ!」

僕は思わず声に出して突っ込んでしまう

千紗「!?」

梓「いきなりどうしたの?」

しまった!つい2人のゲスすぎる発言に声を出してしまった!

明久「(何か言い訳を考えないと…)」

僕は言い訳に使えそうな材料を探す

明久「!!!」

これなら言い訳に使える!

僕は調理台の上に置いてあった食材を持ちながら

明久「いやー、立派なゲソだなーと思って」

そう言いながら僕は手に持ったタコを見せる

伊織「それはゲソじゃないだろ」

耕平「ゲソはイカの足だ」

僕の間違いに2人のツッコミが入る

千紗・梓「「・・・・・・・・・」」プルプル

僕達のやり取りに古手川さんと梓さんは声を殺しながら笑っている

明久「い、いや、これは違くて」

間違えた事の言い訳をしようとするものの何も思いつかない

それにしても2人とも笑いすぎじゃない?

梓さんなんか笑いすぎて涙が出てるよ

そんな2人を見ていると伊織の方からアイコンタクトが送られてくる

伊織⦅今から飲み物を持ってくるから2人の注意を逸らしてくれ⦆

確かに鉄板を使っているせいか結構暑い

注意を逸らす必要はない気がするが、もしかすると機嫌を取ってミスコンに出てもらう作戦なのかもしれない

明久⦅了解⦆

僕はそれだけをアイコンタクトで送る

梓「いやー、それにしても明久クンは聞いてた以上に面白い子だね」

すると笑いが収まったのか梓さんは目に浮かんでいた涙を拭いながら話しかけてきた

明久「一体梓さんは何を聞かされたんですか?」

僕は恐ろしくも聞くことにする

梓「明久クンは玲と坂本クンと伊織クンと男性が大好き」

明久「ちょっと待ってください」

思いもよらない事を聞かされたため少し情報を整理する

梓さんの話によると僕はお姉ちゃんが大好きで雄二と伊織と男性と大好きと

明久「その話、誰から聞きましたか?」

梓「玲と奈々華とブッキー達からだよ」

明久「そうですか」

奈々華さんからなぜこのような誤情報が出たのかはさておき、先輩たちは後で話し合いの場を設けなくてはダメな気がする。それに玲って

明久「梓さんは僕のお姉ちゃんの事知ってるんですか?」

梓「知ってるよー。奈々華の紹介で知り合ったんだ」

明久「そうだったんですか」

世間とは案外狭いものらしい。そんなことを考えていたがまずやらなくては行けないことがある

明久「ちょっといいですか?」

それは間違った情報の訂正である

梓「いやー、それにしても今年の新入生は色んな考え方の子がいて面白いね」

しかし、梓さんは楽しそうに話し出してしまった

明久「なんのことですか?」

梓「実は私も両刀(バイ)なんだ」

明久「えっ!?」

衝撃的な告白に思考が停止する

梓「今まで私しか居なかったから今度みんなで語り明かそうよ」

梓さんは楽しそうに言う

明久「え、あ、ちょ、」

僕は間違った情報を訂正しようと思ったが

伊織「梓さーん、飲み物用意しましたー!」

梓さんは少し離れたところから聞こえてきた伊織の声に反応する

梓「気が利くね〜♪」

そう言って梓さんは小走りで伊織の方に行ってしまった

明久「僕は女の子が好きなのに」

僕の声は誰にも聞こえることなく海の音にかき消されてしまった

 

梓さんが伊織達の方に向かってから少しした後、僕も合流する事にした

クーラーボックスが置いてある横で2つの人影が見える

そこには伊織の胸ぐらを掴む耕平がいた

明久「ちょっと!何やってるのさ2人とも!」

協力していたはずの2人の間に割って入る

一体僕がいない間に何があったのだろう?

伊織「いや、実はな」

それから伊織は僕がいない間に何があったのか説明をする

伊織の説明曰く、最初に耕平が作った特製ウーロン茶が何かの手違いで伊織が飲むことになったらしい。次に伊織が特製ウーロン茶を作っている所を古手川さんに見つかり仕方がなく耕平の所に持っていくことになったらしい

明久「それは事故だから仕方がないよね」

千紗「というか匂いや味でお酒だって気づかないの?」

いつの間にか近くに来ていた古手川さんからごもっともの意見を貰う

確かに最近はお酒を飲む機会が増えて昔ほど区別がつかなくなってきてるかもしれない

伊織「いや、全然」

耕平「むしろ最近は何を飲んでも酒の味と匂いがするくらいだ」

どうやら2人ともかなりお酒に適応してるらしい

千紗「・・・二人ともちゃんと生活を改めた方がいいと思う」

古手川さんは呆れながらいう

明久「そうだよ2人とも、取り敢えず水でも飲んで落ち着きなよ」

僕はそう言って近くにあるボトルをコップに注ぎ2人に渡す

伊織「おっ、サンキュー」

耕平「水はありがたい」

明久「いえいえ、古手川さんもいる?」

古手川さんも暑そうにしていたので尋ねてみる

千紗「・・・少なくともそれはいらない。だって」

古手川さんは冷たくいう

千紗「それウォッカだし」

その言葉の直後後ろで水(と同じ色をした液体)の入ったコップを地面に叩きつけていた

伊織「おい、明久。なに飲ませてくれてんだ!」

耕平「普通に飲んじまったじゃねーか!」

一体この2人は何を言っているんだ?

明久「何言ってるのさ2人とも!ちゃんと水と同じ色をしてるじゃないか!」

僕は言い返せない最もな正論をぶつける

千紗「・・・・・・吉井は色でしか飲み物を判別出来ないの?」

古手川さんの呆れた声は耳に入らない

伊織「見た目が同じでも中身が違うじゃねーか!」

耕平「なんでウォッカを渡すんだ!」

どうやら伊織と耕平の味覚はどうかしてしまって、水とお酒の区別もつかないらしい

このままだと僕が水とお酒を判別出来ない人間だと思われかねない。しっかりと水だという証拠を見せる必要がありそうだ

証拠を見せるために僕は手に持ったボトルを2人に見せる

明久「どっからどう見ても水じゃないか!」

手に持ったボトルにはVODKAと書いてある

伊織「ウォッカじゃねーか!」

耕平「バッチリ書いんじゃねーか!」

そんな!まさか!

僕は改めて自分の持っているボトルを見てみる

明久「あっ」

そこにはVODKA 37.5と書いてあった




雄二「それにしてもお前ら全く上手くいってねーな」
明久「いきなり戦線離脱した雄二に言われたくないね!」
雄二「今回俺がいたらすぐに説得出来てつまらなくなるからな」
明久「ちなみに雄二はなんて言って説得するつもりだったの?」
雄二「明久が『 ダイコン』を買ってくれるって」
明久「大根?それなら僕でも買えるね。でも古手川さんはそんなに大根が好きなの?」
雄二「あのダイビングオタクの事だから嫌いでは無いだろ」
明久「そうなんだ。それなら今度買っていってあげよかな」
雄二「そうしてやれ」
明久「そうするよ。あっそろそろ時間らしい」
雄二「もうそんな時間か」
明久「意外と早かったね。それじゃバイバーイ」

雄二「破産しやがれ」

本作に出して欲しいキャラ※やってみたかったのでやってみます

  • 久保くん
  • 玉野さん
  • 根本くん
  • 清水さん
  • 鉄人又は高橋先生かババ長
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