バカとお酒とダイビング   作:群武

31 / 37
お久しぶりです
東京に就職をしたのですがまさかのコロナで休業
リストラはないと信じていますが日々恐怖(無人島開拓と大乱闘)しています


30杯目

ー明久サイドー

寿・時田「っしゃお前らー!」

放送が終わった直後金髪マッチョの寿先輩と角刈りマッチョの時田先輩の声が木霊する

寿・時田「伊豆春祭じゃー!」

その雄叫びに対して残りのメンバーが応える

一同「イエーッ!!」

 

明久「って盛り上がったけど僕達は宣伝係なのね」

僕のテンションは先程の盛り上がりから一転してかなり低くなっていた。その原因は

雄二「そんなこと言うなアキちゃん。最初の売上は看板娘のお前と秀吉の頑張りにかかってるんだからな」

そう僕の今の格好はメイド服にハチマキというよく分からない組み合わせにデカデカと「Peek a Boo特性お好み焼き」と書かれたプラカードを持っているからである

雄二「今になってグチグチ言わずに財布達に媚びを売ってこい」

そう言って雄二は僕の背中を押し目の前にいる4人組の男子学生にぶつかってしまう

明久「何するのさ雄二!あっ、ごめんなさい」

僕は雄二に一言文句を言うよりも先にぶつかった相手に意識を向け少し声を高くして謝る

学生A「おっおう。君こそ大丈夫?」

と見るからに童貞と分かる風体の学生

学生B「大丈夫か?」

こちらは体格がいいという認識しか残りそうにないモブ

学生C「仕方がないさ。俺の後ろ姿に見蕩れちまったんさ」

とそこまでイケメンではないメガネを掛けた勘違い野郎

学生D「それにしても君可愛いね〜。連絡先交換しない?」

こちらはパッと見整った顔立ちだが僕のクズセンサーが反応しているチャラ男

チャラ男の発言から残りの3人が各々にアピールを始める

学生C「大丈夫ですかマドマーゼル?私は野島 元、貴方の王子様です」

野島という勘違い野郎は痛い発言の最後にウインクをする

こいつ根本くんレベルで気持ち悪い

学生B「俺はふじわ」

学生A「この俺、山本 真一郎に会いに来てくれたんだね天使ちゃん」

モブマッチョに被せるように童貞王の山本が気持ち悪い発言をする

こいつは根本くん以上に気持ち悪い

明久「それはないです。童貞王」

山本「俺童貞なんて一言も言ってねーぞ!?」

僕の言葉を必死に否定する

おっと思ってることが口から出てしまった

学生B「俺はふj」

学生D「俺御手洗優って言うんだけど、君可愛い格好してるけど何処かの売り子さん?」

またもやモブマッチョの自己紹介は遮られる

学生B「俺はf」

明久「私Peek a Booって言うところでお好み焼き売ってるの」

山本「そうなんだ〜。何時頃売り子終わるの?」

学生B「俺h」

野島「売り子終わったら俺と一緒に学園祭回らないか?」

御手洗「暇になったらここに連絡くれない?」

前者2人は女性慣れして無さそうだがチャラ男の御手洗は慣れた手つきでメモ帳に連絡先を書いて渡してくるが、流石に面倒くさくなって来たので少し離れたところで眺めていた雄二にアイコンタクトで助けを求める

明久(そろそろ助けてくれない?)

雄二(こいつらは金を落とす鴨だ。上手いこと店の方に誘導しろ)

どうやら手助けはしてくれないらしい。それならそれで自分で対処するだけ

明久「それなら〜早く仕事終わるために〜いっぱい買って欲しいな〜」

僕は分かりやすいほどの媚びを売りながら童貞王の山本を見つめる

山本「分かった!買ってくるよ!」

野島「おい童貞!」

御手洗「ちょっ!待て!」

学生B「お」

山本は他の3人を連れて屋台の方へ走っていく

結局あのモブマッチョの名前はなんて言うんだろう?

あんまり気にならないし大丈夫か

そして4人の姿が見えなくなるタイミングで雄二が近付いてきた

雄二「流石メイドのアキちゃんだ」

と愉快そうに笑う

明久「いきなり面倒臭いお客さん送っちゃったかな」

雄二「あっちには古手川が居るからな」

明久「戻った方がいいかな?」

雄二「まー伊織と耕平もいるし大丈夫だろ」

明久「それもそうだね」

 

ー伊織サイドー

伊織「なんだったんださっきの奴ら?」

俺はさっき来たおかしな4人組を思い出しながらお好み焼きのタネを作っていると一瞬だけ席を外していた千紗と梓さんが戻ってきた

千紗「凄い量買って行ったね」

梓「まさかあんなに買うとは思わなかったよ」

呆れた表情の千紗と若干引き気味の梓さん

そのおかしな男子4人組とは来店して直ぐにお好み焼きを10枚注文し出来るのを待ってる間に千紗をナンパ。千紗がナンパ避けに「プラスで10枚買ったら考える」と言うとすぐさまプラスで10枚追加、それが出来るのを待ってる間に梓さんがブラジャー姿で登場したのを見ると直ぐに童貞であろう不細工が梓さんにもナンパを仕掛けた。そして梓さんは「今の注文の倍頼めば考える」と言うと直ぐにその量を注文すると言うアホみたいな買い方をしていった。しかも出来上がる前に千紗と梓さんは姿を消していたので4人組の内1人がガチ泣きしながら帰っていった

耕平「それにしてもさっきの奴らのせいか一気に暇になったな」

伊織「まー店前でガチ泣きされたら近寄ろうと思わんしな」

今はお客さんは居るもののそこまで忙しくはない

寿「おつかれさん。調子はどうだ?」

そう言いながら寿先輩はキンキンに冷えたビールを開けて渡してくれる

伊織「あ、どうも」

耕平「すみません」

俺と耕平はビールを貰うと千紗と梓さんに屋台を任せ少しだけ席を外す

伊織「売り上げ的にはさっき40枚売れてそこそこ伸びたんですが全体的にはそこまで売れてないですね」

スタート時は結構お客さんがいたのに段々減ってきて今では店番は2人でも十分なくらいのお客さんしか来ない

寿「40枚?そんなに一気に売れたのに伸びてないのか?」

てっきりクチコミが広がり人気が出たと思っていた寿先輩は驚いた表情になる

耕平「商売敵がいるみたいで」

と耕平は女性が集まっている屋台の方を見つめる

寿「ああ、ティンカーベルか。あそこも毎年お好み焼きだからなぁ」

伊織「ティンカーベルって?」

寿「男が美形揃いで男女比率NO.1のテニサーだ」

伊織「へぇ〜なるほど」

耕平「道理で客に女子が多いわけだ」

俺らはこちらに女性の客が全然来ない事に納得する

寿「しかし、ちょっとまずいな」

伊織「どうしたんですか?」

寿先輩が少し険しい顔をする

寿「いや、さっきティンベルの会長から勝負を持ちかけられたんだが、勝負内容がサークルの売り上げでな」

伊織「それはちょっとキツイですね」

耕平「確かに現状良くないな」

列の出来てない屋台に対して女性客が集まっている屋台。現時点でも結構差が生まれている可能性が高い。この差を埋めるにはインパクトのある事をしないとダメか

隣を見ると真剣な表情をしている耕平の口が動く

耕平「生ゴミがいいか?」

伊織「豚の血だろ」

生ゴミより洗いにくい豚の血の方が効果的だろう

千紗「真顔で何を投げ込むか話し合うのやめて」

千紗の冷静なツッコミと同時に携帯が鳴る。そこには明久の名前が表示されており、特に忙しくないので直ぐに電話に出る

伊織「どうした明久?」

明久「叩き潰したい所があるんだけど協力してくれない?」

明久の口からいきなり出てきた突拍子もない言葉に対し即答する

伊織「いいぜ。あと明久イケメン集団にやるなら何がいい?」

俺の問いに対して明久は電話の向こうで雄二と少し話す声が聞こえる

明久・雄二「「イケメンには死を」」

それでこそあの2人だ

俺は心の中で2人のクズを思い浮かべる

千紗「あんたら最低」

千紗の独り言は誰の耳にも届くことは無かった

 

ー明久サイドー

あの変な4人組と別れてから宣伝を再開してからは人が集まっている所を点々としているとどこからか不愉快な声が聞こえてくる。その声は高校の時、特に2年生の時に嫌という程聞いた声だ。あれ以降、僕たちと3年生の溝は深くなり最後には学年対抗で試召戦争まですることになった。しかし、今回はあの時の様な事にならない為に僕達はその場から離れようとするが

??「ここのお好み焼き不味すぎだろ!」

??「よく祭りでこんなん売れるな!」

??「しかも作ってるやつがバカ丸出しの奴とヲタクだからな!」

聞こえた瞬間足が止まる

お好み焼き?バカ丸出し?ヲタク?

その条件が揃っている屋台が一つだけ思いつく

そして僕と雄二は何も言わずに声のする方へと歩き出した

 

明久・雄二「「おまえらは!!!」」

人垣をかき分けて現れたのは今どき珍しい髪型の3人組だった




野島「それにしてもあの子のサークル女子のレベル高くね?」

御手洗「どの子も捨てがたいな」

山本「てかあの調理してた男の1人って入学早々裸で酒飲みしてたやつじゃないか?」

学生B「お」

野島「美人のサークルに参加してる男に」

野島・御手洗・山本「「「死を」」」

学生B「

本作に出して欲しいキャラ※やってみたかったのでやってみます

  • 久保くん
  • 玉野さん
  • 根本くん
  • 清水さん
  • 鉄人又は高橋先生かババ長
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。