ネタ系Aqours in 2018   作:松浦南北

6 / 9
叱られるシリーズ第二弾です。


チカちゃんに叱られる!2

ある日のこと。また曜ちゃん、ルビィちゃん、果南ちゃんの3人だけが部室にいた。

 

またこの3人…あれをやるか!

 

「ねえねえ曜ちゃん、この中で一番海に親しい素敵な人ってだーれ?」

 

「千歌ちゃんまた!?…まあいいけど。果南ちゃんかな」

 

「いやいや私はそれほどでも…曜の方が海に親しいと思うよ」

 

果南ちゃんがそう言うなら曜ちゃんに聞いてみよう。

 

「じゃあ曜ちゃん!曜ちゃんの決め台詞は何?」

 

「『全速前進ヨーソロー!』だけど」

 

「じゃあヨーソローって何?」

 

「なんだろう…?」

 

ジャーン!

 

私は知っている。読者の皆さんも広辞苑を見ればわかるはず。

 

「えーっと…●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●だったはず」

 

正解言っちゃったね…。●を使って自主規制しました。

 

「…つまんねー奴だなぁ…」

 

「えっ?」

 

「ほんと曜ちゃんつまんないよねー」

 

「えっ?正解?」

 

「じゃあ紙とペンを用意してー!」

 

「了解であります!」

「いいよ」

「がんばルビィ!」

 

この前仲喜さんから貰ってきた紙に書いてあったあの問題を出そう。私は「忖度」と書かれた紙をみんなに見せる。

 

「この漢字の読み方を答えてください!」

 

「えーっと…」

 

みんなが書き終えたところで、

 

「じゃあ曜ちゃん、オープン!」

 

「自信ないけど…」

 

「『すんど』!じゃあルビィちゃん、オープン!」

 

「ルビィも自信ないけど…」

 

「『そんと』!じゃあ果南ちゃん、オープン!」

 

「私も自信はないけど…」

 

「『ずど』!はい、全員!」

 

「「ひっ!?」」

「うゅっ!?」

 

ボーッと生きてんじゃねーよ!!

 

「ピギィーーーーーー!!」

「「ぎゃぁーーーーーー!!」」

 

「正解は『そんたく』です!以前流行語になったから覚えようね!」

 

【VTR 開始】

今こそすべてのラブライバーに問います。ヨーソローって何?

 

またもやアニヲタの集まる愛知県名古屋市大須で聞いてみました。

 

「えーっと…曜ちゃんが勝手に考えた言葉?」

 

「うーん…ようこその間違い?」

 

ヨーソローとは何かも知らずに、やれ「おはヨーソロー!」だの「全速前進ヨーソロー!」だの「ほいっ!美味しいヨキソバ!ヨーソロー!」だの曜ちゃんのモノマネを平気でするラブライバーのなんと多いことか。

 

しかし、チカちゃんは知っています。

 

【VTR 一時停止】

「ヨーソローとは」

 

ドドン!

 

船を扱うときに使う『まっすぐ進め』という意味の言葉〜!

 

「さっすが曜!」

 

果南ちゃんがそう言ったところでVTR再開。

 

【VTR 再開】

船を扱うときに使う『まっすぐ進め』という意味の言葉…。

 

「さすがはチカさん!曜さんの幼馴染ということもあってよく知ってるね!」

 

詳しく教えてくださるのは中部高速鉄道社員の山部仲喜さん。

 

「ヨーソローについてですが、正しい表記は『宜候(ようそろ)』で意味は『操船で、取舵、面舵の必要はなく、真っ直ぐに進めという場合の命令』です。『宜しく候う』が短縮されて『宜候』となったとされています。広辞苑・Wikipediaより抜粋しました」

 

広辞苑やWikipediaがそう言うならそれが結論でしょう。

 

というわけで、ヨーソローとは、

 

船を扱うときに使う『まっすぐ進め』という意味の言葉…でした。

 

仲喜「チカさんの決め台詞は何かな?」

 

【VTR 終了】

「かーんかーん!」

 

「「「「み・か・ん!」」」」

 

「…だよね。ちなみに中部高速鉄道では指差喚呼のときに『ヨーソロー』を使うんだって」

 

「へえー」

 

〜※〜

 

練習後、4人でダイヤさんに呼び出された。まずは仲喜さんにダイヤさんが電話をした。

 

【通話開始】

『もしもし、仲喜ですけど』

 

「チカちゃんに叱られる!の問題提供者はあなたでしたのね!?」

 

『はい』

 

「仲喜さんの問題チョイスは最高でしたわ!また機会があったら問題提供お願いします!」

 

『ありがとうございます!』

 

【通話終了】

 

そして叱られたのはなんと私を含めた、ルビィちゃん以外の全員だった!

 

「千歌さん!何故仲喜さんの問題をそのままパクったんですの!?」

 

「ごめんなさい。本人から許可が出たんでつい…」

 

「本人から許可が出てもこれからは私からの許可を得るように」

 

「はい…すみませんでした。これからはそうします」

 

「曜さん!果南さん!何故あの漢字の問題を答えられないんですの!?」

 

「千歌ちゃんに『ボーッと生きてんじゃねーよ!』って言わせてあげようと思ったんです」

 

「私も千歌に『ボーッと生きてんじゃねーよ!』って言わせたかったんだ」

 

「ルビィは漢字が苦手なのでその必要はありません。これから漢字の問題を出されたときは真面目に答えるように」

 

「「ごめんなさい…」」

 

「さて、千歌さんも一緒にこの問題を解いてもらいます。あっ、ルビィは解かなくていいですわよ」

 

「やった!」

 

「『ふざける』を漢字で書いてください」

 

私は書く。とにかく合ってると信じて。

 

「では千歌さん、オープン!」

 

「自信はないんですけど…」

 

私は『戯ける』と書いた。

 

「はい、わかりました。次は曜さん、オープン!」

 

「私も自信はないんですけど…」

 

曜ちゃんも『戯ける』と書いた。

 

「なるほどなるほど。最後に果南さん、オープン!」

 

果南ちゃんは『巫山戯る』と書いた。

 

「なるほどなるほど。はい、果南さん以外!」

 

「「ひっ!?」」

 

ブッブッブー!!…ですわ!!

 

「「ぎゃぁーーーーーー!!」」

 

「ということで、二度と漢字の問題は使わせません」

 

「わかりました」

 

この日はこれにてお開きとなった。




次回以降の叱られるシリーズでは別のキャラが叱る側を演じます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。